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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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  何がなんだか、第4話。「おちんこ」みたいなアニメなら平気だけど、こういう作品は体調が悪いときに観るとキツイ場合があるので注意が必要。

 星祭り襲撃からフリュネの誘拐へと作戦を移行させ、そのまま大々的な進撃作戦にまで切り込もうとするロストミレニアム。そして、それに対抗して大軍勢を送り込んでグラニッツ一家を亡き者にしようとする僧院一派。対立構図は明確になり、人死にも出ているので表面的な盛り上がりは文句無い流れになっているが、未だに世界観がはっきりしていないのが困りものだ。あれだけの武装を用意していたスンダたちだが、今回ようやく僧院の連中からアジトを襲撃されることになったということは、これまでは特に活動していなかったということなんだろうか? 前回は星祭りの襲撃は過去にもやったみたいなことを言っていた気がするのだが……

 なんだかモヤモヤするのは、世界観というよりも世界規模がはっきりしないせいかもしれない。前回の疑問で「星祭りって、フラクタルシステムに関与している人間の一斉アップデートのはずなのに、参加してる人間がやたら少なくない?」というものがあったのだが、巫女であるフリュネがわざわざあそこに登場したことに加え、今回の襲撃で僧院の一番偉そうな女性(モーランという名前らしい)がロストミレニアムに対して対抗姿勢を取ったことを考えると、あの星祭り襲撃は僧院側からしてもかなり大きな問題になっていることが伺える。つまり、あの星祭りは、「数多存在する地域別星祭りの1つ」ではなく、「大々的に行われる星祭りという名のイベントの中心的位置」であるはずだ。にもかかわらず、参加者は大して多くない。この世界の住人はどこへ行ってしまったのか。

 このことの答えとして考えられるのは、「既にこの世界にはあんまり人間がいない」という可能性。60億を超える現在の地球人口ならば星祭りに集まった人間達はかなり少ないといえるが、もし世界人口が1万人を切るような世界だったと仮定すれば、あの規模の星祭りでも数カ所で済むかもしれないわけだ。そもそも、フラクタルの中心にいるモーランが既に「時間が残されていない」と言っていることから分かる通りに、フラクタルシステムが既に限界に来ていることは内部の人間にも周知であり、中枢部も隠すような意志が感じられない。この世界は、既に滅びを迎えた終局に位置しているのではないか? ただ、その場合にはクレインたちがあまりにのんびりしすぎている気もするのだが……これもフラクタルによる「洗脳」の一部と考えれば説明は出来る。

 ただ、そうした世界設定の悩ましさをさらに膨らませる存在がいる。フリュネである。説明不足なせいでイデオロギーが分かりにくいキャラクターが多い中で、飛び抜けて意味が分からないキャラクターがフリュネだ。突如単身クレインのところに逃げ出して来て、ネッサを渡して再び逃走。星祭りの舞台上に現れたにもかかわらず、とらわれの身から解放されたとたんにクレインにビンタ一発。さらに僧院の追っ手から逃げようと必死になっている。一体彼女は何を考えているのだろうか。もちろん、物語の中心にいるフリュネの言動については、後々説明がなされることになるのだろうが、僧院VSロストミレニアムという単純な構図でこの物語を追いかけようにも、どちらの陣営ともとれないフリュネが中心にいるせいで、そう単純な処理が出来ないのが悩ましいのだ。ネッサとの関係性もいっこうに説明される様子が無いし、このまま足下がおぼつかない状態でシナリオを進められると、追いかける側としてはちょっとしんどいのである。せめてクレインの言動だけでも一貫性があればまだ理解は追いつくのだが……彼にとって一番大切なものは、一体何なんだろうね。

 とはいえ、今回は作画の状態もよく、独特の構図をとったコンテワークがなかなか面白い。印象に残ったのは船から逃げ出したクレインとネッサがテクテクと道を歩きながらじゃれ合っているシーンで、クレインの背後に背景の流れを作りながら、歩くスピードに合わせてネッサの構図などをぐるりとカメラを回してうつす描写なんかが面白い。ちょっと歩く速度が不自然な気もするが、こういう動きを全面に押し出した描き方はなかなかアニメで見かけないので新鮮な感じがした。他にもネッサがフリュネをポカポカ叩くシーンのネッサの必死な表情なんかも可愛らしくて○。「ネッサは好きが好きなの!」って、シンプルだけどなんだかいい台詞です。

 中の人的に楽しかったのは、いかにも悪辣な敵キャラで見せてくれた宮本充。今期は「ドラゴンクライシス」にも出てきたし、彼のイケメンボイスを聞く機会が増えたのはちょっと嬉しい。三枚目や嫌らしい悪役でもイメージが膨らむ良い役者だ。

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