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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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Accorder’s Shield 調和者隊の盾 (0)

アーティファクト・装備品

装備されたクリーチャーは+0/+3の修正を受けると共に警戒を持つ。

装備・(3)

 今回2枚収録された0マナアーティファクトのうち1枚。もう1枚は「メムナイト」ね。アーティファクトは0マナであること自体に価値を見いだすことも少なくないのだが、やっぱり出して使えないとデッキに入れる気にはならない。その点、このカードはそれなりの補強を与えてくれるので、ニーズはぼちぼちと言ったところ。過去に0マナの装備品は「蜘蛛糸の網」と「極楽のマントル(5DN)」があったが、それらと比べても、特にデッキを選ばずに使えるという点は評価出来そうだ。でもまぁ、やっぱり0マナなんで、そこまでほしいカードにも見えないんですけどね。青を使って「よじれた映像」でパワーにしてしまうっていうのはいかがか。

 

Argentum Armor アージェンタムの鎧 (6)

アーティファクト・装備品

装備しているクリーチャーは、+6/+6の修正を受ける。

装備しているクリーチャーが攻撃するたび、対象のパーマネント1つを破壊する。

装備・(6)

 たまに現れる馬鹿装備品の新作。+6というおよそ真剣に考えてなさそうな効果に、更にアタック誘発で「名誉回復(APC)」というのだから、そりゃ強いには違いない。……でもさ、装備に6マナだぜ。ミラディン最重量装備の「世界薙ぎの剣(MRD)」でも5マナだったわけで、このコストは本気でこのカードと心中する気がなければ払えないコストだ。とてもじゃないが構築を任せられる人材とは思えない。そもそも、なんで鎧なのに破壊能力を持っているのかと小一時間。イラストを見る限りじゃとても防御力が+6もあるようには見えないし、どこかに破壊光線が出せるギミックがあるようにも見えないじゃないか。それともこれは刀なのか? 12本ある変体刀の中でも最も防御力に主眼をおいた刀なのか? 一応、アージェンタムというのはカーンが作り上げたミラディン以前の次元の名前(それをメムナークが作り替えてミラディンになった)らしいのだが……世界を改変する能力でも隠し持ってるのかしらね。やっぱりプレインズウォーカーって奴らはえげつないな。

 

Auriok Replica オーリオックの模造品 (3)

アーティファクトクリーチャー・クレリック

2/2

(W)、〜を生け贄に捧げる:このターン、あなたが選んだ1つの発生源の与えるダメージを全て軽減する。

 ミラディンでも存在していた「模造品」サイクル。今回もこれらは5色分登場しており、各々「そこそこのステータスに、サクって起動するとその色の代表的な呪文の効果」という仕様はそのままである。ただ、前回はクリーチャータイプが種族名だけだったので何となく分かったのだが、今回は職業名だけなのでなんか不思議な感じ。で、その白版だが、3マナ2/2の普通ボディに、内蔵するのは「不死身(TMP)」。先輩である「兵士の模造品(MRD)」が攻撃寄りの能力だったので、この改変はやや微妙である。これでクリーチャーなども対象に取れる広範囲軽減ならばそこそこ評価も出来ようが、あくまで防げるのはプレイヤーだけである。いくら毒があって1点のダメージでも怖い環境とはいえ、わざわざ守る為の専門のカードを雇うくらいなら、白はもう少しスピーディーに攻めを展開出来るはずだ。残念ながら、サイクル中ではややハズレの部類に入ってしまうカードである。

 

Barbed Battlegear 逆刺の戦具 (3)

アーティファクト・装備品

装備されたクリーチャーは、+4/−1の修正を受ける。

装備・(2)

 パワーにプラス、タフネスにマイナスの装備品というと、どうしても過去の悪夢が蘇ってきますが……これはそんなきな臭い要素などなく、単に安価でパワーをあげたいがために多少のデメリットを内包したシンプルな増強装備である。設置コストと装備コストはそれなりのもので、この価格でパワー修正が4というのはかなりのもの。感染持ちは言わずもがなであるし、そうでないクリーチャーでも、フライヤーなどの回避能力つきの手に渡れば確実に人が死ぬレベルであろう。リミテッドでは命運を分ける1枚。

 

Bladed Pinions 刃の翼 (2)

アーティファクト・装備品

装備されたクリーチャーは、飛行と先制攻撃を持つ。

装備・(2)

 うーん、その日本語名は違うだろう。我々の業界で「刃の翼」というのなら、付与される能力は飛行と速攻であるべきだ。確かに調べてみたら「pinion」は羽の意味らしいが、もう少し考えて名前を付けるべきだったな。さておき、過去にも数枚登場している空を飛ぶ装備品。その草分けは「ニューロックの滑空翼(MRD)」で、つい最近、ちょっとボーナスがついた「帆凧」が登場している。この装備品は「帆凧」と同じコストだが、添付されたボーナスがパワーの修正から先制攻撃へと変更されたもの。パワー増強と先制でどちらがいいかは一長一短であるが、感染絡みの確実性を考えるならば先制攻撃が便利。フライヤーは大してパワーのでかいクリーチャーはいないだろうから、先制、飛行、感染と三拍子揃ったクリーチャーを討ち取るのは非常に困難だからだ。コモンで取りやすいカードなので、緑を使うなら相手の飛行クリーチャー予防、感染を使うなら突破口を手軽に開くパーツとして使っていきたい。緑の感染デッキなら言わずもがなである。

 

Chimeric Mass キマイラ的大群 (X)

アーティファクト

〜は蓄積カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。

(1):ターン終了時まで、〜は「このクリーチャーのパワーとタフネスは、この上に置かれた蓄積カウンターの数に等しい」を持つ構築物・アーティファクト・クリーチャーとなる。

 時たま見かける、キマイラの名を冠したクリーチャー化アーティファクトの最新版。この部門での成功作品と言えばなんと言っても「キマイラ像(PCY)」だろうが、実はそれ以外特に活躍していないというのが本当のところ。他にも「キマイラ卵(DKS)」「キマイラ杖(10ED)」そして「キマイラ・コイル(5DN)」なんかがあるのだが、これら全ての能力を覚えている人は流石にいないだろう。で、そんな微妙なキマイラ軍団に新作が登場したわけだが、今回は久し振りのレア認定。基本的には設置時にサイズが決まるので緑のハイドラに近いデザインになっており、この手のカードの最大の売りである「ソーサリー除去が回避出来る」点は純粋にプラス。起動にも最低限のコストしかかからないので、もし「安全性の高いハイドラ」がほしいならばそこそこの性能だろう。ただ、「ハイドラがほしい!」っていう状況が一切思い浮かばないのが最大の難点である。一応あとからでもカウンターを上乗せして増強出来るっていううま味はあるが……リミテッドの雄が限度だろうなぁ。ちなみに、こいつにのっているのはあくまで蓄積カウンターなので、−1/−1カウンターとの対消滅がなく、感染絡みだと処理が面倒。

 

Chrome Steed 金属の駿馬 (4)

アーティファクトクリーチャー・馬

2/2

金属術-〜は+2/+2の修正を受ける。

 コモン枠のフツーの金属術クリーチャー。緑なら同じのが2マナで手に入る気もするのだが、色が無いっていうのはそれだけで大事なのだから仕方ない。あと、なんでよりによってクリーチャータイプが馬になっちゃったのかもよく分からないけど仕方ない。数あわせにどうぞ。馬鹿にしちゃいるが、4マナ4/4なら充分強いんだよな。



Clone Shell クローンの殻 (5)

アーティファクトクリーチャー・多相の戦士

2/2

刻印-〜が戦場に出た時、あなたのライブラリを上から4枚見て、その内1枚を裏向きで追放する。その後、残りのカードを好きな順番でライブラリの下に置く。

〜が戦場から墓地に置かれた時、追放されたカードを表にする。それがクリーチャー・カードであるならば、あなたのコントロールの下で戦場に出す。

 同じく刻印能力を持った「写し身人形(MRD)」の系譜を継ぐコピー系アーティファクト人形であり、何かを生み出す「召喚者の卵(5DN)」の後継機でもある。実際に使うと「召喚の罠」のような動きになるため、相手としても対処しにくく、エルドラージを交えた戦術を組み込めば爆弾にもなり得るのがセールスポイントだ。でもまぁ、5マナってちょっと中途半端だけどね。「変身」デッキみたいなものに組み込もうにも、こいつに変身すると2度手間だしなぁ。相手にした場合は、刻印にスタックでさっさと除去るのが吉。

 

Contagion Clasp 伝染病の留め金 (2)

アーティファクト

〜が戦場に出た時、対象のクリーチャー1体に−1/−1カウンターを1つ置く。

(4)(T):増殖を行う。

 この世界の鬱を代表する−1/−1カウンターを操っちゃう謎の機械。とりあえず場に出た時点で−1/−1カウンターを1つばらまくので「傷跡(SHM)」くらいの仕事が出来ることになり、2マナの色無しカードとしては不満は無い。そして、次の仕事はきな臭さ満点の増殖能力。これにより、自分で置いたカウンターを拡大して相手を死に至らしめることが出来るし、毒を受けた相手をジワジワとなぶり殺しにすることも出来る。4マナとコストは重いが、「光らせの子(EVE)」が3マナで単一対象だったことを考えれば、充分な効果といえるだろう。ちなみに、カウンターの種類には言及しないので「偶然の出会い(ODY)」や「ダークスティールの反応炉(DKS)」が呼んでるような気がするは一種の病気なので注意が必要だ。

 

Contagion Engine 伝染病エンジン (6)

アーティファクト

〜が戦場に出た時、対象のプレイヤーのコントロールする各クリーチャーに−1/−1カウンターを1つ置く。

(T):増殖を行い、その後もう一度増殖を行う。

 とにかく増殖したい人のための外道なレア。出したターンは単に「湿地での被災」程度の影響力しかないが、すぐにそれが3倍になるため、事実上6マナで敵軍だけ−3修正を与えられる全体除去である。さらに、次のターンからもひたすら連打連打が可能であり、相手が毒の1つも持っていれば1枚でゲームが終わってしまう。クリーチャー排除とフィニッシュという2つの役割を設置コストだけで軽々とやり遂げてしまうのだから、壊れレアになる可能性も秘めた爆弾カードである。相手クリーチャーがもがき苦しんでいる中で見る見る元気を取り戻す大量のプレインズウォーカーとか、まさに地獄絵図。

 

Copper Myr 鉛のマイア (2) C (ミラディンから再録)

Gold Myr 銀のマイア

Iron Myr 鉄のマイア

Leaden Myr 銅のマイア

Silver Myre 銀のマイア

アーティファクトクリーチャー・マイア

1/1

(T):あなたのマナ・プールに(特定色のマナ)を加える。

 6年前のミラディン政変を経ても、彼らは無事に生き延びていました! 最低限のステータスにさりげないマナサポート能力を持った小粋な応援団、マナマイア軍団がイラストも新たに再登場です。構築じゃお目見えできないカードだが、リミテッドならどんな色でも手軽に投入できるマナ加速はかなりの人気者。この世界は色マナをあまり気にしないので、関係無い色のマナマイアをいれる選択肢まであった。今後も必須の可愛い奴らよ。

 

Corpse Cur 死体の野犬 (4)

アーティファクトクリーチャー・猟犬

2/2 感染

〜が戦場に出た時、あなたは対象の、あなたの墓地にある感染を持つクリーチャー・カードを1枚手札に戻しても良い。

 このイラストを野犬と言い張る精神は立派なものだ。これは違うよ。まだちょっとそれっぽい「小走り犬(SHM)」が自重してるんだから、お前も我慢しろよ。さておき、4マナ2/2に感染能力は、黒の「伝染病の屍賊」と比べると1マナ分劣っている。これまでのアーティファクト文化なら「無色だから仕方ないよね」とそれだけでも満足すべきところなのだが、この世界のアーティファクトにそんな遠慮はない。追加で(ある意味より黒っぽい)リアニメイト能力も与えられたのだ。「グレイブディガー」クラスと考えるだけでリミテッドでは破格だし、制限こそついているが、こいつを入れるくらいなら狙うべき勝利は毒殺のみ。これで「胆液の鼠」あたりが回収出来れば100点満点だ。一見地味だが、コモンということもあり、毒殺デッキの要となりそうな1枚。これで「スキジリクス」や「化膿獣」が戻ってきたら吐くかもしれん。

 

Culling Dais 選別の高座 (2)

アーティファクト

(T)、クリーチャーを1体生け贄に捧げる:〜の上に蓄積カウンターを1つ置く。

(1),〜を生け贄に捧げる:〜に置かれていた蓄積カウンター1つにつき、カードを1枚引く。

 タイムラグがあるためにコストが一気に下がった「ファイレクシアの蔵(10ED)」。最近だと「殺戮の祭壇」なんて亜種もあるが、奴はコストがでかすぎてほとんど出番がなかったので論外だ。「蔵」と違ってサクった瞬間にドロー出来ないし、起動時にはこれ自体もサクられるために連続使用は出来ないのだが、このコストの安さは魅力。また、この環境なら増殖というナイス能力もあり、とにかく1つ目を載せてしまえばあとは増殖関係のスペルが全てキャントリップ扱いになるのだ。この効果は大きい。増殖をメインで使えるカラーリングになったなら、是非1枚おさえておいてがっつりとアドバンテージを頂きたい。

 

Darksteel Axe ダークスティールの斧 (1)

アーティファクト・装備品

〜は破壊されない。

装備されたクリーチャーは、+2/+0の修正を受ける。

装備:(2)

 「骨断ちの矛槍(MRD)」の装備コストを1あげて、ダークスティール製にした豪華版。「骨断ちの矛槍」はあの環境では最強コモンと言われた装備品の代表選手であり、その強さは疑いようもない。あの環境のリミテッドがつまらなかったのも、このカードが悪かったと言っても過言ではないのだ。で、そんな反省をいかして装備コストがあがってしまったためにあそこまで手軽な運用は出来なくなってしまったが、その分壊れなくなった安心感はあるので、リミテッドなら確実にデッキインしておくべきカードだろう。感染が絡むとものすごい勢いで死が迫ってくるぞ。これがちゃんとアンコモンになっているあたり、流石に学んでいるな。

 

Darksteel Juggernaut ダークスティールの巨大戦車 (5)

アーティファクトクリーチャー・巨大戦車

*/*

〜のパワーとタフネスは、あなたがコントロールするアーティファクトの数に等しい。

〜は破壊されず、可能なら毎ターン攻撃する。

 ダークスティールで出来た「巨大戦車」なので「ダークスティールの巨大戦車」。シンプルイズベスト。ただ、何故かステータスは5/3ではなく自軍次第で可変になっている。最低でも自分がいるので1/1にはなるし、この世界なら容易くノルマである3/3くらいはクリア出来る。どうせ死なないんだから攻撃強制能力もさして気にならないはずだ。リミテッド・構築を問わず、充分フィニッシャーを任せられるレベルではある。こうしてみると、ダークスティールクリーチャーの配備の仕方と感染能力の配備が実に周到なアングルであることがよく分かるな。

 

Darksteel Myr ダークスティールのマイア (3) U

アーティファクトクリーチャー・マイア

0/1 〜は破壊されない。

 ダークスティールで出来たマイアなので「ダークスティールのマイア」。シンプルイズベスト。ただ、何故かステータスは0/1と史上最弱になってしまった。これはあれか。鋼の身体を手にしてはみたものの、あまりの硬度に動きがとれなくなってしまったとかいう寓話的な奴か。男の子のロマンである機械の体も案外夢がないな。で、パワーが無いので基本的な仕事は突っ立ってるだけ。放っておけば除去されないので、安定感のある数合わせに使えるほか、地上クリーチャーに対しては鉄壁のガードを誇ることになる。でも、感染持ちが相手だと即死なんだけどね……

 

Darksteel Sentinel ダークスティールの歩哨 (6) U

3/3 瞬速 警戒

〜は破壊されない。

 ダークスティール製の素体にあれこれキーワード能力を付けたという意味では、「ダークスティールのガーゴイル(DKS)」に近いカードだろうか。あちらは飛行だけだったが、こちらは1マナ軽くなり、瞬速と警戒を手にしている。ただ、正直このコスト域で3/3では、警戒による攻防一体の姿勢はそこまで意味のあるものではない。気軽にアタックを宣言できるが、そもそもこいつを易々と通してもらえるかが分からないからだ。むしろ、このカードが真価を発揮するのは瞬速が物を言うデッキ、つまりはラスゴも交えたコントロールデッキだろう。ある程度マナが溜まるコントロールタイプなら、ターンエンドまで6マナを維持して伏兵として送り出すことが出来るし、攻防一体の防御力と、自分のラスゴで消し飛ばないというシナジーが存分に活用出来る。「流刑への道」と「忘却の輪」という2大除去がようやく退場するので、破壊されないダークスティール製品の評価はもう少しあげてみてもいいかもしれない。

 

Echo Circlet こだまの飾り輪 (2)

アーティファクト・装備品

装備されたクリーチャーは、追加でもう1体のクリーチャーをブロックできる。

装備・(1)

 僕の知り合いに児玉さんという人がいます。すごい苦労性で、いっつもげっそりしているのに他人への気遣いを忘れない素晴らしい人です。お仕事頑張ってください。あ、接死持ちに装備(ry

 

Etced Champion 刻まれた勇者 (3)

アーティファクトクリーチャー・兵士

2/2

金属術-〜は全ての色に対するプロテクションを持つ。

 刻まれた巫女(5DN)」が2段階変身を完了させたような勇壮な姿を持つ新たなレア。巫女の方は烈日仕様でカードが引ける量的アドバンテージを狙うカードだったのに対し、こちらは3マナで全色プロテクションという、質的な充足を目指したスタイル。わずか3マナで圧倒的プロテクションを持てるのだから弱くはないのだろうが、リミテッド的には「シルヴォクの模造品」あたりでぴしゃりと止まってしまうのでそこまで有難くないという、何とも半端な立ち位置である。装備品の土台に向いているので、こいつが早めに確保出来たなら、装備によるドレスアップを狙ってみるのがいいかもしれない。

 

Flight Spellbomb 飛行の呪文爆弾 (1)

(T)、〜を生け贄に捧げる:対象のクリーチャー1体は、ターン終了時まで飛行を得る。

〜が戦場から墓地に置かれたとき、あなたは(U)を支払っても良い。そうしたなら、カードを1枚引く。

 青の呪文爆弾は、みんな大好き「ジャンプ(M10)」! ……まぁ、「ジャンプ」がどれだけ非難されたとしても、呪文爆弾ならそれだけで存在価値はある。設置しておけば手軽な金属術サポーターだし、いざというときは1マナで空打ちしてドローに回せる。効果が弱そうなのは寂しいが、感染絡みのデッキなら、いつクリーチャーが飛び出すか分からないというだけでもそれなりの脅しになる。なんだ、悪くないじゃなイカ。

 

Glint Hawk Idol きらめく鷹の偶像 (2)

アーティファクト

他のアーティファクトがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは〜がターン終了時までが2/2で飛行を持つアーティファクト・クリーチャーになることを選んでも良い。

(W):〜はターン終了時までが2/2で飛行を持つアーティファクト・クリーチャーになる。

 今回白に与えられた軽量飛行クリーチャー、「きらめく鷹」。そりゃなかなか強いカードだとは思うが、しょせんコモンだし、特に一世を風靡するカードとも思えない。なんでそれが、こんな立派な形であがめ奉られているのだろうか。歴史的に見れば「時エイトグ(VIS)」とか「ファイレクシアの抹殺者(UDS)」クラスじゃなければこんな像は建てられなかったはずなのだが……こいつ、歴史を作るのか? そして実は、こいつは今回全色に与えられた「色マナを払うとボーナスが得られるアーティファクトクリーチャー」サイクルの白枠らしいのだ。このサイクルは「普通のアーティファクトクリーチャーとしても使えるけど、特定の色マナがあれば何か能力が1つ増えるよ」という仕様なのだが、こいつだけが妙な形で収録されているのだ。不思議。さておき、2つの手段でクリーチャー化出来るのがこいつ独自のギミック。普通にマナを払う場合も1マナと軽いので使いやすいし、更にマナを使わずに変身させるモードもあるため、デッキ次第では非常にテンポ良くダメージを刻むことも可能。ソーサリー除去やエンチャントが効かないというメリットもありがたいし、何より金属術の手助けになり、アーティファクトを多くプレイ出来るようになることが、様々なカードへの手助けになることだろう。リミテッドでは、ひょっとしたら白を使ってなくてもデッキに入れられる可能性すらある。なんで白だけこんなものがもらえたのかなぁ。

 

Golden Urn 黄金の甕 (1) C

アーティファクト

あなたのアップキープの開始時に、〜の上に蓄積カウンターを1つ置いてもよい。

(T)、〜を生け贄に捧げる:あなたは〜の上に置かれた蓄積カウンターの数に等しい値のライフを得る。

 今回いくつか登場した、「蓄積カウンターを貯めてからサクる」タイプのアーティファクト。このカードは最も安価であり、その効果も正直大したことはない。何のフォローもしなければ毎ターン1ライフが増えるだけなので「アジャニのマントラ」程度のものであるし、ライフはそこまで求められるリソースでもなく、よほどの目的がない限りはお呼びがかからない。一応増殖デッキでは普通よりも多くのライフを得ることが出来るかもしれないが、それにしたって驚くようなものではないだろう。よほど金属術条件を満たしたいとか、やたら「粗石の魔道士」集まっちゃったとか、そういう時以外はぐるぐる流れるカードかと。

 

Golem Arisan ゴーレムの職工 (5)

アーティファクトクリーチャー・ゴーレム

3/3

(2):対象のアーティファクトクリーチャー1体は、ターン終了時まで+1/+1の修正を受ける。

(2):対象のアーティファクトクリーチャー1体は、ターン終了時まで、飛行か、トランプルか、速攻のうち、あなたの選んだどれかを得る。

 アーティファクトクリーチャーのくせに更にアーティファクトを掘る無限ループを生み出すクリーチャー。金属のくせに「金属細工師(UDS)」とか、なんか怖いよね。「火の鳥」に出てきたロビタみたいに元は人間だったりしたらなお怖い。さておき、実に賑やかな能力であるが、その正体は「パワー・マトリックス(MMQ)」の亜流。対象がアーティファクトだけに限定されてしまったが、タップがいらなくなったので、手軽にパワーの増強と飛行のセット販売なんかが出来るのが売りである。基本的な使い方は、攻めなら飛行、守りなら増強を優先しつつ、マナに余裕があればさらなるステータス増強も見込むという形になるだろう。いつ出しても強いので、リミテッドならヒーロー。

 

Golem Foundry ゴーレムの鋳造所 (3)

アーティファクト

あなたがアーティファクト呪文を唱えるたび、〜の上に蓄積カウンターを1つ置いてもよい。

〜の上から蓄積カウンターを3つ取り除く:3/3で無色の、ゴーレム・アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。

 その名の通り、ゴーレムを製造している下請け工場。アーティファクト呪文3つを1単位として生産を受注しているわけだが、これに増殖が絡むとよりよいゴーレムライフを堪能できるわけだ。ただまぁ、「血清の水槽(MRD)」なんかは似たようなギミックをもっていたのだが、そこまで劇的に効果を発揮するものでもなかったように記憶している。リミテッドの場合、どれだけ頑張ってもそこまでアーティファクトを集中的にプレイすることが出来ないのである。どの程度の工場稼働率になるかは、デッキメイク次第。そういやこれ、コモンなんだなぁ。一昔前なら絶対アンコだろうに。

 

Golem’s Heart ゴーレムの心臓 (2)

アーティファクト

いずれかのプレイヤーがアーティファクト呪文を唱えるたび、あなたは1点のライフを得ても良い。

 基本セットのアンコモン枠を圧迫してユーザーからは恨みしか買っていない憎きサイクル、ラッキーチャーム。「ドラゴンの爪」だけは赤対策カードとして出番があるが、他の4枚はいつになったら閑職を明け渡してくれるやら。まさか、この期に及んで新作が増えるとは思ってもみませんでした。ま、「色つきスペル」と違って、この環境のアーティファクトは「どんなプレイヤーも避けて通れない必須要素」なので、リミテッドだとかなりの鬱陶しさを発揮してくれるのは確か。2枚3枚と張っていくと、それに反比例してやる気はそがれていくぞ。

 

Grafted Exoskelton 生体融合外骨格 (4)

アーティファクト・装備品

装備されたクリーチャーは+2/+2の修正を受けるとともに感染を持つ。

〜がいずれかのパーマネントから取り外された時、そのパーマネントを生け贄に捧げる。

装備・(2)

 ま、あるだろうと思われていた感染付与の装備品。ただ、感染を与えるということはファイレクシア陣営のカードということであり、そのまがまがしさを示すためか、奇妙なデメリットを与えられてしまった。この制限のために、事実上、一度張ったら剥がすことができず、張られたクリーチャーは死ぬまでこの装備品を握り締めて敵陣へと切り込むことになる。どうしても付け替えたい場合は、犠牲になってもらうしかない。とはいえ、+2と感染が得られればどんな坊やでも一線級のクリーチャーになるわけで、「どうしても張り替えたい!」なんてぜいたくな状況はそうそうあるものではない。デメリットのおかげか装備コストもやたら軽いし、リミテッドで毒デッキを組むなら、かなり強力な後押しが得られるはずだ。

 

Grindclock 研磨時計 (2)

アーティファクト

(T):〜の上に蓄積カウンターを1つ置く。

(T):対象のプレイヤー1人は、自分のライブラリを上からX枚墓地に置く。Xは、〜の上の蓄積カウンターの数である。

 新作石臼。「石臼(10ED)」が引退しているので、現在こうした純正ミル機能のカードといえばダイナミックな「号泣の石」があるのみ。そちらと比べると、このカードは設置後に一切マナを消費せずに済むので、隙が最小限で抑えらるのがセールスポイント。これまで起動にマナがかからないミルというのはほとんど無かったので、これはこれで貴重。最初に動き出すまでの準備が必要だが、こちらもマナはかからないのでひたすら守りきる意識さえあれば何とかなるし、序盤に出遅れるかもしれないスピードはカウンターを増し増しにすれば充分巻き返せる。総じて見れば、純正ミルデッキを作ると仮定するならなかなか優秀な選択肢といえる。リミテッドだと結構ひどいことに。増殖絡みで強引に威力を増すなんでギミックもあるぞ。まぁ、エルドラージ軍団が大人しくなるまでミルデッキは組む気が起こらないのが難点だが……

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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