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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「デュラララ!!×2 承」 6→6

 こんな気になるトコで終わられたらどうしたらええねん。まー、もとから三部構成だってことは聞かされてたんだから、我慢するしかないんだけどさ……やっぱり視聴者心理として、1クールずつの1年半計画ってのはキツいよなぁ。せめて「転・結」は放送まで多少間が空いてもいいから一気に2クールで放送してくれればよかったのだが……。

 久しぶりの「デュラ」の世界、あの頃の盛り上がりに立ち戻れるかどうかは不安だったが、時代は変わっても池袋の空気はさほど変わらず、「池袋版バッカーノ(バカ騒ぎ)」のテンションは健在。把握しきれないほどに大量のキャラクターが俺も俺もと前に出て、とにかく滅茶苦茶にかき回してくれる。1期はカラーギャングが根底にいるとはいえ、メインシナリオが学生連中を中心に回っていたのでまだかわいげがあったものの(そうか?)、今期は更に上位組織としてヤクザ連中がハードに絡み、冷徹で容赦無いロシア人も元気いっぱい。おかげでよりお手軽に人が殺せるようになってしまった渾沌の街、池袋である。このまま膨らんでいったら、最終的にはどんな規模の抗争になってしまうんでしょうね。まー、元々妖怪変化の類がこれでもかと絡んできてたんだから、人智の範囲に収まるはずはないんだけどさ。

 1期との差が有るとすれば、やっぱり作画面での不満であろう。序盤はそこまで差が無いかな、と思って見ていたが、中盤以降のスタミナ切れはどうしても気になってしまう部分。元々「群像」を描く必要があるこの作品は作画リソースがかなり重たく、本気で描こうと思えばいくら筆を割いても足りないくらいのもので、ブレインズベース制作の1期ですら終盤やや辛くなっていたというのに、今回はそのブレインズベースが基盤とはいえ、より小規模なスタジオ編成になってしまったことで負担は更に大きくなってしまった。7話目だっけ、明らかに作画がアウトだったせいでまさかの紙芝居演出が乱発されたのって。大森さんは基本となる構築センスが良いので作画が間に合わなくても形にしてしまえるのはすごいと思うのだが、なまじそうして「軽傷で」済んでしまうのが、今後のネックにならないことを祈るばかりだ。

 まぁ、そうした難に目をつぶれば、やっぱりこの作品は上手いのよね。こんだけ無茶な設定、アニメにしたら確実にごちゃごちゃになって崩壊するであろうシナリオを、1期から踏襲した「群像語り」の技法でもって強引に丸め込んでしまう。ただ情報を垂れ流すだけでは面白さも何もなくなってしまうが、ギチギチに詰め込んだ中にもちゃんと作品を味わうだけの隙間が残されており、視聴者側にはその「キツさ」を感じさせず、たっぷりと世界観に浸れるようにまとめられている。頭のおかしな物語だというのに、下世話なチンピラからぶっ壊れた怪物まで、全員が「この街」という同じ目線で繋がっているという統一感は本当に大したものだと思う。更にその上で、気になりすぎる幕引きで興味を引っ張り続けているあたりは生粋のエンターテイメント作品よね。今期ラストは何と言っても帝人の壊れ方が気になるファクター。完全にあっちの世界に行っちゃった帝人君が3期目以降でどうやって中心軸になっていくのかねぇ。最終回、半分が光、半分が闇でくっきり分かれた帝人の表情が印象的で、ラストシーンは月明かりに照らされながらも、その月は固くて無機質なフェンスの向こう側。直接月を見上げていた正臣とは全くの対照になっているという構図が面白い。

 早く来い来い7月期。

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