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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 秋と言えば学園祭シーズン。学園祭シーズンといえば声優イベントなわけですよ。と言っても、私は基本的に出不精なのでなかなかイベント巡りとかは出来ないんですが、ちょっと前までは近隣だけでも京都産業大、立命館草津キャンパス、同志社、京大と4つくらいは視野に入れて回っていた。ただ、最近はなかなかそれも叶わず、去年は1つも行ってない。今年は何とか、この京大のイベントだけはチケットを取ることが出来まして、何とか行ってまいりました。

 




 簡単にまとめると、きれーなおねーさんが可愛い声で可愛いことをする様子をただただ見守る会です。正直言うと、私はラジオなどの番組を追いかけるほどの熱心なはらみーファンではないのだが、声のトーンはドがつくストライクだし、何よりも御本人が美人(重要)。もう、観てるだけでも癒されるしゴートゥーヘヴンなのに、しゃべったらそこに愛嬌まで加わるという完全生命体ですからね。そりゃ生で観に行きたくなりますよ。無事に今年も声優さんを拝むことが出来ましたので、来年以降への活力に繋がりそうです。いつも通り、イベントレポというほどに詳細は書けないのだが(イベント見てたらメモとか取る余裕ないしな)、素敵ポイントを独断と偏見でまとめて記録を残しておきたいと思います。

 京大の同好会主催の声優イベントというと一筋縄ではいかないものが多い。個人的に最大のインパクトを持っていたのは数年前に行われた金元寿子イベントで、素人が声優の魅力のプレゼンを始めるという謎企画で大学院生が突如パワポと統計を駆使して演説を始める展開には、「流石京大、イッツクレイジー」と感心したもの。同様にして、一昨年行われた洲崎綾イベントでもクレイジーさを発揮してくれることを期待して行ったら、主役の方がさらにクレイジーだったために謎の化学反応から腹筋が滅茶苦茶になる惨事となった。今年は原由実がゲストということでそこまでの大惨事にはならんだろ、と思って観に行ったわけだが……まぁそりゃ、あやっぺとはベクトルが全然違いますけどね、この人の破壊力だって充分に負けてないわけで……。

 冒頭、「それではさっそくタイトルコールからお願いします」という司会の振りに応え、いきなりコーナー名を間違えるという素晴らしい掴みで会場内一気に持っていったはらみー。この人の武器は、どこまでも突き抜けたほわほわ感である。いや、ハラハラ感と置き換えても良い。油断すると何しでかすか分からないという意味では、これまでのゲストに全く劣らない爆発力を持つ。

 イベントにエンジンがかかるまでは多少の時間がかかった。1つ目のコーナーはいわゆる「ふつおた」であり、これを淡々と処理していく司会の学生さんがなんだか淡泊な印象で、正直言うとこれまで見てきた京大のイベントに比べると盛り上がりに欠けるかな、と思った。質問する→はらみーが答える→はい、じゃぁ次の質問、みたいに淡々と進行するので、いじりようもなさそうだし、何とも事務的な印象。「今年はスタッフが今ひとつか」と思ったりもしたが、冷静に考えたら、目の前にあの原由実が実際に座ってる状況で、緊張するなっていう方が無理ってものよね。司会の人もおそらく緊張しまくっていたのだろう。2つ目のコーナー、クイズコーナーに入ったあたりで次第にエンジンもかかり始め、京大生らしい(?)軽口、憎まれ口もちょこちょこ出てくるようになると、はらみーの真面目な応答とのギャップも相まって次第に訳の分からない空気が醸成されていくのが感じられた。

 はっきりとスイッチが入ったのは、クイズコーナーの3問目だろう。観客席から1列(5〜6人程度)が選ばれ、その人達からヒントをもらってひとつのお題を当てる、という連想ゲーム形式のクイズ問題。例えば1問目は「清水寺」が正解だったので、お客さんが「舞台・寺・修学旅行」などのワードを教えてあげることで、無事に正解が出る、というシステム。その3問目、お客さんから出されたヒントは「昔の首都・碁盤の目状・ウグイス」などのワード(NGワードとして794年が禁止されている)。どうにもピンと来なかったはらみーは迷走、「ウグイスって何……あっ、あの、『鳴かぬなら』的なヤツ」と思考を明後日の方向に飛ばし始め、見事に轟沈した。司会の人の「ホトトギスですね」という冷淡な一言に机に突っ伏していたのが印象的だった。ちなみにどうでもいい情報ですが、2問目「宇治金時」のときに私もヒントを教える役を任されました。後になって考えるともうちょっとやりようがあったな、と反省しています。

 さておき、さてはこの綺麗なおねーさん、かなりのポンコツだな? ということが全員で確認されたその後、個人的には最大のピークを迎えたのが、「三種の八つ橋を食べ比べ、最後に食べた八つ橋がどれと一致したかを当てる」という無茶苦茶なクイズ問題。八つ橋なんてどれも同じやんけ、と思うのだが、これをやらせるのが京大流。席上に用意された八つ橋をむしゃむしゃ食べ始めるはらみー。「こしあんか粒あんかでヒントになるかもしれませんね」と言われ、自分の食ってる八つ橋の断面を凝視するはらみー。味に集中するために無言で咀嚼するメインヒロインを見て、水を打ったように静まりかえる客席に、ただただはらみーが咀嚼する音が響き渡るという、何ともカオスな会場。でもね、これがいいんですよ。やっぱり原由実は何かを食っている姿が映える。ただひたすら美味そうに八つ橋をほおばる彼女を見ている時間が、一番の一体感を生んだ時間だったのかもしれない。いいぞもっとやれ。そして見事に彼女は1/3の確率をくぐり抜けて正解を引き当てた。めでたしめでたし。ちなみに今回、毎度お馴染みであるラーメン屋の話もちょろっと出てきたが、天一の良さを心を込めて伝えるはらみーを見ることが出来ただけでも満足です。「いいですよね、天一」。「みなさんもせっかく京都に来たんですから、お気に入りのチェーン店に行ってみるのはどうでしょう」。

 クイズコーナーの後は、これまた声優イベントではお馴染みの「キャラになって台詞を言ってもらう」のコーナー。事前に応募した非常にカルマ値の高い台詞群が選りすぐられており、どれを読んでも一筋縄ではいかないご褒美シーンの連続となった。一応シチュエーションA、シチュエーションBを提示し、観客の拍手でどちらのシチュエーションの台詞を読むかが決まるのだが、これにより、当日集まった客層のニーズがおおよそ判明し、「ドMで年上好きの、罵られたい人たち」が集まったことが分かった。いや、しょうがないじゃん。そりゃそうなれば、そうなるやろ。ただ、そんな業の深い台詞群の中に、京大スタッフも太鼓判を押した最大級の爆弾が紛れ込んでおり、なんと「男性作家の書生(男性)が頼りない先生にややS気味に励ましの言葉を掛ける」という、何とも力強く、救われない作品があった。はらみーも「まさか自分がBLをやるとは思わなかった」と語っていたが、「原由実の中のBL像」が大変よく分かる吐息多めのねちっこいボイスはとんでもないご褒美に。今後もBL作品に関わるかどうかは分かりませんので、ひょっとしたら今回のイベントが「原由実演じるBLキャラ」を聞く史上唯一の機会だった可能性もあります。やったぜ。その他、本人がやってみたいというショタ役などもまざり、定番の綺麗なおねーさんなども次々と披露された(何故か卒論が書けない学生を罵る先輩設定だったのが京大流)。そして何故か最後に演じることになった役は「犬&猫」。「次の台詞のシチュエーションは犬or猫です」って言われて、実際に台詞を開けてみたらマジで「ワンワン」「ニャー」しか書いてないっていう。はらみーの小型犬、とてもお上手でした。

 最後は、これまた定番の朗読コーナーで締め。朗読は「エパミナンダス」という童話をまるまる一本。なかなか渋いチョイスだが、コロコロ変わるはらみー節が色々と楽しめて非常にお得度の高い一本。普段なかなか声優さんが朗読を本気でやるチャンスってないので、こういうイベントで聞けるのはやっぱり貴重です。はらみーのやるショタっ子、可愛いんだからもっと出番が増えればいいのに。

 以上のコーナーを全て満了し、最後には客席の全員に丁寧に手を振って帰っていったはらみー。綺麗なおねいさんは、最後まで綺麗でありながら、入ってきた時とはだいぶ違う印象を残して去っていったのです。本当にあっという間に1時間半が終わってしまって残念至極。今回のイベントで確認した原由実像をまとめておくと、とにかく様々な面において「綺麗」である。容姿について何回も繰り返すのも野暮ってもんだが、声もそれに輪を掛けて「美人さん」だ。古い表現なら「鈴を転がすような声」っていうんでしょうかね。地声のトーンはやや高め、声優さんなのでそこで凜と伸びる声の艶が本当に素敵。司会の子の進行に対して、1つ1つ「ハイ」「ハイッ!」って返事してくれるだけでも気持ちが穏やかになる。そして、そんな綺麗なおねいさんの中身のポンコツ具合に本当にホッとする。冒頭のコール間違いに始まり、デビュー直後に中村繪里子・今井麻美両名に大変お世話になったイイ話があったり、東京に来た両親とお買い物に行った話があったり(本人とママはお台場へ、お父上は一人秋葉原へ)、台詞を噛んじゃった時の謎のフォロースルー音声(こういうヤツ)も今回ばっちり楽しめましたし、ちょっと油断したときの「ふぇ」「ほぁ」みたいな吐息の全てに愛嬌が籠もる。今回は関西でのイベントということで、端々に見られる地元の言葉も魅力的だ。そして何より……ご飯を美味しそうに食べるのは最大の美徳だ。京大スタッフ、今回はあのコーナーを設けただけでも表彰ものだ。よく出した、よく食べた。こんなイベント見たら、改めて好きになってしまうやろが。はらみー、今後の活躍も期待しております。どうしよう、バースデーイベントのチケット取ろうかな……。

 追伸・個人的に、左利き仲間を見ると無条件で嬉しくなるので、右手でマイク持って左手で八つ橋食べる様子を見るだけでなんか勝った気分でした。

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