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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 あきらっきーが出てこないと提クレバック劇場がないのな、第5話。コメディリリーフがちよりしかいないのはちょっと力不足か……(晶さんは笑わせる要員ではありません)。

 ふたせ文緒の人生でまるまる1話。まぁ、セレクターバトルに関与しちゃった人の人生模様なんて大体こんなもんよね、っていうお話である。特にこれまで登場したキャラクターと比べても特殊な点は無かったよな。一応確認しておくと、現在の「ふたせ文緒」名義で活動している作家の方は、元々ルリグだった少女、「フタセ」である。彼女がそれ以前にどういう存在だったのかは不明だが、自分の名前を尋ねられても答えられなかったことを考えると、ひょっとしたら「それ以前の人生」は無いのかもしれない。基本的にルリグと夢幻少女、セレクターの関係性は脈々と受け継がれる無限ループであるが、どこかで必ず「始祖」となる存在がいなければならず、その始まりは、遙か昔に遡るというわけでもないだろう。そもそもWIXOSS発売後じゃないといけないわけだからね。いや、この世界のWIXOSSがいつ発売したのかは知らんけども。フタセたちのお話は現在からやや昔のことだと思うが、その時点で既にクラスでブームになっていたのだから、そこそこ息の長いゲームであることは間違いないはず。

 とにかく、フタセのスタート地点はルリグとしての存在から。そして、作家ワナビー少女である「文緒」に取り憑き、例によって二人三脚でのセレクター人生が始まるわけだ。元々「夢は自分で叶えなきゃ意味が無い」というまっとうな理念を持つ文緒はバトルに積極的ではなかったが、出版社に蹴られ、現実に突き放され、だんだん嫌気がさしてドラッグに手を伸ばすようにしてバトルに打ち込み始めてしまう。そしてなお悪いことに、作家としての才能はあまり無かったが、デュエリストとしては優秀だったらしく、常勝無敗のまま闇の儀式へ。そのまま理不尽な宣誓を経て、あとは常のごとく。今も、文緒さんはどこかで誰かのルリグとして恨み節をひねり出しているに違いない。

 そんな文緒を見ていたフタセの心情は微妙なもの。花代さんの時と大体同じだが、少女と友情関係を結んでおきながら、ルリグは現世への帰還を何よりも望んでしまうために、最終的には友人を裏切ることになってしまう。伊緒奈やちおりのような例外もいるが、セレクターシステムが基本的に悲劇しか生み出さないことはご存じの通りである。文緒に憐憫の情を抱いていたであろうフタセだったが、結局ルリグの運命には抗えず現世に帰還。そのまま自分の体験談をネット小説として書き散らし、無事に夢を叶えることが出来たわけだ。

 さぁ、ここでなんだかやるせないのはこの「夢」の質である。一衣の「友達がほしい」や結月の「弟といちゃいちゃしたい」については、ルリグがその気になれば叶えられる願いだったというのは分かる。「ルリグが請け負えると思える願いじゃなければ誓約は成立しない」とのことだったのだから、花代さんも緑子さんも、「私なら出来る」と思ったことなのであり、そもそもセレクターの抱えている願いの質は「やる気になれば何とかなるようなもんだよ」と繭さんも言っていたのである。ただ、今回の文緒さんの「作家になりたいな」は、そこまで簡単なことじゃない。実際文緒さんは何度か新人賞に応募しては失敗していたようだし、頑張ったからって限界もあるはずなのだ。しかし誓約が成立したってことは、フタセさんは「私だったら作家ぐらいなれるわー、俺才能あるわー」って思ってた……ってことなんですかね? でないと宣誓出来ないんだよね? うーむ、なんか切ない。もしくは、「馬鹿正直に新人賞なんかに応募しないで、とりあえずネット小説から始めるっていうアイディアがあるで。それなら部数はどうあれ、なんとか作家っぽいことは出来るんじゃね?」というアイディアをフタセが持っていたのに、文緒には黙っていたとか。なんか、こうして考えるとやっぱりルリグって黒いよな。文緒さんの涙ながらの台詞、「夢の1つくらい叶わないと、私の人生は割に合わない」ってのはなんだかとっても残念な考え方である。夢ってそういうもんなのかねぇ。

 こうして生まれた謎の新人作家、ふたせ文緒。彼女はひとまず「文緒」の願いを叶えているのだから、あとはWIXOSSから離れて静かな余生を過ごせば良かったものを、何故か再びセレクターバトルの渦中に飛び込んでいる。そして、今回大事な設定として「本当の意味での願いを持つ少女のところにしか、ルリグは現れない」という話が出てきた。つまり、改めて「ふたせ文緒」となったフタセさんは、叶えたい願いが出てきたと言うことだ。そして、ルリグシステムが理不尽の固まりであることを理解しながらも、小説に釣られてホイホイやってきたセレクターを返り討ちにしているという。文緒じゃなくなったのに相変わらず強いのはずるいよな。出戻り組のセレクターというと他にもウリスさんなんかもいるわけだが、こんなシステムのくせしてリピーターを容認しているせいで、だんだん消費する人間が限定的になってきているのである。彼女はこんな閉塞的な世界で、一体何を望んでいるんだろう。……ありそうな線は「文緒との再会、謝罪」とかかなぁ。

 そんな「経験者」だった文緒は、当然リピーターの強みを活かして()るう子をボコボコにするのだが、珍しく語気を荒げて説教する伊緒奈さんに渇を入れられ、るう子が久しぶりに覚醒して覇王モードに突入。理不尽極まりないチートを披露して文緒たちを瞬殺する。どゆことやねん、レベル5て。ルリグカードのレベルって4が限界ってことは、単にレベル5なんてカードは印刷されてないってことやろ。「初めて見た」って、そりゃリーガルフォーマットに登録されてないカードを使ったらそらアカンやろ。単なる反則やんけ。まぁ、この世界でゲームのルールに突っ込んでもしょうがないけども。このチート発動は相変わらず無敵のるう子さんの力なのかと思いきや、なんと、ふたせ文緒からは「伊緒奈が黒い少女なんじゃないか」というよく分からない疑問が投げかけられた。また知らない言葉が出てきたぞ。「白い少女」はタマのことだよねぇ。そしてタマは「ルリグ解放というるう子の願いを叶えられるかもしれない」ポテンシャルを持ち、繭が執着を続ける特殊存在である。他方、伊緒奈さんはつい最近まで読者モデルをやっていた普通の女子中学生である(ちょっと老けてるけど気にするな)。そんなところにぽっと出の「黒の少女」なんて名前をつけられても困ってしまうだけだ。しかも、繭さんの独白を聞いている限りその適当な設定も割と的を射てるっぽいし。もう、放っておいてもるう子の回りにはキーパーソンしか集まってこないんだな。タマが「白い少女」、伊緒奈が「黒い少女」。……じゃぁるう子は何者? 結局、るう子自身がイレギュラーでないことにはこの事態に説明がつかないぞ。そもそも「願いを持つ少女のところにしかルリグは訪れない」っていう設定についても、るう子はイレギュラーだしなぁ。どう落とし前つけてくれるんでしょうかね。

 よし、我々も統率者なんて厳つい名前をやめて、そろそろMagicでもルリグシステムを採用しよう。ボクのルリグ、「スラクジムンダール」は、統率者戦で勝ち続けると僕の代わりに現世で願いを叶えてくれるよ。……地を赤く染めるだけやんけ……。

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