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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 男なんて絶滅してしまえばいいのに……第3話。3話目でやってほしい話じゃねぇよ。でも、これで一気に愛ちゃんの解像度が上がるんだよ。

 なんでこんなに異常者の描写が執拗なんだよ。リアルすぎてこええんだよ。連れ子に手を出すクソ野郎っていうデザイン自体は古くからあるものだし、圧倒的な「大人」の暴力と「男性性」の暴力ってのも胸糞代表の定型なのだが、なんかね、その描かれ方が妙に生っぽいのが怖いのよ。何しろ、今回のエピソードではまさに愛ちゃんのようにゲボ吐きそうなくらいに気持ち悪くなってしまうのだが、一応加害者側は通常の意味での暴力は一切振るっていない(性暴力のカテゴリまで広げると違うかもしれんが)。そして、ほぼどのシーンでも笑顔を崩さずに愛に接していた。訴えられないギリギリのラインを見て、子供ならいけると判断して、取り返しがつかなくなる手前で引き返せるように動いている。「部屋の前で足音が止まる」みたいな描写、想像するだけで怖気がするので実に効果的。こんだけのイヤ要素を自己紹介がわりに叩きつけてくる愛ちゃん、とんでもない。

 そして、それに対する幼少期の愛ちゃんの反応もまた救われない。お腹に包帯巻く描写、誰がどうやって思いつくんだろう。そんなんされたら、もう大人サイドはなんとかして助けてあげるしかないじゃない。クマのぬいぐるみの解体、それだけだと意味のわからん錯乱状態の結果なのだが、執拗なモノローグとともに描かれた幼子の必死の抵抗としてあまりに切実。モノローグパート自体は10分ちょいなのだが、これだけで愛ちゃんの人生が全部説明できちゃうくらいの密度だった。アニメなんかでおなじみの「男嫌い」キャラなのだが、そこまで肉薄して説得力持たせなくても、とおっかなくなってしまう。

 また、それに接するさらさのキャラクターも不思議と生っぽいラインでブレーキをかけているのが面白い。天真爛漫で何も考えないタイプの主人公だとばっかり思っていたが、愛ちゃんに友達じゃない宣言されたら流石にへそ曲げるくらいの感性は持ち合わせているのか。当たり前といえば当たり前の反応なのだが、多分その辺のアニメキャラの多くは、「それでもめげずにお友達」って態度になってると思う。今後の関係性を掘り下げていく上で、さらさの守るライン、攻めるラインの見極めが出来るようになる展開は良い刺激になった。さて、あとはここから2人がどのようにして互いのラインを超えていくのか、という話になるのだが……今回の顛末だけだと、別にさらさに信頼を覚える状態にはならないはずなんだよな。来週何が起きるんだろう。

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