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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 今年一発目の学園祭イベントは、毎度お馴染み京都産業大学神山祭。こちらの放送局が主催する声優イベントは、去年もそうだったし3年前もそうだったけど、何故かチケットの事前販売を行わず、当日開場30分前から列形成を開始して先着順で入場出来るという、かなりカオスな方法で閲覧システム。去年のかな恵ちゃんのイベントでは「会場30前までは列形成禁止」の告知に反して50分前には自然に列が出来はじめ、まともに信じて来場した人からの非難囂々だったり、まとめきれないスタッフの困惑と怒号に「無理に決まってるやんけ」とため息が出たり。振り返ってみると3年前も1時間前には既に自然発生的に列が出来てるんやな。なんで毎年このシステムなんだろう。

 さて、去年は伊藤かな恵、3年前は佐藤聡美と、アイドル路線をしっかり押さえてきた本イベントであるが、今年はなんと、あの津田健次郎御大である。さぁ、一体どのような状態になるのか、まったく予想がつかなかった。客層は明らかに変わるだろうが、人数が増えるのか減るのか、男女比はどれほどなのか。しかも当日はあいにくの雨、いつものようにカオスな列形成を屋外で始めるには不向きな状態。不安だった私は、前日のドラフトから結局ほとんど睡眠を取らず、例年通りに列形成可能な10時の1時間前に会場入り。雨が少しずつ強くなる中、流石にまだそれらしき空気もなく、毎年控えていた会場入り口の見えるロビーフロアで様子を見る。悪天候が功を奏したのか、そこまで渾沌とした空気にはならずに15分前までが経過し、雨宿り出来る会場入り口最寄りの屋根の下に、明らかにそれと分かる集団が集まり始めたあたりで私も合流した。そして大体10分前にスタッフ登場。まだ時間ではないが、増え続ける人だかりに限界を感じたのか、やはり時間前に列形成開始である。団子状の人混みに「前から4列になって下さい」とアピールするが、無理に決まっているのは例年通り。女性客メインの人混みの中からは「行っとけ! 今なら突っ込める!」なんて物騒な声も聞こえてきていたレベル。みんな前列で観たいのは同じだ。自重しろ。ただ、カオスだったのはそのあたりまでで、正直、去年あたりよりはまだ現実的な整列になっていた気もする。今回は私がほぼ最前列のグループにいたせいで後続の様子が分からなかっただけかもしれないけども。固まった人だかりを少しずつ列に並べていき、雨の中ではるか後方へと伸ばしていく。まぁ、普通に考えたら例年通りの人数になっているだろうし、後ろの方はどうなっていたんでしょうね……私は、大体前列から100120人目くらいでした。ヒョー! いつになく良いポジションやで!

 というわけで、勢い込んで入場したイベントですが、実は私、「男性声優単独イベント」参加って初なんですよね。過去に地元アニメイトに星野貴記が来てた時(確か「ガン×ソード」の時期)にたまたま観たことはあるけど、自分の意志で野郎を見に行こうと思ったのは今回が初。でも仕方ないよね、ツダケンだもんね。見に行かないとね。ちなみにツダケン自身も「学園祭に呼ばれるのはこれが初めて」とのことで、お互い……初めてどうしだったんだね……!! などとキモいことを思わなかったり、思わなかったり。予想通りに客層は女性だらけではあるが、思っていたよりは男性客も多く、比率にしたら2:8くらい。普段女性声優イベントではよくても9:1くらいなことを考えれば、ツダケンのボーダレスなカリスマ性が確認できる。まぁ、単に面白いおっさんやからな。別に私が特殊性癖ってわけじゃないよ。

 自分語りでツダケンとの出会いを確認しておくと、確か初めて名前を認識したのは、今から8年前(!)の(ある意味で)伝説となったアニメ「ガラスの艦隊」である。ガラ艦の中身自体はそっと置いとくとして、大事なのはそのアニメラジオ、いわゆる「ガラ艦ラジオ」だ。あの植田佳奈が麻雀と初めて接触し、雀荘植田を開業するに至ったきっかけとしても有名なラジオ番組であるが、個人的には「なんか適当でいい声のおっさん」津田健次郎との出会いとしての印象が強い。ご存じの通りの低音イケメンボイス、あの声質でアニメ作中では「疾風のクレオ」というクールでハードボイルドな役を演じていたこともあり、事前知識の全くない人間が津田健次郎という人物がどんなヤツなのかと思って聞き始めたのに、口を開けばあの通りの行き当たりばったりの適当テンションである。そりゃもう、一気に好きになった。更に決定打となるのは、そこから5年後、ラジオ「K」の開始。歳を重ねたツダケンはその適当トークに勢いを増し、みかこし等の共演者の力もあり、新たな伝説をたたき売りするように量産していく。そりゃもう、惚れるしかない。このおっさん、おもろいくせにえぇ声で、しかもイケメンなのである。個人でエロ本が出せるくらいにイケメンなのである。ずるい。

 というわけで、節操の無い私は数多のおねーさま方に混じってのイベント閲覧。流石に私の知っている声優イベントとは空気が違っており、ことあるゴトに黄色い声が咲き乱れる展開となる。まぁ、神山祭の放送局イベントは毎年きっちりまとまっている上にパッケージとしての完成度は高く、非常にオーソドックスな仕上がりなので取り立てて語ることもないんだけどね。前説の流暢さ、司会の男の子のそつのなさ、イベント後に何故かスタッフロールが流れるところまで、この学校の放送局、なんか無駄にクオリティたけぇんだよ。これ、素直に金取ってチケット制にすれば、入場時の余計な不満もなくなって最高だと思うんだけどねぇ。なんでそこだけ直さないんだろうね。

 ツダケンの入場時にもスクリーンにはオリジナルのムービー(スライド?)が流れる。ナレーションは本人、「1971611日、大阪府にとある男の子が生まれた」から始まる、やっぱり適当な内容である。ツダケンの代表役として冒頭で紹介されたのは「テニプリ」乾、「K」尊、「タイバニ」ネイサン、そして「薄桜鬼」風間。なるほど最後は京都つながりである。そしてツダケンがステージ上に登場。いつも通りのレザールックだが、間近で観るツダケンの細マッチョぶりはあまりに性的である。あれだけの密度なのにシュッとまとまったボディ、そして小顔。そりゃ客席から悲鳴もあがろうってもんである。何故かステージ上に立つときは常時仁王立ちのツダケン。姿勢が良いのはやはり舞台をメインに活動する役者だからか。冒頭からいつも通りのトークは冴え渡り、地元関西ということもあり、いつも以上に関西弁が捗る。もう、キャラを守ることは特になく、ほぼ「その辺にいる大阪のおっさん」風である。いや、途中から「大阪の世話焼きおばちゃん」レベルかもしれん。司会の男の子(彼もイケメンである)とのコンビネーションもテンポ良く、時間が押していることをアピールしながらも、適当な司会いじり、客いじりが止まらない。色んなお客と直接会話を始める謎の距離感。話しかけられた女性客はその場で絶頂していたに違いない。

 コーナー別にサラッと確認しておくと、まずは「つだよみ」。何故か絵本の朗読コーナーである。選ばれたタイトルは「あらしのよるに」。狼役の声はいつも通りのツダケンながら、ひつじ役の方は「まったくやらないですね」というちょっと優男風のボイス。「普段は殆ど地声でしか演技しないけど、せっかくだからちょっとだけ声を変えてやってみた」とのことだが、そりゃもう流石の声優さんである。ちなみに「数少ない弱そうな声の役」ということで本人があげていたのは「宇宙兄弟」のビンス(の高校時代)。あれでもまだ優男風か。

 コーナー間にちょいちょい挟まるのは「教えて! ツダケン先生!」というお悩み解決コーナー。定番といえばド定番だが、客席からのお悩みに、ツダケンが客とマンツーマンで会話を始めるという大サービス展開に。「飽き性でやる気が持続しません」みたいな相談に対しての解答は、「大丈夫なんちゃうん? 好きにしたらええがな」という身も蓋もないものだったのもいつも通りである。

 3つ目のコーナーは「ツダケンのそれってホント?」。3つあるエピソードの中から、1つだけ本当の話を当てるというコーナー。エピソード1「タイバニの話」は「ネイサンの『ファーーーいやぁん』は台本通りだったよ」というお話。これは前にアドリブだったって聞いたことがあったのですぐに嘘だと分かる。2つ目は意外にも「おじゃる丸の話」。「おばけ屋敷艦長の声は、最初絵を知らなかったのでいかつい演技を持ち込んだら、『どう考えてもおかしいよね』と監督に怒られた」というお話。3つ目は「遊戯王の話」。「しょっちゅうラスベガスに遊びに行くという原作者高橋和希にうらやましいうらやましいと言っていたら、打ち上げ旅行でベガスに連れて行ってもらい、向こうで一週間豪遊できた!」という話。2番と3番で悩むが、正解は2番とのこと。3番のエピソードは「一週間豪遊した」が嘘で、実際は日程が合わずにわずか一泊の強行日程だったとのこと。当然、カジノでは大負けしてきたらしいよ。

 そして最後のコーナーは、観客の希望のシチュエーションに合わせてアドリブで演技をしてくれるという、「ツダプラス」のコーナー。これまたド定番であるが、1つ目のお題「疲労さえも心地よい1日の終わり、iPhone6を水没させてしまった時のシチュエーション」でいきなり会場はヒートアップ。この観客との一体感、流石の社長、流石の津田健次郎である。でも、#iPhone6って防水じゃないよね。腹痛いわ。ちなみに、乾かしたらちゃんと動いたそうなので、新しいハッシュタグ「iPhone6って少し防水だよね」を登録するとかなんとか(まだしてない)。

 もう、1発目でこれやったら次のお題とかないやん、とか思ったら2つ目のお題は「壁ドン」である。司会の男の子が「津田さんも得意ですよね」と盛り上げると、当然のように彼は壁際に連れて行かれ、イケメン×イケメンの禁断の壁ドンである(社長の台詞は単に「壁、ドーーーーン!」だったけども)。この日最高の悲鳴アワー頂きました。司会の子、マジでドキドキしてんじゃねぇよ。今後、ツダケンのプロフィールの特技の欄に「壁ドン」と書かれることはあるんでしょうか。

 3つ目のお題はオネェキャラで綺麗に締めて全日程が終了。最後のサイン色紙プレゼント抽選では、数百人規模の会場にも関わらず当選者が連番になってしまうという奇跡もあり(目の前の子らだったのだが、知り合いどうしのグループに2枚当たってしまった模様)、サプライズづくしのイベントは無事に幕を閉じたのでした。終始フリーダムで楽しげなツダケン、サービス精神旺盛な社長の雄姿を、ボクは決して忘れません。相変わらず良いイベントだったよ。

 

今日の名言 「俺はノートの罫線になど囚われない!」

罫線をはみ出して自由に生きた結果、イベントの尺を気にせずに主催者を困らせる立派な大人になれたよ。司会の子がマジテンションで「すみません! 進行させて下さい!」って頼み始めたのはワロタ。それでも邪魔し続けるツダケンらぶりー。

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