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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「アオハライド」 4→4

 うーん、あんまり受けつけなかった。元々こういうストレートな少女漫画ってのは得手ではないのだが……駄目な部分が際だってしまった感がある。

 受け入れられなかった理由は非常に明確で、メインの2人がまったく魅力的に見えなかったためである。少女漫画でもこれまで見ていて楽しかったアニメってのはたくさんあるが、たとえば最近の「それせか」もそうだし、「花咲ける青少年」「君に届け」「スキップビート」など、どれもこれも「主人公の女の子に誠意があり、何事にも真剣に向き合っている」ことが、とても重要なポイントであった。そりゃ、男にも女にも好かれるメインヒロインなのだから、そういう人間的な魅力がなければ成り立たないだろう。しかし、本作の主人公である双葉には、そうした人間的な魅力があまり感じられなかった。スタート地点からして「友達に嫌われないために変なキャラをつくっておもねっている」ヤツだったのだから好印象にはならないだろうが、そこから彼女がやったことと言うと、ただひたすら相方の洸の回りをあーでもないこーでもないと飛び回っていただけである。もちろん彼に好かれるための努力はするし、回りの人間に対して不誠実だったってこともないのだろうが、特別に彼女独自の魅力を見出せるような精神性は特になく、「なんか好きだから好き」という気持ちのみで突っ走っていた。

 そのことは、相方の洸についても同じである。彼の生い立ちには同情するし、ヒネてしまうことは理解出来るが、だからといって、そこから前向きになることが魅力であるとは言えないだろう。彼がいい顔をするのは決まって双葉の前だけなので、正直、「双葉に構ってもらいたいだけのひねた子供」にしか見えない。おかげで、双葉が何故そんなにも彼にご執心なのかも理解しがたいのである。典型的な「憎いあんちくしょうがちょっといい顔見せたときにドキッとしちゃう」現象の集合体なのではなかろうか。唯一誠実であり続けたのは悠里ちゃんくらいだと思うのだが、結局後半の洸との絡みも含めて、彼女が大きく影響を与えるというシーンもなく、勝手に盛り上がる2人の添え物程度の扱いだったのが勿体ない。いや、添え物っていう点では残りのメンバー2人の方が酷かった気もするけど。結局、「よく分かんないけどついたり離れたりするカップルを遠目から見てる」っていうだけのお話なんだよなぁ。少女漫画ってそういうもんなんだけどね。

 結局、メインシナリオに引かれる部分がなかったために、作品としては今ひとつ、今ふたつ。映像自体は良かったんだけど。あと、これは初めての経験なのだが、今作ヒロインの双葉役を演じた内田真礼はちょっと違うんじゃないか、とも思った。まれいの演技に疑問を感じるのは初めてのことなのだが、多分私自身がキャラの心理を追い切れなかったせいで、「これ、単なる媚び媚び女やんけ」というのが鼻についたんだと思う。流石に、「素の自分の媚び成分」と言い放つだけの役者である。いや、好きなんですけどね。

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