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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ふぁ、ふぁいてぃん……(このテキストは、ライブ終演後に夜行バスで移動し、たどり着いた自宅で朝8時前から執筆を開始しています)。やっぱこの歳で夜行はキツい。前日にライブ行く前に現地観光してたもんで足がバッキバキだったのも加えて結構なグロッキー。ふじやま温泉に入っていなかったらもっと大変になるところだったよ(ふじやま温泉はいいぞ)。そこまでして必死にPCに向かってるのも、極力記憶が薄れないうちにライブ感情を書き留めねばという使命感からなのだが、流石にライブ温泉夜行バスのコンボを決められるとその辺りも自信がなくなってくるが……頑張って思い出そう。まぁ、どうせ終始夢心地だったから記憶なんてロクに残っとりゃせんのじゃ。

 




 

 今回は前日の予告通りに座席はすっかり離れた末端ポジション。わかりにくく説明するなら(なんでだ)、中島由貴を起点に前日の私の座席に伸ばした線分Tを、さらに延長して4Tくらいにした位置。当然演者は豆粒なのでスクリーンの方に注視することになるが、それでもまぁ、中央スクリーン・サイドスクリーン・そして豆粒ながら演者本人といくつか視点を選択は出来るので、LVでは得られない現地組の旨味ってのは充分あるかなぁ、とは思えた。何よりも大事なのは現地での一体感。狭い座席でもリアルタイムでの衝撃を数多く味わえるこの時間は格別。色々しんどいとは思いつつも、来年以降ももしかしたらコニファーには参戦するかもしれません。

 

 

○幕開け、いきなりの最高音

 前日の「雨上がりの夢」の記憶も覚めやらぬオープニング、観客全員が「今日は何が起こる?」と身構えていたと思うが、今回はオープニングムービーからメンバーが順番に登壇し、最後に友希那さんが中央に構えるスタンダードな幕開け。しかしながら、前日の「Proud of oneself」で予想された人も多いだろう、2日目のオープニングを飾ったのは劇場版第2部のオープニング「Sing Alive」。数年ぶりにボーカル最高音を更新したという「友希那ハイトーン」の真骨頂とも言える一発目。前日のような調音がない状態だったが、ここを決めることで相羽あいなにエンジンがかかっていることが確認できる。流れるような「BLACK SHOUT」で前日同様に準備万端。ブラシャは本当に息をそろえるための儀式のような趣になってきた。軍隊が点呼をとって足並みを揃えるようなものだ。(あと冒頭のソロで「くどはる大丈夫?」って確認するパートでもある)

 

○新たな伝説、とんでもないところから飛び出す

 身も蓋もない言い方をすればある程度予想通りに始まったday2。まぁ、大体のイベントは2日目の方がある程度落ち着いて聞くことができるように調整されているので、これは当然の成り行きかと納得はしたのだが、残念、そんなことで終わるような集団でないことは先刻ご承知。一応前日に比べれば多少テンポを落とした曲は増えているかもしれないが、それははっきりと2日間で毛色を変えるための演出。そして先に触れておくと、今回のセトリ、なんと全14曲のうち、半数近い6曲が昨日と差し替えられている。これまで単独2dayのライブはせいぜい入れ替えても3曲程度のイメージで、日程的にも、練習内容を考えてもそれくらいがギリギリだろうと思われていたところを、一気にこれだけ構成を変えても対応できるようになっている。しかも2日間を通して初披露の曲は5曲で、これも史上最多。今更で大変申し訳ない話だが、既にRoseliaは「声優が始めた素人企画バンド」ではない。ソロイベントをこのクオリティで回せる立派なアーティストとして一本立ちしたのだ。

 お約束、台本、うちわ乗り。過去にはそんな揶揄もあったかもしれないが、それを乗り越えて今の姿がある。であればこそ、既存の考えなどぶち壊して見せよう。MC明けの3曲目、前半戦も前半戦、かかるナンバーは「FIRE BIRD」。史上最速、観客に恐ろしいGがかかるのも気にしない急加速からの急発射。この展開は読めない。よりにもよってアイバダービーで曲順予想とかさせておいてのコレである。当てさせる気ゼロやんけ。今まで溜めに溜めた結果のFIRE BIRDだったはずのものを、まるで当然の流れであるかのように炸裂させるパワー。日も翳らぬコニファーに火柱が乱立する。

 「この後のこと考えてないやんけぇ!」と叫びたくなる観客を抑え込んだのは、火柱同様真っ赤に染まる今井リサのベース。火の鳥が飛び去った後の沈黙を切り裂いたベースソロからの繋ぎは、なんと「R」。こんな繋ぎ方もあるの!? と衝撃を受けた観客からは思わずどよめきが漏れる。そう、どこに入ろうともあまりに格好良すぎるイントロが、うわついた観客の心を一気に地面へと叩き伏せるかのように低音を炸裂させた。「R」はRoselia楽曲の中ではかなりトリッキーな部類で、前日の「ONENESS」ともまた違った意味での万能選手ではあったが、まさかこんな効果もあったとは……あまりにアクロバティックなセトリに感情のうねりはどこへとも向かえぬ。

 そんなオーディエンスにとどめを刺す本日最大の奇跡が「R」の曲中に訪れる。すまん、私はラストの締めを除けば、この日のハイライトはここだと思っているのだが、歌い慣れた「R」を紡いでいく面々の余裕の笑みの中で生み出された中島由貴のとんでもねぇフリ。……なんだあれは。私の中では「きゅんきゅんチュッ」と呼ぶしかないと思っているのだが、とにかく、なんか、もう、あれだ。分かるだろ、もう、……あれだよ。感情が壊れるよ。可愛い女の子が可愛いことをしたら可愛いから可愛いんだよ。ふざけるな中島由貴。そんなことをしたら、戦争だろうが。マジであの瞬間は会場が揺れたんだよ。俺も多分唸ってたんだよ(このライブは無発声ですので実際に声は出していません)。あれ、咄嗟にできるフリじゃないから、考えて用意してたやつだと思うのだが……またRに新しい概念が生み出されてしまった……。

 

 

○「これから」のRoselia

 一旦落ち着こう。MCを挟んで流れたのは「Sprechchor」。おそらく2DRoseliaを語る上では現時点で最も「未来」を意図した楽曲。正直今回はこれがラストナンバーになるんじゃないかとも思っていたので、ここで使ってきたのはちょっと意外。あまりにもエキセントリックなつなぎになったために、ここで信念を貫く意味でも一番の柱を持ってきたのかもしれない。アニメMV付きの楽曲は、曲イメージがスクリーンで展開しつつ、奏者がそこから自由に発想を膨らませてパフォーマンスできるおかげで、どこか夢見心地な不思議な聞き味が良い。

 そしてここから前日は変則バージョンでお届けした「約束」の王道バージョンへ。今回のライブ、前日の時点で相当な部分を劇場版と重ねてきているわけだが、この日の構成は前半終了時点でタイトルを回収するための「約束」。これが締めの役割を果たすことになるのも必然であろう。なお、限界オタクはクライマックスパートの時はもうブレードを振ることすらできず、ただただ「近い、顔近い、近い」と思いながら涙するしかないのである。

 

 

○キンキンに冷えたアレ

 幕間はキャラくず2戦目。意外だったのは、相羽さん究極2択問題で最終的にメンバー全員がキンキンに冷えたアレを選ばなかったことかな。くどはるは「相羽さんは勝つためになんでもやる奴だ」と言ってのんちゃんを説得にかかっており、のんちゃんも「まぁそうかな」くらいのノリでその後を追っていた。しかしどうなんだろ、我々視聴者からすれば、あいあいってそういう勝負の小細工として考えを曲げたりっていうプレイスタイルではないと思うのだが……それこそ負けたら勝つまでやるってだけでさ。まぁ、最終的に「私は陥れるためにそうします」というくどはるの一言が、最後に最悪の結末を招く「事実」になってしまったわけだが……。あと、これは本当に個人の感想なんだけど、「アハ体験クイズってむずくね?」。私はあれが本当に苦手で、毎週「妖怪ウォッチ」でトレーニングしてるのになかなか正解できないんよ。ヒントありとはいえちゃんとほぼ正解できてた5人は偉いわ(Rosela? 聞いたことないバンドですね)。

 

 

○「新たな」姿

 後半戦一発目はバックで流れるアニメPVも愉快な「閃光」から。正直、前述の通りに「新曲披露は負担も大きいから、通常通りならせいぜい3曲が限度だろう」と思っていたため、まさかこれがかかるとは思っていなかった。この曲がかかって痛切に感じるのは、やはり普段のクリエイター陣はいうても固定化してるんだよな、という事実。まぁ、1つのバンド、全部湊友希那が作曲してる前提なのだからコンセプトとしてはそれであっているのだが、こうして全く別枠から提供された「新曲」が流れると、提携を広げて(前日のゆっきーが言ってた言葉を借りるなら「楽曲の発注」を広げて)他所の文化を吸収していくのも面白い方向性だな、ということ。この1曲のおかげでファン目線でも掘り下げる価値のある路線だということが分かったし、「有名アーティストRoselia」となれば楽曲提供だってつながりやすくなるだろう。また別な顔が見られるならそれは嬉しいことである。

 

 

○夏のドーン!

 そこからは「Neo-Aspect」に繋いでの鉄板リレーへと入る。一応触れとかなきゃいけないけど、この日の相羽さん、テンションが高まったせいかこの辺りからちょこちょこ歌詞を間違い始める。全部「ライブバージョン」といえばそりゃそうだし、あんまり大きな問題だとは思わないが、よりによってこの曲とラスト曲ミスっちゃったのはご愛嬌もご愛嬌である。ネオアス、「瞳の裏側」で目を隠すフリが入るのでプロンプター見づらくなる問題があるけども(カラオケで真似したことあるから知ってる)。

 そしてそこからは「コニファーといえば100%これ」ってことで今年もきました「熱色スターマイン」。もう、私はこの曲を現地で振れただけでも満足です。数年前の武道館の時も全く同じこと言ってた気がするけど、私にとってのスターマインは原点なので、この曲がかかることは、心臓をささげるに等しいことなのです。今回は花火演出にリンクはしないが、それでも「打ち上がる」ものはいくらでもある。

 

 

○劇場版の終演

 てなわけで、後半パートラストを締めるのは当然「"UNIONS”Road」、そして初披露となる「Singing“OURS”」。これにて劇場版第2部も完全に回収しきり、「Episode of Roselia」が形を成したわけだ。ユニオンは前日にもあった通りにハンドサインを使った連携で一体感を生む、文字通りのUnion曲と言える。みんなしてオッオーした後にあいあいがオフマイクで「ありがとう」って言ってくれるのがしみじみ好きなんよね。湊友希那だったら多分やらないと思うんだけども、その辺はね。

 劇場版楽曲コンプリートとなる「OURS」も初披露。正直あんまり印象が強くない楽曲だったが、これもライブになると化ける(どの曲にも同じこと言ってる気がするけど)。前日には「約束」で垣間見られた「竿隊、いったん座る」の構図が今回はここで登場し、りんりんのピアノソロに友希那さんが的確に色をつけていく曲調はこれまでのメロウナンバー、「軌跡」や「Sanctuary」ともまた違った感情が乗っていく。改めて聞くに、これもたっぷりと「未来」が込められた曲なのだよなぁ。改めて聴き込まなきゃいけないな、と気を引き締めました。捨て曲なんてあるはずがないのだ。

 

○地平の彼方

 そしてトリを飾るのは前日に引き続いての「ROZEN HORIZON」。前日にちょっと思っていた「ブレードの色どうしようか問題」について、既にファンの間では「青で統一しよう」という動きも広がっていたようだが、なんと友希那さんがわざわざそこに触れてくれたおかげで、日も落ちて暗くなった会場は一気に青へ。また新たなシンボルが生み出されたわけだ。これ、将来的には当然「FIRE BIRD」→「HORIZON」っていう繋ぎを想定してのことだよね。ポピパじゃないけど「赤から青に変わる」が最大規模で見られるようになるのだ。堪能したいですね。実写MV付きの楽曲なもんで、スクリーンに映るメンバーと実際のメンバーで2つの次元がクロスしながら進んでいく構造も面白い。友希那さんあたりはライブ振りの方が手数が増えてますね。「その先」を示すこの曲が、此度のライブの1つの到達点であることは、まず間違い無いだろう。

 

 

○「先」とか言ってもゼロゼリア

 せっかく格好いい締めになってるのに……まぁ、やっぱり頂点を目指すバンド・Roseliaとお笑い集団Roseliaは表裏一体、2軸の車輪ですからね。それにしてもくどはるがいちいち強すぎる気はするが……。過去と未来とを模索して全員がキラキラだったりモノクロだったりと奮戦するなか、我らがリーダーは最後に「ゼロ」の未来を選択したのでした。なんか、なろうアニメの主人公みたいな展開だが……もしかして湊友希那・相羽あいなは強すぎる転生者だった? ……タイムリープしても馬券買いに走りそう(そんで、なんらかの因果で結局外してそう)。今回は2チームに分かれての収録だったわけだが、この相羽あいなの暴走を1人で適当にあしらえるゆっきー強い。後日電話して地獄絵図を共有する仲良しメンバーすこ。自分から電話しといて「きりましょきりましょ」って言うめぐちすこ。オツカレーライス。

 

 

○最後の事件・歴史の転換

 アンコールは通常、「入場して1曲、挨拶後に本当のラスト曲」という流れなのだが、今回はスチャラカ集団Roseliaが入場し、キャラくずの結果で散々いじった後に告知タイムに入ってしまい、「あれ? ラスト1曲残しになるのか?」というちょっと意外な展開。正直曲数はカウントしてなかったのであまり疑問には思わなかったし、カウントしてた人も「まぁ、昨日は『雨上がりの夢』がノーカウントってことなら曲数はあうかぁ」くらいに思っていたかも。最後にかけられる「未来」を表す曲は「Song I am.」。やはりそこは王道、外しはしなかった。これで最後にクライマックスへと駆け上がっての締めくくりは2日間のライブのラストにふさわしいものだ。誰もがそう思っていたところへの……。

 言霊が曲を呼んだ。「強く熱く果てまで届けよLouder Louder」。この曲で最も印象的な、ラストを駆け上がってからの締めのサイレント。そこで完全に時間が静止し……繋がった! 前日に我々の度肝を抜き、オーディエンスを感涙の海に引き摺り込んだ楽曲が、今日も最後に奇跡を起こす。決意が過去を封印し、その封印すらも過去のものとして輪廻する。未来は過去へ、時代は常に前を向いている。そんな変わり続ける姿を体現する、「2周目」のLOUDER。元々「Song I am.」がLOUDERから作られた楽曲なのだ、その接続は既に定められた運命だったとも言える。変わり続ける未来がある中で、変わらない信念がそこにあり続ける。過去と現在と未来と。そのテーマにふさわしい、見事なセットリスト、見事な演奏でした。

 2日間、本当にありがとう!!! 

 

追伸:初日にプレミアムシートのおまけとしてもらった「頂点を極めた水」っていう謎すぎるミネラルウォーター、未開封のまま宿の冷蔵庫に忘れてきました。

 

 

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