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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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Arms Dealer/武器商人(MMQ)」 U
 こりゃまた懐かしいカードだ。当時に比べるとグッとイラストが可愛くなっている。ちなみに今作のゴブリンは、「クレンコの命令」も含めるとコモン5,アンコ1(こいつ)、レア1。まぁ、そこそこ? 1引きで「クレンコ」しちゃうとマジやべぇ。
 
 
Bladetusk Boar/刃牙の猪(ZEN)」 C
 ゼンディカーからの地味キャラ再録が多いな。いや、こいつって基本セットにいれることを考えればかなり優秀なカードだけども。威嚇がキーワード化したのって確かこいつ(ら)が初だったっけ。
 
 
Canyon Minotaur/峡谷のミノタウルス(M11)」 C
 実はM12は欠席してたのね(「血まみれ角のミノタウルス」がいたからな)。変更ナシだけど、こいつのフレーバーテキストの掛け合いがなかなか雰囲気があって好き。
 
 
Chandra, the Firebrand/炬火のチャンドラ(M12)」 M
 この子は「軽い方のチャンドラ」っていえばいいのかな。強いか弱いかは……分からん。構築採用実績だと初代が一番多かったのかなぁ。彼女の時代はどこで来るんだろうなぁ。
 
 
Fervor/熱情(7ED)」 R
 随分懐かしいエンチャントが再録された。確かに基本っぽいのに、まだほとんど再録実績が無かったのね。まぁ、「ヤヴィマヤの火(INV)」の登場で拗ねてたイメージしかないんだけど。なんでこの期に及んでレアリティあげてきた?
 
 
Fire elemental/炎の精霊(7ED)」 U
 ザ・基本セット。これでアンコモンっていうのが素晴らしい。そりゃコモンだったらまずいけども。
 
 
Furnace Whelp/焼炉の仔(10ED)」 U
 「ドラゴンの雛」がちょっと大きくなった姿。今更ながら、なんでこいつの初出がフィフスドーンなのかがよく分からない。
 
 
Goblin Arsonist/ゴブリンの付け火屋(M12)」 C
 現在は狂喜トリガーとして八面六臂の大活躍を続ける火の玉野郎。今後もゴブリン部隊の一番槍は任せとけ。
 
 
Goblin Piker/ゴブリンの長槍使い(M12)」 C
 無くてもいい基本セットカード軍団の1枚。いや、2マナパワー2だからまだマシな方。リミテッドだと早い環境なら割と使われたりもするしね。「ゴブリンの手投げ弾(M12)」があるなら加点。
 
 
Hamletback Goliath/村背負いの大巨人(LRW)」 R
 とにかくでかい。ほんとでかい。……うん、でかい。
 
 
Kindled Fury/火をつける怒り(M10)」 C
 赤のパワー・先制攻撃インスタントが、3年前から、コレ(+1),「雷の一撃」(+2),「殺戮の叫び」(+3)と少しずつ大きくなり、「次は+4がくるのか!」と思ってたら、何故かスタート地点に戻った。何のローテーションなんだろう。
 
 
Mark of Mutiny/反逆の印(ZEN)」 U
 「反逆の行動」が退場して、再び赤のパクりスペルはアンコモンに戻った。まぁ「投げ飛ばし」も退場したし、落ち着いたんじゃないかしら。
 
 
Mogg Flunkies/モグの下働き(STH)」 C
 地味に要注目な伏兵の再録。制限有りとはいえ、2マナ3/3の馬鹿ボディは充分な実績有り。懐かしいなぁ。当時Magic始めたばっかりの時に、経験者の友だちがこれとか「ルートワラ」が詰め込まれた赤緑ウィニーでボッコボコにしてくれたっけ……当然「怨恨」入りでね……。あのとき遊んだA君は、今どこで何をしてるだろう(東京で会社員やってます)。
 
 
Reverberate/余韻(M12)」 R
 「移し変え」と同じジャンルで、書いてあることは強い。これで相手の「巻き直し」をコピーしてカウンターすると2マナ浮くという謎現象が起こるぞ。
 
 
Torch Fiend/松明の悪鬼(DKA)」 U
 意味なし再録。しかも地味にアンコモン。「初心者に配慮」っていうと聞こえはいいが、単なるパック開封のモチベーションキラー。「躁の蛮人(M12)」で良かったやんね。
 
 
Trumpet Blast/ラッパの一吹き(M10)」 C
 リミテッドだとまれにそこそこレベル。「掲げられた軍旗」の倍、って書くとすげぇ弱そう。
 
 
Turn to Slag/金屑化(SOM)」 C
 スタン落ちをかろうじて回避だ!! 別にお呼びじゃねぇけど! 今回のリミテッドはうざい指輪がぽこぽこ出てくるので、案外大事だったり。
 
 
Volcanic Geyser/溶岩噴火(6ED)」 U
 2年間基本セットに在籍していた「火の玉」を押しのけて、アンコX火力枠が交代。再録が実はこれも15年ぶりという。多分私が一番最初に目にしたX火力って、6th版のこれなんですよ。懐かしいなぁ。6thってこれと「猛火」が一緒に入ってたんだな。
 
 
Volcanic Strength/火山の力(M11)」 C
 これも1年休んでたカードなのか。あっしがMagic始めた頃は「巨人の力(6ED)」でしたがねぇ。
 
 
Wall of Fire/炎の壁(M10)」 C
 再録実績多数のベテラン選手だが、今回初めてコモンに格下げされた。いや、いっぱい出てこられても……


Chamdra’s Furyチャンドラの憤怒 (4)(R) C
インスタント
〜は対象のプレイヤー1人に4点のダメージを与えるとともに、そのプレイヤーのコントロールする各クリーチャーに1点のダメージを与える。
 
 なにかというと怒ってばかりのチャンドラさん。これまでのセットには「クリーチャーに4点、プレイヤー2点」の「チャンドラの憤慨」が投入されていたが、今回の怒りは別方向に向き、プレイヤーによりいっそうの反省を促す結果となった。ついでに「微震(8ED)」もばらまける仕様は現環境の「逆鱗」にも似た使い心地。つまり、「微震に5マナって、ちょっと……」ということである。クリーチャー狙いが主体だった「憤慨」に比べても、プレイヤー火力っていうのは優先順位が低いもの。正直、チャンドラさんは怒りの矛先を間違えている気がします。あ、でもイラストは恰好いい。なんだか映画のエンディングみたいだが、チャンドラさん何をやらかしたんでしょうね。
 
 
Cleaver Riot 大鉈暴動 (4)(R) U
ソーサリー
あなたのコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで二段攻撃を得る。
 
 すげぇ名前になったな。歴史の教科書にでも掲載されてそうな一大事。「1448年、相模で大鉈暴動」。「ヒト(1)四(4)肢(4)ば(8)らけて大鉈暴動」と覚えよう。さておき、全軍が二段攻撃。初めて見る爆裂効果だと思ったが、実は過去にこれの上位種とも言えるインスタントの「凶暴な打撃(DKS)」があった。しかし、当然のごとくあちらはレアで与えられており、このカードは赤が新たに手にしたアンコモンでの必殺技である。使い方は簡単、クリーチャー並べる、使う、殴る。いわば赤い「踏み荒らし」みたいなもんだろうか。ある程度パワーの値があれば勝てるだろうし、勝てなかった場合にも相手ブロッカーはぼろぼろだ。何とかなる。最大の問題は、赤の陣営が「それなりのパワーを並べる」が達成出来るかどうか。飛行を整えた青や、普通にでかい緑がタッチで使っちゃうのもアリ。なんか、どこぞのサングライト好きが黙ってなさそうなカードだ。
 
 
Craterize 火口化 (3)(R) C
ソーサリー
対象の土地1つを破壊する。
 
 そうか……それが世界の選択か……仕方ない。「石の雨(9ED)」は強すぎる、それは事実だったのかもしれない。でも……でも……………………「破砕」強いなぁ!!!
 
 
Crimson Muckwader 真紅の汚水這い (1)(R) U
クリーチャー・リザード
2/1
〜はあなたが沼をコントロールしている限り+1/+1の修正を受ける。
(2)(B):〜を再生する。
 
 お隣の土地サイクルの赤版。赤と黒の組み合わせはクリーチャーのパワーを引き出すのにはちょっと向いてないので、サイクル中ではやや地味。土地が準備出来ないと2マナ2/1バニラはサイクル中で最も頼りないし、土地を手にしても、能力の起動マナが無闇に重い。確かに3/2で再生持ちが2マナってのはまずいのでそれなりに重くしておかなければならんのだろうけど、起動出来る機会があまり多くなさそうなので、持ち腐れの疑念あり。中盤以降にマナが余るようになればそこそこ強いんだろうけどねぇ。
 
 
Dragon Hatchling ドラゴンの雛 (1)(R) C
クリーチャー・ドラゴン
0/1 飛行
(R):〜はターン終了時まで+1/+0の修正を受ける。
 
 「小さいドラゴン」というコンセプトのクリーチャーだと、たとえばスレッショルドで「シヴ山のドラゴン(M10)」になる「巣立つドラゴン(JDG)」、1ターンに4回火を噴くと死ぬ虚弱体質の「チビ・ドラゴン(M10)」などがいたが、流石にドラゴンということでコストは4マナと至って普通。しかし、こいつは違う。なんと、生まれたばかりのドラゴンなので文句なしの史上最軽量、2マナ。丁度「チビ・ドラゴン」が2マナ軽くなって−2/−2修正を受けた状態である。M12までブレス持ちのコモンといえば「焦熱のヘルハウンド」だったわけだが、先制攻撃などの天敵がそこまで多くないリミテッド世界なら、赤が濃いデッキではそこそこ有用なクリーチャーであった。今回はそれが空を飛ぶことになったので、一見すると使いやすそうな気もする。しかし、ダメージを与えるためには毎ターン必ずマナが必要になるわけで、流石にこいつに全労力を注ぎ込んでいたら話にならないのである。賛美の代表とか、オーラの土台くらいがありそうな仕事か。赤が確実にフライヤーと相打ち出来るようになるので、案外ブロッカーとしての任の方が向いているのかもしれない。
 
 
Firewing Phoenix 火翼のフェニックス (3)(R) R
クリーチャー・フェニックス
4/2 飛行
(1)(R)(R)(R):あなたの墓地から〜を手札に戻す。
 
 毎度お馴染みフェニックス枠の新作。前作「チャンドラのフェニックス(M12)」は特殊な復帰条件がなかなか面白かった上に2/2速攻とそこそこ実用的だったので、赤いデッキでちらほら採用された実績があるが、こいつの場合は4/2と前のめりなステータスで勝負。4マナの4/2フライヤーは赤という色を考えずとも貴重な戦力であるし、それがアドバンテージを刻んでよみがえり続ける可能性があるのはビッグボーナス。リミテッドならこれ1枚を回していればそのうち勝てる試合なんかもあるはずだ。
 
 
Flames of the Firebrand 炬火の炎 (2)(R) U
ソーサリー
〜は3点のダメージを、あなたが選んだ1つか、2つか、3つの対象のクリーチャーとプレイヤーの組み合わせに割り振って与える。
 
 「弧状の稲妻(USG)」の名義変更カード。一応「炬火」の名を冠することでチャンドラさんが頑張ってるんだよ、ということを力強くアピールしてくれている。「弧状の稲妻」が強かったのだからこのカードだって当然強い。3マナ3点がソーサリーと考えればダメージ効率は並だが、やはり大きくアドバンテージが狙える分配火力は柔軟性が高く、余った分を本体に回せる選択があるのも良い。構築レベルはやや微妙ではあるが、リミテッドならば序盤の攻防で相手のプランを大きく狂わせる働きが期待出来る。惜しむらくは、先輩と違ってこれってアンコモン。
 
 
Goblin Battle Jester ゴブリンの戦囃し (3)(R) C
クリーチャー・ゴブリン
2/2
あなたが赤の呪文を唱えるたび、対象のクリーチャーは、このターンブロック出来ない。
 
 ゴブリンのくせにやたら賢そうな憎たらしい奴。4マナ2/2は最低限のところだが、これがいればあらゆる赤スペルが「恐慌(5ED)」になれるわけで、毎ターンコンスタントに展開する赤ビートならばかなりの制圧力となる。たとえ充分な数のブロッカーがいても、こいつの後で除去が飛んでくれば、一瞬にして2枚3枚の壁が消えるかもしれないのだから。渋いながらも、是非使いこなしてみたいリミテッドの危険人物だ。
 
 
Krenko, Mob Boss 群衆の親分、クレンコ (2)(R)(R) R
伝説のクリーチャー・ゴブリン、戦士
3/3
(T):1/1で赤の、ゴブリン・クリーチャー・トークンをX体戦場の出す。Xは、あなたがコントロールするゴブリンの数である。
 
 どこぞの次元で暴れる、助っ人外国人みたいな名前のゴブリンの親玉。どこなんだろうと思ったら、フレーバーや画像の背景を見ると、どうやらラヴニカのようである。ラヴニカってあんまりゴブリンが元気だったイメージは無いのだが、時代が進んでのし上がってきたのかもしれない。そして、その能力に一切の迷いは無く、タップ1つでゴブリンの売りである「むやみやたらな繁殖力」を余すことなく堪能出来る。自身がゴブリンなのでどのような状況でも1体は湧くことになるだろうし、自身の名を冠した「クレンコの命令」に続ければ、1回目のタップでトークン3体。あとは無慈悲な倍々ゲームだ。素敵にヤバい。トークンの倍加といえば過去には「エルフの行列(LRW)」があったが、あれは4マナのソーサリー、それをタップ1つで出来るってんだから、どれだけ壊れているかがよく分かる。なおかつ、ゴブリンのくせに4マナ3/3とボディもしっかりしている。何か、やらかしそうな臭いのするナイス鬼畜。
 
 
Krenko’s Command クレンコの命令 (1)(R) C
ソーサリー
1/1で赤の、ゴブリン・クリーチャー・トークンを2体戦場に出す。
 
 クレンコ親分の手助けに奔走するのは、「ドラゴンの餌(ALA)」の名義変更カード。アラーラ当時のリミテッドでは貪食絡みなどで活躍した燃料としてのゴブリントークンだが、このコストで複数パーマネントが手に入るという素体は充分強力だし、リミテッドでも集めてしまえば人海戦術を狙うことも可能だろう。白の「町民の結集」に勝てそうな部分がほとんど無いのは残念だが、赤ってのは元々そういう色だから気にしない。リミテッドでもこれを連打して「ラッパの一吹き」でなんとかなったり。
 
 
Magmaquake 溶岩震 (X)(R)(R) R
インスタント
〜は全ての飛行を持たないクリーチャーと、全てのプレインズウォーカーにX点のダメージを与える。
 
 なるほど、と思わずニヤリな新手の全体火力。その名前からも分かる通り、その本流は「地震(M10)」。そしてインスタントになって赤マナ1つ追加されるとこれが「断層(USG)」になる。このカードは盤面への影響力でいったら「断層」とほぼ同じ。違いというのは、史上初めて、明確にプレインズウォーカーだけを狙った火力であるという点。普通に考えると、この効果は「断層」の選択肢を狭めただけだ。ダメージを与える先はこちらで選べるわけで、相手がプレインズウォーカーをコントロールしているならば「ダメージはそっちで」といえばちゃんと「断層」でもプレインズウォーカーを殺せる。逆に、自分が本体に喰らう選択肢がなくなったことにより、自分がコントロールしているプレインズウォーカーを守ることが出来ず、愛すべきティボルトさんがマグマに飲まれて死んでしまう恐れもあるのだ。もちろん、長所短所は背中合わせなので、自分がプレインズウォーカーを使っていなければ、相手にだけ被害を及ぼす安全火力と見ることも出来るわけだが。何にせよ、インスタント地震が弱いはずもなく、リミテッドならば必殺除去になるだろうし、構築だって様々なトークン戦術やガッチガチの呪禁生物たちが展開されている昨今ならば、充分活躍の機会があるだろう(まぁ、「忌むべき者のかがり火」が押しのけられれば、だが)。これを使う場合にはプレインズウォーカーを使わないデッキが望ましいので、涙を堪えながらティボルトさんには退場してもらうことになるだろう。
 
 
Mindclaw Shaman 心爪のシャーマン (4)(R) U
クリーチャー・ヴィーアシーノ、シャーマン
2/2
〜が戦場に出たとき、対象の対戦相手は手札を公開する。あなたは、その中からインスタント・カードかソーサリー・カード1枚を、マナ・コストを支払うことなく唱えても良い。
 
 なんだか、たくさんの「ぽくない」が詰め込まれた謎めくカード。まず、基本セットっぽくない。今回のセットはかなり色々とややこしいシステムも導入されているのでこいつに限ったコトじゃないのだが、コスト無視だのレンタルプレイだの、あまり基本セットで出てくる内容じゃない。そして、アンコモンっぽくない。なんだかんだ言っても、相手から1枚奪って自分で使えるのだから、大きなアドバンテージになる能力。しかもコスト無しということで、これまでならば似たようなカードはたいがいレアになっていたはず。コストはかさむが、この効果がアンコモンってのは結構な事件。また、この小賢しい効果はヴィーアシーノっぽくない。ヴィーアシーノといえば、基本的に脳筋部族であり、速攻や先制攻撃を持って偏ったパワーで突っ込む役割のイメージが強い。ラヴニカみたいな都市文明が発達した世界のヴィーアシーノは本体火力に優れたシャーマンも存在していたが、ここまで頭脳労働に回るのも珍しい。そして何より、赤っぽくない。確かに「シャーマンの恍惚(JDG)」みたいなカードがあるにはあるが、パクリといったら青の専門であり、赤が一時的にパクるのはパーマネントである。赤が相手の手札を覗けちゃう時点で何かおかしいだろう。とまぁ、実にたくさんの「ぽくない」が詰め込まれたカード。替えが効かないのだから、独自の仕事はあるのかもしれない。今のところ何も浮かばないけど……「魂の再鍛」で相手に7枚引かせてから使う、とかどうだろうか。これで「残酷な根本原理(ALA)」とかと一緒の環境にあればすごかったんだけど、今めくれても「緑の太陽の頂点」とか「天使への願い」とか全く嬉しくないのがな。
 
 
Reckless Brute 無謀な粗暴者 (2)(R) C
クリーチャー・オーガ、戦士
3/1 速攻
〜は可能ならば毎ターン攻撃する。
 
 なるほど基本セット、と納得出来るすごく普通っぽい能力と名前を持った隙間クリーチャー。実はこのスタイルのカードっていうのは案外比較対象がいなくて、過去のカードで3/1速攻クリーチャーを探してみると、一番近いのはコストが(1)(R)(G)で瞬速持ちの「怒り狂うカヴー(INV)」や、先制攻撃を持つがエコーが必要な「シヴの猛竜(USG)」あたりだろうか。こうしてみると、実は割と優秀な先輩も多い隠れた人気モデルなのかもしれない。隙あらば3マナ3点火力であるし、このコスト域ならば一方的に負けて無駄死にする心配も低いだろう。マストアタックなので大切に育てながらのフォローは難しいかもしれないが、2ターン目に賛美クリーチャーを出した後ならば3マナ4/2で突っ込めるのはかなり脅威。トークンを並べる白なんかを相手にするとしょぼんだが、何か隙を突いた駆け抜けるデッキを作ってみたくなる1枚ではある。
 
 
Rummaging Goblin かき回すゴブリン (2)(R) C
クリーチャー・ゴブリン、ならず者
1/1
(T)、手札を1枚捨てる:カードを1枚引く。
 
 アヴァシン環境で赤に与えられることが提示された「先払いルーター」能力が、基本セット入りを経て、正式に色特性に認定される運びとなった。本家の「マーフォークの物あさり」に比べると1マナ重たい上にディスカードがコストと、勝っている部分は1つもないのだが、やっぱり赤ってのは元々そういう色だから気にしない。どんな形であれ基本セット環境のルーターというのは普段よりもはるかに強力であるし、デッキの随を楽しむための回転手段として、今後は人気のカードになるだろう。ちなみに、こいつのフレーバーはなかなかの翻訳家泣かせ。日本語スタッフがどんな風に頑張ったかは自分の目で確認してみよう。
 
 
Searing Spear 灼熱の槍 (1)(R) C
インスタント
〜は対象のクリーチャー1体かプレイヤー1人に3点のダメージを与える。
 
 昨年のM12では、うっすら予想されていたとはいえ、残念なアナウンスが世界を落胆させた。「稲妻(M11)」のセット落ち、「ショック」の復活である。まぁ、仕方がない。やはり「稲妻」はどこの環境に置くにしろ、1つの基準を生み出す絶対存在。2年間限定の復活劇ではあったが、我々は充分にその勇姿を堪能し、「やはり1マナ火力は2点なのだ」ということを再認識することになったわけだ。そして、2マナ火力というのも、そうした「基準の揺れ」が注目される世界。第5版を最後に「火葬」が去った後は、しばらく「火山の槌(9ED)」がその任を務め、10版で「火葬」が復帰した時には、随分盛り上がったものだ。そして、今再び、「火葬」が我々に別れを告げる。2マナ3点火力は、ソーサリーでは物足りないかもしれないが、再生禁止があるとリミテッドで緑が特性を活かしにくい。そんなジャッジがくだされたのだろうか。すっきりとしたテキストで改変された、新たなスペルが今後の世界基準となる。まぁ、これはこれで。しかし、改めてリストを見ると、今回はクリーチャーを狙えるコモン火力がこれと「金屑化」しかない。なんと、「ショック」までもが「火葬」とともに世界を去っていたのだ……リミテッドの赤、大丈夫?
 
 
Slumbering Dragon まどろむドラゴン (R) R
クリーチャー・ドラゴン
3/3 飛行
〜はその上に+1/+1カウンターが5つ以上無い限り攻撃にもブロックにも参加出来ない。
いずれかのクリーチャーがあなたか、あなたのコントロールするプレインズウォーカーを攻撃するたび、〜の上に+1/+1カウンターを1つ置く。
 
 実に癖の強いドラゴンであるが……この子、割とやばいんじゃなかろうか。まず、設置に1マナなのでカウンターがくぐりやすく、早いタイプのウィニーで邪魔にならない。相手クリーチャーに5回殴られないと目が覚めない寝坊っぷりは確かに不安だが、特定の絡め手デッキでない限りは、やっぱりクリーチャーは殴らないと勝てないわけで、そのうち手を出さなきゃ始まらないだろう。そして、目が覚めたときには、このドラゴンは最低でも8/8だ。1ターン目、2ターン目あたりでぽんぽんと2枚も置かれたら、相手はどうしていいか分からないだろう。早めに除去しておかないとガンガンタフネスがあがって手が届かなくなるし、除去されたとしてもしょせん1マナのカードなのだから損はしない。使い切るつもりならば自分から強引にカウンターを乗せていくって手もあり、今の世界なら「自然の祝福」で一発リーチ。今回登場した指輪サイクルの赤を貼り付けて目覚めるのを待つのも面白い。どうしても目が覚めないようなら「ウルヴェンワルドの足跡追い」や「投げ飛ばし」で別な仕事先を見つけるって手もあるしね。M12が落ちるまでのわずかな間はギデオンさんの筋肉踊りを雇うってのもおしゃれだ。
 
 
Smelt 溶解 (R) C
インスタント
対象のアーティファクト1つを破壊する。
 
 まだまだ続く「基準の改変」。ダウングレードばかりが気になる赤の除去業界であるが、1つの吉報がここに。確かに、振り返ってみれば「粉砕(SOM)」も不憫なスペルだったのかもしれない。「粉々(SHM)」や「古えの遺恨」など、どう見ても上位互換にしか見えないカードがそこかしこに見受けられ、「基本セットのスペルなんてそんなもん」と冷遇される時代が続いていたのだから。しかし、今後は違う。そりゃそうだ。緑は2マナでエンチャントも壊せるのだし、白はエンチャントだけなら1マナで壊せる。それなら、赤はアーティファクトを1マナで壊せるべき。新たなお家芸の歴史が、ここから始まるのである。ちなみに、記念すべき新カードにフレーバーテキストを送ってくれたのはあの槌のコスさん。ミラディン出身の彼ならではの台詞はなかなか楽しいぞ。
 
 
Thundermaw Hellkite 雷口のヘルカイト (3)(R)(R) M
クリーチャー・ドラゴン
5/5 飛行 速攻
〜が戦場に出たとき、〜はあなたの対戦相手がコントロールする全ての飛行を持つクリーチャーに1点のダメージを与える。それらのクリーチャーをタップする。
 
 今回の神話ドラゴンは、前回の反省を活かして5マナという非常にリーズナブルなコストで登場。5マナ5/5速攻の時点であの歴戦の「刃の翼、ロリックス(ONS)」先輩も安心して後輩に席を譲れるだろう。で、最近のドラゴンだとこの後でもクリーチャー全滅させたりプレイヤーに特大ダメージをたたき込んだりする無体な能力がついていたりするものなのだが、この子の場合は軽量化が優先だったので、追加能力自体がそこまででかいもんじゃない。飛行クリーチャーに1点と言っても墜落するクリーチャーが多いわけじゃなかろうし、タップする効果も出たターンの攻撃を確実にするだけで、次のターン以降は単なるでかいフライヤーだ。そう考えるとちょいと寂しい気もするのだが、充分なボディを堪能するためには余計な味付けはいらない。一撃目を確実に入れられる心遣いだけでも、充分にデッキの一角を狙う実力があるのだから。
 
 
Wild Guess 野生の勘 (R)(R) C
ソーサリー
〜を唱えるための追加コストとして、カードを1枚捨てる。
カードを2枚引く。
 
 やってるこたぁ「2枚捨てて2枚引く」である。赤がアヴァシン世界以降新たに始めた「先捨てルーター」効果をソーサリーにしてセット販売したような形。こうして見ると、なんで普通のルーター効果を持つ「信仰無き物あさり」はOKだったのか、謎は深まる。ドローカードと書いてあるくせにアドバンテージが取れないのは残念だが、少なくとも絶対に損はしないし、掘り進む能力がある時点で一定の評価は出来るだろう。捨てることに意味を持たせれば効果も高まるし、とにかく引けた枚数が重要になるリミテッドの場合には単純にドロー密度を上げる役割としては充分過ぎる。赤らしからぬ小粋な芸風だ。返す返すも、何でティボルトさんたら(略)
 
 
Worldfire 世界火 (6)(R)(R)(R) M
ソーサリー
全てのパーマネントを追放する。全ての手札と、全ての墓地を追放する。格プレイヤーのライフは1点になる。
 
 さぁ来た、やれ来た、どんと来た。新世代の馬鹿だ。とにかく一切の容赦はない。9マナ払ってこれを使えば、場・手札・墓地が消え去り、ついでにライフも消し飛ぶ。次に引いたカードでとにかく1点でも削れた方が勝ちだ。どうやってこれを撃つのか、そしてここからどうやって勝つというのか。謎は大きいが、この謎はチャレンジしがいがあるだろう。ちなみに、私は過去にこれをややソフトにした感じの「星の揺らぎ(BOK)」のコンボデッキで戦った経験がある。そのときの解決法は「呪文織りのらせん(MRD)」だった。さて、今の世界なら何があるか……こいつも「呪文織りのらせん」が使えるが、一番簡単なのは「裂け目の稲妻(TSP)」待機後に、これ。更に、たった1枚で相手に勝てるカードが何か無いかと探したら、「ピラニアの湿地(ZEN)」を見つけたりもした。……誰かモダン環境とかでチャレンジしてくれないもんかなぁ。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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