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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 なんとナレーションが桑島法子、第18話。一体どこから出てきたかと思ったら、澱切陣内の関係者の中にCVのキャラがいましたね。今回ナレを担当したということはそれなりに重要度の高い人物のようだが、これからどういう風に絡んでくるんでしょうかね。

 多局面のごたごたが相変わらず雑多に飛び交いながら、少しずつ収束していく気配を見せている。その中心となるのはダラーズという存在であろうが、今回のメインである聖辺ルリのことを考えると、今作最大の枠は「池袋の化け物」全体ってことになるのだろうね。「バケモノの孫」という分かりやすく異形のステータスを持つ聖辺ルリ。彼女は問題の中心に位置する澱切陣内と密接な関わりを持っていた人物であり、彼女の動向が池袋の化け物業界に大きな影響を与えている。今回はストーカーに狙われる被害者としての立ち位置になっているが、セルティや静雄との関係性を見れば直ぐに加害者側にもシフト出来る人物。幽のおかげで無事に「こっち側」に戻ってくることが出来たが、元々殺人鬼だったわけで、ちょっとしたことで歯車が狂えば直ぐにまた「あっち側」に行けるだけのポテンシャルはある。まぁ、杏里(罪歌)とかセルティだって同じようなスタンスかもしれないけどさ。

 ストーカー騒ぎのおかげで再びの出番があった美香さんがとても素敵。彼女のストーカースキルは化け物すら上回るハイパーなものである。まぁ、波江さんを驚嘆させた情報収集スキルがあるんだから、実技の方だって化け物クラスでも何の問題も無いな。この街は人間の方がよっぽど化け物、という分かりやすい事例。静雄あたりもそのサンプルの1人だが、今回のお話でじわじわ「化け物らしさ」が増しているのは帝人だろうか。一時に比べるとすっかり張り付いたような笑顔が馴染んでしまった帝人。彼の行動が今後の展開にどういう影響を与えるのかはさっぱり予想出来ないが、ドタチンが危険視し始めているっていうのが彼の危うさを端的に表している。なにしろドタチンは「理想的なダラーズメンバー」なわけで。今や帝人よりもワゴンメンバーの方がよっぽど「ダラーズらしさ」を理解している気がするよ。狩沢・湯馬崎・渡草も久しぶりの登場だけど、渡草さんの残念さが増してるだけの出番だった。なんか狩沢さんのおぱいが補強されてた気がするのですが、気のせいでしょうか。

 ダラーズという存在の是非については、おそらく今期だけで終わるお話ではなさそうなので、今回「転」で突き詰められるのは聖辺ルリと澱切関係ってことになるのだろうか。臨也の帰還、そして正臣の帰還。役者は揃いつつある。クライマックスはどんだけのお祭り騒ぎになることやら。とりあえず、今期新羅がひどい目にしかあってないのがカワイソス。

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 なんか色々可愛い、第17話。話がどんどん拡散していってるせいで、少ないチャンスで各々のキャラが自分の可愛らしさをあざとくアピールしているかのようである。

 前回のヴァローナさんと静雄のお話はどっちかっていうとサイドストーリー。今回ようやくお話がダラーズのところに戻ってきたので、ここからメインシナリオといえるパートが始動するのだろうか。いや、それでもまだ随分とっ散らかってるからな、ここからどういう方向にヨレていくのか全く予想がつかない状態だぞ。臨也なんてここ最近さっぱり姿見せてないし……結局どうなったんや。

 まず、回りから固めていくと、茜ちゃんは無事道場通いを始めて強い身体を作る計画をスタートさせた。広い道場の中で必死に受け身の練習をする幼女というあり得ない破壊力の萌え映像が炸裂している。回りにいる人間も放っておけないだろうと思ったら、反応してるのは舞流だけだった。あっれー? いや、舞流が反応するのもおかしいけどさ。彼女が道場の偉い人と話をしているときに色々と知らない名前が出てきていたけど、ここからさらに話が広がっていくのだろうか。勘弁してくれ。

 そんな茜ちゃんと恋のライバル(??)となったヴァローナさんも、今回は大きく萌え要素ポイントを稼ぎまくっている。すっかり丸くなった、というか危険要素を表に出す必要がなくなったヴァローナさんは、今のところ気になることといえば静雄だけ。彼のところに幽とルリちゃんが遊びにきて、色々と相談しているのが気になってしょうがない。まぁねぇ、普段なかなか静雄のところに来客やら肉親やらが来る機会なんて無いだろうし、これが彼の秘密に迫るチャンスだと思えば、ヴァローナさんは放っておかないだろう。元々知的好奇心が旺盛すぎる娘ですからね。お尻をふりふりする阿漕な可愛らしさ、プライスレス。

 そして今作の元祖萌えキャラといえば、なんといってもセルティさん。今回は謎の運び屋ミッションをドキュメンタリー風に一瞬で処理してみせたが、そんだけ派手に騒げば当然出てくる交機の危ない人。無敵のはずのセルティもヤツだけはどうしても駄目らしく、慌てて逃げ帰って新羅に泣きつくのである。最強クラスのはずなのに、なぜかモノノケの中では一番人間味があるセルティさん、萌え度高し。そして、そんなセルティのところに青葉がやってきたっていう話がこれまで語られてきたところ。今回は具体的に青葉が何をしにきたのかが明かされ、そこから杏里が不安視する帝人のお話になっていくわけだ。

 青葉の策略でブルースクエアの統括、そしてダラーズの更生を行うことを決意した帝人。その表情はあくまで柔和なままであり、目的意識も「杏里を守り、正臣が帰ってくる場所を準備する」という、友達想いなもの。一見すると何ら変化などないようにも思えるが、杏里はその重大な変質に気付いている。巻き込まれるだけだった帝人が、他人から背を押されたせいとはいえ、ついに自らの意志で動き始め、その方向性は非常にきな臭い「武力統治」なのである。杏里やセルティは彼の動きの詳細はまだ把握していないが、チャットも賑わっていることだし、遠からずダラーズの異変には巻き込まれていくことだろう。大きくなり、歪んでしまった「色のない集団」であるダラーズを、始祖たる帝人が元の状態に戻そうとしている。しかし、ダラーズという概念は、拘束も定義もなく、緩やかにまとまっているからこその「無色」だったわけで、外部から能動的に力を加えて「規定」を与えてしまっては、それはもう元のダラーズにはなり得ない。帝人はそのことに気付いているのだろうか。彼の中にある「街に置いていかれる」という焦りは、何か大切なものを失わせている危険性がある。

 そして、そんな不穏なダラーズの中には、どうやら聖辺ルリのストーカーっぽいちょっとヤバげなヤツも混ざっている様子。この街で変質者を名乗ろうと思ったら並大抵の異常性では足りないはずなのだが、ここにきてまたエラくオーソドックスな、絵に描いたような「あかんストーカー野郎」が登場である。池袋って街はつくづくまともな人間がいないよな。良識ある大人達(主にヤクザ)にもっと頑張ってもらわないとなぁ。あ、正臣が池袋に来るっていってたな。なんだかんだで彼が作中一番の常識人っぽいので、彼女をおいてまで出撃してきた彼の活躍に期待したい。

 最近ドタチン率いるチームワゴンが出てこないのでちょっと寂しいです。こんだけキャラが増えると、賑やかすだけの狩沢さん達に出番は与えられないというのか。

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 3期に入ってからずっとコンテが川面さんなんだけど、このまま走りきる気じゃないだろうな、第16話。いや、川面さんのお仕事は好きなのでいっこうにかまわないのだけども。かなりややこしい時間軸の管理が必要だし、全部まとめて1人で管理した方がやりやすいのは確かだろうな。

 今回の語り部は「承」の時点で完全に池袋の化け物どもに呑まれてしまった可哀相なヴァローナさん。臨也にボコられたし、赤林さんにもいいようにされてしまった哀れなキリングマシーン。露西亜寿司に放っておかれた時には「色んな意味で勿体ないな」と思って見ていたのだが、今回無事にお外に出ることが出来た。しかも、問題の中心人物である静雄のお手伝いとして。世間狭いなー。

 静雄は最近女難の相がついて回る。茜には殺されかけるし、ヴァローナにも殺されかけるし……いや、まぁ静雄の場合は大抵の人間から殺意を持って迫られるんだから特別女性に限った話でもないのだが、そうして関わってきた女性が、全てサブタイトルの通りに「人の噂」として静雄に付きまとうのが面倒なのである。やれ女が出来ただの、やれこぶ付きだっただの、根も葉もない噂が憶測に憶測を呼び、その全ては「今なら静雄をやれるかどうか」という尺度判断に用いられるという。チンピラ思考の基準点は、「大切な物が出来たなら、それを壊せば仕返しできるんじゃね?」という非常に分かりやすくてゲスな発想。そんなわけでヴァローナにも茜ちゃんにも(ついでに折原姉妹にも)ピンチのような、そうでもないような状況が舞い込むことに。

 しかし、ヴァローナさんは「自分は弱い」と落ち込んでこそいたわけだが、もちろん傍から見たらそんなことはあるはずもなく。借金の取り立てにしても物騒すぎるし、拉致を狙うチンピラだって一撃必殺。まぁ、当たり前だよな。結局、静雄の回りには化け物しか集まってこないのである。いや、トムさんはどうなのか知らないけどさ。あの状況を日常にして平然としてる時点で、トムさんも充分化け物だよな。多少ロシア語の発音が下手でも別に問題無いのである。

 今回は女性キャラを中心としてその他にもちょこちょこと人間関係が動いており、前回「殺しの手段」を学びたいと赤林さんに依頼した茜ちゃんが、無事に折原姉妹と同じ護身術の道場へ。他の人間との接触に激しい抵抗を覚える茜ちゃんだったが、舞流のあっけらかんとした態度にいくらか気が楽になった様子。過去のトラウマから「周りの人間は全員自分の家が怖いから優しくしてくれている」という疑心暗鬼をぬぐい切れない茜ちゃん。その不安は、最も信頼を寄せている赤林ですら信用出来ないと漏らす程で、新しい人間関係を作ることなど難しいと思われていたが、相手があの折原の血筋では大した問題じゃなかった。赤林さんが自分の素性をペラペラとしゃべってしまったことに怒って背中をぽこぽこしていた茜ちゃんがとても可愛らしい。大丈夫、舞流も九瑠璃も、生まれ育ちなんて全然気にしないから。もう少し気にした方がいい、っていうレベルで気にしないから。それもどうなのさ。

 こうして貴重な友情を育み、ちょっとだけ前に進めた茜ちゃんの前には、ヴァローナという新しいライバル(?)も現れる。どちらも「静雄を殺す」ことを目標にした女性2人。あまりに立場が違い過ぎるが、一人の男をめぐっての三角関係ってことに間違いはないわけで。いやー、静雄ちゃんにもようやく春が巡ってきたのかなー。……まともな状態じゃないけども。この世界って、まともな意味での「男女交際」ってほとんど無いから、いっそのことこのまま静雄とヴァローナがいい関係になっちゃえばいいのに、という気もする。

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 こんなところに夏侯惇、第15話。罪歌の呪いって、切断面を取り除くことで解除出来るんだろうか。単に赤林さんが強すぎるだけなのかしらね。

 今回の主役は、粟楠会の異端児、赤林さん。粟楠会はヤクザ事務所っつっても非常にバラエティに富んだ愉快なチームであるが(いや、現実のヤクザがどんな組織かは知らないけど)、そんな中でも一際異彩を放つのが赤林さんである。インテリヤクザの四木さん、典型的な「ヤクザ者」の風格を持つ青崎さんなんかの優れた面を全て兼ね備えたかのようなスーパーマンだが、そんな相反する属性を併せ呑んでいるせいか、どこか落ち着かなく、捉えどころのないキャラクターになっている。これまではただ飄々と上からの任務をこなし、人間離れした強さを見せつけるだけだった便利屋の彼だが、ついに今回、そんな謎めいた男のオリジンの一部が垣間見られた。

 今回最大の驚きは、彼と園原家の関係だろう。もう1期からはだいぶ時間が過ぎてしまったのではっきり覚えてないのだが、杏里の実家の諸々をこういう視点から描いたお話は初めてだったはず。彼女の両親は罪歌のごたごただけで死んだのだとばかり思っていたが、どうやらその裏には、父親とヤクザ者の胸くそ悪いごたごたも関わっていたようである。罪歌に囚われた母親、ヤクザに薬漬けにされた父親。はっきり言ってボロボロの家庭。普通に考えたらそんな環境で育った娘がぶっ壊れないはずもないのだが、そこをギリギリ(アウト?)のラインで支えてくれていたのが、どうやら赤林さんだったらしい。あの日の夜の、罪歌の襲撃と、謎の一目惚れ。自分がボコボコにしようと思っていたターゲットの嫁さん(もしくは罪歌?)に惚れ込み、ヤクザとしての「領分」をちょっとだけ曲げた赤林さん。その因縁はその後もずっとついて回り、いつしか彼は自分の組の頭を殺した裏切り者としてのレッテルを貼られることになってしまった。まぁ、間接的には彼が殺したようなもんなんだから間違っちゃいないのだが。

 結局、今回のお話でよく分かることは「赤林さん、やっぱり良い人」ということ。そりゃ茜ちゃんが懐くのも分かる。まぁ、四木さんもそうだけど、基本的にスポットが当たる「主役側」のヤクザさんたちはみんな良い人なんだよね。決してカタギに迷惑はかけないし、あくまでも商売として任侠を守っている「人格者」が多い。この辺りのアウトローが単に良い人にならずに「ヤクザだけど格好良い」にまとまると、とても気持ちが良い。この辺りは「GANGSTA.」とかにも通じるものがあるね。赤林さんの場合、そうした仁義的な部分に加えて、やっぱりどこか人を寄せ付けないような超越性があり、この町ではただ1人、いや、杏里を含めればただ2人きりの、「罪歌に勝った」人間として「裏の世界」でも上位種として立脚することが可能になったのである。彼がまるで背後に目がついているかのようにチンピラの襲撃を易々とかわしてみせるのも、もしかして罪歌を通じて何かネットワークが構築されているのかと思ったのだが、純粋に彼の能力なんだろうな。まー、この世界には静雄みたいな化け物だっているのだから、赤林さんくらいの強さはふつーよふつー。

 そんな格好良い赤林さんを演じるのが山口勝平ってのがまた良いところ。勝平ちゃんのやる役ってどうしてもおちゃらけてたり、青年だったり、時に少年だったりするわけだが、赤林さんはそんな普段のイメージを覆す渋さに渋さを重ねたナイスミドルである。これがまた特有のガラガラ声にしっくりくる。彼が独りごちるときの地を這うような「おいちゃん」がとても良いのよね。今後はこういう役も増えるとよいなぁ。

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 うおぉぉぉぉ! ここで矢霧・張間回!! 第14話。正直全然期待してなかったからめっちゃ嬉しいわ! 今作は「群像劇」であって、多数の登場人物が入り乱れるところに面白さがあるんだが、それだけに、一度フェードアウト気味になってしまったキャラってのはなかなかスポットが当たらない。流石にもう矢霧姉弟や張間美香に出番はないんだろーなー、と勝手に思っていたので、ここに来てまさかのたっぷり1話分。これは嬉しいサプライズ。

 元々、この「デュラララ!」の盛り上がりっていう点でいえば、やはりトップは1期の前半クールなんだわ。誠二と帝人の言っていた「1年前の事件」。あのときの「まだまだ出てくる変態大行進」みたいなノリと、アニメ映像としてのインパクトを持った解決策。あの盛り上がりが、今作にのめり込む最大の要因になっていたのは間違いない。そのため、あのエピソードで活躍(?)した面々には少なからず愛着がある。しかし、波江さんならまだしも、誠二と美香についてはもう完全に騒動から身を引いたし、モブとして以外出てくることもないだろうなぁ、と思っていたわけですよ。しかし、「承・転」と続いた今作はどんなキャラクターでも油断ならない。考えてみたら「承」に入ってから神近にまで出番があったんだから、それよりも内側にいる人間はまだまだチャンスがあったってことだよね。

 今回は元祖ともいえる変態女性2人の大活躍が爽快感抜群の絡みでもって描かれる。かたやハイパーブラコンマッドサイエンティスト・波江さん。対するはハイスペックサイコストーカー・張間美香。この2人の対立構図についても、とっくの昔に消化されたものだと思っていたが、どうやら波江さんの熱意はそんなに甘くなかったようだ。臨也が刺されてしばしの間自由の身になったと分かったからなのか、いやそれ以前からか。とにかく折原シスターズに素行調査を依頼して弟の様子を常時チェック。一周年記念でいちゃつく弟カップルに怒り心頭である。そうかー、やっぱり駄目だったのかー。てっきりおねーさん公認カップルだと思ってたのだが。なんか変なところでキレてしまいました。

 面倒になって張間美香の存在ごと消してしまおうと動き出す波江さん。そして、そんな危機的状況に陥っても平気へっちゃら張間美香。彼女のメンタルの強さは既に知られているところだが、今回まさかの超必殺技・無限遠ストーキングを披露。誠二のためなら何でもする。もちろん、誠二が困ってから動くのでは駄目だ。誠二が困る前に、誠二が困らないように動くのである。セルティも、街のヤクザも、あの折原臨也ですら全貌を把握出来ていない池袋のごたごたを、美香はたった1人のストーキング技術で恐るべき精度の調査をこなしていた。裏の全てに通じ、あらゆる情報を握りながらも、それを握りつぶして誠二に触れさせないようにすることこそが彼女の指命。それを彼女は、誠二といちゃつきながら、顔色1つ変えずに遂行していたのである。やっぱりすげぇぜ張間美香。実は作中最強かもしれない張間美香。彼女が本気で動いたら一体どうなってしまうんだ! と心配になるものの、多分誠二に火の粉が降りかからなきゃなんもしないわ。

 波江さんの行動原理も120%「弟」1択であり、美香ほどではないにしろ、彼女が好き勝手に動いたらそれはそれで街は荒れるだろう。セルティの首を巡る動きで街が現在も辛うじて平穏なのは、矢霧誠二という男が「割と良い奴」でいてくれているおかげなのかもしれない。ここに来て急にキーパーソンじみてきたな。でもまぁ、今回のラストの会話を見る限り、誠二が何か積極的に介入するってことはないだろう。首の存在を第一に考える誠二であるが、少なくとも美香のことも大切に思ってくれているのは間違いないだろうし。今回は誠二が一番株を上げた格好良い奴になったわけだが、波江さんの陶酔の表情、そして無敵マシーンとしてのレベルが一段と上がった美香と、三者三様に全員格好良かった。頑張れ波江さん。今回のキスの思い出だけで、しばらくは幸せに生きていけるでしょう。

 それ以外の街の様子もちょいちょい描かれていたのだが、おそらく断片だけで分かりにくかった部分は、次回以降に改めて回収してくれるだろうから深く考えないでおこう。セルティのセーラー服とか。動向が気になるのは何と言っても帝人なわけだが、なにげにヴァローナが露西亜寿司に居座ってるのが愉快である。彼女の出す寿司は、一体どんなネタなんだろうなぁ。

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 くっ、面白い回はやっぱり感想書いてまう、第8話。前回はねー、作画があり得ない状態になってて「デュラよ、お前もか」ってなっちゃったからねぇ。動画の不足分をコマ送りでごまかす演出、久しぶりに見た気がする。

 とにかく「ことが動き始めた」感が出ると今作は俄然面白味が増す。やっぱり下準備が整った状態から、様々な局面が一気に絡み、もつれて面倒さが増すところがデュラワールドの真骨頂。もちろん、そのための用意があってこそだけど、はっきり見える回のインパクトはでかい。今回それを象徴したキャラクターが黒沼青葉である。これまでだって充分怪しげだったし、影で糸を引いている様子は目に見えていたわけだが、それをはっきりと帝人の前でさらけ出し、人格が1つに統合される感覚にぞわぞわする。そうか、ブルースクウェアなんて言葉もあったっけなぁ。わざわざ会合の場所を「あの」廃工場にしているあたりも芸が細かく、1期クライマックスとなったあのシーンがフラッシュバックすることで、帝人に降りかかった災難の大きさが嫌でも突きつけられることになる。工場内で帝人の足下を映すカット(そして影の陰影ではっきりと「内と外」を描き分ける描写)が多いのは、帝人が現在立っている象徴的な位置、動き出して「立つ所が変わっていく」ことの分かりやすいマーカーである。

 今作の面白味は「分かりやすく壊れているキャラクター」に表れてくるわけだが、黒沼青葉の「壊れ方」は、超人的能力を持つセルティや静雄、ヴァローナといったキャラに比べると分かりにくい。その分かりにくさは下手をしたら「不充分さ」に繋がりかねないところだが、今回は「得体の知れない不気味さ」となって上手い具合に迫力を増している。いったい何の目的で帝人に接近したかと思えば、まさかの「リーダーをやってくれ」というオーダー。現時点では訳が分からないし、とてもじゃないが普通のアイディアではない。「なんやねんこいつ」と思う不審感が先に立つが、それが不当なものではないという事実がラストの帝人の笑顔によって裏打ちされてしまい、最大の「得体の知れなさ」を持つ帝人の中に収束されていくのである。同時並行で静雄や杏里、セルティにドタチンといった面々も動き出しており、池袋がまたバカ騒ぎに巻き込まれるんだろうなぁ、というプロローグとしては抜群の効果だ。まー、やってることは「チンピラ共の抗争」でしかないのだが……人が簡単に死んでんねんで。

 その他、今回の見どころとしては「ニコニコ優しい静雄おにーさん」のシーンは素直に笑った。静雄ちゃんも少しは大人になったのかしら? まぁ茜ちゃんは可愛らしいからしょうがないよね。杏里と一緒に出かけた先のポスターにヴィニエイラ様が映ってたのは明らかにネタやな。そしてそんな静雄にボコられた六条千景の動きも相変わらずヘンテコだが、真正直なキャラであるドタチンとぶつかると不思議と恰好よくも見えるっていう。でも狂ってるんだよなぁ。

東京とか埼玉って怖い人間しか住んでないのか。そりゃ正臣だって東北に逃げるわ。久しぶりに三ヶ島沙樹ちゃんの出番が多かったけど、こんなに良妻っぽい雰囲気のある色っぽい娘だったっけ。福圓先生のお仕事が良いおかげかしらね。

 あと、割と長い話数このアニメを見てるが、ひょっとして湯馬崎が1人で歩いてる姿を見るのって初めてじゃなかろうか……。

  くっ、面白い回はやっぱり感想書いてまう、第8話。前回はねー、作画があり得ない状態になってて「デュラよ、お前もか」ってなっちゃったからねぇ。動画の不足分をコマ送りでごまかす演出、久しぶりに見た気がする。

 とにかく「ことが動き始めた」感が出ると今作は俄然面白味が増す。やっぱり下準備が整った状態から、様々な局面が一気に絡み、もつれて面倒さが増すところがデュラワールドの真骨頂。もちろん、そのための用意があってこそだけど、はっきり見える回のインパクトはでかい。今回それを象徴したキャラクターが黒沼青葉である。これまでだって充分怪しげだったし、影で糸を引いている様子は目に見えていたわけだが、それをはっきりと帝人の前でさらけ出し、人格が1つに統合される感覚にぞわぞわする。そうか、ブルースクウェアなんて言葉もあったっけなぁ。わざわざ会合の場所を「あの」廃工場にしているあたりも芸が細かく、1期クライマックスとなったあのシーンがフラッシュバックすることで、帝人に降りかかった災難の大きさが嫌でも突きつけられることになる。工場内で帝人の足下を映すカット(そして影の陰影ではっきりと「内と外」を描き分ける描写)が多いのは、帝人が現在立っている象徴的な位置、動き出して「立つ所が変わっていく」ことの分かりやすいマーカーである。

 今作の面白味は「分かりやすく壊れているキャラクター」に表れてくるわけだが、黒沼青葉の「壊れ方」は、超人的能力を持つセルティや静雄、ヴァローナといったキャラに比べると分かりにくい。その分かりにくさは下手をしたら「不充分さ」に繋がりかねないところだが、今回は「得体の知れない不気味さ」となって上手い具合に迫力を増している。いったい何の目的で帝人に接近したかと思えば、まさかの「リーダーをやってくれ」というオーダー。現時点では訳が分からないし、とてもじゃないが普通のアイディアではない。「なんやねんこいつ」と思う不審感が先に立つが、それが不当なものではないという事実がラストの帝人の笑顔によって裏打ちされてしまい、最大の「得体の知れなさ」を持つ帝人の中に収束されていくのである。同時並行で静雄や杏里、セルティにドタチンといった面々も動き出しており、池袋がまたバカ騒ぎに巻き込まれるんだろうなぁ、というプロローグとしては抜群の効果だ。まー、やってることは「チンピラ共の抗争」でしかないのだが……人が簡単に死んでんねんで。

 その他、今回の見どころとしては「ニコニコ優しい静雄おにーさん」のシーンは素直に笑った。静雄ちゃんも少しは大人になったのかしら? まぁ茜ちゃんは可愛らしいからしょうがないよね。杏里と一緒に出かけた先のポスターにヴィニエイラ様が映ってたのは明らかにネタやな。そしてそんな静雄にボコられた六条千景の動きも相変わらずヘンテコだが、真正直なキャラであるドタチンとぶつかると不思議と恰好よくも見えるっていう。でも狂ってるんだよなぁ。

東京とか埼玉って怖い人間しか住んでないのか。そりゃ正臣だって東北に逃げるわ。久しぶりに三ヶ島沙樹ちゃんの出番が多かったけど、こんなに良妻っぽい雰囲気のある色っぽい娘だったっけ。福圓先生のお仕事が良いおかげかしらね。

 あと、割と長い話数このアニメを見てるが、ひょっとして湯馬崎が1人で歩いてる姿を見るのって初めてじゃなかろうか……。

 

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 正臣のスマホの待ち受けが気になってしょうがない、第6話。あれなんやねん、チーズ星人か。

 相変わらず、同時多発的にトラブルが起こる時のお祭り感の演出が楽しい作品。前回のラストを飾ったセルティ暗殺シーンが今回だけで2回も流されており、同じ映像が複数回出ているはずなのに、何故かそうした部分での冗長さは感じない。むしろこれらが無いと時系列の繋ぎが難解になるので、変則的な時系列構成の中で、不思議とうまい効果をもたらしているという。話数も6話ってことで、そろそろこの感じにも慣れてきましたな。1期は後半になるとこういう技巧的な構成が無くなっちゃったけどねぇ。

 今回メインとなるのは、やはり新キャラの紹介パートだろうか。ロシア出身とおぼしきちょっとイカれた殺し屋、ヴァローナさんと、そのお供のヘンテコ外人スローン。まぁ、この街にいる人間は全員おかしな連中ばかりなので今更そこまでおかしい感じもしないのがすごいところだが、やっぱり冷静に見たら変な奴らである。彼女達が池袋にやってきたのは、どうやら芸能プロダクションの元社長、そして現在はヤクザの鼻つまみ者となった怪しげな老人、澱切陣内の手引きらしい。澱切という男が何者で、目的が何なのかは今のところ全くの不明だが、セルティと敵対する位置にいるのは間違いないので、作品全体としては「敵側」に回るの人間だろう。最近の作品でCV飛田展男の悪役率の高さは尋常じゃない。この胡散臭さはやはり彼の持ち味ということなのだろう。恰幅の良い老人なので一見すると豪放磊落なように見えるのだが、ひとたび口を開くと(商売相手の前とはいえ)かなり慇懃な態度で話す。どこか鷹揚な物言いは捉えどころが無く、平然と誘拐や殺しの依頼を出せる時点で、カタギの者ではないだろう。彼が狙っているのは久野ちゃん幼女、粟楠茜ちゃん。彼女の立ち位置も現時点では全く不明だが、名字から予想が付いていた通り、彼女はあのインテリヤクザ・四木さんの所属する粟楠会の社長令嬢(つまりヤクザのボスの娘)であった。彼女が何を思って静雄を「殺し」に行ったのか、そして、家出した彼女を澱切が追いかけている理由はなんなのか。彼が元々運営していた芸能プロダクションにはあの聖辺ルリも所属していたらしく、まだまだ多方面から絡みが多そうである。

 そんな渦中に飛び込んできたヴァローナさんとスローンだが、どうもこの街に集まるロシア人はおかしなところを選り抜いて集まっているらしい。日本語は片言なのに、何故か雑学の解説の時にはスラスラと言葉が繋がるヴァローナさん。常に小難しそうな本を手放さないところを見ると重度の書痴であり、無駄知識も役立つ知識も豊富なかなりのインテリ。そのくせ実際の仕事はデスクワークではなく現場でのアサシン業務ってんだから分からないものだ。彼女の傍らには常にYahoo知恵袋みたいなどうでもいい質問を繰り返すスローンが控えており、彼女の仕事をサポートしながら、日々悩みの中で苦しんでいるようだ。乳首の謎については、僕も勉強になりました。

 ヴァローナさんの即断即決により、粟楠の娘を誘拐するよりも前に、まずはやっかいな用心棒(になりそうな)首無しライダーを殺害。仕事人テクニックは本物のようで、確実に「頭部のない胴体」を確認してお仕事終わり。ライダースーツを脱いでサービスショットを披露するところまで、完璧な仕事ぶりである。流石のセルティさんもここのところ平和な(?)生活が続いていたため、首(メット)を切断されたのにはショックを隠せない。別に切られた部分に痛みはなかろうが、いくらかは鋼線の衝撃はあったし、何よりも転倒した際のダメージでしばらくは動けず。なんとか相手バイクにアンカーを打つくらいの機転はみせたが、バイクも馬に戻っちゃったし、その後の追跡ではうっかりメット忘れて走り出したから完全に都市伝説が事実になってしまっている。もう、池袋民はこれくらいのことで驚かなくなったのかしら。このまま何事もなければ来週にはヴァローナ・セルティが邂逅することになると思われるが、もし出会ったらヴァローナはどんな反応を見せるんだろう。

 そして、物語はさらに大きく2極で動いている。1つは新羅宅。誘拐容疑を各方面からかけられ続けている可哀想な静雄ちゃん。緊急避難場所としては便利な闇医者の家を選んだわけだが、まぁ扱いがひどい。新羅も自分の身が危ないことくらい分かるんだからいちいち静雄にちょっかい出さなきゃいいのに、つい軽口を叩いてしまうあたりが残念である。トムさんがいてくれるからなんとか無事でもってるけど、静雄が本気出したら新羅くらいならデコピンで消し飛びそう。しばらくは幼女の扱いに困っていた面々だったが、幸か不幸か、茜ちゃんは急な発熱でノックアウト。医者のおうちでしばらくの療養である。渦中の「誘拐目標」がこんなところにいると分かったら、ヤクザ事務所と澱切サイドはどのように動いてくるのだろうか。四木さんなんてついさっき新羅の家に来たばっかりだったのに、本当に絶妙なタイミングですれ違っているのである。

 そしてもう1極、動き出したのは帝人とダラーズ関係。前回埼玉から乗り込んできた六条千景の軍団は今回一切描かれなかった(おそらく時系列としては彼らが決起したのが同じ夜のことだろう)が、各方面からきな臭いにおいがしている。正臣からの警告は「ダラーズが埼玉方面で悪さをしている」というアサインであり、ちょっと気をつけようと思ったところに、狙ったかのような(狙ってると思うけど)黒沼青葉からの誘い。帝人君はお馬鹿ではないので一度は断ろうとしたが、あまりにナチュラルな青葉のナンパテクのせいで、気付いたらのせられている可哀想な青少年。杏里ももうちょっとはっきり断らないと、帝人も安心できやしない。更にログチャットでは何故か折原姉妹に焚き付けられ、帝人は事実関係を知ることになる。ここでの折原姉妹の動きは、単に面白半分なのか、青葉の狙いなのか、それとも臨也の狙いなのか。姉妹の動きを見る限り決して兄と繋がっているようには見えないのだが、その後で臨也が電話してきたタイミングが何となく胡散臭い。全ての意志が自然に帝人を渦中に放り込もうとしているようである。まぁ、昼間出歩くくらいは問題無い気もするけども……青葉はどんな行動を取っているときでもどこまで本気か分かりにくいので、既に薄気味悪い印象。

 そして、そんな夜に園原家にも謎のご挨拶ですよ。この町の玄関ドアの信頼性のなさといったら。蹴破られたり、ストーカーにピッキングで解錠されたり、なんか色々駄目だ。いや、明らかに町の方に問題があるけども。

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 頼むからチャットルームはしゃべってる人と声を一致させてくれないだろうか、第5話。今回は読み上げるキャラがてんでんばらばらだったおかげで誰が誰やらわからんようになってしまったやないか。まぁ、制作側もそれが狙いなんだろうけども。チャット入れ替わりはありそうだよなぁ。

 波江さんのナレーションというちょっと変わったセッティングでお送りする今回のお話。非常に散逸的で油断すると意識がすぐ外に逸れてしまいそうな構成は相変わらずの作風になっており、これに我関せずで現状に興味の無さそうな波江さんの独白が拍車をかけている。画面に映っている情報について説明してくれるのかと思えば、ちょっと油断するとすぐに「誠二が〜」だし、更に、弟への愛情がどんどん募っている様子で、「私の愛する誠二さえいれば実際の誠二すら重要ではない」とか言い出す始末。大丈夫か、この姉。波江さんがこんだけブツブツとくすぶっているってのは、ひょっとして再び臨也が動き出したことの表れなのでしょうかね。

 さて、そんな池袋の町の中、今回は新章の幕開けということで何人かの新キャラが登場して、外から大きくお話を振り回しにかかった。まず、一番大きなアクションを起こしたのは、前回まで池袋を荒らしに来ていた他所の暴走族のリーダーとおぼしき男、六条千景。ずっとオープニングには移っていたキャラなので何者かとは気になっていたが、どうやらかなり大きな対抗勢力のトップということらしい。池袋内部でのギャングの抗争については1期の時点でそれなりに決着がついており、そもそもダラーズなんて実体すら無いのだから、大きな問題は起こらなかったはず。しかし、実際には遠く埼玉からわざわざ「ダラーズを狙いに」集団が参戦してしまったわけで、誰かが裏で糸を引いているのは間違いない。現時点でダラーズ関連で問題ごとを起こそうと考える人間といえば「問題製造器」である折原臨也がトップだろうが、どうも、カラーギャング絡みだとあの黒沼青葉も胡散臭かった。そのあたりの差し金で、ダラーズに対して謂われのない恨みを抱いての侵攻のようである。ただ、六条本人は(壊れてこそいるが)根は良い奴らしく、「とにかく女性を大事にする」という行きすぎたフェミニズムに加え、池袋最強と名高い静雄のところに正々堂々と敵討ちに参上する気概も持っている。少なくともかつての黄巾賊のようなチンピラとはひと味違うらしい。まぁ、結局集団で乗り込んできちゃうと抗争の規模は大きくなるだろうし、最終的には彼のキャラとか関係無い騒ぎになりそうだけども。裏で糸を引いている人間がいるならなおさらである。

 2人目の新キャラは、儚げで愛らしい、久野ちゃんボイスの幼女、粟楠茜ちゃん。うむ、この名前からして暴力団関係者なのは間違いないようだね。彼女は何故かは分からないが静雄に対して殺意を持っており、「無邪気さ故に」それを軽々と実行してしまった。ただ、普通の人間なら悶絶する痛みであるはずのスタンガンでも、別に死なずに「いてっ」っていう程度の静雄さん。幼女が殺せる訳はない。「死んで死んで」と必死な様子だが、逆に可愛い。成り行き上、静雄は幼女を担いで新羅宅へ逃げ出すことになる。絵面だけ見たら確実に静雄がアウトの局面であるが、やってることは幼女の方がえげつない。リアルロリは今作では初参戦かね。一体どんな活躍を見せることになるのか。そんな幼女を、ヤクザさん側も必死に捜索している様子。その依頼は町の何でも屋、首無しライダーさんのところに転がり込んできたのである。しかし、相変わらず芳忠ボイスのインテリヤクザさんは格好ええし強いな。首が無いくらいはどうってことない世界。セルティさんも困り顔だが、残念ながら彼女は割とチキンなのでこういう流れになっちゃうと依頼を断れないのよね。

 更に、そんなセルティに突然遅いかかってくる謎の金髪ライダー。オープニングにも出ているヴァローナという女性らしいが、流石に殺すの殺さないのという話題ではそれなりに慎重に扱うこの街において、いきなり問答無用の斬首プレイに興じる御仁。セルティ即死。いや、セルティだから死んでない。よりによってデュラハン相手にその狙い方ってのは、逆に分かっててやってるんじゃないか疑惑すらあるけども。彼女は一体どこからやってきて、なんの目的でセルティを殺そうとしたのだろうか。流石に直接的過ぎるし、なんかスマートじゃないのでこっちは臨也関係ではないと思うが……セルティが暴力団と接触してたし、そっち関係かな? 結局、この街の問題児ってのは相互に繋がっているので、最終的にはどの問題も1つに収束していくとは思うけども。セルティさんも災難だよなぁ。

 そういえば久しぶりに正臣登場。彼の登場は待っているファンも多いと思うが、はたして今後絡んでくる余地はあるのだろうか。かつてのスタンスを考えればしばらくは池袋に近づかない方が良いとは思うが……動くかな? どうかな? 結局帝人次第な気はする。

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 狩沢さんに料理を頼みに行くなんて無茶過ぎるよ(中の人的に)! 第4話。そうか、杏里は案外そういうとこ駄目なのか……。

 まさかの、「今回まででプロローグ」的展開。確かに、1期はまるまる2クール使っておよそ事件2つ分くらいだったわけで、今回も1クールで事件1つと考えるなら、ここまでで下拵えしてそろそろ本番、ってのは妥当な分量なのだろうか。それにしても登場人物が多くて恐ろしい人口密度だよな。今回のエピソードでほぼ全員出きったかしら。まさかの張間美香まで登場して、新羅宅での鍋宴会は実に賑々しい。そりゃぁセルティだって幸せ満喫しますわ。今回の「プロローグ」は本当にセルティの幸せ池袋日記でしたね。たくさんの仲間に巡り会い、一番愛する新羅とこの街でやかましくも楽しく過ごせる幸せ。悠久の時を過ごしてきたセルティだが、この1年間はこれまでの彼女の人生の中で一番充実していたと。そりゃまぁ、こんだけ奇人変人が集まればな……なんだかんだでセルティは幸せになっているので何よりである。彼女から見たら静雄は「友達」だし臨也は「お得意先」だし、ほとんど敵らしい敵はいないんだよな。まぁ、約1名天敵がいるけども……怯えすぎだろ。まだ何もされてないやんけ。

 今回の顛末の適度な噛ませ犬となってくれたのは、池袋の外からやってきたという暴走族集団だった。こいつらの目的は基本的にセルティ(の賞金)だったが、そのついでに折原姉妹にちょっかいを出したり、ダラーズだと気付いた帝人にちょっかい出したり、全ての面倒ごとを一つにまとめてくれる大活躍。おかげでワゴンチームとの合流、その他面々を一カ所に集めて様々な人材交流のお膳立てをしてくれたわけだ。さて、ここでの出会いにはどんなものがあったか。ダラーズ組は元々面識があったかと思ったが、意外にも自己紹介が初めてになったのはセルティとドタチン。ま、この2人はどっちも割と大人だし、懐も深いのであんな出会いでなくともすぐにわかり合えただろう。初めて筆記を通じてのコミュニケーションをとったはずのドタチンだが、特に困ることもなくすんなりとセルティの意志を理解してるのは流石である。湯馬崎、狩沢組はセルティのキャラ設定について喧々囂々。ツンデレ風味だけどもおねーさん的な妹タイプ? それ、まさに中の人のことでは……。くそぅ、セルティ可愛いよなぁ。幸せそうにしている彼女を見てるだけで満足してしまいそうだ。

 折原姉妹も、そんな陰でこっそりと出会いを求めていた。彼女が会いたかったのも噂の首なしライダーであり、そのためにいかにも「折原」の血筋らしい策謀を巡らせていた。偶然の出会いのおかげで一介の女子高生がロシアヤクザ(?)をコントロール出来るようになっており、無茶苦茶な商談で強引にセルティとの接触を持つことに成功。いや、流石にそのプランはどやねん、と思うけども。素直に従っちゃう殺し屋さんも物わかり良すぎるだろう。一応命の恩人ではあるからなぁ。無事に100万もセルティの手元に戻ったのだから良かったことは良かったが、80万の依頼料はまだしも、20万の治療費は元々新羅への労働報酬なのだから、そこはねこばばしたことになるのでは……。まぁ、必要経費かな。誰も不幸になってないのだからこれでいいか。臨也の企みに比べれば可愛いもんである。そして、そんな双子をセルティと引きあわせていたのはどうやら波江さんの仕業であるらしい。双子とつながり、弟とつながり、それを通じて杏里たちにもつながれる。臨也に従ってはいるが、なかなかしたたかな波江さん。まだまだ活躍の機会はありそうだ。

 そんな彼女の暗躍のおかげで出番が無かった臨也だったが、彼がこんな状況で黙っているはずがない。来週からはいよいよ本領発揮か。彼が目論んでいる様々な「火種」の話。1つは、本人すらも扱いかねている杏里の身体。どうやら罪歌の制御は未だ完璧なものではないらしい。うっかり刺されちゃった殺し屋さんもエラい迷惑だったが、使えたのだから良しとするか。彼女の暴走が、また一悶着起こすのだろうか。そして、臨也に対抗しようとしているのは、ここまで猫を被っていた黒沼青葉。どうやら彼はカラーギャング界隈では割と問題児であるようだが……何をしでかすつもりなのか。そして、彼が見た帝人の「笑み」がどのように状況を動かすか。帝人って、基本的にダラーズ設定が明るみに出てしまえば単なる一般市民扱いでも問題無いはずだったのに、まだまだそんなもんじゃ終わらない裏側があるのかね。

 あ、そうそう、幽と聖辺ルリちゃんもいちゃいちゃしてましたね。彼女の(元)事務所の社長を巡って、ヤクザ界隈も穏やかじゃない様子。この街、ヤクザ多くね?

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