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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 宜野座ナックル>ドミネーター、第6話。こないだやってたニコ生特番見てからというもの、もうギノさんが気になってしょうがないです。タンクトップ万歳。

 相変わらずのスピード展開で一切退屈させない。今回も見どころは山盛りで、考えなきゃいけないことも山盛りである。個人的ナンバーワントピックは、何と言っても完全に宗旨替えを完了した酒々井さんの勇姿だろう。黒一色の公安のスーツを脱ぎ捨て、扇情的なワインレッドのボディスーツに着替えた酒々井さん。彼女の色はすっかり「鹿矛囲教」に染まっており、かつての同僚を撃ち殺すのにもなんら躊躇いは無い。陶酔しきって悪堕ちしちゃった女性を見るのは本当にゾクゾクするのです。「役に立つなら私の身体をいくらでも使って」である。さぁ、どんどん薄い本を厚くしようじゃないか。これで上司が槙島さんだと、ある程度楽しんだ後は放置プレイになるのだが、現時点では鹿矛囲は「信者」を無下にうち捨てるということはしていないので、酒々井さんはメンタルケア施設の時のおっさんのように幸せなままでユダとしての一生を終えられそうなのがまた楽しみである。青柳さんとの差を考えると、マジで彼女は浮かばれないよなぁ……。

 鹿矛囲の目的は1つ1つ浮き彫りになっていく。今回の事件の目的は「ドミネーターの回収」だと朱ちゃんは分析していた(そして彼女の分析なので多分正解である)。倉庫番FPSゲームに公安の連中を一気に引き込み、そこで酒々井さんのドミネーターを基点として一網打尽。まさにドミネーターの倍々ゲーム。これによって、シビュラ世界の根幹の1つであるドミネーターが多数鹿矛囲の手に渡ることになった。彼が何故ドミネーターに固執するのかを考えてみると、大きく分けて2つの意味があるだろう。1つは、今回の戦闘でも明らかだったことであるが、ドミネーターはこと執行官との対戦では充分な武器になるため。相手が自分(や酒々井さん)にドミネーターをふるえず、一方的に虐殺出来る武器であるというのはこれ以上無い皮肉である。もちろん、普通の実弾武器でも同じことが可能なのだからこうした理由は副次的なものであり、最大の理由は「シビュラへの反抗の象徴」としての機能があげられるだろう。本来裁かれるはずの反逆者はシビュラが裁けず、法の番人がことごとく法治システムによって虐殺されていくという現実。更に、ドミネーターはそうした現場での情報を逐一シビュラへ送信しているため、シビュラ本体へのこれ以上無いメッセージを伝えることが可能である。まぁ、あとは単純にテレビ的に「ドミネーター対ドミネーター」っていう構図がやりたかった、ってのもあるかもしれないけど。この作品の象徴は間違いなくあの異形の銃だからね。

 今回ドミネーター(とドローン)によって三係の連中が虐殺されていく様を見て、「明らかに酒々井さんは反逆者側になったって分かるんだから、シビュラは彼女のドミネーターだけでも機能を停止させろよ」と思ったものだが、考えてみれば、法の番人たるドミネーターをそうした現場判断で1丁ずつ動かしたり止めたりすることは、シビュラという大きすぎる体制には無理なのかもしれない。1丁の例外を認め始めたら、すべての執行官は犯罪係数が余裕でアウトなわけで、「シビュラがシビュラ以外の基準を採用している」という自己矛盾を起こしてしまう。そうしたシステムとしての頑なさこそが、鹿矛囲につけいられる隙として現れているのだろう。そう考えると、1期のラストでシビュラに例外を認めさせてドミネーターのモードを固定させた朱ちゃんてやっぱりすげぇんだな。

 さて、その他の面々。まずは今回現場ではなく本部で活動を続けていた一係の待機組。ニコ生特番でも明らかになった「嫌われてひかれたら大勝利」の霜月。今週も相変わらずのひどさで我々を苛立たせてくれる。ただ、東金の私室に侵入しての調査活動は彼女独自の手柄であり、最終的に常守VS東金の対決になった際には、彼女の存在がキーになってくる可能性はある。また、「ホロを解除したら色相がヤバいことになるやんけ!」っていう彼女の懸念は、珍しく(一面的には)正論である。まぁ、「このままドローンを放っておいてもあかんで」っていう雑賀さんの意見ももっともなので、今回の件は仕方なかっただろうけど。唐之杜さんに文句を言うわけではないが、乗っ取られたドローンシステムの中から、よりによってホロ加工のシステムを真っ先に解除せんでも、外部からのシステム接続を遮断する方向に動けば良かったのではないかね。まぁ、そうできないように鹿矛囲が仕込んでいたってことなんだろうけども。ホロの専門家である雛河をもってしてもギリギリで解除出来たホロ装置の方だって、そう簡単には解除出来ないようには作られてたはずだしなぁ。今回の件は、「ホロだけ解除させる」ところまでが鹿矛囲の想定内だったんだろうか。だとしたら、「民衆の色相を維持する」っていうのは鹿矛囲の目的意識の中には無いんだな。あと、雑賀さんや唐之杜さんにも当然無い。雑賀さんがどんどん調子に乗って好き勝手始めてるのがなんか笑える。「だって山路さんだからしょうがない」(byキャスト一同)。

 そして、同様に「悪いおっさん」枠で赤マル急上昇中なのが、何と言っても東金さんである。新たな常守ファンクラブ会員の急先鋒であり、執拗なまでの彼女の色相へのこだわりと、「だからこそ黒く染めたい」という一言に表れる彼の目的意識。やっぱり、彼の興味は「人の心理」そのものであるようだ。現在は大人しくしているが、シビュラとの折り合いがついた後の彼のトチ狂いっぷりは期待して待ちたいところ。前門の鹿矛囲、後門の東金(あと上空のシビュラ、中央通用門あたりに雛河が混じっている可能性も)。朱ちゃんも変な連中にばっかり好かれて大変やな。そりゃあんな霜月でも可愛く思えるはずやで。ちなみに、ラストシーンで東金に鹿矛囲を撃たせなかった彼女の判断については非難の声もあるかもしれないが(実際明らかなミスなのだが)、キーとなるのはその直前の「汚れ仕事は俺たちの仕事だ」という東金の一言である。かつて、同じ台詞を言ってそのまま闇に消えた同僚の影を、彼女が無視出来るはずがない。これ以上他人の手を汚して、自分の無力感を助長させるわけにはいかないという彼女なりの精一杯の抵抗だろう。はやく帰って来て下さい、狡噛さん。あと槙島さん。

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