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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 まだまだ先がある、第9話。てっきり後はモンスター化した佐河と対決して終わりだと思っていたけど(まぁ、そうなんだけど)、その間にも色々とギミックが盛り込まれているので単に樹里のパンチ一発で終わるようなお話ではないのな。

 状況は二転三転。佐河サイドの奥の手は、爺さんの血液を回収して本石経由で止界からの強制パージ。事前にその思惑に気づいたのは翔子さんだけだったが、有効な手立ても思いつかず、結局佐河たちの狙いは半ば成就してしまう。しかし、すんでのところで爺さんをつなぎとめたのは樹里の機転。というかむちゃくちゃ。いきなり「石をイメージすれば飛べんだろぉ!」と無茶振りをかまし、見事に爺さんが成功したら今度は諸悪の根源とばかりに本石(とその中の何か)を叩き壊してしまうという。あの時点で石を叩き割ったからってタマワニの吸収が止まるかどうかもわからなかったわけで、樹里さんはいつでも勢い任せで危ねぇことをやる。理知的で理論派の翔子さんとは好対照だ。

 幸か不幸か樹里の思惑は当たり、本石の破壊で爺さんの退去だけはなんとか防げた。しかし、これにより真っ当なルートでの現実への帰還が不可能に。樹里の能力さえ生きていれば他の連中は帰れる算段があるものの、樹里自身は永遠にこの止界にとらわれる恐れもあるし、そもそも樹里にトラブルがあれば全員野垂れ死にの可能性すらあるっていう。これで何としても樹里を守る必要が出てきたのだから「お姫様願望」を叶える手立てとしては最善だろうが、対佐河戦を考えるといいのか悪いのか。あまりの出来事に爺さんも茫然自失だしなぁ。

 しかし、そんなどたばたの中で一応の収穫もあり、相手側参謀の潮見が秒速で寝返って転がり込むというサプライズがあった。以前からあんまり佐河の行動に納得いってないようなそぶりを見せていた潮見さんだったが、そこにあるのは迫や翔子さん以上の打算アンド打算。本石の破壊をきっかけに、止界脱出手段がほとんど無いと判断してのミラクル寝返り。さらに佐河さんもなんとなくその辺は察していて阿吽の呼吸での喧嘩別れである。なんて関係性だ。とにかく潮見さんのおかげで一応頭脳派キャラが2名に増え、よく分からないなりに怒っている樹里をなだめつつ、無敵生物佐河への反撃の糸口を探る。

 そしてこのタイミングで合流する親父と真。おっさんは未だに「止界術で一儲け」みたいな下世話なことを考えており、一人だけ情報量で6話分くらい遅れている。真の方はまだまだ子供なので状況の理解なんてできないはずなのだが、そこにはあまりに色濃く受け継いだ佑河の血が。なんと真の能力はカヌリニの使役である。なんだそのチートは。いや、どの程度の操縦ができるのかは分からないし、あのチンピラが変化したカヌリニがどの程度役に立つのかは分からないが……。

 能力バトルもますます混沌。佑河VS佐河の総力戦。そして樹里の結末やいかに。

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