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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 アバンの入り方なんやねん、第4話。「何ですかこれは?」「しらんわ」。

 順調すぎで拍子抜けしてしまうくらいの第一ステップクリア。本気出した滝センのパフォーマンスの高さが尋常ではなく、ある意味でこれ以上無いくらいの「俺ツエー」作品になってしまっているわけだが、それでも学生たちとの関係性を見ているととてもじゃないけど「こんなんチートやんけー」とかいう感想は湧いてこないという。すごくギリギリのラインを突いてるんだよな。滝センのチート感と、それに反発する部員たちの関係性が、本当ならあっという間に瓦解してしまってもおかしくない状態にあるのに、絶妙に不穏分子を散らしながら描写しているおかげで、何とか「まだ大人しく従ってやる」という状態に見えないこともないという。どこかで一回爆発するポイントは間違いなくあるのだろうが、現時点においてはまだ「教師と生徒」の関係では教師の方が強いようである。そして、一応そうした生徒側の心理をフォローするために、滝センが絶妙な配分でアメとムチを使い分けているのも興味深いところ。多分、ヤツは純粋に自分が正義だと信じた指導法で突っ走っているだけでなので、「どこかで反感を覚えてリタイアする部員が出てくること」については、ほとんど問題視していないのだと思う。今回サンフェス出場を許可したことについても、生徒の気持ちを慮ったとか、元から出場させるつもりだったとかいうことは一切無く、純粋に「まぁ、ギリギリ出場を許せるラインに到達したかな」と思ったからこそ許可を出したのだろう。あれだけボコボコに叩かれた状態ならば、ちょいと緩めて認めるだけでも生徒側は大きな恩恵を感じることが出来るので、指導法としては本当に効果的なタイミングだ。うーむ、そこまで全部引っくるめてのチートクラスや。

 もちろん、滝センが単にスペックに物を言わせて突っ走っているだけの薄っぺらいキャラだというつもりはない。本当かどうか定かじゃないが、塚本の話では滝センは吹奏楽部の顧問をやるのは初めてであるという。もちろんそれ以前に何らかの形で音楽や吹部に関わっていたことはあるのだろうが、「百戦錬磨でいくつもの高校を全国に導いた実績がある」とか、そういう人物ではないだろう。その上で、きちんと「全国を目指すためのメニュー」を自分から考え、組み込み、実行する。60人以上もの部員で溢れかえり、各々のパートで抱える問題が異なっている吹奏楽部において、行き届いた指導を隅から隅まで徹底するのは並大抵の労力ではなし得ないことである。更に個々人のレベルでの問題まで認識し、それをリアルタイムで指導に反映させ、最適化させたプログラムを提供するとなると、教職の片手間で出来るレベルではないんじゃなかろうか。スポ根もの特有の「何してるかよく分からない特訓」も含めて、彼の指導はちゃんと部活全体のレベルを底上げすることに貢献していたようであるし、何から何まで的を射た結果となっているのは末恐ろしい才能である。うん、やっぱり「俺ツエー」だな。ステータス極振りしたせいで「思いやり」とか「オブラートに包む才能」とかは欠如してしまったようだが、思い切り叩きつけることで反骨精神を養うところまでがプログラムの一環……なのかもね。

 そんな恐ろしい指導者の下、着実に連帯感を強めて伸びていく高校生たち。今回はついに久美子と高坂さんの間に大きな動きがあった。相変わらず何を考えているかよく分からない高坂であるが、滝センの陰口を聞いて思わず激昂。多分見る人が見れば「理にかなっているし、なんて冷静で的確な判断力なんだー!」ってなるのかもしれないけど、まぁ、あそこで突然塚本との会話に乱入して怒鳴りつけるのは確かにやり過ぎではあるわな。滝センが人間的にOKかどうかってのはまだ別問題なのだし、現時点で妄信的に彼を慕ってしまうのはちょいとリスキーである。それでも、高坂さんとしては念願だった「ガチ部活」の夢が叶い、その立役者となった滝センには完全に心酔しきっているのだろう。このあたりが高坂さんのこわいところだ。もちろん、彼女は単なる盲信者ではなく、ただ「勝つための部活がやりたいマン」なだけなので、一晩寝ちゃえば「ちょっとマジになりすぎたかな」ってんで久美子に謝るくらいのセンスは持ち合わせている。そして、そんな校舎裏呼び出し劇をこの上ないチャンスだと捉えた久美子さん、ようやく高坂さんと意味のある対話をすることが出来ました。その結果、高坂さんデレました。友達少なそうだし……ここから友情タッグを繋ぐ展開まで持っていけるかな?

 その他、滝センの指導でフラストレーションの溜まる部員も多いものの、少なくとも久美子の回りではプラス方向の変化が多いようで、それを最も端的に体現していたのは同じパートの中川先輩。結局彼女、ほとんど真面目に練習してる姿が目撃されていないのだが、滝センに怒られていないということはそこそこの実力はあるのだろう。そして、合奏成功後には久美子と目配せしてようやくの笑顔。うーむ、彼女が怠けている状態だったのは変わらないので、ここで勝ち誇った顔をされても困るのだが……あくまで「久美子が部員間のつながりに貢献出来た」事例としての存在意義があるのかな? 彼女が後藤(ツダケン)ときちんと手をむすんで、2年生の横のつながりも完成できれば、少なくとも低音パートは出来上がると思うのだが。そして、低音パートが完成したら、あとはそれが少しずつ他のパートに波及していくだけよね。フルート勢とか、なかなかハードル高そう。

 あれ? そういえば今回葵ちゃんっていたっけ? 同じ声のパートリーダーはいたけども、葵ちゃんがどういう状態だったか確認出来なかった気が……。どうなるのでしょうね。

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