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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 リア充爆雷原、第6話。まぁ、あの2人が幸せなら本望だよ。本望だけども……あぁもう。

 修学旅行回。去年は体育祭で大きくお話が動いたわけで、やっぱり学園ラブコメだったらこういうイベントは欠かせない。ここで動かなきゃ男じゃない。でも、動かれれば動かれたでやっぱり壁は殴りたい! そんな葛藤を楽しむニヤニヤもやもやアニメの真骨頂。まー、回りの御学友が囃し立ててた通りに、「遅すぎる」くらいの進展だからねぇ。文句も出ないわな。さっさとせぇや、とお節介ババアの森サマでなくとも思ってしまう状況だ。一つ屋根の下に暮らしてるくせにあれ以上のことが無いっていう時点でな。

 そんなリア充エピソードであるが、実は「メインキャラが回りのクラスメイトたちとがっつり絡む」というのは割と珍しいお話である。2年生限定イベントのため、冒頭では当然凸守、くみんとお別れせねばならず、「しばらく凸守の出番ないのかよ!」と思ったが、そんな心配はあんまり無かった。凸守は凸守で元気だった。状況が状況だけに、くみん先輩との絡みという珍しいコンビなんだけど、マスターがいないからいつも通りのはっちゃけ方ではなく、なんか変な方向に際どかった。普通は修学旅行イベントって言ったら寝床もあるし風呂もあるのでエロいイベントが目白押しになるはずなのだが、一切そんなことが起こらないのが京アニクオリティで、むしろ今回は1人でばたばたしている凸守が一番扇情的だったんじゃないかという気がする。ほんと、一人前のレディなのに恰好に対して無頓着すぎるのよね、あの子。まー、回りに男もいないし、くみん先輩しか見てないなら気にする必要ないんだろうけどさぁ。短いスカートがひらひらしてすごく際どいのよね。もちろん、中は決して見せないわけだけど、窓にぶら下がるカットなんかはギリギリすぎたし、その後の勇太のうちでも椅子に無造作に座るもんだから危なくて危なくて。森サマがいたら「お行儀悪い」って叱ってくれたのかなぁ。

 そして、いつものメンバーから離れた2年生3人組は、それぞれの立ち位置でクラスメイトにいじられる。高校2年生であれだけはっきりカップル成立してたら、旅行中にいじられない方が嘘だろう。おっちゃんも高校時代にそんなことやった記憶があるわ(もちろん、いじる方である)。あと、気付いたら旅行後にくっついてるヤツとかもいたわ。どういうことなのかしら。世の高校生は勇太と六花を見習って健全な男女交際をなさいな。いや、夜中に男子の部屋に忍び込む時点で完全に不健全だけども。

 回りの友達がちょっかいを出しているのを見て、久しぶりに「この世界は本当に優しい世界なのだ」ということを思い出す。六花の中二病にも理解があり、決して悪意を持つ人間がいない、本当に恵まれた世界。男友達は冷やかしながらも楽しそうに接してくれるし、女友達の六花への気遣いはまさに世話焼きババアのそれである。こんだけ回りにサポートされたら……逆に怖じ気づくのも分かるなぁ。「みんなに気にされてるんだ」と思ったら、そりゃ六花は萎縮するかもね。最後のキスシーンは本当に頑張った結果だと思うので、今回は彼女を褒めてあげたい。一応あんなんでも成長してるのよねぇ。あれを見た森サマはもう何も言えなくなるんじゃなかろうか。森サマが回りの人間と絡んでいる光景はこれまで何度かあったけど、なんかもう、どんどん可哀想な方向に転げてるよね。まだ光の精霊が抜けきってないのはどうかと思うし、過去の悪行も大体ばれてるんやないか。「森サマー」じゃなくて「丹生(にぶ)」って呼ばれてるのがせめてもの救い。もう、ここから最終回までは森サマの恋人探しのお話にしたらいいんじゃなかろうか。

 それにしても、この修学旅行って変な日程だよなぁ。最初にサブタイトル見た時はどないやねん、と思ったけど、筑紫島っていうのは九州の旧名なのね。だから色んなところを回ってる。最初に行ったのってどこなんだ? 福岡とか佐賀の関係施設なのかな。その後吉野ヶ里、そして宿泊は鹿児島。まぁ、こんだけ色んなところを回れば観光地もさぞ多かろうが、移動時間だけでけっこう消耗しそうなんだよなぁ。六花たちが住んでるのって関東近郊の設定だっけ? 流石に京都にくるのは定番過ぎるから避けたんだろうけども、何とも独特な修学旅行であった。食べ物も美味しいみたいで何よりである。

 結論:窓に干してある凸守を持ち帰りたい。

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 CM中に「昼寝 大会」で慌ててググったのは言うまでもない、第5話。一応あったのかよ! まぁ、全くなかったらこんな話作らないのかもしれないが……スペイン人恐るべし。

 誰がどう見てもくみん回。前回が凸×森のコンビで1話だったのに、くみん先輩だけ1話まるまる使うのはズルい。しかもこんな異色のお話になってしまったし……いや、異色でもないか。いつも通りだけどネタがおかしかっただけやな。おそらく2期が始まるにあたって、脚本会議でくみん回をやらなきゃいけない、ってことで、「もう、いっそ昼寝で対決でもします?」とか、深夜3時くらいに決まったに違いない。それでこんだけやっちゃうんだからすげぇよな。いや、馬鹿なのは間違いないんだけど。

 基本的に、わたしゃ凸守・六花・森サマーの順で好きなので、残念ながらくみん先輩にはあまり興味が無い。今回も正直言えばそういう理由からベストエピソードに推すことは出来ないのだが、ゲストキャラとして中原麻衣を呼んでくる、というのは心憎い気遣いである。確かにあれは眠そうだ。そして、真剣に昼寝しそうだ。京アニ史上でも屈指の平和さを誇る岡崎渚さんを連れてくれば、真剣な昼寝だって達成出来てしまうかも(次点で北白川たまこを呼ぶという手もある)。

 あとはまぁ、話はどうでもいいから回りの人間のあれこれを見て楽しむのがこの作品の正しい接し方。森サマは今回コスプレ担当。あの子は演劇部にも出入りしてるってことでいいんだろうけど、なんで衣装のまま部室に来るのよ。会長選挙であれだけ回りの目を気にしてたくせに、スッチーだのアリスドレスだので校内うろついてるんだから、前回不審者扱いされたのって完全に自己責任やんね。もう、選挙で敗れて吹っ切れたのかな? っつうか、大して日も経ってないはずなのにコロコロと着用衣装が変わる演劇部ってどうやねん。なんの演目の練習してるんだ。まー、変な同好会の集まりを見ても分かる通り、この学校ってあらゆるものがゆるいんだけども。あのカオスな集まりは六花がかすむレベル。なんか「日常」とか「ぱにぽに」っぽいのがおったな。そんな環境にいたら森サマの常識が歪むのも致し方ないことなのかもしれない。別に彼女にとっては部室が無くなっても大した影響はないのに、昼寝に付き合ってくれる彼女の優しさ。そして駅では「電車に気をつけるのよー」など、完全におかん。年を取ると布団の中で足とかつりやすくなるのかも。

 そんな森サマと絡む凸守は、前回の激情などなかったかのように平常運転。やっぱりマスターと息のあった悪戯してるときが一番楽しそう。一時は結社の総帥の座を譲られかけたのに、それについてはあんまり反応してなかったのは、やっぱり六花の下について動いてる方が楽しいからなのかな。相変わらずの耳年増キャラでやたらいじられているのだが、考えてみりゃ高校1年生だろ。あれくらいでちょうどいいんじゃないかね。森サマの手から直接せんべいをかすめ取るシーンが今週のハイライト。どこをどう見てもラブラブなんだよなぁ。

 六花は冒頭の会議出席までのくだりがハイライト。ああいう場面でスラスラと中二病台詞が出てくる瞬発力はすげぇといつも思うのだが、やっぱり反復練習の賜物なのか、適正の問題なのか。そして、いざまともなことをやろうとすると今までの威勢がかき消えて下向いてしかしゃべれないあたりが立派なコミュ障。原稿を早口で読む六花のしゃべり方がいかにもそれっぽくて笑ってしまう。真礼は良い仕事しよる。

 あとは、今週の七宮は……出てこなくても問題無いレベル。まぁ、一色よりは出番多いから。せっかくのくみん回なのにかき消される一色は不憫。あれだけ一途なんだからいっそ同好会に入れてもらえばいいだけなのでは。

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 うぉぉぉぉぉぉぉ!!! これや! これが見たかったものや! 第4話! やっぱり世界は凸×森で成り立っているんだ。もう、終始ニヤニヤゲラゲラで骨格おかしくなるかと思ったわ。深夜にこんなにわらかすな!

 もう、説明不要のダントツエピソード。先行上映会で凸森回があるってことは既に予告されていたわけだが、こんなにも濃密で、こんなにも取り返しのつかない素晴らしいものになるとは! もう、スタッフGJ過ぎる。森サマが下衆過ぎる。凸守が可愛すぎる。なんだろうなぁ、この、オチが200%の純度で分かってるのに爆笑してしまう感じ。ステージ上でスクリーンが下りてきた時は、マジで比喩じゃなくて腹抱えて笑った。森サマ、翌日から学校で生活出来たのかしらね……。

 今回は大きく3つの事件があった。1つ目は、森サマが生徒会選挙に挑むという野望を持っていたこと。確かに自己顕示欲が強く、自己改革に余念が無い性格ではあったが、高校デビュー、そして高2デビューだけでは飽きたらず、更に上を目指していたとは。まー、現実世界で生徒会長っていっても単なる面倒の押しつけ先でしかないからピンと来ないけど、アニメワールドだと最高権力者だからね。内申にも影響あるだろうし(森サマは成績いいから内申点関係無しに進学先は困らないと思うんだけどね)。多分、どちらかというと「権力を手にすること」よりも「権力を手にしたという事実」の方が大事なんだろうな。外面作ることに関しては自信があったし、何事もなければ割と上手くいってたと思うのだが……まぁ、「付き合った仲間が悪かった」。あと、途中から調子に乗って凸守の純真を弄んだことに対するしっぺ返しの意味もあるんだろうね。打算であの凸守は御しきれねえや。しかし、あんだけ面白いプレゼンやった人間を落選させるとか、センスのねぇ学校だなぁ。瞬時にオクトパスホールドを決めるほどのセンスの持ち主だというのに。

 2つ目の事件は、そんな凸守の純真そのものである。「実はすごく真っ直ぐで良い子」という設定は既に1期の頃からはっきりしていたのだが、今回はそれが敵対勢力である森サマ視点から確認されたことで、凸守のキャラは気持ち悪いくらいに強固になった。っつうか、マジでこの子怖い。六花との関係はまだ「友情」の範疇だからいいんですよ。1期11話で分かるように、彼女だって「ごっこ遊び」にある程度の線引きはしながら、それでも「すごく楽しく過ごすコトが出来る」というので六花に懐いている部分がある。これまで楽しかった記憶が六花の人徳を後押しする形になっているのだろう。しかし、森サマとの関係性は、ネットを通じたかなり一方的なものであり、こちらは純粋過ぎる「尊敬」、いや「崇拝」なのである。あまりの純粋さには森サマがどん引きすら越えて感動を覚えてしまったほど。そして、見ているこっちにしても、森サマの自室でのやりとりには思わずもらい泣き。オチに繋がる伏線だって分かってるのに。あのときの凸守は本当に満たされた顔をしていた……。この子の過去に一体何があったんだろうなぁ。その他の凸守も今回は全力全開で可愛く描かれており、教壇に潜っていたときの悪戯っぽい笑顔とか、ハンバーガー屋でグルグル巻きにされてるところなんかも最高。

 そして、そんな凸守の純真のために存在が一瞬危うくなりかけた六花の動向も、注目したいポイントの1つだった。てっきり、凸守が離れていく様子を見て六花が凄く悲しんだり、嫉妬から森サマを叩く展開になるのかと思ったのだが、「代わりに勇太がいるからなんとか我慢出来る」くらいのところで一歩踏みとどまったのが偉かった。多分、少し前の六花だったら凸守に無理を言ってでもついてきてもらっていただろう。今回は完全に別軸の話ではあるが、ちゃんと六花と勇太のお話の補強にもなっているのである。まぁ、流石に七宮の登場シーンは少なかったけども。まさか森サマにまでダメージを与えられるポジションにいたとは。優秀な新キャラだよなぁ。

 とりあえず、今週のエピソードは永久保存だ。コレを見て、更に「でいなばよって☆マサリモ」「Dark Death Decoration」の2曲をヘビロテさせれば完璧だ。今日も世界は素晴らしい輝きに満ちています。一方その頃一色は()

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 新キャラ良い仕事やん! 第3話。なるほどその立ち位置ねー。焚き付けろ焚き付けろ! 窮地になればなるほどに六花の可愛らしさは高まっていくのだ!

 新キャラ、七宮智音登場。ぶっちゃけこの2期目の変更点といえばこの新キャラぐらいだろうと思われるので、一体どういう立ち位置のキャラが、どういうテンションで現れて、どういう仕事をしていくのかというのは非常に気になっていた。そうかそうか、幼なじみポジションからの焚き付け役ね。しかもこれまでのキャラの中でも、凸守と並んで最もナチュラルに中二病設定されとる。勇太は足洗っちゃったし、六花は六花で中二病の陰に抱えてるものがあったわけだが、この娘は単に好きだからやってるだけ(だといいな)。まさか勇太のオリジンだったとはなぁ。下手したら「憧れの的」だったかもしれないわけだね。まぁ、あの年頃の男の子は、どれだけ憧れても同い年の女の子にそんなこと言わないと思うけども……逆の立場だった六花・勇太間の関係はラッキーだったよね。素直に六花が勇太に食いつけたからね。

 というわけで、「幼なじみ」「中二病の祖」「行きすぎスキンシップ」「お隣さん」と、属性過多過ぎるキャラになってしまったわけだが、どれもこれも全て勇太と六花の仲を焚き付けるために与えられたものである。前回の水族館で行われたダークフレイムマスターの宣言のせいでこれからもダラダラとすすむのかと思われていた関係性が、強引過ぎるカンフル剤のおかげで嫌でも回り始める気配。遠回しに観察しているお節介ババアの森サマとはエラい違いである。現状、七宮本人には勇太への恋心は現れていないようだが、これから先「修羅場」になるのか、「六花一人テンパり劇場」が続くだけなのか。あんまり真剣に修羅場やられてもコレジャナイ感があるので、出来れば今週くらいの刺激が続くのがいいかなぁ。中二病設定のおかげで無駄に話があってしまい、邪険にしたいのにいまいち無視出来ずに七宮との会話に乗っちゃう六花が可愛い。六花の中二病は、1期終わりの時点でもう役目を終えたはずなのだが、何となくだらだら続いているのは、多分こっちの状態の方が馴染んでしまって生活しやすいし、勇太とも恥ずかしがらずに離せる虚勢になっているからだろう。勇太が「最近またひどくなってきてる」って言ってたけど、多分それって関係がすすんでるって証拠だと思うよ。いじましいわぁ。

 今週は他にもいい事ずくめ。たとえば、凸守が終始幸せそう。マスターがノリノリなのもあるだろうけど、多分勇太と六花の関係を認めちゃったことでどこかすっきりしたんだろう。魔法少女服作成、謎のラップ歌唱など、「六花の付属品」としてのちまっこさが輝いている。多分六花が試験の点数で勇太に勝てたのって、凸守が暗躍してたからだよね。真面目にやれって言っても六花はあんまり勉強しないだろうけど、凸守が「ダークフレイムマスターのためでdeath」って鼓舞しつつ、さりげなく勉強のサポートとかしてたに違いない。1学年上の内容くらい、凸守には余裕ですよ。森サマーは前回に比べると出番が少なかったが、登場シーンが「即、写メ」って外道っぷりが引き立っていたし、熱が入るとうっかり精霊巫女だった過去が立ち現れるあたり、まだ完全にマビノギオンは消しきれてないのが泣ける。諦めて邪王真眼にのまれてしまえば楽になるのにな。くみん先輩は……まぁいいや。

 ちなみに、七宮の中の人は、たまこまーけっとのかんなちゃんの中の人。他にも今期は「お姉ちゃんが来た」で主演、ちょっと前には「クライムエッジ」の小桜ちゃんでも良い仕事してた長妻樹里である。この子もプロフィット所属かぁ。勢いあるなぁ。

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 京都水族館は良いところですよ。第2話。規模は小さいけど、展示が近いしコンセプトの打ち出し方も割と丁寧。まー、遠くからわざわざ訪れる必要はないのかもしれないけども。チューブ型水槽でアザラシが脱糞した時の衝撃は忘れられない。ジャパニーズジャイアントサラマンダー(オオサンショウウオ)も可愛いよ。

 2話目から、予告されていた通りの圧倒的甘々展開。もう、勘弁してほしいくらいのいちゃいちゃぶりだが、この作品に限ってはこれが見たくて視聴しているのだから致し方ない。正直言うと、今回みたいな「勇気を出して行動」→「無難な結論」っていう展開を1クールかけてやっていくのかと思ってたんだけど、流石にそこまでダラダラするわけにもいかないか。お節介ババア森サマーのおかげで、思いの外スムースに(そして強引に)事は運んだのである。六花と勇太のつかず離れずの関係性って、高校生にしてはあまりにも初心過ぎるっていう見方も出来るし、いっそそういう次元を通り越して老夫婦みたいな安定感があるっていう見方も出来る。いや、本人が言ってるんだから前者に決まっているんだけども。六花が幼すぎるせいで「まぁ、この子らならしょうがないかな」とか思ってしまうのだが、実際には高2なんだよな。天然記念物か。

 結局「六花可愛い」を全力で振り切ることのみを目的としているために、今回みたいなたっぷり2人がいちゃつくお話は、それだけで破壊力が高い。水族館に入ってからのお話ももちろんだが、その前日に2人がどんな気持ちで一つ屋根の下にいたのかとか、妹ちゃんはこんな2人をどう見てるのかとか、考えはじめると色々止まらなくなる。自転車+ローラーでの走行シーンなんかは青春の王道みたいな画が出来てるのにすげぇ滑稽なことやってるあたりがこの2人らしくて凄く愛らしい。視界が不明瞭なら大人しく2人乗りすればいいのにね(犯罪らしいが)。多分あの機動がやりたかったんだろうなぁ。あ、ただ、色々と智恵が足りていない部分も含めて可愛い六花だが、流石に20万超の散財はどうかと思った。あそこまで経済観念が弱いと、将来家庭を持つ段になったら深刻な問題である。勇太お母さんが何とかしてくれるとはいえ、六花は恋愛云々よりも、中二病をこなしながらでもいくらか社会常識を学ぶフェイズが必要なのではなかろうか。勇太が今の六花でいいと思ってるならそれでもいいんだけどさ。中二病要素を上手くコントロール出来れば、六花って扱いやすそうだからなぁ。

 その他の面子の活躍は、森サマーを除くと今回は少なめ。凸守は赤面するシーンだけでも充分だという話もあるが、一番の萌えポイントは青い宝石を六花と寄り添って眺めてるシーンだと思うの。マスターと同じ目線になってるときが一番幸せそう。そして、高校に進学してもクラスメイトからの信頼が厚くて本当に良い子やで。学年主席の成績で入ってきて、こんなに気立ての良い子がいたらクラスの仲間も幸せだろう。このまま放っておいたら、凸守がクラスの男子から告られる展開があってもおかしくないな。足払いで一蹴されそうだけど。

 森サマーは、今回常に燃えたぎってお節介ババアの仕事に全力だった。実際は彼女だって中学時代はあんなんだったわけで、恋愛経験なんて欠片も無いはずなのだが、なんでこんなに上から目線なんだろう。いざというときは「恋愛に詳しい」っていう訳の分からない友達頼みだったし。いや、それでも本人が楽しそうだからいいんだけどね。部室で勇太に詰問してるときの森サマちゃんが、何故か格ゲーキャラの選択画面みたいに上下に小刻みに揺れてたのが妙にツボった。なんやねん、あの動き。

 そしていよいよ、「良くないこと」らしい新キャラが登場。1期1話の六花と全く同じ構図で舞い降りてきた闖入者は一体何者か。そして何をしでかすのか。こうご期待。あー、スーパーに「デコモリ」っていうスパイス置いてないかなー。

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 悔しいが笑ってしまった、第6話。やりたい放題やな。

 基本的に、この作品はそこまで楽しんで観ているわけではないんですよ。メインシナリオが典型的なラノベ設定だし、取り立てるべきオリジナリティも見えない。京アニクオリティなので見ていて楽しいことは楽しいのだが、結局「氷菓」と同じ程度の印象になってしまうのは仕方ない。「虚ろな影」との対決がそこまで真に迫ってなかったのが勿体なかったんだ。まだ秋人にしても未来ちゃんにしても、あそこで命を張るほどのバックグラウンドが見えてなかったしなー。

 で、そんな作品だから最近わりと適当に見てたんだけど、なんやねん今回。いや、露骨なネタ回だというのは分かるよ。京アニさんも分かってるからね、シリアスばっかりで引っ張っても萌え萌え言ってるお客さんがついてこないから、こうして露骨な釣り針を用意してるわけだ。ここで華麗に「そんな餌に」と言えればいいのだがやっぱりクマー。いや、笑うって。あれは笑うって。馬鹿だねぇ。これ、この世界は「妖夢を倒すよ!」というだけの世界なんだから、もう、妖夢の設定を好き勝手にいじれば何でも出来るじゃねぇか。「あの妖夢は、ムキムキの男性が水泳で全力を出している姿に興奮するんです!」っていう設定なら今度は秋人たちが泳ぎ出すんだろ、どうせ。しかも今回の妖夢のデザインが露骨に「お前ら」だしなぁ。単にアイドルに食いついてるだけの変態さんだしなぁ。臭いしなぁ。まぁ、臭くしたのは執拗なまでにひたすらシャワーシーンを描くためだろうけど。結局匂いとれてねぇし。これ、次週に続いたらびびるな。まぁ、とにかく何が言いたかったかっていうと、「馬鹿過ぎて楽しかったです」。

 そうか……新しい京アニ作品のユニットは種田&茅原か……あ、みのりんは長門に続いて2本目か。さぁ、みんなで踊ってみよう。ちゃっかりコンテは石原さんと小川太一氏が起用されるという無闇な贅沢さだ。どこまで本気でこのエピソードを作り込みたかったのよ……。

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「バックからヤッてみよう」(意味深)、第4話。潔すぎる作品作りの方向性は、ある意味京アニスピリットの体現者と言える出来なのかもしれませんよ。

 ホモホモしさに歯止めが利かない酷い内容だが、それでも楽しく見られてしまう麻薬のような扱いづらさが非常にやっかいな作品である。ギャグとしての立たせ方をベースに、予想通り、ちゃんと「部活もの」として成立させており、地味で本来描くのが難しいはずの「地道な練習」エピソードでもメリハリが効いていて見やすいのがお見事。つくづく「これで女の子の水泳部だったら完璧なのに……」と放送中2分に1回くらい思わないでもないのだが、これが単なる萌えエロアニメだと、そっち方向に意識が振られるのでまた違ってくるのかもしれない。ホモ成分に多少の嫌悪感を持ちつつも、そのおかげで先鋭化するシナリオ運びの妙を楽しむのがこのアニメの正しい視聴方法なのだろう。でもなぁ、ここまで徹底的に野郎の更衣室シーンが描かれたアニメってのは初めてだろうなぁ……ゴウちゃんは中の人的に、普段更衣室のシーンだったらラッキースケベ引き起こす側の人間なのに。ゴウちゃんは何故頑なにジャージを脱ごうとしないのか。プールサイド暑いだろ。先生はあんなんなんだから、ゴウちゃんだって脱いでもいいんだぜ。むしろ脱ごう。

 しかし、このアニメを見ていてつくづく思うのは、ホモアニメというのはとても恵まれているな、ということ。どういうことかというと、いわゆる男性向け萌えアニメと違い、その発展のスピードが桁違いに速いのである。考えてみれば、深夜アニメの文化が根付いてから今日まで、製作されたアニメの本数は圧倒的に男性向けが多い。ニーズを考えれば当然のことだが、過去十数年にわたって、萌えアニメは様々な手法で研鑽を積んできた。粗製濫造と誹られる向きもあろうが、その中で何かが芽生え、研ぎ澄まされてきたことも紛れもない事実だろう。他方、いわゆる腐向けアニメというものの(大きなニーズに向けての)歴史は比較的浅い。「アンジェリーク」などの時代から本格的に始動し始めた方向性ではあるが、その本数はどうしても少なく、1つのジャンルとして伸びるのには時間がかかるかと思われた。

 しかし、このアニメを見ると、貪欲に全ての成果を吸収し、そのまま新しい方向へ引きずり込んでしまおうという制作側のしたたかさが確認出来る。これまで萌えアニメのジャンルで作り上げてきた数々の業績を、「腐向け」という新たな金脈に向けて着実に作り替え、先人達の生みだした所産を遠慮無く注ぎ込んでやろう、という意識が見える。萌えアニメで定番化したような展開の安定感に加え、目を引く構図の取り方や、大胆で扇情的な演出方向は、本来もっと冒険を重ねてから産みだされるようなものである。萌えアニメの歴史があり、それが女性監督によって遠慮会釈無く反転したことによって、このアニメのすごみが出ているのである。監督コンテ回だと露骨にそっち成分が増すのでホントに分かりやすくて、更に今回は作監に堀口さんが起用されているせいで容赦無く「京アニクオリティ」の中核的な破壊力も加わる。これ、描いてるおねーさん方は本当に楽しそうだよなぁ。凜による壁ドンシーン(実際にはフェンスだけど)なんかも露骨だし、野郎どうしが手と手を取り合ってのスイミングレッスンなんかもド直球。ストレッチする野郎の腹筋越しに風景を見せるカットなんて、かの「HIGHSCHOOL OF THE DEAD」の乳抜きショットを想起させるようなあり得ないレイアウトである。こういうことが出来る人だからこその、監督起用なのだろう。やっぱり京アニの人材ってのは恐ろしい。

 来週はお休みなのです。「何かに目覚めやしないだろうか」とびくびくしながら視聴しなくて良いのでホッとしてる自分がいるよ。

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 ゴウちゃんは京アニ女子可愛い、第2話。思いの外女性キャラの押しも強くて、安定して見てしまえるのが憎たらしい。しかも1話を見て茶々入れたポイントがあらかた2話で説明されたり、後に続くことをほのめかされたりしてて、シナリオラインにも無理が無くなった。ずるい。

 でもまぁ、上腕二頭筋に興味はないので主に女性キャラと中の人を見ることになる作品ですが、野郎キャラの方も実は真っ当な萌えキャラテンプレに則っているんだな、ということが分かると、制作側が非常に男性視聴者にも気遣って作っているということに気付く。一番顕著なのは主人公の遥のキャラクターだろう。基本的に泳ぐこと(と鯖)以外に興味が無い朴念仁で、男目線からしたら「こんな男いたらキモいだろ」と思ってしまうわけだが、これって性別をひっくり返すとあら不思議。そこには良く見る素直クールな萌えキャラの姿が。黙々とご飯を食べる遥を見ていると、長門あたりのキャラ設定を思い起こさせるのです。いや、それでも学校サボって家で水風呂に浸かってる奴はやっぱり怖いけどさ。

 他のキャラ分けではウィングボイスの渚が引っかき回し役を担当する模様。けいおんでいうと律ちゃんポジションになる(?)わけで、実際に渚の幼少期の声はしゅが美が担当している。中の人曰く、「男の子やることってなかなか無くって、将来恰好いい男の子になるのにちゃんと声作れるかなー、って思ってたら、代永さんだって分かって凄くホッとしました」。ウィング、下手したらゴウちゃんよりも声高いんだよな。明乃はギリギリ出せる最高音ぐらいで演技してるはずなのに。恐ろしい業界やでぇ。いや、でもホントにね、普通の女の子やってる明乃さんはすげぇ貴重なので、過去10年分ぐらいの奇跡成分が一気に流れ込んでくる気分ですわ。

 そして、思いの外ぐいぐい来るのがあまちゃん先生。こちらも雪野五月ボイスってことで、基本線が太いはずなのだが、ちゃんと可愛くなっている。どうも、京アニアニメは先生の萌え打点が高くなる傾向にあるようだ。必ず生徒よりもネジが抜けまくったキャラになるけども。雪野五月&渡辺明乃というコンビネーションで、今まで見たことのないような女性キャラのポジショニングを確立してくれそう。中盤以降の役割は筋肉解説役でも我慢するわ。そう言えば、凜の学校の水泳部の人がなにげにツダケンだったな。なんかユルいキャラだったけど、後から絡んでくるのかしら。

 中の人の話しかしてないけど、水泳シーンの描写とか、やっぱり凄いと思いました。普通の腐系作品だと設定無視でイケメンフェイスを見せるところを、ちゃんとスイムキャップとゴーグル付けて競争してるのも偉いと思いました。ただ、首に降ろしたゴーグル引っ張るのはすげぇ痛いからやめた方がいいと思うよ。変な毛とか挟むよ、あれ。

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 2期のメインは森サマ×凸で確定かな……あ、見ましたデスよ、OVA。久しぶりの中二病ワールドで終始ニヤニヤしっぱなしでした。クソみたいに季節外れなことなど一切気にしない!

 まぁ、書くこと特に無いんですけどね。1期シリーズでめでたく結ばれたメイン2人が、もじもじしながらも少しずつ近づいていく様子にニヤニヤ。勇太も六花も絵に描いたような奥手カップルなのだが、どちらかというと要望をあけすけにはき出しているのが六花ってのがまた良いところ。あまた溢れる朴念仁主人公と違い、勇太も精一杯彼なりに応えようとしているのが分かるので、どうにも「この2人なら仕方ない」と思ってしまうのである。普通ならこんなアニメ見せられたら「爆ぜろリア充、弾けろカップル」で終いなのだけどなぁ。

 六花の相談に乗るのは当然森サマーの仕事なのだが、彼女の世話焼きばあさんみたいな性格は、一体何を後ろ盾にしたものなのだろうか。面白半分で付き合っている、というには親身になりすぎているような気が。悪い意味ではなく、本当に六花と勇太を何とかしてあげたい、っていう完全なおねーさん目線なんだよなぁ。でも、これまでの遍歴を考えると、森サマーって多分交際経験無いよね…………完全な耳年増アドバイスですやん。まぁ、可愛らしいからいいんだけどさ。ちなみに、勇太の方はアドバイスしてくるのが一色なので全く役に立っていません。まぁ、憧れの先輩と同じこたつに入れるっていうだけで充分ご褒美だと思うので、一色はあれでいいんじゃないかな。

 で、勇太と六花、一色とくみん先輩がタッグを組むことになれば、必然的に余るのが森サマーと凸守なわけだ。もう、この2人のカップリングだけでもあと1クールいけるレベルだ。凸守はいくら何でも属性付与スロットが多すぎやしないかと心配になるが、彼女の回りの人間がみんな幸せそうに見えるので多分問題無いだろう。あのナリ、あの言動が許されているおおらかな家庭環境を見ると、六花があんなに家族のことで葛藤してたのが馬鹿らしくなりますな。凸守家の教育方針ってどうなってるんだろうなぁ。成績がいいから別になにやってても文句言われないのかな。おかーちゃんはわざわざホームパーティーのためにドレスを用意したり、来客のためのコスプレ衣装まで仕立て上げていたわけで……あれ? ひょっとして単なる似たもの親子なのかな。最高の家族やな。

 あとは富豪邸で大富豪なんてよく分からないイベントや、定番のアルコール騒動、ダイナミックな2人の邪王真眼発動ミッションなどを経て、「なんか良い感じのお話」。大富豪の様子を見てると、この作品のラスボスってくみん先輩なんじゃないかって気がしてくるな。酒にやられた六花と凸守が困り果てるほどに愛らしく、「何でお前らそんなべろんべろんのくせにいつも以上に息ぴったりなんだよ」とニヤニヤ。酔った状態であれだけすらすらと口上が出てくるってことは、やっぱり六花の社会復帰まではまだしばらくかかりそうだ。その分は勇太が頑張ってくれているが、彼が頑張れば頑張るほどに凸ちゃんご立腹。あげく八つ当たりが何故か森サマーの方にまで向かってしまい、一瞬あの11話を彷彿させる感動劇が起こりかけてしまった。森サマーも中学生の面倒見るのは大変だろうけど、頑張ってね。是非とも、今回立てたフラグを2期で無駄にしないようにして下さい。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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