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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 30分大体福圓先生のターン、第38話。何が笑えるって、今回よりによって承太郎に台詞ねぇんだよな。小野Dクレジットされてない。毎週キープされてるはずだが、この回のアフレコには顔出してたんでしょうかね。

 さぁ、貴重な貴重なイギーのお話がようやくやってきた。これまで随分待たされたねイギー。その分、アニメ視聴者に忘れられないよう、さりげなくアニメオリジナルで書き足されてたねイギー。そうして引っ張ってきたことの結果が、今回ようやく半分くらいは満たされたわけだ。ここまでちゃらんぽらんな生き方で何となく旅行についてきただけだってのに、随分と波乱の人生だよなぁ。それでも流石に突然エジプトの砂漠に放り出されちゃ生きていけないってんで、仕方なくジョースター御一行についてくるしかないっていう。考えてみると、これって立派な動物虐待なような気がする。まぁ、しょうがない。基本的に荒木先生って動物には優しくないからなぁ……(今回の犬で最後だと思うなよ。このあとしばらくしたら猫がもう1匹何の脈絡もなく殺されるからな)。

 さて、今回のアニメでも割と上手いこと処理されていたが、原作漫画でも感心したこのあたりで一番テクニカルな部分は、「イギーがしゃべり出すまでの推移」である。流石にアニメの場合、これまでひたすらうめき声ばかりを上げていた福圓先生が突然のイケボでしゃべり出すのでちょっと目立ってしまうが、原作漫画の方では、この「犬の発話」についてはものすごく自然に漫画的表現として推移している。例によって手元に原作が無いのでうろ覚えの記憶で書くが、イギーはこれまで一度たりとも自分の内面をモノローグでしゃべっていなかったはず。唯一活躍の機会があったンドゥール戦は承太郎目線だったし、アヌビス神とのくだりとか、ボインゴ撃退時とかも、あくまで外面上は「単なる犬」だった。それが、今回は流石にお話の展開上、彼にもしゃべってもらわなければいけない。そこでまず、彼の「心の中の声」から話し始める。具体的には確かアニメと同じタイミング。ペットショップに見つかったあたりで、ふきだしではなく、モノローグ風の描写でイギーの内面が描かれる。全て心の中の声なので、実際には音声に出していないのである。

 しかし、犬好きの少年を救出して「見捨てるわけにはいかねーぜっ」のあたりから少しずつ変化し、その後、ペットショップとの対決時には、いつの間にか「ふきだし上の台詞」に置き換わるのである。この3段階の変化がものすごく自然で、読者は漫画を読んでいても、「あれ? そういえばいつの間にかイギーが普通にしゃべってる!」と驚くことになるわけである。実はこのサプライズはアニメでも多少活かされており、最初に声を出し始めるところは大川さんのナレーションによる「イギーは考える!」がきっかけなので割とはっきりしているが、そこからいつの間にか、イギーの台詞がモノローグ扱いではなくて、きっちりした台詞に入れ替わるタイミングで、なんと犬の口とのリップシンクが取られているのである。おそらくこれは、「原作でもイギーがふきだしでしゃべりはじめた」タイミングに合わせてあるんじゃないかな。すげぇ細かいところだけど、僅かに2週間だけの貴重な体験なので、じっくりと噛みしめて台詞の1つ1つを味わいましょう(ペットショップ戦が終わると、イギーは(吠えたりはするけど)もう二度としゃべりません。イギーが作った何かはしゃべります)。

 さて、そんなイギーと対峙するのは、多分「イギーと戦うなら、どうせだったらわくわく動物対決にしましょう」というアイディアで生まれたと思われる意外なキャラクター、ペットショップ。こいつの凄いところは、イギーと違って結局最後まで一言たりとも人語は話さないところ。こんなでたらめな作品なのに、荒木先生はそこだけは頑なに守り抜いており、「ストレングス」の猿だって言葉は発しなかったし、将来的に登場するネズミのスタンド使いも一度だってしゃべったりはせずに、あくまで「野生の能力の延長線」でギリギリ処理出来るレベルに落とし込んである(ペットショップは明らかに逸脱してるだろ、という突っ込みは抜きにして)。「しゃべって人と意志を通わせ合う動物」なんてファンタジーは許してくれないのがジョジョの世界なのである。あ、動物と植物の複合体とかも出てくるけども……まぁ、そこはそれだ。カーズだって生物学的位相なんてわからんのだから似たようなものよ。

 そんなペットショップさんも、歴代スタンド使いの中では謎多き人物(鳥物)。どこで生まれてどこで育ったのか、いつスタンドが発現したのか、どこでDIOに出会ったのか、何故DIOに忠誠を誓うことになるのか、何一つ分かっていない。しょうがないじゃない、鳥だもの。多分誰かに餌をもらう必要なんかは無いだろうし、ずっとエジプトで生活してるんだとしたら寒さに困ることもなさそう(そもそもアイツ寒さに強そう)なので、別に飼い主などいなくても独立独歩で生きていけると思うのだが……やっぱりエンヤ婆が矢を使ったのか? いや、いくらあのババアでもハヤブサを矢で射抜けるとは思えないな。多分生得的なヤツだろう。だとするとDIO様が直接どっかで捕まえてきたのかしら。100年前には犬っころ蹴飛ばして友達と喧嘩してたDIO様も、今では鳥を飼えるくらいに精神的に成長したのね……。

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