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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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Abuna Acolyte 高僧の見習い (1)(W)

クリーチャー・猫、クレリック

1/1

(T):このターン、対象のクリーチャー1体かプレイヤー1人に与えられるダメージを1点軽減する。

(T):このターン、対象のアーティファクトクリーチャーに与えられるダメージを2点軽減する。

 今回のプリベンター。基本性能はほとんど基準値であるところの「サマイトの癒し手(10ED)」と一緒なので、リミテッドなら堅実かつ手軽に使っていける。加えて、今回はミラディン製という部分をアピールするために、アーティファクトクリーチャーのサポートにはさらなる力を発揮することが出来る。もちろんあった方がうれしい能力ではあるが、これのためにレアリティがあがってしまったかと思うとちょっと割に合わない気もする。ま、リミテッドでプリベンターが大挙すると鬱陶しいからな。

 

Arrest 拘引 (2)(W) (ミラディンなどから再録)

エンチャント

エンチャント(クリーチャー)

エンチャントされたクリーチャーは、攻撃やブロックに参加出来ず、起動型能力を起動できない。

 ミラディンに続いて再録された、マスクス生まれの強化版「平和な心」。いつだってパシフィズム系オーラはぼくらの強い味方さ。

 

Auriok Edgewright オーリオックの刃工 (W)(W)

クリーチャー・人間、兵士

2/2

金属術-〜は二段攻撃を持つ。

 今や白では全く驚かれなくなった、熊ステータス+メリットのクリーチャー。最近でも「メドウグレインの騎士(LRW)」やら「カザンドゥの刃の達人」やら、平気で先制攻撃プラス何かなんて能力をもってやがるので、「白騎士」さんがあんまり目立たなくて可哀想である。で、こいつの場合だが、これまでの白熊に比べれば、まだ常識の範囲内。序盤に出しても単なる2/2だし、単に二段攻撃がつくだけなら2/3程度でも相打ちはとれるのだ。もちろん、この世界に大量の装備品があることは忘れてはならず、「ダークスティールの斧」を握り締めるだけでアンストッパブルな殺戮マシーンになることが出来るのは自明である。よかったな、アンコに「ロクソドンの戦槌(10ED)」とか無くて。

 

Auriok Sunchaser オーリオックの太陽追い (1)(W)

クリーチャー・人間、兵士

1/1

金属術- 〜は+2/+2の修正を受けるとともに飛行を持つ。

 普段は雑魚だが、金属術条件で3/3フライヤーへと変貌する両極端。イメージとしては族系能力でセラ天にまで上り詰める「キスキンの西風乗り(MOR)」くらいの強さだろうか。その性質上、2マナという軽さにあまり意味が無いのは残念だが、意識してデッキを組めば基本クリーチャーとして登用することに問題は無い。今回赤コモンに1点を与える火力、黒コモンとアーティファクトに−1/−1カウンターを載せるカードがあるので、出すタイミングには気をつけた方がいいかもしれない。

 

Dispense Justice 正義の施行 (2)(W)

インスタント

対象のプレイヤーは、攻撃クリーチャーを1体生け贄に捧げる。

金属術- そのプレイヤーは、代わりに2体の攻撃クリーチャーを生け贄に捧げる。

 白のお家芸であるアタッカー除去だが、対象指定が出来なくなった代わりに、非対象のクリーチャーでも屠れるようになり、金属術でアドバンテージまで狙えるようになった。こういう生け贄仕様は「翼の破片(SCG)」以来だろうか。「ジュワー島のスフィンクス」や白の天敵「黒騎士」を屠れるのだから、構築レベルでも一応は可能性のあるカード。今回「忘却の輪」「流刑への道」という最強レベルの白除去が退場して加わったのがこれ(+「拘引」)なので、流石に弱体化したイメージが強いな。

 

Elspeth Tirel エルズペス・ティレル (3)(W)(W)

プレインズウォーカー・エルズペス

【4】

<+2>:あなたのコントロールするクリーチャー1体につき1点のライフを得る。

<-2>:1/1で白の、兵士・クリーチャー・トークンを3体戦場に出す。

<-5>:土地とトークン以外の、他の全てのパーマネントを破壊する。

 ミラディン世界に降り立った新たな姿のエルズペス。前回までは唯一のプラス能力2つ持ちというプレイヤーに優しい仕様が人気だったわけだが、今回はフツーの3パターン。コストも重たくなったので、ちょっと個性に欠ける仕上がりになってまった。プラス能力は「民間療法(JDG)」。デッキ次第ではそれなりの回復量だろうが、世界でもいらない部類の代表がライフゲインであることはアジャニとニッサが証明してしまっている。あくまで「忠誠増やし」と割り切る必要があるだろう。そして目玉能力はやはり2つ目。トークン3体は「警備隊長」「包囲攻撃の司令官」などの5マナカードと同じ数であり、充分な説得力。何より、プレインズウォーカーの評価の分かれ目である「自分自身を守れる能力」だ。3体ものブロッカーが現れれば身辺はかなり安全になるので、ゆっくりとカウンターを溜め始めることが出来るだろう。純粋な戦力増強策としてもなかなか。そして、最後に大技として自分で出したトークンを残しつつ「次元の浄化」をぶちかますわけだ。アラーラが落ちて「軍部政変」が使えなくなるため、「フィニッシャーを兼ねたラスゴ」枠は空位となる。その隙をついて、うまいこと彼女がデッキに食い込めるかどうかは今後の環境次第だろう。基本的には2つ目の能力で戦端を維持し、隙を縫ってラスゴの準備をするのが一般的な使い方か。まぁ、正直前のバージョンの方が代わりが効かない仕事だったので魅力的だったんだけどね……出した次のターンに自滅せずにラスゴれる忠誠設定は魅力。今後のコントロールの骨子となるだろうか。

 

Fulgent Distraction 燦爛たる放心 (2)(W)

インスタント

対象の2体のクリーチャーをタップする。その後、それらにつけられた装備品をはずす。

 白が好きな「2体タップ」カードの新作。直近では「闇の追い返し」がリミテッドで9引きくらいされてそこそこの使用率を誇っている。このスペルの場合、不思議なのは確実に2体対象にしなければいけない部分。別に大したデメリットではないが、「闇の追い返し」も「踏み外し(JDG)」も「最大2体まで」という書式だったので、この変更は謎である。そして、このカード独自の技としては、装備品をはずすという非常に珍しい効果が加えられている。これにより、アタッカーを攻撃前にタップするだけではなく、ブロック関係が成立してから相手の装備品をもぎ取る一種のコンバットトリックとしても機能することが出来る。普段ならそこまでニーズの無いタップインスタントだが、装備品が跋扈するこの環境なら、きっと役に立つ機会は多いに違いない。

 

Ghalma’s Warden ガルマの保護者 (3)(W)

クリーチャー・象、兵士

2/4

金属術- 〜は+2/+2の修正を受ける。

 「キシリア? ドズル? どっち?」と誰もが思ってしまうクリーチャー。素のステータスで4マナ2/4とそれなりなので、流石にどこぞの赤い人も「坊やだからさ」とは言えまいて。ちなみにフレーバーを読むと、ガルマというのはロクソドンの工匠(しかも女性!)らしいぞ。金属術条件なら4/6のナイスボディとなり、同じコスト域でも緑に負けないスペックを誇る。いわゆるバニラなのでめざましい活躍をするというわけでもなかろうが、とにかくクリーチャーを止めなけりゃこの世界では即死も日常茶飯事。まずはしっかり足場から固めていこう。

 

Glimmerpoint Stag 微光角の鹿 (2)(W)(W)

クリーチャー・大鹿

3/3 警戒

〜が戦場に出た時、対象の他のパーマネント1つを追放する。次の終了ステップの開始時に、そのカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。

 解放(INV)」の187能力を持つ鹿。アンコモンなおかげか、4マナ3/3警戒とステータスもなかなかのもので、能力は地味でも特に不満もなくデッキに投入できる。バウンス同様、こうしたちらつき効果はこの世界では価値の高いもので、自軍なら−1/−1カウンターの治療や蓄積カウンターの再充填、相手ならば貯めたカウンターのリセットや一時的なブロッカー排除、装備品はがしなど、いくらでも仕事を見つけることができるはずだ。こういうのを巧く使えると、リミテッドは気持ちがいい。構築レベルでの出番はなさそうだが、何となく同族どうしで「族霊導きの鹿羚羊」を出し入れしてみたい気がする。ん? あっちはアンテローブか? ……何が違うねん。

 

Glint Hawk きらめく鷹 (W)

クリーチャー・鳥

2/2 飛行

〜が戦場に出た時、あなたがコントロールするアーティファクトを1つそのオーナーの手札に戻さない限り、〜を生け贄に捧げる。

 まれに登場する、すげぇ軽いけどなんか戻さないと駄目なウィニークリーチャーのミラディン版。最近だとパーマネントを戻さないと自分が戻る「コーの空漁師」が活躍中だが、一番近いのはエンチャント1枚を戻さないと死んでしまう「ドレイクの使い魔(RAV)」だろうか。あちらは2マナで2/1、こちらはなんと1マナで2/2。色が違うせいか、随分強化されている。「ドレイクの使い魔」が使われたラヴニカ環境は、「信仰の足枷(RAV)」や「空想の飛行(RAV)」などのいわゆる「187オーラ」が同席していたので、どちらかというと戦力を見込んでではなく、それらを使い回すために使われる傾向にあった。今回も、このカードは何らかの187効果を持つアーティファクトの再利用カードとして使うことができるわけだ。ただ、どうせ「ドレイクの使い魔」よりも強化されたというなら、さっさと早めにキャストして殴りにいかせるビジョンも狙ってみたいところ。今回は0マナの「メムナイト」みたいな相棒もいるし、ひょっとしたら2ターン目から2/2フライヤーがコモンでパンチしにいく時代が来るのかもしれない。そうでなくとも、−1/−1カウンターを載せられたクリーチャーの回収や蓄積カウンターの再充填など、クリーチャーとしての機能以外にも色々とフォロー出来る。ある程度デッキは選ぶが、充分一線級のクリーチャーだ。

 

Indomitable Archangel 不退転の大天使 (2)(W)(W)

クリーチャー・天使

4/4 飛行

金属術-あなたのコントロールするアーティファクトは被覆を持つ。

 最近の神話天使は、「リンヴァーラ」もそうだったけど「そこそこのコストで充分なステータス」を意識しているのだろうか。4/4とサイズはそれなりだが、それが4マナというのは充分破格で、非常に使いやすいナイスセッティングとなっている。そして、そこに与えられたのはいかにもミラディン世界を庇護するキャラクターであることが分かる、全体被覆能力。一応申し訳程度に金属術条件はついているが、こいつを投入したいくらいアーティファクトが入ったデッキなら、自然にクリア出来ているだろう。その上で鉄壁の防御が敷けるなら、使う価値は充分にある。もちろん、こいつ自身は普通のクリーチャーなので被覆もつかずに割とあっさり死亡するが、相手の選択肢を狭められるだけでも意味がある。「鍛えられた鋼」などを投入した白単アーティファクトビートなんかも面白そうだぞ。

 

Kemba,Kha Regent 王の摂政、ケンバ (1)(W)(W)

伝説のクリーチャー・猫、クレリック

2/4

あなたのアップキープの開始時に、〜が装備している装備品1つにつき、2/2で白の猫・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。

 金色の若人、ラクシャ(5DN)」が自分の次元に帰ってしまったため、その後を任された新たなレオニンの統率者。ただ、彼女はメスなのでラクシャのようなたてがみがなく、イラストを見ると妙な飾り物でその威厳を保持しようとしている。かなりの巨乳だけど特に萌えない。不思議! さておき、そんな新たなリーダーの能力は、仲間を引き寄せる人海戦術。何故かレオニンに共通する装備品大好き属性のせいで無駄に準備に手間がかかるのだが、1つでも装備出来れば「野生の狩りの達人」に近いスペックになるわけで、レアとしてはそれなりの存在感。ステータスも3マナ2/4と固いので、1、2体のトークンを出すくらいのチャンスはあるだろう。ま、そのためにわざわざ彼女を雇うかは別な話ですけどね。装備品ビートは来ない予感がするんだが、「石鍛冶の神秘家」はどれくらい頑張ってくれるだろうか。



Kemba’s Skyguard ケンバの空護衛 (1)(W)(W) C

クリーチャー・猫、騎士

2/2 飛行

〜が戦場に出た時、あなたは2点のライフを得る。

 長年の収録実績にも関わらず全く使われてこなかった「ありがたい老修道士(10ED)」が、しびれを切らして飛行を持って飛び出してきた。色拘束は重くなったが、3マナ2/2フライヤーの定番ステータスは、リミテッドならば充分一線級。普通にお世話になることだろう。回復量とコストパフォーマンスで言えば「台所の嫌がらせ屋(SHM)」や「孤独な宣教師」に鼻で笑われるレベルだが、ここはミラディン世界。大量の装備品を有効利用するため、回避能力の有無はかなり重要なファクターなのである。

 

Leonin Arbiter レオニンの裁き人 (1)(W) R

クリーチャー・猫、クレリック

2/2

プレイヤーはライブラリを探すことが出来ない。いずれのプレイヤーも、そのプレイヤーがターン終了時までこの効果を無視するために(2)を支払っても良い。

 Aribiter」の名を冠するクリーチャーは大抵余計な制約を押しつけてくるものだが、こいつの仕事は「精神固めの宝珠」。これによりフェッチランドは単なるゴミになりさがり、「失われたアラーラの君主」も盟友である「エルドラージの徴兵」と出会うことが出来なくなる。特定のデッキにはがっちり刺さる効果である。そして、この手の制約が最も効くのは、ビッグマナ系のデッキである。「耕作」「カルニの心臓の探検」「探検者の地図」などが使えず、虎の子の「原始のタイタン」だって単なる木偶。ライブラリから探すカードなんて8割方土地なので、それを封じれば勝てる、というデッキ相手なら抜群の効き目となるだろう。これで「流刑への道」と同じ環境にいればさらに鬼のような強さになるところだったが。ただ、一応の救済措置として、どうしても探したいプレイヤーは2マナ払えば見逃してもらえる。とはいえ、土地サーチ系スペルは序盤にこそ物を言うのであって、更に2マナ残す余力など無いはず。今後の環境を左右する1枚となるだろうか。

 

Loxodon Wayfarer ロクソドンの旅人 (2)(W)

クリーチャー・象、モンク

1/5

 コモンの3マナで防衛を含むデメリット無しなのに、タフネス5を実現。凄い! って思ったら、割と最近「灰色のレオトー(ARB)」がいたでござる。「ハリマーの波見張り」って超強いから、こいつも強いんじゃない? いや、俺はいいよ、君が使えよ。

 

Myrsmith マイア鍛冶 (1)(W)

クリーチャー・人間、工匠

2/1

あなたがアーティファクト呪文を唱えるたび、(1)を支払っても良い。そうしたなら、1/1で無色の、マイア・アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。

 各色に与えられた「鍛治屋」サイクルの白版。このサイクルは全員が2マナ2/1という共通のステータスをもった工匠で、各人がアーティファクト呪文に反応して何かを行うという仕様である。で、そんな鍛治屋の白版は、なんとアーティファクト呪文を唱えるたびにマイアが増えていく。今回は「起源の呪文爆弾」とか、マイアトークンを生み出すのが白の役割になっているらしい。1/1トークンを生み出す効果自体は非常に強力で、金属術のサポートに最適なほか、今回はマイアを支援するカードも数多く存在している。適当にデッキにぶち込んでもかなりの活躍が期待できるカードである。

 

Razor Hippogriff 剃刀のヒポグリフ (3)(W)(W)

クリーチャー・ヒポグリフ

3/3 飛行

〜が戦場に出た時、対象の、あなたの墓地にあるアーティファクト・カード1枚を手札に戻す。あなたは、そのカードの点数で見たマナコストに等しい値のライフを得る。

 ヒポグリフとはあまり聞かない種族だが、なんでもグリフィンと馬の合いの子のことらしい。つまり盛ったグリフィンが牝馬を襲うと生まれる子供だ。今までそんなクリーチャーがいたかどうかと思って調べてみたら、現時点ではマジックでは初のクリーチャータイプ。そして、更に気になったので調べてみたが、前期ミラディンにはグリフィンは一頭も存在していない。……どっから出てきたんだよ。さておき、その能力は「聖域のガーゴイル」とほぼ同じ。1マナ重たくなったおかげでパワーがあがり、更に幾ばくかのライフも提供してくれる。リミテッドではアドバンテージ兼航空戦力という、お手本のような良アンコである。でも、なんで馬とグリフィンのハーフがこんな能力なのかはさっぱり分からない。

 

Revoke Existence 存在の破棄 (1)(W)

ソーサリー

対象のアーティファクト1つかエンチャント1つを追放する。

 上記のヒポグリフのように、今回は墓地からアーティファクトを釣る手段もいくつか用意されているため、そうした後腐れを徹底的になくしたのが、この新たな白除去である。「解呪」がソーサリーになった代わりに追放効果になり、確実性は格段に増している。この世界ならばクリーチャー除去とほぼ同義で使っていけるので,リミテッドなら1引きカードなのは間違いないだろう。どうでもいい話だが、このカードのフレーバーにはロクソドンの神秘家のありがたいお言葉が載っている。「妥協が無ければ、後悔もない」。……詭弁だな。

 

Salvage Scout 回収の斥候 (W)

クリーチャー・人間、斥候

1/1

(W)、〜を生け贄に捧げる:対象の、あなたの墓地にあるアーティファクト・カード1枚を手札に戻す。

 「死して屍拾うもの無し」という有名なフレーズがあるが、このクリーチャーの場合、死をもって屍を拾う。1マナ1/1の最低限のステータスが、あらゆるアーティファクトに化ける無限の可能性を秘めているわけだ。最低限のブロッカーとして使えるのでクリーチャーで悪いことはないだろうし、中盤以降にプレイしても嬉しいウィニークリーチャーというのはいつでも出番がある。それにしても、今回はすっかりリアニメイトが白の仕事だな。

 

Seize the Initiative 主導権の奪取 (W)

インスタント

対象のクリーチャー1体は、ターン終了時まで+1/+1の修正を受けるとともに先制攻撃を得る。

 仰々しい名前の割に、単に「古参兵の反応」や「狙い撃ち(JDG)」を焼き直したシンプルなコンバットトリックである。この手のカードは実際使うと結構重宝するのだが、リミテッドでも気付くとクリーチャーを優先するために抜けてしまったりするのがちょっと寂しい。ただ、この環境はとにかく「敵からダメージを受けない」ことが重要なので、先制攻撃の重要性は高い。1マナでこの保険を買っておく意味は小さくないだろう。ちなみに、名前同様に、イラストがなんか怖い。そんなに頑張らんでも。懐かしの「げーむぎゃざ」の読者投稿コーナーで台詞を募集されそう。

 

Soul Parry 魂の受け流し (1)(W)

インスタント

このターン、対象の1体か2体のクリーチャーが与えるダメージをすべて軽減する。

 2体同時に防げるダメージ阻害カード。感染能力があるので、この世界におけるプリベントは他の世界よりも重要であり、このカードも地味ではあるがなかなか馬鹿に出来ない効果と言える。イラストはエルズペス先生が啖呵を切っているシーンなので、彼女に思いを馳せながら雄々しくプレイすると良いでしょう。その際に「レッツ・パーリィィ!」などと叫ぶというネタを考えたのだが、多分英語発音だと「パリィ」だな。

 

Sunblast Angel 太陽破の天使 (4)(W)(W) R

クリーチャー・天使

4/5 飛行

〜が戦場に出た時、全てのタップ状態のクリーチャーを破壊する。

 正義の憤激(PO2)」を内蔵した天使。ラスゴ+天使という組み合わせが実に豪儀で、ボードをコントロールしやすい、かなり期待の持てる全体除去といえる。6マナ4/5は昨今の天使スペックとしては並のレベルだが、出た瞬間に狙えるアドバンテージ構造は強力無比。アタック前にキャスト出来るので自軍はほぼ無傷の状態だろうし、たとえ1体2体しか殺せなかったとしても、6マナ4/5天使が出てくると考えれば特に不満もない。リミテッドなら当然鬼だし、構築レベルでもシンプルなクリーチャーデッキ相手にはかなりの圧力がかけられるはずだ。ただ、昨今はクリーチャー事情もそう簡単ではなく、「ギデオン・ジュラ」にボコられたり、殴ってくるのが「天界の列柱」だけだったりすると単なるバニラ天使。細かく1体ずつ潰すんだったらそれこそギデオン先生でも事足りてしまうので、今後アーティファクト軍団が分かりやすい方向に暴れ回ってくれることが期待される。

 

Sunspear Shikari 太陽の槍のシカール (1)(W)

クリーチャー・猫、兵士

2/2

〜が装備している限り、先制攻撃と絆魂を持つ。

 レオニンのシカール(DKS)」はレアだったのに、このカードはコモンだ。顔はこっちの方がずっと怖いのに。「そもそもシカールってなんじゃい」と思ったら、どうやらレオニンの階級名らしい。しかもフレーバーからするとレオニンの王(ケンバ)が気に入らなくて反逆を起こしているらしい。困ったものだ。で、2マナ2/2は「レオニンのシカール」と同じステータスだが、こちらは装備品とのセットで突如「メドウグレインの騎士(LRW)」に格上げされる。そりゃ強いや。ただし、今回は金属術と棲み分けてしまったために、白で装備品をつけて強くなるクリーチャーはこいつとレアの「ケンバ」様だけ。装備品の枚数は慎重に調整する必要があるぞ。

 

Tempered Steel 鍛えられた鋼 (1)(W)(W)

エンチャント

あなたのコントロールするアーティファクトクリーチャーは、+2/+2の修正を受ける。

 1枚で「エーテリウムの達人」2体分の働きをする新たな「栄光の頌歌」系カード。エスパーの脱落とともにこのカードが加わるっていうのは本当に憎らしい。現在、こうしたカードで比較すべきは「清浄の名誉」ということになるが、「細かいクリーチャーを並べて殴る」という構成ならば、1マナと2マナ(そしてアーティファクトなら0マナ)でクリーチャーを並べ、特大の修正を施すことが出来る3マナのカードの方がデザインとしては綺麗だ。今回登場した0マナの「メムナイト」ですら3/3になるわけで、尖ったデッキでの爆発力は想像に難くない。今後の白ビートの趨勢を左右するカードになりそうだぞ。リミテッドなら、当然の神クラス。

 

True Conviction 真実の確信 (3)(W)(W)(W)

エンチャント

あなたのコントロールするクリーチャーは、二段攻撃と絆魂を持つ。

 実にシンプルで馬鹿馬鹿しい能力を与えてくれる、大味な全体強化エンチャント。これまで二段攻撃と絆魂を同時に持つクリーチャーは存在していないので具体的な効能のほどは推測するしかないが、仮にこれを置いた状態で「天界の列柱」で殴り、素通しした場合の結果を考えれば、頭が沸いているのは自明。そりゃ6マナもかかるってもんだ。ただし、これ自体が守備力をほとんどあげず、パワーも増やしてくれないという点も無視は出来ない。どれだけ豪華な能力でも場に出ているのが植物や落とし子では何の意味もないし、苗木程度ではそこまで大きな影響力もない。最低でもパワー2以上のクリーチャーを並べておきたいところ。そして、それならばわざわざ絆魂など用意せずとも、さっさとパワーを蓄えた上で回避も出来る「エルドラージの碑」を使えばゲームはよりスムーズに終わるのである。わざわざビートデッキに入れる理由は思いつかない。ま、リミテッドなら。

 

Vigil for the Lost 失われし者への祈り (3)(W)

エンチャント

あなたのコントロールするクリーチャーが戦場から墓地に置かれるたび、あなたは(X)を支払っても良い。そうしたなら、あなたはX点のライフを得る。

 パッと見ありがちな「クリーチャーが死ぬとライフがもらえるエンチャント」で、過去にも「神聖な埋葬(DIS)」や「月明かりの不寝番(MMQ)」なんてカードがある。ただ、流石に墓地に行くたびに毎回X点ともなると尋常ではない。やろうと思えば毎ターン全てのマナを「命の川(9ED)」に注ぎ込むことが出来るわけで、過去のライフゲインカードの中でも最大規模と見ていいだろう。もちろん、いちいち全部のマナをつぎ込んでいたのでは他に行動出来なくなるのでそんなことをする意味も無いとは思うが、何かものすごいデッキが作れそうではないか。現在は落とし子トークンのような気軽に墓地に送れるカードもあるし、「フェリダーの君主」「セラの高位僧」と、ライフを有効利用してくれるカードもある。さぁ、デッキを作って……みたくないな、これは。

 

Whitesun’s Passage 白の太陽の通過 (1)(W)

インスタント

あなたは5点のライフを得る。

 太陽が通過しただけで5点ものライフが得られるみたいです。流石に4つも太陽がある次元は違うね! じゃ、次行ってみよう!

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コメント
無題
60000とったよ!
おめでとう!
【2010/11/15 00:31】 NAME[NONAME] WEBLINK[] EDIT[]
無題
ご連絡ありがとうございました。
今後とも、この「どこに数万人のビュアーがいるのか、一切の気配すら感じさせない」紙面を続けて行ければと思います。いや、思わなくてもいいけど。
このペースだと来年4月くらいに10万いくかしら。続けてれば。
【2010/11/15 09:02】 NAME[Thraxi] WEBLINK[URL] EDIT[]


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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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