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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ニーノさんのウィスパーがマジで色っぽい、第11話。いや、本人としては死にかけた結果のウィスパーなんだからそれどころじゃないんだろうけども。

 ゴールへ向けて、ホップステップジャンプの「ステップ」の部分。最後の1区であるフラワウでも当然のようにたばこを渡されたジーン。この手のマップで最後に行く場所にラスボスがいるのは当たり前のことなので、この区が最後になったことは偶然なのか、はたまた上層部からの圧力で決定づけられていたことなのかはよく分からない。まぁ、どう考えても査察のルート取りは効率とか無視した選択になっていたような気がするし、フラワウには最後に行く理由(もしくは最後まで行かなくてもいい理由)が何かあったんだろう。

 お出迎えしてくれたのは本当に似ているリーリウム三兄弟の1番目と3番目。常にお花にまみれているからフラワー区なわけだが、どうやら単に花が大好きな区民ってわけではないらしく、この区はオイルマネーでめっちゃ潤ってるかららしい。なるほどどんな区なのかは現実世界に当てはめるとすこぶるイメージしやすいな。しかし、毎度の疑問だが、なんでこうも1つの国の中で特性が違ってるものなんだろうなぁ。前回訪れた資源不足のプラネッタはなんとお隣だというではないか。やっぱり、「区」って言われて想像するよりも遥かにでかいくくりで考えた方がいいのよね。ドーワーってユーラシア大陸くらいのサイズだと思えば、サウジとインドくらいのズレでも産油量も生活スタイルも全然違うしな(宗教の影響もあるだろうが)。とにかく、フラワウはハッピーで区民全体が笑顔という、逆になんか嘘くさいくらいの国である。

 こんだけハッピーなら区民も何の不満もないだろうし、クーデターなんて物騒なことは起こらないだろうなぁ、と思わせておいて、実は一番乗り気なのがこの区(の長)ってのが面倒なところ。プラネッタ区長さんのお話では、石油利権も「国」という大きなくくりの「区」という下位区分になった時点で他の国に提供する必要性が生じ、恵まれた資源を自分のものだと思っていたフラワウからすると不満もある、とのこと。そんなもんなのかね。別に社会主義でもねぇんだし、ちゃんと金もらって良い暮らしが出来てるなら今の体制に文句を言う筋合いもないと思うんだけど。ただ、リーリウム一家の場合はそうした「区民の意志」云々以前の問題として、単に「ACCAを影でコントロールして利権をフラワウに集約させるやで」という野望があったらしく、いの一番にたばこを差し出す所存。っつうか、クーデターそのものがリーリウムの描いた絵だからな。まぁ、自分で選んだ人物が王になるのだったら、それだけで魅力的な図式なのは間違いないだろう。

 こうして13の区を全て回り、総決算を求められるジーン。集まった煙草は13本。スイツだけはちょっと例外だし、ドーワーの場合もどのように受け取っていいのか難しいところだが、ひとまずは「区長連中の相違」と見て良いと思われる状況で、区長らの意志ならそれは区民の意志(そうか?)、それはつまり「国民の総意」である。うーむ、ここまで一方的なクーデターがあっていいものか……。すっかりクーデターが起こることは既定路線になっているようで、記念式典のために中央に集まってきた各区の区長連中も庁舎内でクーデターという言葉を平気で口に出しちゃうくらいのユルさ。この人らの考えてるクーデターってどういうものなんでしょうね。まぁ、国民の総意なのだったら余計な諍いも起こらずにすんなり体制が入れ替わる可能性はあるが、それでも流石にあの馬鹿王子は放っておけない。普通に考えたら亡き者にするのがクーデター(実際にジーンは命を狙われてるしね)。そうすると、こいつらは人殺しの相談を和気藹々とやってるってことになる。スイツの区長さんだけは「こんなの絶対おかしいよ」と冷静な異議を唱えたが、すでに出来上がっちゃってる空気の前ではのれんに腕押し。直接ジーンに突っかかってみるも、ジーンはジーンで色々と考えているようで、いつも通りにのらりくらりとかわされただけだ。

 はたして、自分を御輿の上に乗せるクーデター作戦を、ジーン本人はどのように考えているのか。あらゆる区をその目で見てきた男は、ACCAの重要性をもっとも理解しているはず。廃止を唱える馬鹿王子を止めたいというのは理解出来る。ただ、スイツの人が言っていた通り、ACCA廃止などただ1人が言っているだけであって、ここまで深く国民生活に根付いている組織が、あんな若僧の思いつき1つで無くなってしまうとも思えない。「ACCAの存続」だけがモチベーションなら、クーデターは必ずしも必要な過程ではないのだ。もしジーンが気にするとしたら、王族の血筋が云々で自分が巻き込まれた醜い諍いに終止符を打つ、という部分だろう。これまでは対岸の火事で済んでいた事態も、ニーノが狙撃されたことで流石に無視出来なくなっている。自分の生活が犠牲になるだけならまだ許せるが、親友の命が危険にさらされるのは許せない。何よりも友のために怒る、ジーンはそんなヤツな気がしますけどね。

 そして、それ以外にもクーデターを単純に良しとしない人間もちらほら見受けられる。というか、リーリウム主導で動くことに危険を感じてる面々だな。1人はモーヴ本部長。ジーンがいいって言うならクーデターを邪魔することもないが、ジーンがリーリウムに操られていいように食い物にされているなら、止めた方がいいかもしれない。何よりもACCAを大切に思っている人なだけに、ここは軽々に易きに流れるわけにもいくまい。そして、内心忸怩たるものがあるのは間違いないのがグロッシュラーさんである。彼は元々清廉さでここまで登ってきた男。ロックスの列車事故では、自らの区を犠牲にしても国全体の繁栄を願ったのだ。そんなグロッシュラーにとって、自分の区のことばかりを考えて国全体を混乱させようとしている目の前の男は、どんな風に映っているのか。ここまでは諾々と従ってきただけのようだが、最後に統治者としての意地をみせることが出来るだろうか。

 来週が最終回なのかな、サブタイトルは「鳥の行方」。果たしてどこに飛んでいくのやら。

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