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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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12月21日 ドラフト模様(ELD×3)

ピック順 【Tanaka】→【Thraxi】→【Serra】→【Chrolony】→【Sea-chcken】→【Alessi

 

 いよいよ年の瀬も迫ってまいりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。僕たちはドラフトをやっています。

 とはいえ、そろそろエルドレインのゴールが見えてきたのは前回お伝えした通り、是非とも心残りのないように頑張っていただきたい所存ではあるが、この環境で何を成せば満足できるのかはよくわかっておりません。かくいう私はさっきまでアリーナやってたけどガラク1引きで浮かれてたらクソみたいな黒緑にしかならず3連敗してディスプレイを叩き割ったところです。頑張りましょう。

 次回日程に関してはすでにメールでお知らせした通りですが、変則日程で金曜の夜に開催される予定です。何が開催されるのかはその時のノリや人数次第です。当日、夜から北の暴君が訪れる予定もあるらしいので、さっさと避難したいようなそうでもないような……。

 

 


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12月15日 ドラフト模様(ELD×3)

ピック順 【Alessi】→【Chrolony】→【Sangriter】→【Tanaka】→【Thraxi

 

 今週も5人戦。実はこれでも割と頑張って集まった方で、臨時参加がなければまたもキャンセルになってしまうところだった。どうにも人数が安定しないが……まぁ、普通に考えたら成立すらしえないような環境でよくこれだけ保ってると考えるべきか。

 実は、のんき構えてたんですが、改めて確認したら「テーロス還魂記」の発売が1/24(1月第4週)で、いつも通りにプレリの先行購入があるとすればその1週間前(1/18 or 19)には手に入ることが判明しました。つまり、エルドレインは最大でも残りあと4週。流石に年始(1/4)は無いと思うので(わからんけどね!)、実質3週程度ということになります。まぁ、正直あんまり思い残すところはないのだけど……未練を残さないように頑張っていきたい所存。

 来週についてはまだ未確認なんだけども、特に異論がなければいつも通りの土曜昼開催で進めていきたいです。レギュラー面子の中で「しばらく離脱」という腰抜け野郎が出てきてしまったため、レギュラーのみだと全員参加で5人戦になります。早めの確認をよろしく。

 

 さらにさらにもう1つ連絡事項(というか腹案)がございまして、「エルドレインがあとわずか!」と煽っておきながら、もし機会があれば年末か年始の特別番組としてアホ企画を実行したいというプランがあります。一部の人間には話しているんですが、「長年僕がコツコツ溜め込んできた過去のパックでやるカオスドラフト」というフォーマットです。現在我が家には、過去の30を超えるセットのパックがそれぞれ1パックずつストックされています。いつかどこかで遊ぼうと考えてたんですが、我々コミュニティの趨勢を考えると、今後これ以上人数が増えるということもなさそうだし、放出しといた方がいいかな、と思ったもので。まぁ、ぶっちゃけカオスドラフトって普通のドラフトよりもデッキが弱くなるし、つまらなくなっちゃうものなのだけど……。

 個人的には、やるなら人手の多いときかなぁ、と思ってるんですが、皆さん年末年始のご予定はどのようにお考えでしょうか。ドラフト面子候補はお誘い合わせの上、企画に乗ってくれるとありがたいです。まぁ、ダメならこのままパックは死蔵させとくだけだからね。すごい値段のパックもありますよ。

 

 


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 無事に正規の情報が出始めましたな。おかげで以前のリークが本物であることが証明されもしたが……。とりあえずこれで遠慮なくプレビューができるってわけだ。前に書いたのが随分前なので一応リンク貼っておくと、1回目2回目。追加情報は「escape」能力の日本語名が「脱出」になったことくらいかな。
 
 

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12月7日 ドラフト模様(ELD×3)

ピック順 【Thraxi】→【Chrolony】→【Sea-chcken】→【Serra】→【Tanaka

 

 随分お久しぶりです。まぁ、この時期は諸々忙しいのでしょうがない。11月までは割と6人以上での開催が安定し、人数が多すぎてげんなりする試合もあったわけだが、久しぶりに召集をかけた今回は、なんだか少し昔に戻ったような5人戦で規模小さめ。そしてただでさえ不自由極まりないこの環境で、パックが少ないと単なる地獄絵図っていう話で。まぁ、そこにアジャストするのがドラフトってゲームなのだが……例によって「久しぶりだし、多少モチベーションは上がってます」とか言ってた奴がピック中・試合後に散々「この環境嫌い」というのもお約束。環境終了まで、あと2ヶ月弱あるで。

 

 次回開催は一応土曜昼を予定していますが、現時点ですでに欠席1名の申請が出ているので、おそらく5人での開催になります。レギュラーメンバーで「そんなん鬱陶しい」っていう人は連絡をくれれば中止になりますので、適宜よろしくお願いします。

 

 


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11月16日 ドラフト模様(ELD×3)

ピック順 【Alessi】→【Metallica】→【Thraxi】→【Tanaka】→【Logical】→【Chrolony】→【Serra】→【Sea-chcken

 

 またも一週空いてしまったドラフト。まぁ、この時期は色々バタバタするのでしょうがないです。そして、何故か久しぶりのドラフトにはやたらめったら人が集まり、気づけば変則日程の8人戦。絶対弾丸日程で来るだけ来てボロボロのコンディションで戦う人間がいるから8人戦が無茶なのは分かっていたのだが……案の定無茶だったため、今回は「もう、きつかったら好きなところでドロップして」という設定に。実際、アホな日程でチャレンジしたやつが1人途中でドロップした他、さらに「これ以上試合を続けたらもたないです」というとんでも無い理由で、我々の長きに渡るドラフト史上初、合意の上での引き分け(インテンショナルドロー)という決定が下された試合があった。これが終盤戦ならわからないでもないが、確か2戦目か3戦目くらいだった。でもまぁ、振り返ればこのドロー判断が正しいものだったということもわかるのだが……。

 さらに、8人戦なのだからパックがいっぱい剥けてさぞかし愉快なドラフトになるだろうと思われた世界だったが、この世界のコモンの偏りは尋常ではない。世界の基盤を成すのはコモンなわけだが、それが思惑通りに出てこないことでデッキも、住み分けもしっちゃかめっちゃか。具体例をあげると、例えば(正確に数えたわけじゃないけどピック表を書いた印象だと)最多枚数のコモンは「塔への閉じ込め」で何と7枚。それに対し、24パック剥いたのに1枚も出てないコモンが結構あり、例えば今回赤は「リムロックの騎士」「焼尽の連射」が0枚。黒なら「巨人の串」が0枚、そして緑はなんと「知りたがりの二人」「マラキールの乗り手」という2マナコンビが0枚! 流石にこれを予測してピックすることなど出来ないわけで、状況は絶望的なものに。さぁ、一体どうなってしまうやら。

 
あ、ちなみに次回の予定は諸事情により未定です。あとは流れでお願いします。

 


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 リークは続くよどこまでも……。どうなんやろな。わたしゃあくまで末端なので情報の大元がどういうものなのかはよくわからんのだが(写真を見る限りではどこかのショップがパックを剥いた様子)、こういうのって続けざまに流れてくるようなもんなんだろうか……。まぁ、きてしまったものはしょうがない。繰り返しになるが、リークが嫌だって人はここで回れ右やで。

 

 


○ギミックまとめ
 前回の情報で新キーワード「escape」と再録要素の「信心」「英雄譚」について触れたが、今回はさらに「ニクスへの旅」から「星座」能力の再録も確認され、無事にエンチャントであることに意味が追加された。ちなみに「星座」はそれ自体に意味のある能力語ではなく、単に「あなたのコントロール下でエンチャントが戦場に出た時」という条件を1つにまとめただけのシンプルなものである。ただ、前回と違っているのは、前回の星座持ちが全て自身もエンチャントだった(つまり、自分が場に出た時も能力が誘発した)のに対し、今回は今のところどの星座持ちもエンチャントではない。旧作では単にアホみたいにエンチャントをかき集めていれば自然にシナジーが構築されていたが、今回は「供給する側」と「される側」が分かれているので、バランスを考えなければいけないということだ。
 あと、これは完全に個人的な話なので「分かってたわ」といわれるかもしれないが、個人的に「なんか微妙やなぁ」と思っていたescape能力だが、フラッシュバックと違って「使っても追放されない」という特徴があることに気がついてちょっと評価が変わった。フラッシュバックは「2回使う」ことが前提の能力で、escapeは「何度も繰り返し使える能力」なのだ、そりゃおとなしめに調整されるに決まってるわな。そうして「繰り返し」になることを防ぐ安全弁として設定された「墓地のカードを規定の数だけ取り除く」という追加コストだが、こちらは前回の情報で出ていた「4枚追放」以外にも当然バリエーションがあった。とにかく自分の墓地を貯めることが長生きするコツである。また、パーマネントだけの効果かと思ってたが今回ソーサリー版のescapeも確認された。フラッシュバックと違い、墓地から唱えてもそのまま墓地に戻る点に注意が必要。かつての「回顧」能力みたいなもんやな。
 
 
(恐ろしい無気力)Dreadful Apathy (2)(W) C
エンチャント・オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされたクリーチャーは攻撃もブロックもできない。
(2)(W):エンチャントされたクリーチャーを追放する。
 今回の「平和な心」枠。デザインとしては「絞首束縛」の完全アップグレードで、起動コストが低減し、舞台から退場させるのもかなり簡単になっている。「絞首束縛」の存在したイニ影環境は昂揚条件があったためにエンチャントを墓地に送ること(そしてクリーチャーを追放すること)に意味があったが、今回は信心能力なので、相手クリーチャーを場に残さないことが重要になってくる。一応これ自体が白の信心を1持つわけだが、相手の方が信心深そうだったらさっさと起動して盤面から消し去ってしまった方が安心ということだろう。何はともあれ必須除去だし、星座誘発の役割もこなせるオールラウンダー。普段以上に優先度は高いはず。
 
 
(運命のちらつき)Flicker of Fate (1)(W) C
インスタント
対象のクリーチャーかエンチャントを追放し、その後、それをそのオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
 そのものズバリ「ちらつき/Flicker」の名を持つ明滅呪文。最大の特徴は過去にあまりタッチしていなかったエンチャントにも触れるようになった部分(現役の「テフェリーの時間改変」も触れるが、あれは自軍パーマネントのみである)。例えば強化オーラを貼ったクリーチャーが殺されそうな時にクリーチャーとオーラのどちらを守るかという選択肢が生まれたし、先に除去系のオーラを使っておいて、もっと面倒なカードが出てきた時に張り替える使い方も可能。また、今回は「場に出た時に普通の呪文みたいな効果がある」オーラも多数登場しており、そうした呪文の使い回しにも運用できる。相手クリーチャーのオーラを剥がすのも思いのままである(ちゃんと貼られてるクリーチャーを追放しようね。相手のオーラを追放した場合、戻ってきた時にエンチャント先を選べるのは多分相手の方だ)。なかなかいやらしい戦術が狙えそうな1枚。
 
 
不退転の意志/Indomitable Will(CHK)」 C
 パッとこのカードの情報を観た時に「あぁ、再録のオーラだね」と一発で気づける俺って結構偉くない? これ、神河物語で一回登場しただけの雑魚コモンやで。一応瞬速オーラってことで今回およびがかかったようで、瞬間的な星座条件の達成や信心の水増しに一役買ってくれる1枚。ただ、素の能力が地味なのでそこまでニーズがあるかと言われると……。せっかく帰ってきたのにあんまり扱いはよくなさそう。ボロスで速攻を狙う英雄的デッキが組めた時のカードかな。
 
 
(ケイラメトラの祝福)Karametra’s Blessing (W) C
インスタント
対象のクリーチャーはターン終了時まで+2/+2の修正を受ける。それがエンチャントされているか、エンチャント・クリーチャーであるなら、追加でターン終了時まで呪禁と破壊不能を得る。
 テーロスを知らない人のために簡単に確認しておくと、テーロスはギリシャ・ローマ神話をベースにした次元で、そこには圧倒的な力を持つ神たちが存在している。中心的な力を持つ単色の「主神」5柱と、サブの役割を果たす2色の「小神」が10体の計15体がおり、その中で白緑を担当する「収穫の神」がケイラメトラである。ちなみに緑単色のナイレアが「狩猟の神」であり、同じ色を持ってるくせに肉食とヴィーガンみたいに対立してるなんて小話もある。まぁ、そんなケイラメトラの力が白い増強呪文になった、って言うだけの話なんだけども。1マナで+2はごく普通の性能だが、ニクス生物(エンチャント)ならなんと破壊不能と呪禁という圧倒的防御性能を見せる。この2つを同時に付与されたら、あとはサクらせるくらいしか対処法が無い。ついでに「オーラを貼ったクリーチャー」の面倒を見てくれるあたりは随分優しくなってるところで、「オーラを貼ったクリーチャー」=「除去されるとアドを失う重要なクリーチャー」なわけで、守る手段が絶対的なのは文句なしでありがたい。いつも通りの増強と侮るなかれ、これは結構な爆弾かもしれんぞ。
 
 
(失われし部族のレオニン)Leonin of the Lost Pride (1)(W) C
クリーチャー・猫、戦士
3/1
〜が死亡した時、対象の、対戦相手の墓地にあるカードを追放する。
 テーロスのレオニンは、「オレスコスの王、ブリマーズ」という圧倒的君主に統治されていて治安も良いし義理にも篤い。アジャニとは盟友関係にあり、かつての物語でも色々と手を貸してくれた良いやつら。そしてデザインがまとまっていることの多いレオニンの中でもテーロス・レオニンは割といろんなネコ科生物の外見を持っているのでバリエーションも豊富である。さておき、そんなレオニンの一角を務めるウィニーは「第六隊の刃」とだいたい一緒だが、死んだ時に墓地を1枚潰せるというちょっとしたスパイスが効いている。今回のセットならとりあえずescape持ちを潰しておけば潜在的に1枚分の利益を得られるような気がするし、そうした対象がいなくても将来的にescapeの燃料になりかねないカードを消せるのは意味がある。ウィニーの流れをキープしつつの保険としては悪くない。

 


 
(敬虔な旅人)Pious Wayfarer (W) C
クリーチャー・人間、スカウト
1/2
星座・対象のクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修正を受ける。
 堅実に星座能力を運用する小兵。1マナ1/2と最低限の能力だが、一応毎ターンエンチャントが展開できるなら2/3相当だ。能力は自分に使う必要もないので、自軍で一番強いカードを補強する一種の「賛美」持ちと考えてもいいかもしれない。1マナコモンなのだからそこまで大それた仕事を求めるわけでもないだろうし、細かい戦闘を左右できるというだけでも相手からしたらそれなりのプレッシャーだ。瞬速持ちのエンチャントを多めに用意しておくとトリックにもなるのでかなり良い感じ。エンチャントパワーに自信があるなら2枚3枚と固めどりしてしまうのもありかもしれない。まぁ、こいつ自身がエンチャントじゃないので、入れすぎると純度が下がっちゃうのが難点だが。
 
 
(哲学の幻霊)Eidolon of Philosophy (U) C
エンチャント クリーチャー・スピリット
1/2
(6)(U)、〜を生贄に捧げる:カードを3枚引く。
 「幻霊/Eidolon」はラヴニカで初登場したスピリットの一種。特に決まった個性は持ち合わせていないのだが、テーロス世界においては全てエンチャント生物。前回のセットではオーラも兼用する「授与」能力の持ち主が多かったが、今回は授与が無いので割と普通の生物。エンチャントカウントを水増しする役割に加え、一応終盤の大技を兼ね備えている。ただ、流石に能力が使えない1マナ1/2はあんまりおよびでないので、この7マナの効果をどうしても確保したいという遅いデッキのみが登用可能になると思われる。そう考えるとスタメンはちょっと厳しいかもしれない。「エンチャントの起動型能力のコストがやすくなる」みたいなエンチャントが登場すれば可能性は広がるのだが……(実際作られてそう)。
 
 
(魚形化)Ichthyomorphosis (2)(U) C
エンチャント・オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされたクリーチャーはすべての能力を失い、基本のパワーとタフネスが0/1で青の魚になる。
 見たこともない英単語の名前に度肝を抜かれたが、調べてみると「ichthyo-」というのは「魚の」を表す接頭語らしい。「ichthyology」で魚類学、「ichthyophobia」なら「魚恐怖症」だそうです。発音は「イクシオ」なのでカード名は「イクシオモーフォジア」になるか。まぁ、どうでも良い話題から触れたけど「蛙化」などの亜種のオーラである。「蛙化」より1マナ重いが、その分パワーが0になってほぼ完璧な無力化が可能になる。さらにこの世界では「オーラが残る」というのも一応自分のメリットだが、貼ってある相手クリーチャーも残るのでそこはトントンか。今回はセット全体を見ても+1/+1カウンターをいじる能力はそこまでフィーチャーされていないので、青除去としての優先度はかなり高い。たまにescapeでカウンター乗せて戻ってくる奴はいるけど、そういう奴には貼らなきゃ良いだけの話である。しかし、なんで魚なんだろう。

 


 
(隠された洞窟のナイアード)Naiad of Hidden Coves (2)(U) C
エンチャント クリーチャー・ニンフ
2/3
あなたのターンでない限り、あなたが呪文を唱えるコストは(1)少なくなる。
 「ナイアード」は青のニンフに与えられた名。この世界のニンフ(授与能力をもつクリーチャーサイクル)は色によって種族名が異なっており、白から順番に「アルセイド」「ナイアード」「ランパード」「オリアード」、そして「ドライアド」となっている。旧作の「雨雲のナイアード」は青の筆頭コモンとして恐れられ、集められればそれだけで押し切れるヤベェ奴だったっけ。今回はそんな授与能力がなくなってしまったが、イゼットが推す「相手ターンに呪文を唱える」の応援団に任命された。呪文タイプの制限はないのでテフェリーがいればソーサリー、ビビアンがいればクリーチャーのコストだって安くなる。相手ターンにまとめて動こうという完全に受けのデッキならなかなか危険な存在と言える。現在もインスタントタイミングを売りにしているシミック系のフラッシュデッキが流行っているが、そうしたデッキに何かセンセーションを起こせないだろうか。こいつ自身が単なる3マナ生物だから流石に構築は無理かなぁ。
 
 
(ニクス生まれの海護衛)Nixborn Seaguard (2)(U)(U) C
エンチャント クリーチャー・マーフォーク、兵士
2/5
 圧倒的バニラ。一応エンチャント族だし、さらに信心が2つある上に場持ちも良いので、青の信心をコンセプトにしたデッキなら案外バカにできないお仕事をこなしてくれる。ちなみに4マナ2/5は「アーデンベイルの聖騎士」など、そのほとんどが白に与えられていたが、青もイクサランの「源流の歩哨」を皮切りに「賽銭ガニ」が続き、着実に実績を伸ばしている。過去の先輩たちを思い出せば、その厄介さはイメージしやすいはず。相手が嫌がることは積極的にやっていこうよ(青なりの生き方)。
 
 
(厳格な放逐)Stern Dismissal (U) C
インスタント
対象の、対戦相手のコントロールするクリーチャーかエンチャントをそのオーナーの手札に戻す。
 今回の基本バウンス。「送還」がエンチャントも戻せるようになった上位種かと思いきや、そう簡単にあのベテラン選手が自分より強いカードを許してはくれない。自軍パーマネントを戻して救済したり、再利用する道は封じられている。リミテッドに限れば、バウンスの対象なんてもんはだいたい相手陣営なのでほとんど問題ない気もするが、今回はオーラに187能力が付いているデザインも多く、それらが戻せないのはやっぱり残念。まぁ、そうやっていたずらに複雑な選択を増やさないための措置なのだろうけど。ちなみに、過去のテーロス環境でもエンチャントに絡めたバウンスが開発されており、それがクリーチャーと一緒にオーラを全部戻す「傲慢」だった。どっちがいいかは悩ましいところだが、やっぱり手軽なのはこっちですかね。いや、多分ベストアンサーは同じくテーロスの「航海の終わり」なんだろうけども。

 


 
(トリトンの波乗り)Triton Waverider (3)(U) C
クリーチャー・マーフォーク、ウィザード
3/3
星座・〜はターン終了時まで飛行を得る。
 「ウェイブライダー」といえばZガンダムが変形する飛行形態のことだが、このクリーチャーはその変形機構をカードとして取りこんだもの。ではない。いかにもコモンらしい星座戦力であり、「4マナ3/3なら物足りないけど、これが3/3フライヤーなら強いよね」という間をとった形。「短剣帆の飛空士」が3/2だったことからもそのギミックはわかりやすい。愚直なアタック戦力なので、エンチャントギミックを極めたいという人は無理して集める必要もないかもしれないが、結局リミテだとこういうストレートなラインが一番安定するのよね。
 
 
(ヤツメウナギの血)Aspect of Lamprey (3)(B) C
エンチャント・オーラ
エンチャント(あなたのコントロールするクリーチャー)
〜が戦場に出た時、対象の対戦相手は手札を2枚捨てる。
エンチャントされたクリーチャーは絆魂を持つ。
 なんでウナギにこんな能力があるんだろうな。各色に満遍なく配置された「普通の呪文を適当なオーラに込めました」シリーズ。過去の先輩でいうと何故か初代ラヴニカに各色1枚ずつ配置されていた同型オーラが源流となっており、黒はその中の「不死の断片」と同様、4マナで「精神腐敗」が使える。オーラ自体の効果は時代を鑑みて再生付与から絆魂へとスイッチしているが、まぁ、どちらも鬼強い効果でもないので使用感はそこまで変わらないだろう。アド1枚の「精神腐敗」が場に残って一応の効果を発揮するのだから額面上はアド2枚分。「不死の断片」同様に「ちょい重いけど出せれば仕事するよな」という枠。ただ、これらのオーラに共通する難点として、対応してクリーチャーを除去られるとメイン(?)の効果の方も活かせないというリスクがある。とりあえず環境のインスタント除去については真っ先に頭に叩き込む必要がありそうだ。

 


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11月2日 ドラフト模様(ELD×3)

ピック順 【Thraxi】→【Logical】→【Chrolony】→【Serra】→【Tanaka】→【Alessi】→

 

 2週間空いてのドラフト。まぁ、ある程度落ち着いてきたらそこまでドラフトにがっつかなくてもいいですからね、っていうか、メンバーの過半数がアリーナ使ってるのでそこまで切迫したドラフト欲求がなくなってるってのも事実なんですが。ただ、やっぱりアリーナドラフトって完全に別ゲーって印象があり、具体的にはもう本当にマーフォーク死ねよなんですけど、そろそろ運営の方も現状を鑑みてボットのピック傾向いじってくれないもんですかね。マーフォーク・バウンス・カウンター、どれもこれも遅くまで流れすぎやろがい。

 閑話休題、そんなわけで、機械の力に頼らない人力のみのドラフトの良さを再認識するための温故知新のドラフトなわけですが……やはりこのピック模様を見ると「これが……人間なのか……」と慄然とするのである。まぁ、今回は卓全体で見たらかなりうまいこと棲み分けてるので理想的といえば理想的なのだが……。うーん、カオス。

 

 次回はメンバー2人がどこぞに逢い引きに行く予定があるらしいので完全にお休みです。翌週についてはまたメール確認ですかね。さらに翌週は毎年恒例のあのアレだし、11月中は変則日程になるかもしれません。

 

 


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<無色>
 
血統詐称者 Bloodline Pretender (3) U
アーティファクトクリーチャー・多相の戦士
2/2 多相
〜が戦場に出た時、クリーチャータイプを1つ選ぶ。
他の選ばれたタイプのクリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、〜の上に+1/+1カウンターを1つ置く。
 アーティファクトで誰でも使えるお手軽多相クリーチャー。部族環境ではこうしたアーティファクトのサポートが入ることはままあり、オンスロート環境では「変幻の機械」なんて地味なカードが存在していた。流石に単なるバニラでは今のご時世では使えないので、こちらは味方クリーチャーによるサイズアップ機構が与えられ、部族シナジーにさらなる意味を持たせてある。どこにも属さぬコウモリ野郎だが、世の中そういう利便性を持ったやつの方が概して勝つものである。
 
巨大な鋤 Colossal Plow (2) U
アーティファクト・機体
(6/3) 搭乗6
〜が攻撃するたび、(W)(W)(W)を加えて3点のライフを得る。ターン終了時まで、あなたはステップやフェイズの終了時にマナを失わない。
 何とも珍妙な機体……っていうか農具。農業機械。搭乗6と尋常ならざる人手がかかる上、乗ったところでパワーの合計値が上がらず、タフネスが3とかなり壊れやすい。おそらく乗ったところで1回目の攻撃で相手にスクラップにされてしまうだろう。しかし、その1回の攻撃さえ通ってしまえば問題ないのである。ライフはおまけだが、パワー6の時点で最低1体はクリーチャーを相打ちに持ち込めるはずだし、その過程で生まれる3マナは破格のマナブースト。仮に4ターン目くらいにこれに乗り込むことができたなら、そのターンに7マナまでステップアップできるかもしれないのだ。一気に大物を狙う、山っ気の強いプレイヤー向けのカードである。そして明らかなデザインの狙いは「巨大雄牛」とのコンビネーションだろう。そうだ、鋤なんてものは家畜に引かせてなんぼなのだ。2ターン目にこれ、3ターン目に牛を出すことで3ターン目にパワー6で殴った上でマナもライフも増えるいきなりの収穫祭に。よし、牛をかき集めろ! ここからは牛の価値がストップ高だ!(当方、投資結果の責任は一切とれません)
 
星界の霊薬 Cosmos Elixir (4) R
アーティファクト
あなたの終了ステップの開始時に、あなたのライフがゲーム開始時のライフ総量よりも多ければ、カードを1枚引く。そうでないなら、2点のライフを得る。
 コスモスエリクサー、超強そう。エリクサー以上にゲームクリアまで絶対使わないだろうけども。とりあえず、置いとくだけで自動でドローを提供してくれるかもしれない爆アドマシン。しかし、使いこなすためには万全の体調が必要で、20点以上のライフを確保しておかないと、「カードなんかよりまずライフでしょっ」っておかんみたいな余計なことを言って2点のライフをくれるだけ。流石にライフ2点とカード1枚なら後者の方が欲しいのだが、そのあたりはおかん気質なのでどうしようもない。当然ライフゲインデッキや徹底的に守り抜くコントロールデッキなどでの運用が想定され、特にライフゲイン系のデッキのアドソースとしてかなり魅力的に見える。何しろその手のデッキは白がメインになることがほとんどで、どうしても直接的なアドバンテージ構造は不足しがち。そこで、序盤から軽量の絆魂クリーチャーや「不動の女王、リンデン」などで畳み掛け、4ターン目にこれを置いてどさくさドローを狙う構造にするのだ。まぁ、4マナは決して気楽に置けるコストではないのだが……ドローできないならライフゲインシナジーと絡むのでそれはそれでよし。まぁ、おそらくは「有利がさらに有利になるだけやんけ」ってんでデッキに残らないタイプのカードな気はするが、試すって大事。
 
葬送の長艇 Funeral Longboat (2) C
アーティファクト・機体
3/3 警戒 搭乗1
 とてもとても普通の機体。つまりとてもコメントに困る。こういう何の変哲も無いステータスの機体って実は歴史的にもそんなに多くなくて、2マナでこれと並べて判断できるようなカードがあんまりない。一番近いのはバニラの「小綺麗なスクーナー船」かな。……あんまり使われてるの見たことない機体なんだよな……。今回は一応ドワーフ達が機体シナジーを持っているので、数合わせとしてその手のデッキの補強に。ちなみに、イラストを見る限りでは死者を流すための小舟なので、乗った奴は帰ってこない前提である。怖い。
 
金脈のつるはし Goldvein Pick (2) C
アーティファクト・装備品
装備したクリーチャーは+1/+1の修正を受ける。
装備したクリーチャーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、宝物トークンを1つ生成する。
装備(1)
 他人を殴ると宝物が湧く、「もぎ取り刃」の亜種。装備コストと設置コストが逆転し、タフネスにもボーナスがつくようになった。基本的に装備品は装備コストが軽い方が圧倒的に強いので、先輩と比べると2段階くらいパワーアップしたと見ていいだろう。あっちは「他人から強奪する」っていうフレーバーで宝物が湧いたが、こっちは地道に金鉱を掘って宝物を得ているあたりに違いが見えて面白い(まぁ、もしかしたらこれで他人の頭をカチ割ってるのかもしれないが)。「もぎ取り刃」は宝物関係なしにもそこそこ使われていた装備品で、今回はさらに装備品シナジーが多いので利用価値は高まっている。手軽な増強装置として、様々なデッキで22枚目くらいの候補になるんじゃなかろうか。

 


仮面林の結節点 Maskwood Nexus (4) R
アーティファクト
あなたのコントロールするクリーチャーは、すべてのクリーチャータイプである。あなたが唱えるクリーチャー呪文や、戦場にない、あなたがオーナーであるクリーチャー・カードも同様である。
(3)(T):2/2で多相を持つ、青の多相の戦士・クリーチャー・トークンを1体生成する。
 クリーチャータイプを自在に操るカードってのは何か特大シナジーが隠れているような気がして私は大好きだったりする。過去にはこのブログでも「奸謀」の名前を挙げていることがちょいちょいあるし、「秘儀での順応」もやたら登場する。それくらいに、コンボポテンシャルがあるのだ。そして今回はそんな「秘儀での順応」の効果に、面倒クセェから全員多相にしちゃえばよくね? という大雑把バージョンが登場。これにより、1つのデッキの中に様々な部族シナジーをぶっこんでも全部が最大限に発揮されるというマルチカルチュラリズムが実現することに。これだけでもリミテッドなら案外バカにできない気がするが、加えて多相トークンが割とリーズナブルなお値段で作れるオプションまであり、さらに部族シナジーの効果が高まることに。これは夢が広がること限りなしである。なんとか使ってみたい気はするのだが……結局、構築デッキの場合は「こんなん使うくらいなら最初からその部族で固めたらいいんじゃない?」って言われて終わる場合が多いのでなぁ。複数の部族にまたがることで生まれるコンボってないかなぁ。「好きなウィザードを戻すカードに好きなエルフが出せるカードを組み合わせる」みたいなやつ。下の環境なら絶対あると思う。

 


英雄たちの送り火 Pyre of Heroes (2) R
アーティファクト
(2)(T)、クリーチャーを1体生贄に捧げる:あなたのライブラリから、生贄に捧げたクリーチャーと共通のクリーチャータイプを持ち、点数で見たナマコストが1大きいクリーチャーカードを1枚探す。それを戦場に出し、その後、あなたのライブラリを切り直す。この能力は、あなたがソーサリーを唱えられる時にのみ起動できる。
 いわゆる「出産の殻」の系譜の新作。狙ったカードを状況に応じてピンポイントで発掘できるので、「出産の殻」や「異界の進化」などのカードは様々な環境で暴れまわっているわけだが、今作もその可能性があるだろうか。無色のアーティファクトという最低限の設計になっているのはクリーチャータイプという縛りを設けたため。これで無茶な運用はできないやろ、ということだが、それなら多相持ちを使えばいいんじゃないかって話もある。狙ったコストまで2ステップ踏めるなら、「エルフ」→「多相」→「神」みたいなずるチェーンだって繋げるのだ。なーんか悪いことしそうでしょうがないカードである。というか、悪いことしたい。
 
略奪者のカルフ Raiders’ Karve (3) C
アーティファクト・機体
(4/4) 搭乗3
〜が攻撃するたび、あなたのライブラリのトップを見る。それが土地カードであるなら、それをタップ状態で戦場に出しても良い。
 カルフってのは古代ヴァイキングが使っていた侵略のための船の一種とのこと。実は攻撃時の効果は「探検者の望遠鏡」と全く同じで、この船が「新しい土地を探して上陸しようとしている侵略船だ」ということがよくわかる効果になっている。搭乗3とやや運用に手間がかかるが、その分3マナ4/4とサイズがでかく、アドバンテージが直接的なので苦労には見合っている。あとはせっかくの効果なので占術なんかで確実に利益が出るように調整したいところだが、そこまでせずとも戦力としては足りているだろう。ちなみに「探検者の望遠鏡」がゼンディカー世界の装備品だったことからもわかる通り、「攻撃したら土地が出る」は上陸能力との相性が抜群によい。何か次元を超えたシナジーが組めないものかと思ったんだけど、「アクームのヘルハウンド」にしても「山火事の精霊」にしても、まず自分が殴りたいからいちいち船に乗ってる暇ないんだよなぁ。
 
鴉の翼 Raven Wings (2) C
アーティファクト・装備品
装備したクリーチャーは+1/+0の修正を受けるとともに飛行を持ち、他のタイプに加えて鳥でもある。
装備(2)
 毎度おなじみ、飛行付与装備品。今回は飛行に加えてちょっとパワーも上がるようになった豪華版で、「帆凧」とほぼ同じ。ただでさえダメージ効率が上がる飛行にパワーまで付いているのだから利用価値は高く、これまた今まで以上に採用される確率は高そうだ。ついでに何故かがっつり種族が鳥になったりするのだが、まぁ、ゲーム的には一切影響は与えないフレーバーのみの効果である。装備品で鳥になるって……怖くない? テーロスでは鳥になりたがったイカロス(イカロスではない)が必死に装備品をつけても鳥にはなれなかったというのに……。
 
複製する指輪 Replicating Ring (3) U
氷雪アーティファクト
(T):好きな色のマナを1つ加える。
あなたのアップキープの開始時に、〜の上に夜(night)カウンターを1つ置く。その後、〜の上にnightカウンターが8個以上置かれているなら、それらを全て取り除き、無色で「(T):好きな色のマナを1つ加える」を持つ、「Replicated Ring」という名前の氷雪アーティファクト・トークンを8個生成する。
 指輪も、北欧神話には欠かせないモチーフだろうか。「ニーベルングの指輪」みたいな名前は聞いたことがあるんだ。まぁ、どんなお話なのかは知らんけど。多分この指輪だって、きっと元ネタとなるお話があるのだろう。普通に使うと単に色マナをだすだけの「マナリス」である(正確には氷雪マナリス)。氷雪であるというだけでも意味は大きいのでマナリス性能だとしても文句はないが、このカードはアンコモンなのでもう一手間。やたら長いテキストを読み解くと、「8ターン後に急に増えるよ」と書いてある。何それこわい。しかもコピートークンじゃなくて「複製する指輪」から「複製された指輪」が出てくるっていう。まぁ、コピートークンだと16ターン後に「業者か!」って突っ込まれるぐらい指輪が増えてしまうので、こんな斬新な設定になっているのだろう。いや、8個でも充分「業者か!」ってなるけども。現在、時折「真夜中の時計」が入っているデッキを見かけることはある。つまり、8ターン後という設計もそこまで夢物語ではない可能性があるのだ。まぁ、時計は6ターンで溜まるし、効果そのものが単純に爆アドで強いって方が理由の大部分を占めるとは思うが、こいつだって爆アドはなくても爆マナはある。もちろん、一気にアーティファクトが8個も増えるところを何かに利用してもいいかもしれない。類をみないカードには違いないので、電波系のデッキビルダーとかが「指輪WIN」みたいなデッキを作ってくれることを祈ろう。まず、カウンターを倍速で増やすためにヴォリンクレックスさんを出して……。
 
ルーンの冠 Runed Crown (3) U
アーティファクト・装備品
〜が戦場に出たとき、あなたのライブラリや手札や墓地から、ルーン・カードを1枚探して、それを〜に付いた状態で戦場に出しても良い。そうしたなら、あなたのライブラリを切り直す。
装備したクリーチャーは+1/+1の修正を受ける。
装備(2)
 新たに登場したカードタイプ「ルーン」をサポートする装備品。ルーンはそのまま人に付与してもいいが、装備品にくっつけて機能を追加できるのが新しい部分。こちらのカードはそんなルーンを直接掘りこんじゃおうという一粒で二度美味しいお得な商品だ。例えば青の「飛行のルーン」をサーチしてつければ、これは+1と飛行を与える装備品になり、なおかつカードが1枚引ける。デッキに複数のルーンが入っていれば、状況に応じて好きにカスタマイズできるのだ。まぁ、ルーンは全部2マナなのでコスト面での得はそこまで大きくないのだが。
 
嘲笑の人形 Scorn Effigy (3) C
アーティファクトクリーチャー・カカシ
2/3 予顕(0)
 なかなか思い切ったデザインのアーティファクト。その存在意義はただ1点、「0マナで唱えられる」ことにある。単に2マナで予顕して3ターン目に0マナで2/3が出てくるだけでも一応損はしていないが、「2ターン目にタップ状態で出る2/3」よりちょっと弱い(召喚酔いがあるから)。つまり「よろめくグール」の下位互換だ。しかし、このカードに求められるのは肉体的なステータスではなく、何か呪文を唱えたというその事実のみだ。つまり、白黒の「1ターンに2つ」シナジーに組み込むことで、必要最小限の手間で恩恵を味わうことができる。そっち方面のデッキなら、おそらく普通に3マナで出せるタイミングでもグッとこらえて予顕に回すことが多くなるだろう。本当にその部分にのみ存在意義を特化しているため、必要なデッキはかなり限られてくるはず。白黒ユーザーは何枚くらいこれが回っているかに気を配りたいところ。
 
風化したルーン石 Weathered Runestone (2) U
アーティファクト
墓地やライブラリにある土地でないパーマネントカードは戦場に出られない。
プレイヤーは、墓地やライブラリから呪文を唱えられない。
 ひたすら1つのコンセプトを邪魔することだけに人生を捧げるアーティファクト。似たような立ち位置のカードには「減衰球」や「減衰のマトリックス」なんかがあり、基本的にリミテッドでは邪魔なだけのカードだった。今回も割と似たような立ち位置で、せいぜい黒でリアニのような「墓地からなんかする」系のカードが多い相手にサイドボードから入れてみるくらいだろうか。これで追放領域からも唱えられなくすると予顕封じになってかなりゲームが変わってきたのだが、流石にセットの目玉となるギミックを潰すカードは(まだ)印刷しないわな。構築レベルではこれで脱出能力やら「ジャイルーダ」なんかを封殺できるようになるのだが、最近はそれらも下火だし、他にも対策になるカードはちょいちょいあるので、わざわざそれ専用の不器用なカードのためにサイドボードを割くかと言われると微妙。

 


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10月20日 ドラフト模様(ELD×3)

ピック順 【Chrolony】→【Logical】→【Thraxi】→【Mei】→【Serra】→【Tanaka】→

 

 阿鼻叫喚。なんかもう、この世界のドラフトはカルマ値が高すぎるな。ピック中の苦しさがこれまでの比じゃないというか……。とりあえず、12引き時点で「抜け目ない狩人」「パイ包み」「失われた軍勢」って流れてきて思わず写メとってるやつはいました。もう、みんなバカ。まぁ、今回も悲喜こもごも、本当にいろんなデッキが誕生したので、もしかしたらこれこそがWizardsの狙いなのかもしれません。これまでのピックは大体「2色を構えて、ときに3色に渡るかを考えるし、メインカラーも中盤以降にどっちかに固まっていく」みたいな印象だったが、今回は「とにかく主色決定が優先。その後単色で勝負するか、残りの4色からタッチするかを考える」みたいな感じで、かなり大胆なパラダイムシフトが要求されている。有効になるカード枚数が相対的に少なくなってしまうため、苦しい思いをしながらロクでもないカードを引くのか、他のデッキのブン回りを抑止するためにキーカードを抜いていくのか。勝手なイメージだが、これまでの環境よりもカットというアクションに大きな意味が乗っている気がするので、脳死ピックでは勝てない世界になっているんじゃなかろうか。個人的にはこれまでにない世界なので割と楽しいとは思ってるんだけど、ハマらないとほんとハマらない極端な環境かもしれん。

 

 次回(今週)はなんだかたまたま都合の悪い人が重なったため、問答無用でドラフトは不成立となりました。代わりに、なんか別なやつが来るとか来ないとか……。来週分はまた改めて連絡回すことになります。

 

 


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