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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 さわちゃん無双の第10話。正直どないやねん、と思うような内容ではあるのだが、一介のサブキャラをメインに据えてここまでがっつりと話作りが出来てしまうこの世界には感心する。さわちゃんって、ひだまりで言うところの吉野屋先生よりも出番少ないキャラなんだぜ。

 おしとやか美人先生と、ちょっとおかしなド迫力ねーちゃんという2つの顔を使い分けるさわちゃんがそのペルソナを脱ぎ捨てるというのがメインストーリーで、クライマックスのライブのくだりなんかは、実にありきたりで分かりやすい流れ。ライブシーンの処理も流石に慣れてきて、もちろんうまいとは思うが、そこまでインパクトのあるものでもなかろう(まぁ、覚醒直後のさわちゃんのひと睨みの迫力はなかなかのものだったが)。

 その上で、今回のエピソードで描かれたのは、まずは軽音部5人組の、ちょっとおかしなロケーションでのドタバタ劇。例えばファミレスでオーダーを巡ってバタバタする唯なんか、その心情が分かるだけに微笑ましくも馬鹿らしい。この際だから「尾行するのに制服姿で5人して楽器背負うのはどうよ」とかいう話は置いておくとしてね。他にも、今回最も異色だったのが、おでんの屋台で先輩の話を聞く面々。流石にこの組み合わせは想像出来なかった。そして、不思議と屋台をエンジョイしている面々が溶け込んでいるのが謎。その後の教室でのメモ回しから廊下へのコンボも、普段意外と授業中の描写がないだけに新鮮なシーン。ほんと、なんで女子ってああいうのが好きなんでしょうな。

 そして、もう1つ今回のエピソードでフィーチャーされたのは、「大人になること」と女子高生(というか唯)の関係性。この作品ではさわちゃん以外の大人というものがなかなか登場せず、今回キーとなった紀美は、数少ない「唯たちに干渉した大人」である。年を経ても変わらなかったデスデビルとさわ子の関係は、そのまま将来の唯たちの姿でもある。「大人になったら大人になるのか」という唯の疑問は実に的を射たもので、嫌が上でも変わっていくこれからの生活を想起させる、ちょっと切ないファクターでもある。そうした「変化」について、唯は唯なりに感じ取っているようで、憂に対して何気なく口にした質問は勿論端的な表れだし、ジュースを飲むかと訪ねられてお茶がほしいと答えたこと、廊下に立たされたときに教室の表札に向かって飛び跳ねたこと、屋台でギー太を返してもらった後に何気なく音を出してみたこと。それらは、将来への不安と、期待の表れだったのではなかろうか。

 こうした「デスデビルのメンバーと軽音部のオーバーラップ」はなかなか心憎い演出で、2つの「青春」が相補的に影響を与えあっている。例えば、これまで我々は2クールのあいだ軽音部の日常生活を見てきたので、それを反映させることで、本来なら何一つしらない、さわ子たちの青春時代を数枚の写真から思い描くことも出来るし、逆に、彼女たちの卒業写真から、嫌でも唯たちの卒業というファクターにも目を向けざるをえない。その上での結論は、「大人になっても、大丈夫だよ」というさわ子の現在で締めているのは本当にありがたかったです。変わらぬ日常、っていうのがこの作品の大命題だものね。

 でも、今週一番印象深かったのは、実は憂の何気ない返答の一言。唯の訳の分からない質問に対して、「ジュース飲む?」って……姉の質問のすべてを飲み込んで、自分なりの答えを持ってないとこのレスポンスは出来ない気がするんだけど……すげぇな。

 あ、今回はあんまり出番がなかったんですけど、一応今週の1枚。「アイアムアペン」はボケの基本。

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 平沢家の家族構成に不気味なものすら感じられる第9話。お隣のおばあちゃんが「みんなで食べて」って言って筑前煮を渡したということは少なくとも両親が継続的にに不在というわけではないと思うのだが、何故こうも2人の食事シーンが多いのか。何の情報も無しに両親だけが出てこない少女というと、どうしても彼女のことを思い出して鬱々としてしまいます。ひょっとして、平沢唯という存在も……

 などというどうでもいい前振りをするのは、当然、大して書くことが無いからである。だって、ほとんど唯が出ずっぱり、2番目にしゃべってるのがあずにゃんで3番目が憂っていう状態じゃ、私が語るべきことはそんなにないのです。あ、でも「律澪でやろうぜ!」って言ってたのにきれいにスルーされたシーンは良かったかも。ドラムとベースだけのユニットっていうのも是非見てみたいもんだが。地元の演芸会でドラムプレイは無いわなぁ。

 ただ、今回のメインプロットについては、「こういうのも面白いな」と思ったのも事実。この作品は「日常系女の子バンドアニメ」なわけだが、結局女子高生がバンド活動しようとしてもシチュエーションは限られてしまうわけで、1期で文化祭とか新歓、そしてライブハウスなんかを一通りやってしまった時点で、「新しい場面」というものを見せるのが難しくなる。もちろん新しいものなど何も無くていい作品でもあるのだが、流石に2クールでそれではまずいだろう。

 そこで登場するのが、単なる高校生の身の丈にあった、地元商店街の演芸大会というわけだ。一応新曲(?)も披露しているし、各々のキャラクターの楽器や歌に対する姿勢も垣間見ることが出来るので、「ガールズバンドもの」としては至極まっとうな路線である。そして、近所のおばあちゃんや地元のお年寄りが出てくるだけで「なんか見慣れない新キャラが多く出てきているな」と思えてしまうくらいに新鮮な(悪く言えば違和感のある)仕上がりになるという状態が、この作品の「恐ろしいまでの世界の狭さ」を如実に表している気がするのだ。

 でもまぁ、おばあちゃんたちをどれだけ描いたとしても、この作品の「女の子を可愛らしく描く」という唯一にして絶対の命題は曲がっておらず、今回描かれたのは、唯の「お馬鹿ながらも自分なりに頑張って生きている」部分。2秒で忘れておつかいに失敗してみたり、後輩に試験指導されてみたり、天然という言葉では処理しきれない「病気」に近い部分もドぎついほど描かれつつも、近所のおばあちゃんにはこれ以上無いくらいに可愛がられているし、そのおばあちゃんに対しても、きちんとお礼を言ったり、挨拶したりは出来るという「真っ直ぐに育った良い子です」というまともな描写も多く見られる。普段の唯がどこまで「あっち側」の娘かを知っているだけに、彼女の晴れ舞台を見てなんだかんだで嬉しいおばあちゃんの気持ちも、視聴者はよく分かるのである。平沢家は、今日も平和で何よりだ。まぁ、憂は流石に危機感を持った方がいいとは思うけど。醤油無しであれだけの料理を準備出来るスキルがこえぇ。

 明日あたり鴨川べりに行ったらギターを練習している女子高生に会えないもんだろうか。……巡礼してるオタクに遭遇する可能性の方がまだ高いな。 

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 「目」な第8話。「進路!」とかいう未来志向のサブタイのくせに、内容はほとんど過去話ばっかでしたね。まぁ、2クールあるらしいのに卒業まで1年無いわけだからねぇ。なかなか話は進まないわなぁ。

 今回はサブタイトルのテーマで一貫した内容となっており、唯が自分の進路についてひたすら頭を悩ませるだけの内容。高校3年生の初夏に一切進路が決まってないって、大丈夫なのかね……まぁ、私は個人的に今までの人生で進路に悩むという経験が一度もなかった妙な人間なので、この苦悩はちょっとよく分かりません。いや、まだ人生には迷ってるんですけどね。ニートも案外いいもんだぜ! 憂がいるから何とかなるよ! (まぁ、唯がニートになると憂もその後を追いかけてニートになる可能性があるけど)

 唯ファンにとっては、ロリ唯や様々なコスプレを披露する唯を見られるだけでも眼福の回で、和との腐れ縁についても、本来なら殴ってもいいくらいのエピソードがてんこ盛りのはずが、何となく許してしまう(というか諦めてしまう)流れになるのは唯の天性のスキル。そして、特に唯派ではない人間でも、豊崎愛生の真骨頂が味わえるという意味では充分な内容。ほんと、アホの子を産み出す時の豊崎パワーはビッグバンな破壊力がありますよ。先例でいったら野中藍あたりが近いのかなぁ。和の言うような「何となく許せてしまうアホの子」って、かなりハードルが高いキャラクター性なんじゃなかろうか。もちろん、中には到底許せないって人もいるとは思うけど。唯の場合はアホの要素の中によく分からない才能の片鱗も眠っているので、和はそのあたりのポテンシャルを見込んで付き合ってあげているのかもしれない。

 そして、今回本当のメインといえるのは、唯の過去話に便乗して律が持ち出した律澪の出会い物語。一歩間違うと枝先絆理ちゃんと見まがうロリ律ちゃんと、人見知りが相変わらずな文学妄想少女澪のデコボココンビ結成秘話。話してる当人がポロッと「好きな子にはちょっかい出したくなるじゃん」って、完全にプロポーズとも取れるラブラブ宣言をしてしまってるんですが、そこはスルーなんですね。いや、既に大前提になっているということか……個人的に一番訳が分からなくてツボだったのは、「律が賞を取れば良かったのに!」と怒鳴ってしまった澪を見て、何故か「おもしろッ」とデスノートのリュークばりの反応を見せる律ちゃん。明らかにおかしい。空気読めないにも程がある。


 でもまぁ、そんなズレた反応が出来たからこそ、必要以上に壁を作りがちな澪とコミュニケーションが取れたのかもしれませんな。ツーカーの仲になった今でも、デコにペンを立てられても全く抵抗する気配もなく堂々と刻印を受け入れる律ちゃんが男らしすぎて惚れます。あのデコのまま職員室に進路調査票提出しにいってるんだよなぁ……強いなぁ。鏡も見ずに自分のデコに書かれた文字が「目」であることを理解するのも凄いよなぁ……

 結局、今回は1話では進路が決まりません。アバンを含めた作中のモチーフとして「カメ」が多用されていることからも分かる通りに、唯の将来設計も亀の歩みで決めていくことになるんでしょうね。まぁ、少し真面目に考えるのも大事ですよね。

 余談1・「レトルトカレーもってこい」っていうキャンプイベントって一般的なの? 流石にそこは、作れよ。

 余談2・うちの高校では「アルプス一万尺」の節で古文の助動詞を覚えるのがはやりました。同じ節で中国の王朝名も覚えました。ただ、作中でも言ってたけど、覚えりゃおしまいの王朝名と違って、助動詞一覧って覚えただけじゃ何の役にも立たないんだよね。しかも何故か受験で一切使わない上代文法の助動詞まで入っていたので、覚えてかえって混乱する奴もいたり。ま、そんなもんですよね。


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 ときめきシュガーな第7話。もう、これってどう考えても澪(の中の人)から律の中の人に送る詩って考えて問題無い訳ですよね?! ときめくんですよね! しゅが×ぴかの不動っぷりは異常。初心者のかたはここで基礎を学べ! 個人的にはエンディングの「Listen!!」の締めも「律!」って叫んでいるようにしか聞こえないんですよね。

 さておき、前回の唯回に続き、今回は阿漕なまでに澪回。短い中にこれまで澪が培っていた様々な成分がみっちみちに詰まっているボリューム満点な一本。個人的には、ナレーションや勝手なアフレコが得意で、中の人もアナウンスの県大会で優勝してる感じのお友達キャラの方に目がいったりしてますけど、流石に今回は澪を観ていても面白い回でした。

 それにしても、ここまでずっと「日常もの」を標榜していたこの作品にしては、やや突飛な内容だったので不思議な感覚もあった。いつの間にかそれなりの規模に成長を遂げていた澪のファンクラブというメインテーマ自体が現実感に欠ける設定であるし、全ての発端となった元生徒会長の、無条件での澪好きっぷりも流石に突然過ぎる(いや、面白かったけど)。これまで一度も登場してないキャラクターにあそこまでディープなキャラ付けをされると、別作品を見ているような妙な気分になってしまう。まぁ、レギュラーキャラにくっつけるには無茶な設定だったから、捨てキャラに任せてしまうのが一番安全ではあるんだけどね。ご丁寧に回想を織り込んだ変則構成で卒業生の先輩に澪好き属性をくっつけているのは、今後の展開に支障を来さないための配慮だろうか。あまりに先輩のテンションが高かったおかげで、どれだけ妙な状況でも徹底的に冷静な和の態度が逆におかしかった。

 そして、学校の一室を借り切って、おやつ大量持ち込みのライブイベントという、およそ高校の日常では認可されないだろう特別イベントで、新曲披露というアニメ的なクライマックスも搭載。最後にライブを持ってきたことで、それまでの些か無茶な展開もひとくくりにしてまとめてしまえるセッティングはちょっと卑怯だけど上手い。ライブ描写も1期の時の演出をベースに、あまりカロリーが高くなりすぎない無難な出来。個人的にはライブの内容よりも、その前の諸々のイベントでのあずにゃん達の突っ込みの雰囲気の方が好きでしたけどね。シャワーヘッドは毎日洗わんでもいいだろうに。そういえば、あずにゃんはこういう悪ノリには難色を示すかと思ってたんだけど、やたら乗り気だったのが意外だった。あと、律っちゃんのアルバムには、明らかに本人もいらないみたいな絶妙なタイミングの写真が多すぎる気がする。そのデコはなんだ、そのデコは。

 今回の気になったポイントは、あずにゃんが使ってるマグがなんか可愛かったこと。すごくほしい。そして当然、今回のベストショットは以下。誰がどこから撮った写真だよ。


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 ですわよね〜、な第6話。前回の感想で「何も無くても1話出来るから凄い」みたいなことを書いてたんだけど、今回は前回にも増して何も無かった。何も無いのに1話ある、この奇跡。

 一応今回は、強いていうなら唯がメインでぎー太との愛情を確認する回といえるだろうか。ただ、前々から思ってはいたのだが、この娘の場合、愛情とか、お馬鹿とか、天然とかいう表現よりも、やっぱり病気じゃないのか。放送コードギリギリのキャラクターじゃないのか。もう駄目なんじゃないのか。確か一つの事物に異様なまでの執着を示して現実感が薄れるのって、麻薬常習者の傾向だったような……そして1/8音を聞き分けて指摘する感覚器官の鋭敏化も……いや、別に唯が薬中って言いたいわけではないが、ギャグを通り越してうすら寒くなるときがあるんだよな。憂のかいがいしさは、妹というよりも「看護人」のそれだろうし。まぁ……社会復帰目指して頑張ってください。

 そんな殺伐とした印象すら抱かせる、常軌を逸した唯エピソードは、間に姉妹デュエットなどを挟みつつ、相変わらずの空気は固持。どれだけキチガ○じみていようが、やっぱりこの世界でやられると素敵空間として処理されてしまうのである。ギターを包んだビニール片のディティールとか、女子高生の着替えシーンを軸にしてるのにエロに回さず見事に唯のぽやぽや感だけを引っ張り出す構図の取り方とか、最後の澪のシーンの無駄な緊張感と盛り上げ方とか、本当に細かいところまで抜かりない配慮が行き届いている。これを見るために毎回正座してるわけなんで、文句の言いようもないです。

 今回は唯だらけだったので他のキャラの押しはちょっと弱かったが、さわちゃんの苦労は唯のスロットルが止まらないので積もる一方だし、これだけ唯押しのエピソードなのに、何故かオチが回ってくる澪のポジショニングも抜け目ない。通販好きで無駄におばちゃん臭いあずにゃんも、多分その筋の人にはたまらんオプションなんだろう。ムギは……今回なんかしてたっけ? お嬢様のくせにやってることが小間使いっていうギャップが凄いな。きっとバイトなんかも経験したこの2年間で多くの気遣いを学んだに違いない。

 そして、今回は、裁縫が出来るというニュースキルを披露してくれた我らが部長。各所で話題になっていました、今回のハイライトはやっぱりこのシーンでしょう。シャツ・イン・スカートなだけでなんか別人……

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  この手の作品では良くあることだが、どう見ても高校2年生には見えない第5話。そりゃ唯たちが3年生ってのも無理がある気がするけど、今回の3人は特に……ねぇ。

 前話が修学旅行のお話で、今回はその時学校にいた留守番組、つまり2年生のお話。こういう2部構成は、最近だと「ひだまり」の原作でも修学旅行中の3年生組と留守番中のその他組が2本立てになってました。従来通りの普通の漫画ならば、主人公と呼べるキャラクターを中心としたどちらかだけを描けばいいはずなのだが、この手の「日常系」漫画は主人公と呼べるほどはっきりとした中心が無いからなのか、メインキャラがおらずとも一本のシナリオが書けてしまうというのはなかなか面白い状態ではないだろうか。キャラクターの魅力、何かコアを必要とする「物語」の魅力ではなく、あくまでそのキャラクターたちが住まう世界の「空気」の描写があればよいと言うことが、非常に直接的な手法で説明されているわけだ。言い換えれば、「この話」が成立しているということは、作品の持つ「世界」が確固たるものとして成立しているということである。流石安心のクオリティ。

 そして、「ひだまり」ならば単純にヒロ紗英コンビと他のひだまり荘メンバーが分かれるだけなのでそれ程難度は高くないのだが、今回のお留守番の場合、なんとメインキャラと呼べるのは一人取り残された梓のみ。憂もサブキャラとしてはそれなりの出現頻度だが、これまでの総登場時間は圧倒的に少ないはず。更に今回初めてメインで絡んだ純に至っては、台詞を発するのすら久し振り。こんな不安定な面子で1エピソードが成立するというのは、やはり異常事態であろう。これまで構築してきた世界も、視聴者がこの作品に求めているものも、旧来の「アニメ作品」とはどこかずれている。何がすごいって、それをやってしまおうと思える制作体制と、実際にやれてしまえる手腕。この「けいおん!!」という作品を語る上でも、実に象徴的な興味深い話数である。

 とまぁ、なんやら前置きを長くしたのは、単に今回おでこ要素が少ないのであんまり書くことが無いから。いや、充分面白かったですけど。憂のシスコンぶりがあからさまに常軌を逸していることが確認出来たし、バッティングセンターで見せる平沢家の血の濃さを示す部分なんかも、しれっとやっているのに何か悪寒を覚えるような説得力がある。ダラダラした雨の休日の様子も、前回の修学旅行の空気同様、「あぁ、それってあるある」というものすごく身近な共感が得られるのが何ともムズかゆい。3人でいるのに1人だけ漫画読み始めると、結局他の2人も漫画に走るんだよね。

 今回最大の疑問点は、「そういや今まで気付かなかったけど、音楽室にカメとか導入して良かったんだろうか?」という点。休日の世話とか、普段は誰がやってるんだろう。いちいち警備のおっちゃんに鍵を借りて休日の校舎に入れてもらうのは面倒じゃないか? 長期休暇中とかは、ムギが引き取ったりするのかなぁ。

 疑問その2,ぶおんけいって何さ。……ググると既に結構詳しい解説(!)がヒットしたりします。……こうやって妖怪って誕生するのか。民間伝承の縮図を見た気がします。東北の妖怪にしたのは。やっぱり律の中の人のせい?

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  ムギは中の人的には関西弁が出来ないとおかしい第4話。京都弁って独特だから、案外他の関西人にも再現は難しいのかもしれないけどね。ちなみに、わたしゃあくまで東北ラブですんで、何を差し置いても律(の中の人)を応援しています。しつこいくらいに。

 さておき、双子トリックでも充分通用する(っつうか1期では通用してた)憂で幕を開ける修学旅行編。ただでさえ騒がしい連中の、更に騒がしい狂乱の3日間である。ちなみに個人的には修学旅行で京都奈良なんてコースを経験したことがないので、いまいち追体験がしにくいエピソードではあります。いや、京都奈良はおろか、修学旅行自体が無い高校だったんですけどね。今の高校生は携帯があるから色々と便利そうだなー。

 珍しいクラス単位でのイベントを見せるエピソードにも関わらず、あまり学年全体の賑々しさみたいなものは描かれておらず、基本的にはいつもの4人だけが画面上に映っている状態。食事シーンなんかでは他の生徒との絡みもあったけど、むしろ「クラス行事でも問題児は問題児だな」ということがよく分かるエピソードになっている。あの2人がクラスにいたら、そりゃ担任は胃が痛い。フリーダムなのは部活中だけじゃないんだねぇ。そりゃまぁ、高校生活の中でも最も騒がしいイベントなわけで、当然一番騒がしい人にスポットが当たるわけですよ。4人班ということで和は澪に面倒を押しつけて離脱。「唯を頼む」と言われてはみたものの、問題児はむしろもう1人の方。唯単体なら面倒なだけだが、律との組み合わせにより、実に迷惑なコラボレーションが発生する。「律までいるんですが」って、あんたのパートナーはむしろそっちだろうに。

 修学旅行のコース自体は定番のもので、金閣寺、北野天満宮、嵐山など、やはり女子高生が集団で行くには地味な箇所が多い。そういや同じ京アニ作品での修学旅行といえば「らき☆すた」でも京都にきていたが、あちらは主に東側を回っていたので、見事に今回のコースとは被らないようになってますな(京都駅を除く)。ロケハンは相変わらず徹底しているので、修学旅行のイメージビデオとしての完成度は格別。今回彼女たちが回ったコースも、ひょっとして聖地の巡礼コースとして組み込まれていくことになるんだろうか。花園会館もいい迷惑である。しかし、実際にアニメとしてのポイントは、そんな観光名所ではなく、むしろ宿の中にある。部屋でくつろぐ面々、枕投げに興じる面々、そして、お風呂タイムな面々。この手のアニメなのだから入浴シーンは最大の見どころになってもおかしくないのだが、この作品の場合、ファンのニーズはどうあれ「そういったもの」を描くのは大命題とはなっておらず、比較的あっさりしたものに仕上がっているのはむしろ好印象。流石にこれで「湯気がはずれます!」みたいなことをされたら一気に興が冷める。

 むしろ本当の見どころは、就寝時刻の部屋の方だろう。枕投げを始めるのが機会を虎視眈々と狙っていたムギ、というのも面白いし、さわちゃんとの絡みはお約束ながらも大人のみっともなさが何とも良い味。「誰?」って、律っちゃんの容赦ないコメントにほっぺたでろんでろんですがな。「しゃれこうべ」「リコピン」のくだりなんか、ただ無駄にテンションだけが上がってどうしようもないお泊まりイベントの夜の空気が良く出ているシーン。なんか、「先に寝ちゃうと損してしまう」っていう妙な気分になるんだよなぁ。

 とまぁ、ひたすら賑やかなだけの今回のお話ですが、風呂場から就寝時刻まではカチューシャを取った状態の律っちゃんが堪能できるようになっています。髪を伸ばさずとも、牛乳で努力しなくとも、そのままでいいと思います。寝るときのちょんまげ状態は、朝起きた後にどうなっているのかが凄く気になります。あのくらいの髪型の女性って普通はああするモンなんだろうか。唯は大して変わらないのにそのまんま寝てるってことは、やっぱりカチューシャ前提のケアってことなんかな。そして、そんな自慢のおでこが迷子になったときの和との邂逅シーンで見せたスライディングの犠牲に! 大切なデコですので、いたわって上げてください。生涯満腹!

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  律ちゃんの、律ちゃんによる、律ちゃんのための第3話。(多分)史上初、ドラマーが主人公のアニメ30分。意外にも多くのメンバーの楽器に対する真摯な姿勢が伺えたエピソードですが、もうこのまんま田井中家の日常を描くアニメでもいいんじゃないでしょうか。

 このアニメはどうせシナリオ部分で特に語ることはなく、今回意外だったのは学内でのさわちゃんの評判の良さくらいのもの。普通の先生は、担任を持つと一気に仕事の量が増えるので確実にやつれるはずです。それを糧に輝けるということは、さわちゃんは本当に舞台の上で映えるアーチスト体質なのかも。ただ、普通の高校は進路関係で面倒が多い3年生にいきなり初担任の先生は任せないと思うけどね。

 というわけで、どうせ各キャラにもきゅもきゅすればいい作品なので、キャラクターについての雑感程度に。まずはちょっと主人公っぽい立ち位置の唯。今回はなんと、水槽にべったり張り付いて豚鼻を披露する唯から物語が始まるという、およそ「萌えアニメ」ではあってはならない展開。ただ、それでもOKなのが平沢さんのすごいところ。豚鼻が似合うっていうのは、果たして褒め言葉なのかどうか。その他、今回一番律に対して直接的に気を利かせようとしていたのは彼女。相変わらずピントはずれまくっているが、まぁ、悪い子じゃないのは間違いないんだ。でも、床で遊ぶならせめて夕食で使ってない食器を鳴らそうな、不衛生だし片付かないから。ラストのラスクかりかりシーンとか、特に示し合わせてもいないのに律ちゃんとのコンビネーションが抜群なのは謎です。

 楽器にスポットがあたったおかげか、ようやくキーボードという仕事にも注目がいって御機嫌なムギ。この子だけは未だによく分からんが……とにかく回りでぎゃあぎゃあやってるのが楽しいんだろうね。今回は律を中心にして唯との天然コンビネーションを発揮させたほか、最後に澪と「恥ずかしげもなく恥ずかしいことが出来るコンビ」としての実力も発揮。一応「ガールズバンドもの」という肩書きもあるので、オリジナル曲を作っていく過程が見られるというギミックはなかなか面白いですな。

 そんな世話のかかる面々を、確実に先輩目線で見守るのが梓。「先輩は私の目の届くところにいてください」って、普通はいえねぇ台詞だよなぁ。シメられても文句は言えない気がするのだが、それが通用する立ち位置にいるのが彼女のすごいところ。久し振りにギターを教わりたいお子さんが現れ、呆れながらも指導がちょっと嬉しそうなのは、彼女の人柄でしょうか。

 そして、律といえばやっぱり澪。今回は一番最初からことの顛末を見通していたのはやっぱり彼女。絶妙な距離感の息の合わせ方から、やっぱりこのコンビの関係性は仲のいい軽音部の中でも別格であることを感じさせてくれます。こんなに安心できる関係性は千佳と美羽以来ですよ。律もそんな澪のベースだけは不可侵領域として触らずに……って、(1)ベースは地味 (2)そもそも澪のベースってレフティだから律には使いにくい などの別な要因が考えられる気がしますが……まぁ、今回は大人しくいい話ってことにしておきましょう。ベースが大好き、というのはいい話ではあるんだけど、この子の場合はもうちょっと前向きになった方がいい気もしますな。

 そして、我等が部長、田井中律。面倒を訴えるトラブルメイカーっぷりはもちろんのこと、その行動力と、無茶をしながらも回りを不快にさせない人柄は、今回余すことなく発揮されている。部員が「単なるワガママ」にあそこまで真剣につきあってくれるのは普段の律の行いがあってこそだろうし、最終的にはみんな部長としての律の偉大さに気がついた模様。やっぱりドラムがメインの筋書きなら、普通はこうなるわな。女子中学生がドラムの練習するのって大変だったろうなー。

 急に文句を言い出す律、誤魔化す口笛がうまく吹けない律。他のクラスメイトとも一切変わらないテンションで接することが出来る律。デコのことを触れられたときだけちょっとテレてみせる律。今週も、隊員たちは元気に過ごせるだけのものをもらえました。自宅で興がのってスティックを振り回す律を見て、何故か知らないけど泣きそうになりました。自分でも、この作品がメンタル面のどのあたりを刺激してるのかがよく分かりませんが、やっぱり他人の幸せって、オーバーフローすると妙なところに響きます。

 来週は修学旅行。京都タワーやらなんやら……お前らチャリで30分くらいの距離やないか!!

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  聖地が近くて困る第2話。今回メインの舞台(?)となったホームセンター、川端ケーヨーD2、元川端ニック。実際はあそこまで広くないけどな! 行くと必ず無駄に洗剤類が欲しくなります。

 我ながらミーハーだとは思うが、やっぱりこの作品は普通に面白い。ほのぼの日常もののくせに、「ひだまりスケッチ」とかに比べてもやたら笑いどころが多いのは何でなんだろう。そこまで個性が強くない気がするのに毎話毎話きっちりキャラが「らしい」ことをやってるのを観てるだけでも満足できてしまう。付け焼き刃のバンド演奏アニメとの格の違いを見せつけられているようだ。

 唯のキャラクターはやっぱり強烈。現実でいたら絶対ブン殴ってるだろーになー。「鼻の穴にピーナッツ詰めたくなる可愛さ」とか、「札束で頬を張ってください」とか、お馬鹿というよりも異常性癖の子みたいになってるけどな。

 他のメンバーも、決して多くない持ち時間で自分らしさを余すことなく発揮。大金絡みなので今回は強かったムギ。蛇口を含めて磨きまくり。基本的に被害者キャラのあずにゃん。流石に10万円ではおめめぐ〜るぐる。「ごめんなさいごめんなさい」がすっかり板に付いている澪。主張が弱いのは時として悪ですよ。ドスの聞いた声は流石のボーカル、さわちゃん。今回の裁量を見ると、意外に教師としては優秀な気がする。

 そして、この作品の主人公である律ちゃんの大活躍は今回も健在。唯を起こす。片付けが嫌で駄々をこねる。ティーセットナイスキャッチ。自分が子供であると主張する。「うおっ、まぶしっ」させる。ホームセンターで配送手続きをしてくれる。衝撃の金額宣告に意外に冷静に突っ込みを入れる。他の人間が放心しているなか必死で説明を1人で聞いてる。札束を手にして他のメンバーを挑発。さわちゃんの質問に目、泳ぎまくりで欲の皮が突っ張りまくる。決死の料金表eating。東北弁で土下座。みんなから心ない責任の押しつけに合う。

 ほら、やっぱり主人公だ。よく見てごらん、やっぱり軽音部を支えているのが部長の人徳であることが分かるだろう。全ての責任を押しつけようとする他の心ない部員たちを笑って許せる器のでかさは流石である。

 次回はドラマーがメインの回だって? ほぅ。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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