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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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<青>
 
捕獲球 Capture Sphere (3)(U) C
エンチャント・オーラ
エンチャント(クリーチャー)
瞬速
〜が戦場に出た時、エンチャントされたクリーチャーをタップする。
エンチャントされたクリーチャーは、そのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。
 「秘教の抑制」がシングルシンボルになった上位互換。「秘教の抑制」と言っても15年も前のカードなので比較する意味もないのだが……まぁ、「水結び」に瞬速ついたやつ。この手のオーラで、しかもタップ機構を有しているのでインスタントでつけられることのありがたみはあまりないのだが、相手がソーサリーでの増強手段(オーラなど)を持っている場合、そこに対応して攻撃を防げるので一応意味はある。コストの重さは気になるが、それでも青除去としては文句なしのトップコモンである。なんかよくわからない概念だけど割と汎用性の高い名称なので、今後は他のセットにも再録されるかも。
 
薬術師の眼識 Chemister’s Insight (3)(U) U
インスタント
カードを2枚引く。
再活
 シンプルイズスマート。「霊感」に再活をつけたらアンコモンになった。そりゃそうだ、1回使うとアド1枚の呪文なんだから、2回使えるようになったらアド2倍。その辺のいらん土地を捨てるだけで2枚引けるようになるんだから、これこそヘヴィーコントロールが求めていたアドバンテージの塊である。在りし日の「熟慮」のような使い方が期待されるので、諜報と組み合わせてさっさと墓地に送り込んでしまってもいいだろう。リミテッド構築を問わず活躍する呪文になるんじゃなかろうか。強いて欠点を挙げるとしたら、イラストがなんか生理的に無理。
 
街見張りのスフィンクス Citywatch Sphinx (5)(U) U
クリーチャー・スフィンクス
5/4 飛行
〜が死亡した時、諜報2を行う。
 でかくて占術がらみのスフィンクスということで、当然比較すべきは「雲読みスフィンクス」と「地平の識者」ってことになるのだろうが、これが場に出た時と死んだ時ではだいぶ印象が違う。当然場に出た時に使える方が偉いので、「地平の識者」との比較はこのタイミングのズレとパワー1点でどちらが強いかということだが……まぁ、こっちでいい気もする。どうせこのクリーチャーが生きているならほぼ勝ちは固いのだし、フライヤーのパワー4とパワー5では相手を殺すまでのターン数に明らかな差ができるので、たかが1点と無視するわけにもいかない。もしうっかり殺されてしまった場合に、「こいつが死んだのか、じゃぁ、次はどうすればいい?」という前提条件を得た上でライブラリをいじることができるので、次のプランを練りやすくもなるはずだ。まぁ、本音を言えばパワーもあげて出たときに諜報ならベストだったんだけど……贅沢は敵ですからね。
 
眩惑の光 Dazzling Lights (U) C
インスタント
対象のクリーチャーは、ターン終了時まで−3/−0の修正を受ける。
諜報2を行う。
 青が細々と続けるパワー抑止カードの新作。本当に、毎回登場する割に毎回使われずにぐるぐる回っている印象しかなく、M19でも「これなら割と使えるんじゃ?」と期待していた「不快な冷気」が結局ぐるぐる回っている(もしかしたらうちのコミュニティだけなのかもしれないが)。こちらの呪文は一応諜報ギミックが採用されているが、キャントリップでも駄目だったのだから諜報でもあまり有用性は上がらないだろう。使われるとしたらとにかく軽いインスタントが欲しいイゼット系のデッキか。あと、一応相手の教導がスタックしたのに対応して使えばカウンターが乗るのを防いだりできる。そっち方面の対策カードとしては……どうだろうなぁ……。
 
悪賢い隠蔽 Devious Cover-Up (2)(U)(U) C
インスタント
対象の呪文を打ち消す。その呪文がこの方法で打ち消されたなら、それを墓地に置く代わりに追放する。あなたの墓地から最大4枚までのカードを加え、あなたのライブラリを切り直す。
 コモンの4マナ確定カウンター。当然「重いな」という印象になるわけで、それを埋め合わせるおまけが2つ付いた状態で登場。1つは「雲散霧消」の追放効果。宿根に再活とわかりやすい仮想敵が2種類ある状態なので、これだけでもリミテッドならそれなりのニーズである。そしてもう1つのおまけはなかなか効果を実感しにくいライブラリ修復能力。諜報を連打するデッキの場合、どうしても相手よりライブラリの減りが早くなってしまうので4枚復旧という量的な部分もそこそこ意味はあるが、実際には「序盤に破棄してしまった重たいカードを再充填する」という仕事がメインだろう。占術に慣れてしまった身ではイメージしにくいのだが、普段下に回していたカードが今回は墓地に行く。つまり序盤にヘヴィーコストのカードがめくれてしまった場合、たいていの場合は墓地に置かれてしまうのである。そうして高コスト域のカードが序盤に大量に削除されてしまうと、後半戦でデッキが機能不全を起こしてしまう可能性があり、この呪文はそうしたディミーア的トラブルをやんわりと解決してくれるのである。まぁ、そうはいってもやっぱり4マナのカウンターは入れるのに抵抗があるのだが……ちなみに「片付け」っていうクッソ地味なカウンターの完全上位互換なのだが、比較する意味が全くないな。
 
ディミーアの密告者 Dimir Informant (2)(U) C
クリーチャー・人間、ならず者
1/4
〜が戦場に出た時、諜報2を行う。
 より辛抱強くなった「前兆語り」。1マナ重くなった代わりにタフネスが増加し、占術より多用途な諜報能力に変更。これくらいの設定なら妥当なコストアップだろう。懸念していた通り、コモンの3マナにタフネス4の壁が出現することによってパワー3までのクリーチャーの価値が減退し、3/1教導の「刃の教官」なんかは相対的に弱体化している。ディミーアはこの辺りを確保してガチガチに固める待ちの戦術が充分通用しそうだ。
 
軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke(KTK)」 C
 タルキール生まれの限定カウンターの再録。コスト4以上しか打ち消せないという制限はリミテッドレベルでもそこそこデッキを選ぶが、ハマった時の爽快感も格別のものがある。タルキール当時と同様に制作側がある程度スローペースなゲーム展開を望んでいるなら面白い働きを見せてくれるかもしれないし、個人的にはそういう環境の方が好きです。
 
夢喰い Dream Eater (4)(U)(U) M
クリーチャー・ナイトメア、スフィンクス
4/3 飛行 瞬速
〜が戦場に出た時、諜報4を行う。そうしたなら、あなたは対象の、対戦相手のコントロールする土地でないパーマネント1つをそのオーナーの手札に戻しても良い。
 今回の神話スフィンクス。そしてなぜかナイトメアでもある。神話枠のスフィンクスといえば青の貴重なフィニッシャーの役割になることも多く、例えば「聖別されたスフィンクス」のような節操のない壊れクリーチャーが誕生したりもするのだが、今回はどうだろう。瞬速+バウンス能力ということで、この1枚だけでまるで「分散」と同じようなインスタントのバウンス呪文を手に入れたことになる。そこに4/3フライヤーがついているのだから、「釣りドレイク」なんかを思い出せばたしかに強い。ただ、アンコモンと比較してそこまで差がない神話レアというのも何だか物足りない。そこでさらに諜報4という能力もつけられており、これなら特定カードを探したいコンボ狙いのデッキでも、一気に墓地を4枚増やしたいようなデッキでも一定以上の仕事ができる。多方面に色目を使った、実に節操のない神話である。ただ、こうしてちょっとずつ色んなところに欲を出した結果、あんまり狙いの定まらない普通っぽい範囲に落ち着いているのも事実。6マナというともう少し決定力のあるカードが欲しいのが人情なので、インスタントタイミングで立ち回れることに価値を見出すヘヴィーコントロールなどでないとちょっと使いにくい気がする。
 
水没した秘密 Drowned Secrets (1)(U) R
エンチャント
あなたが青の呪文を唱えるたび、対象のプレイヤーは自分のライブラリを上から2枚墓地に置く。
 古式ゆかしいディミーア的戦術を支えるかもしれない温故知新のエンチャント。制作スタッフが意識したのかどうかは定かでないが、ライブラリを削るという仕事がローウィンの「秘密を溺れさせるもの/Drowner of Secrets」と被っており、名前は意図的に寄せているようにも見える。今回は「青の呪文で2枚」という設定。ドローするだけでガンガン削れていた「心理腐食」のような確実性は無いが、イゼット的なスペル偏重のデッキを構築すればそこそこの掘削力。カウンターやバウンスでこれを守りきる戦術は通用するかどうかギリギリといったところか。2マナと軽く、重ね貼りしやすいのはこのカード独自の利点。また、この世界では何も対象は対戦相手だけではない。青黒緑の色構成でゴルガリ戦術をサポートしていくカードにも使えないことはない。まぁ、その場合「青の呪文」のウェイトを増すのが結構大変そうだが……。相手が諜報デッキに寄せていた場合、相手がトップに置いたのを見計らって削ってやれば確実に嫌がられるのでオススメ。ライブラリアウトが怖くなって諜報もろくに機能しなくなるだろうし。
 
諜報強化 Enhanced Surveillance (1)(U) U
エンチャント
あなたが諜報を行う時、あなたは追加で2枚のカードを見ても良い。
〜を追放する:あなたの墓地をライブラリに加えて切り直す。
 ラザーヴさんが諜報活動を強化させた様子が描かれたエンチャント。これがあればディミーアホットラインがごんぶとになり、諜報の性能が格段にアップする。占術1が全部占術3になれば、もうライブラリなど思いのままである。ただ、占術と違って諜報の場合、好き放題にめくりまくっていらんカードをガンガン墓地送りにしていると、「もしかしたら自分がディミーアな死に方をするかも……」という不安が残ってしまうので、そこに安全弁を設けてくれているのも優しさの表れ。ギリギリまでライブラリが薄くなってしまったら、これをサクって仕切り直しできるのである。まぁ、その場合、墓地に送られているのはいらないカードばかりのはずなので、そんなもんを戻してしまっている時点で勝算は薄くなっている気もするが……。
 
ギルド会談 Guild Summit (2)(U) U
エンチャント
〜が戦場に出た時、あなたのコントロールする好きな数のアンタップ状態の門をタップしても良い。こうしてタップした門1つにつき、カードを1枚引く。
門があなたのコントロール下で戦場に出るたび、カードを1枚引く。
 ボーラスの策略によるギルド間の不和の拡大。そんな状況に警鐘を鳴らすアゾリウス代表のイスペリアさんが各ギルドに召集をかけたのがこのカードだが……そもそも何人ぐらい出席してくれるんだろう。ラザーヴとか腹音鳴らしとかラクドスなんて絶対出てこないよな。さておき、公式記事曰く、「ギルド門をいっぱい集めた人がいつ出しても強いと思えるようなカードを作ったよ」とのことで、なるほど、ゲーム序盤に引いたらさっさと置いとくことでそれ以降の門が全部キャントリップになり、ゲーム後半に引いても、余剰の門を一気にタップすることで大量ドローを引き込める。どっちに転んでも(門プレイヤーなら)優秀なドローソースである。となると問題は「門プレイヤーって何?」という部分になる。今回は門の開封比が高めになるということで、かき集めて多色にする選択肢も取りやすいし、多色にせずともとにかくこういう門関係のカードだけを集めてウハウハするプランもありうるかもしれない。というか、どうせ俺はそういうデッキを1回くらいは作るんだろう。それもまた人生。嗚呼、パックの流れのように。
 
跳び蛙 Leapfrog (2)(U) C
クリーチャー・カエル
3/1
〜は、あなたがこのターンにインスタントかソーサリー・呪文を唱えている限り飛行を持つ。
 突然のカエル。なんでこんなところで? と思ったが、実はラヴニカはカエルの宝庫。調べてみたら過去に印刷されたカエルクリーチャーは21体おり、そのうち4体がラヴニカ原産。まぁ、うち3体が青緑なので、単にシミックが研究・開発する試験体として重宝してるだけなんだけど。4種全部言えたあなたはカエル博士だ(正解はこちら)。さておき、Magicにおけるカエルは飛行に関わりがあることが多く、自分がピョーンと飛ぶとフライヤーになり、長い舌をベロンと伸ばすと到達クリーチャーになる。今回は青いカエルなのでピョーンの方。イゼットの実験室から逃げ出してきたらしく、もう、カエルがどうとかいう高さじゃないところからの攻撃を繰り出してくる。そしてなぜかパワー3。デケェ。そんなサイズのカエル嫌だ。安定してイゼットエンジンが回せれば3マナパワー3フライヤーは優秀だが……さすがにこいつのためだけに毎回呪文を1枚使うのはなぁ。しかも攻撃前ってなぁ。まぁ、青には貴重なパワーの持ち主なので、主に序盤の相打ち要員として道路で平べったくなればいいんじゃなかろうか。
 
最大高度 Maximize Altitude (U) C
ソーサリー
対象のクリーチャーは、ターン終了時まで+1/+1の修正を受けるとともに飛行を得る。
再活
 ちょっとしたサポート系再活呪文。飛行が通る状況ならアンブロッカブル+パワー増強は青に貴重なフィニッシュブローになる。リミテッドレベルだと「テイガムの一撃」や「空中隊形」なんかが同じジャンル。というか、効果だけなら「空中隊形」が完全に一致だな。この呪文はソーサリーなのでブロッカーの撃墜なんかには使えないが、青はそこに不安はないので構わないだろう。というか、+1できる呪文がインスタントだと、なんか青っぽくない。そして、その実この呪文は実際の効果なんかより、「わずか2マナでソーサリー2回分稼げる」という要素の方が大きいかもしれない。今回イゼットは再活呪文のサポートを受け、いつも以上にインスタントとソーサリーを唱えることにこだわっている。そうしたエンジンが多く集まったときには、2体のクリーチャーを空に送り出しながら一気にカウントを稼げる呪文として重宝するはず。そうでない場合は、攻め気の強いデッキにあわせて、ボロスタッチ青なんかがいいかも。
 
任務説明 Mission Briefing (U)(U) R
インスタント
諜報2を行い、その後、あなたの墓地にあるインスタントかソーサリー・カードを1枚選ぶ。あなたはこのターン、それを唱えても良い。そのカードがこのターンに墓地に置かれるなら、代わりにそれを追放する。
 公式記事で「『瞬唱の魔道士』の系譜」として紹介された期待の呪文。なるほど効果だけを見たら完全に瞬唱。あとは彼の2/1のボディとこちらの諜報2でどちらが上かを計るだけである。なかなか優劣は決めづらいが、あの殿堂入りカードと甲乙つけがたいという時点でこのカードの強さがわかろうというものだ。どんなカードにでも化ける便利屋でありながら、最悪でもゲーム序盤で諜報2を起動して選択肢を増やすことができる。「選択」のような軽量呪文を多めに採用しておけば、本当の意味でのハズレを引く心配もないだろう。肉ではないので瞬唱に比べてデッキは選ぶようになってしまったが、むしろ選んだデッキでは瞬唱以上の活躍を見せることもあるはず。後半、余裕が出てきたらこの呪文でこの呪文をおかわりして諜報4+αなんてプレイングも可能になるのだ。新しい時代のコントロールは、本当に刺激が多い。
 



つぶやく神秘家 Murmuring Mystic (3)(U) U
クリーチャー・人間、ウィザード
1/5
あなたがインスタントかソーサリー・呪文を唱えるたび、1/1で飛行を持つ、青の鳥・イリュージョン・クリーチャー・トークンを1体生成する。
 イゼット的エンジン応援団。かつては「どぶ潜み」が直接的にダメージを与えて勝ちに行っていたが、今回は青からゆっくりと盤面を支配していく形で応援団が提供された。全ての呪文に飛行持ちのトークンがつくのが強いことは自明。耐え切れるステータスも含めて、現在特定デッキで活躍する「練達飛行機械職人、サイ」と同様の活躍が見込めるだろう。リミテッドでこれが出た時にどの程度フィーチャーしていくかでデッキメイクの腕が問われる。構築でも圧倒的イゼットデザインが火を噴く日が来るかもしれない。まぁ、「どぶ潜み」で足りてるって意見もあるが。
 
詩神のドレイク Muse Drake (3)(U) C
クリーチャー・ドレイク
1/3 飛行
〜が戦場に出た時、カードを1枚引く。
 突然「詩神/Muse」なんて言葉が出てくるが、「レギオン」に収録されていた詩神サイクルとは関係なくて、単に素敵な歌の形容として用いられている。どんな歌かはフレーバー参照。いわゆるキャントリップ生物で、このカテゴリの生き物は肉としての性能は二の次だが、4マナだと流石にもっさりしているな。でもまぁ、同じジャンルの緑の野良猫が3マナ1/2なのを考えればそこまで悪くないのか。これも教導で育ててあげたいクリーチャーなので、イゼットカラーでの運用がオススメ。
 
ナルコメーバ/Narcomoeba(FUT)」 R
 お前……レアになっちまうのか……。確かにアンコ枠に入っててピック中にボコボコ出られても嬉しくないが……いや、やっぱりレアから出てきた方が嬉しくないぞ。でもま、考えてみりゃ元々こいつがいた未来予知ってすでに10年以上前だし、アンコだからって普通に持ってるプレイヤーもそこまで多くないんだろうな……。でもさ、今調べたら「ナルコメーバ」ってイクァターナっていう変な次元のオリジナル生物らしいんだけど、そんなもんが普通にラヴニカに生息してていいものなのか? とりあえず、万一リミテッドで使うなら諜報能力を多めに採用したデッキということになるだろう。だからって単なる1/1フライヤーを入れるかどうかは知らん。
 
夜帷のスプライト Nightveil Sprite (1)(U) U
クリーチャー・フェアリー、ならず者
1/2 飛行
〜が攻撃するたび、諜報1を行う。
 「夜帷/Nightveil」と言えば我々が思い出すのはかつて大活躍した「夜帷の死霊」だろう。あの頃は信心の高さという謎の要素で活躍した死霊だったが、今回は打って変わって堅実な諜報活動から人気が出そうなフェアリーである。毎ターンアタックできれば生きた「頭脳集団」になるし、フライヤーなので「毎ターンアタック」もそこそこ現実的。2ターン目に出せればかなり早い段階から着実に質的アドバンテージを刻んでいけるだろうし、ゴルガリと手を組んで毎ターン墓地を肥やしまくる活動も可能。諜報をメインコンセプトにしたデッキでは必須クリーチャーだ。
 
万呪文の達人 Omnispell Adept (4)(U) R
クリーチャー・人間、ウィザード
3/4
(2)(U)(T):あなたは手札からインスタントかソーサリー・カードを1枚、そのマナコストを支払うことなく唱えても良い。
 インスタントとソーサリーのハイパー専門家。なんとこいつがいればどんなクソ重い呪文でも3マナぽっきり。その恐ろしさは説明の必要もあるまい。参考までに今後のスタンダードで使える7マナ以上の該当呪文をチェックしてみると、「力の頂点」「骨塚協議」「鉄面提督の報奨」「運命のきずな」「溢れ出る洞察」「上古族の栄華な再誕」「絶滅の星」「ビビアンの招致」。……うーん? あんまりそそられない名前が多いな……。まぁ、ソーサリーもインスタントにできるから、5マナくらいの呪文でも充分だけども。そして、当然こんな能力をを持ってるせいで自身は5マナとそれなりに重い。青の割にステータスがしっかりしているので不満はないのだが、なかなかこれを中心にしたコンセプトデッキは組みにくそうだ。ちなみに名前についている「omni」は「すべて」というニュアンスを表す接頭辞で、過去のカード名なら当然「Omniscience/全知」を思い起こさせる。さすがにあそこまで壊れじゃないなー。
 
壁過の達人 Passwall Adept (1)(U) C
クリーチャー・人間、ウィザード
1/3
(2)(U):対象のクリーチャーは、このターンブロックされない。
 抜け道案内のスペシャリスト。青にはこの手のアンブロッカブルを付与するクリーチャーはちょこちょこ登場するが、3マナ起動はだいたい定価。直接の先輩は基本セットにいた「アンフィンの抜け道魔道士」である。2マナ1/3のがっちり体型で序盤から壁役を果たしつつ中盤以降に仲間の進軍をサポートするデザインは意図がわかりやすいものの、自身のパワーが低いため、「いざとなったら自分をアンブロッカブルにして進軍」という選択肢が取りにくいのはやや難。確実にサポートできる仲間を揃えつつフォローしていきたい。
 
模写 Quasiduplicate (1)(U)(U) R
ソーサリー
対象の、あなたのコントロールするクリーチャーのコピー・トークンを1体生成する。
再活
 「大笑いの写し身」をイゼット風に翻案した呪文。あちらはフラッシュバックで、こちらは再活。汎用性で言えばこちらの方が使いやすそうだが、奇襲性ではインスタントの「写し身」が勝る、といった関係性。最近はコピー呪文も大して流行らないし、自軍限定なので使い方はかなり限られてしまう。再利用の可能性を見てもあまり構築向けの呪文には見えないが、リミテッドなら中盤以降にいらないカードや弱い2マナ域のクリーチャーなんかを捨てて一番強い味方を増量できるので悪くない仕事。「秘密の回収者」みたいなクリーチャーをコピーし続ければ無限生成も可能だぞ。あと、フレーバーがちょっと楽しい。やっぱイゼットだよな。
 
急進思想 Radical Idea (1)(U) C
インスタント
カードを1枚引く。
再活
 シンプルに再活。ドロー呪文のように見えるが、その実アドバンテージは得られないので、かつての名作フラッシュバック群、「綿密な分析」や「熟慮」との比較はあまり意味をなさない。再活時の挙動は完全にルーターやからな(しかも赤ルーター)。でもまぁ、2マナ2マナと最低限のコストで小刻みに動けるというのは純粋に利点だ。ルーター能力はカード1枚使ってやる価値のあるアクションなわけだし、イゼットならば「インスタントを唱える」というそれだけでも意味のあるアクションになりうる。極限まで役割を特化させた「潤滑油」として、うまいこと枚数調整していきたい。
 
選択的な罠 Selective Snare (X)(U) U
ソーサリー
対象の、あなたが選んだ1つのクリーチャータイプを持つクリーチャーをX体、そのオーナーの手札に戻す。
 突然クリーチャータイプに言及し始めた空気を読まない壮大なバウンス。XマナでX体戻せるってのはかなりの事件で、過去に実現させた事例を探すとレアの「ひずんだ航跡」や「西風の魔道士アレクシー」といった仰々しいカードばかりが出てくる。今回はそれがお手軽アンコモン。つまり、この環境はそこまでクリーチャータイプがかぶることはないということであろう。実際、どの色を使っていてもそこそこいろんなタイプが混在するような気がするので、うまいこと噛み合っても2、3体が限界だろうか。まぁ、それでも充分強いのだが。ちなみに、これが覿面に効くのはセレズニアのトークンデッキである。トークンなら同じタイプのクリーチャーがずらりと並ぶことも多いからね。
 
悪意ある妨害 Sinister Sabotage (1)(U)(U) U
インスタント
対象の呪文1つを打ち消す。
諜報1を行う。
 諜報付きの「取り消し」。アンコに引き上げることでおまけ付きになるのはお約束の設定だが、今回のおまけはストレートに利益をもたらしてくれるのでかなり使いやすい。今後のコントロールデッキではリミテッド・構築を問わず検討に値する1枚だろう。それにしても、さすがラザーヴさん、耳が早い
 
思考繋ぎの幻 Thoughtbound Phantasm (U) U
クリーチャー・スピリット
2/2 防衛
あなたが諜報を行うたび、〜の上に+1/+1カウンターを1つ置く。
〜の上に+1/+1カウンターが3つ以上置かれている限り、これは防衛を持たないかのように攻撃できる。
 どんどん出てくる諜報応援団。諜報活動ばかりにかまけていては脳筋軍団に殴り殺されてしまう不安がつきまとうが、こちらのスピリットはそんな脳筋相手にすこぶるいい働きを見せる。何しろ1マナ2/2。もう、単にそこに置くだけでもウィニーデッキの出鼻を挫くことができる。さらに1ターンでも生き延びることを許してしまえばそこから3/3、4/4とサイズを増していき、5/5になれば今度は攻撃に転じる。その後も膨れ上がる能力は維持しているわけで、諜報活動からひたすらこいつを育てあげる方法だけを選りすぐってビートしてしまう展開なんかもあるかもしれない。見た目以上にタフな1枚。
 
原因不明の消失 Unexplained Disappearance (1)(U) C
インスタント
対象のクリーチャーを、そのオーナーの手札に戻す。
諜報1を行う。
 おまけ付き「送還」。占術付きだった「航海の終わり」と大体同じ。占術より諜報の方が強いので、これは必須コモンだった「航海の終わり」よりもさらに強い1枚ということになる。まぁ、テーロス環境はエンチャントやら+1/+1カウンターやらがすげぇ重要な世界だったこともあるが。今回+1/+1カウンターをのせるギミックはボロスの「教導」だけだが、副次効果などなくても重要なのは間違いない。それにしても、英語名がクッソ長いな。ピック表書く時に面倒臭くて途中でやめるやつが出てきそう。
 
ヴィダルケンの催眠術師 Vedalken Mesmerist (1)(U) C
クリーチャー・ヴィダルケン、ウィザード
2/1
〜が攻撃するたび、対象の、対戦相手のコントロールするクリーチャーはターン終了時まで−2/−0の修正を受ける。
 なんでヴィダルケンってたまにダイレクトでキモいんだろう。この顔は無理だわ……。何かに似てるって思ったんだけど、もしかしたら個人的にお気に入りだった「闇芝居」のエンディングかもしれん(気に入ってんじゃねぇか)。なんとなくキモいので対戦相手も及び腰になり、なんとこいつが殴るだけでパワーが2も下がる。序盤の攻防ならブロッカーを1体無力化するだけでも結構な違いが出ることは似たような性能の「深海の催眠術師」が証明済み。あっちのマーフォークは発動するときにちょっとしたコツが必要だったが、ヴィダルケンはシンプルに殴ることで相手を押さえこめるので「殴る青」を構築した場合にはかなり有効な2マナ域になるはず。問題は「殴る青」ってどういう構成なんだろう、っていう部分だが、多分イゼットだろうなぁ。イゼットってクリーチャーとスペルのバランスが難しいよなぁ……(今から頭をかかえる)。
 
霧の壁/Wall of Mist(M19)」 C
 あ、おかえり。何? 忘れ物? そんなに慌てて(スタンダート環境に)出て行こうとするから……。えっとね、この環境、かなり遅くなりそうよね。こいつがいるっていうその一点だけで、壁を無効化する「ゴブリンの鍵師」にも人権がありそうね。白がタフネス4以上を目の敵にしてるから気をつけるんだよ。
 
霧から見張るもの Watcher in the Mist (3)(U)(U) C
クリーチャー・スピリット
3/4 飛行
〜が戦場に出た時、諜報2を行う。
 「雲読みスフィンクス」の諜報版。ドミナリアにおける占術よりもラヴニカにおける諜報の方が圧倒的に重要度が高いため、一応ダブルシンボルにすることでバランスをとっている。でも、ドミナリアに比べて圧倒的に色マナソースが豊富なラヴニカだと別にデメリットでもなんでもない。つまり、超強い。こんな不気味なやつが3/4もあるのがすげぇ嫌だけど、強い。ずいぶん存在感を主張するスピリットだよな。寝起きに窓に張り付いてたらちびるわ。
 
賽銭ガニ Wishcoin Crab (3)(U) C
クリーチャー・カニ
2/5
 賽銭ガニってなんやねん、って思ってググったら想像の斜め上の画像が出てきた……。絶対製作チームが意図したクリーチャーはこれじゃない。まぁ、どっかの神社にでも住んでるカニなんだろうよ。ちなみにMagic世界におけるカニは亀と並んで高タフネスの代名詞。バニラに限っても3マナ1/5「古代ガニ」、4マナ1/6「要塞ガニ」、5マナ2/5「装甲のカンクリックス」と実に甲殻類。こちらの新種は、「カンクリックス」と同じステータスながら1マナ軽い完全上位互換。パワー2のバニラとは言え、このコストでこのサイズはインパクト充分で環境のスローダウンに大きく貢献しそう。カニが幸運を!(カニDo Luck!
 
 
 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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