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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 大活劇な第15話。Bパート通してほぼバトル展開ってのは久し振りでございます。ま、ヒーローマンは回避してばっかだったけどさ。

 ついにヒューズに追い詰められたジョーイだったが、意外なことに、彼の目的は話し合いだった。ヒューズの方は一方的にジョーイのことを知っていたし、常々「ゴーストは人間の意志で動いている」と語っていたので、この展開はある意味まっとう。これまで散々疑問に思っていた「何故ジョーイたちはあそこまで必死になって逃げるのか」という謎を、ヒューズが手ずからジョーイに突きつけてくれた形だ。

 最初は訝しんでいたジョーイだったが、ヒューズがフランクに話しかけてくれたり、あれこれと尋ねる前に自分語りしてくれたおかげで、いくらか緊張も解け、何とか共存共栄の道を模索する方向で固まる。ここまでとんとん拍子で話が進むと、先週まで命を賭ける覚悟で頑張っていたデントンとサイがピエロにしか見えないのが悩みの種だ。

 しかし、そんなぬるい展開を許すはずもなく。自らの武力を知らしめるという純粋利己的な目的を持つDr.ミナミは、「もうその兵器で直接攻撃しろよ」と思うほどのハイパーな電波妨害装置(というか、電波干渉攻撃装置)によってヒューズを足止めすると、巨大ロボットによるゴースト殲滅に挑む。以前の戦闘でヒーローマンの弱点は分析済らしく、ロングレンジの決め技である電磁パルス照射装置(EMP!)と、足止めのためのマシンガンという2段構えの戦略に打って出る。そしてこの作戦が功を奏してしまうあたりがこの作品の凄いところで、自分の間合いに持ち込めないヒーローマンは防戦一方。「お前、確か巨大化しとったやないけ」などという野暮な突っ込みは無しだ。多分、巨大化するとEMPの的になるからやらなかったに違いない。

 しかし、逃げ惑うだけだったジョーイも、EMPが電磁パルス照射兵器であり、チャージに時間がかかると分かったところで突撃開始。結局足下を狙うバルカンは大して脅威にはならず、ジワジワとミナミを追い詰める。そしてあと一歩というところで、ヒューズが停戦命令を携えて2人に割って入った。ジョーイにとっては終了命令、ヒューズにとっては罪状宣告となるこの一声に、ヒーローマンは足を止めた。そして、無情にも襲いかかるミナミの電磁パルス……ついに白目を剥いて膝をついたヒーローマン。さぁ、次回どうなる?

 という、実に気になる引きだったわけですが、まぁ、次回予告ではしゃきしゃき動いてたので、彼は大丈夫だと思います。むしろエネルギーをもらってかえって元気になってる可能性まであります。うーむ、無敵すなぁ。

 今回はサイとデントンが全く登場せず、完璧に3人の間のみで展開されるストーリーだったわけだが、これまで溜まっていた鬱憤を晴らすかのようなミナミのはっちゃけぶりが面白い。デザインや行動原理のおかげで「ほんとにワイリー似てるなぁ」と思っていたのだが、今回の弾けぶりはあの愉快なジジイをも上回る大活躍。いちいち宙づりのままでポーズを決める彼の楽しそうな様子を見ているだけで、こっちまでなんだかうきうきしてきますね。しかもあれって、あの状態からマシンをコントロールしてんだよね。おそらくグローブにWiiコントローラーみたいな動体感知システムを内蔵しているんだと思うが、単に見得を切るためだけにあんなギミックを用意する博士が可愛すぎる。あれだけ不安定な体勢から自由に人文字まで作りながら戦えるんだから、デスクワーク専門のくせにかなり身体能力が高いんだろうな。もちろん、個人の権限であれだけの兵器や高精度の熱感知システムを搭載できるんだから、技術力の方もそうとうなもんでしょうけど。

 なんだか、今回は全部Dr.ミナミに持って行かれちゃいましたが、影ではマスコミリポーターコンビなんかも動いて色々と起こりそうな気配もあります。とにかく展開の早さが売りのこの作品。まだまだ落ち着いている暇はなさそうです。

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 なんという王道展開な第14話。先週から続いているので相変わらず逃避行を続けるモチベーションがいまいち分からないんですが、勝手に盛り上がってきているので、これはこれで良いような気がしてきました。

 検問を抜けて逃亡を続けるジョーイたち一行。追っ手をまけたので、後は慎重に目的地を目指すだけ。ジョーイの気持ちは沈んだままだが、サイとデントンは何とかジョーイを無事に送り届けるため、無理にでも明るく振る舞ってみせる。政府の手回しは想像以上に早く、既にヒーローマンはもちろんのこと、ジョーイ達本人の身柄を押さえるところまで進んでいる。ろくに外を見ることも出来ないジョーイは、自分の置かれた理不尽な状況に耐えきれず、思わず思い人であるリナに電話をしてしまう。

 リナの声で元気はもらえたかもしれないが、探知により居場所が割れてしまう一行。一度捕捉されればあんなばかでかいトレーラーがヘリで隊列を組んだ政府軍から逃げることなど出来るはずもなく、少しずつ狭まった包囲網は、ついにデントンとトレーラーを拘束。かろうじて逃げ出したサイとジョーイも、厳しい山道に思うように進めず、結局は大人達の手に落ちることになってしまう。初めて正面から邂逅を果たした「エージェント」ヒューズとジョーイ。2人の対話は、ヒーローマンをどんな方向へと導いていくのだろうか。

 「逃げた」→「ついに捕まった」という実にシンプルな1話だが、次第に募っていくジョーイの苦しさと、それを捉えようとする敵陣営の思惑がくっきりと浮き出るエピソードになっている。ジョーイがリナに電話をかけてしまったことは確かに軽率ではあるが、誰も彼を責めることは出来ないだろう。今の状況はなんだか納得出来ない、という風に感想を書いたが、やはりその感情が一番強いのは、当の本人であるジョーイだ。ヒーローマンは正義の味方なのに、いつの間にか外堀が埋まり、世間では完全に悪の象徴。自分たちが命がけでやってきたことが、政府の身勝手な判断から全て塗りつぶされ、残ったのは逃亡者の汚名だけだ。流石にこの状況を黙って耐え忍ぶだけの精神力を、まだ子供のジョーイに求めるのは酷だ。

 そして、そんなジョーイの状況を何とか支えようとしているのがサイとデントン。今回の最大の見せ場は、やはりデントンの対政府攻撃の数々。無線傍受からの逆アクセスくらいは一個人の能力で実現できなくもないだろうが、衛星システムのハッキングまでいくと、既にプロクラッカーの域。これまでの宇宙人との交渉プロジェクトの過程で、一番宇宙に近い(と思われる)アメリカ政府のシステムに出入りでもしていたのだろうか。少なくとも学校の先生がやれることではない。また、遠距離から狙撃してきたスナイパーに間一髪で気付いて回避したり、ヘリからの機関銃掃射をドライビングテクニックのみでかわしてみせたりと、今週のデントンはハリウッド映画の主人公もかくやという大活躍を見せている。今のところ、この作品で一番の謎は彼の経歴かもしれない。

 サイは自ら「足手まとい」と言ってしまっているように、基本的に役立たずであるが、主な役割はジョーイの精神的支柱。あの山道はサイが付き添わねばジョーイは上る気力すらなかったであろうし、「俺に構わず先に行け」という定番台詞も、引き留める意味よりも、何とかジョーイに奮起してもらう意味合いが強い。最後は対スクラッグ用のギターで暴れていたみたいだが、そのシーンが全く描かれないという扱いの悪さも流石である。

 そして、そんな2人とは別の方向からジョーイを気遣うのが、実はエージェント・ヒューズだ。彼は一貫して「ゴーストには人間の思考が関わっている」と主張し、到底不可能としか思えない追跡劇で、あっさりとジョーイに追いついてしまった。思考がトレス出来ると言うことは、共感も得られているということ。おそらく次週でヒーローマンの正体は明かされるのだろうが、ヒューズはその後、どんな判断を下すだろうか。

 見事な悪役ポジションに落ち着いたのは、そんなヒューズとは完全に対立関係になってしまったDr.ミナミ。「ゴーストはエイリアンである」との主張を崩さず、とにかく自尊心を満たすために撃破を目指す。ある意味実に潔い態度と言える。正直、今の軍の対応を考えると、ヒューズとミナミでどちらが正しい態度なのかは一概に判断出来ないしなぁ。他にもマスコミ関係ではリポーターのおねーちゃんなんかも動き出しているので、ボチボチこの「逃亡編」もクライマックスを迎えそうだ。

 最後に蛇足。前回触れるのを忘れていたが、エンディングで流れるロリリナとロリジョーイが、なんか別な作品みたいでものすごく気になる。

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 オープニングが変わりました、第13話。曲については耳に馴染むまでしばらく時間もかかるだろうけど、OPでホリーが泣いてたのがやたら印象的でした。スクラッグらしい映像がほとんど無かったけど、しばらくは政府とのいざこざが続くってコトなのかしら。

 突如ジョーイの家を襲撃するNIA。ヒューズは出来るだけ紳士的に物事を進めるつもりではいたようだが、部下の勇み足によって既に作戦決行はジョーイの知るところ。逃亡は始まっていた。教授の機転で襲撃前に家を脱出していたジョーイは、そのままサイと3人での逃避行へと移る。何故逃げなければならないのか、と悲痛な様子ではあったが、「それが大人のやり方だ」と唯一の大人に言われてしまっては、「子供」にはどうすることも出来ない。家族に別れを告げ、一路向かうはネバダの山奥とか。

 一方、NIAの動きは次第にきな臭いものになっている。ヒューズの指示がどこまでのものかは定かでないが、先週のDr.ミナミによる暴走事件は、いつの間にか「ゴースト」が暴れた事件へとすり替えられていた。スクラッグの残党であるゴーストを追い詰めるため、セントラルシティには検問が敷かれ、ジョーイたちは逃げ場を失う。結局、教授の発案で力業の突破を図った面々は、何とか目的を達するが……

 相変わらず展開が早くてテンションを合わせるのが大変である。前半はジョーイの無茶なお願いにも特に理由を聞くわけでなく、あっさり協力してくれたホリーが格好いい。普通、あのタイミングで「しばらく帰ってこられない」とか言われたら、お姉さんはリナとの逃避行とかを想像しちゃう気もするんだけど、ホリーはどこかからジョーイの真剣さを感じ取ったのだろう。いい笑顔で送り出してくれた。このあたりの男前っぷりは清々しいですね。まぁ、真夜中に家の前で突然温暖化について熱弁を始めたら、注意を引くどころかますます人の目が集まる気がするけど……家の前で見てたNIAの連中、あの騒動を上の方に連絡してなかったんだよな。

 そして、今回最大の焦点であり、どうにも釈然としないのが、デントンの発案による「逃げる」という選択である。作中では、政府とデントンのヒーローマンに対する認識は一致しているようで、「このままジョーイが政府に捕捉された場合、幸せな結果にはならない」と結論づけている。確かに、今のところ政府が打ち出してくる作戦は、全てジョーイ達には敵対意識を持たせるものばかり。ヒューズも武力行使に出ているわけで、穏便な集結はなさそうにみえる。

 ただ、政府はあくまで「自分たちの認識の埒外にある武力」に警戒しているわけで、きちんと話し合えば、ヒーローマン自体に悪いようにはしないと思うのだが。ジョーイが無害な人間であることはヒューズも感じ取っているわけで、おおごとにせずに自然に問いただしておけば、今回のように過剰防衛に移られることもなかった気がする。

 そして、過剰な防衛行動に出てしまうデントンもどうなんだろう、と疑問が残る。彼の中では「ヒーローマンが捕まるとひどいことになる」という判断が確定しているようで、わざわざ非常時に備えて盗聴防止の暗号通信まで作っている用意の良さ(まぁ、流石に「アラン・スミシー」を名乗ったら暗号だってことは丸わかりな気がするが)。ただ、現在のところ、ヒーローマンは慈善事業に参加しただけで、政府にはほとんど害を与えていない。確かに先週の事件と今回のテレビ報道により、表だっては「悪」に認定されてしまったわけだが、そこは政府の意図(未認可の武力が怖い)を読み取れば、さっさと出頭すればむしろ処断よりも囲い込みの方に動く目算が高いと思うのだが。最悪、政府筋はオーバーテクノロジーのヒーローマンについて何も知らないわけで、ミニサイズのヒーローマンをおもちゃの倉庫にでも放り込んで、ほとぼりが冷めるまでしらばっくれるという方法もある。流石にどれだけヒューズの勘が良くとも、あんな子供のおもちゃが「ゴースト」の正体だとは思わないだろう。結局「逃げる」というのは、自分たちが武力を持っていることを認めて、なおかつ後ろ暗さも演出してしまう、最悪の選択肢なのだ。

 加えて、検問の突破手段も強引だ。「顔が割れている」+「車は必要」という条件をクリアするのは楽ではないが、とりあえずヒーローマンさえいればジョーイはどうとでもなる。例えば人が足を踏み入れられないような山の中を突っ切って抜けてしまってもいい。わざわざ幹線道路でどんばちやらかす必要も無かった。いざとなれば人3人くらいはヒーローマンが運んでくれるのではないか。いくら物理的に検問を突破できたとはいえ、結局どこを破ったのかは当局にモロ分かりなわけで、今後の追っ手の厳しさを考えればわざわざ窮地に飛び込んだともいえる。ただでさえ悪い状況を、ますます悪化させてしまう今回の流れは、見ていてちょっとしんどかった。

 まぁ、超展開アニメだから、少しくらいの不合理は仕方ないのかもしれません。次回予告を見る限り、あっという間に「ここは俺に任せて先へ行け」展開になる模様。どんだけだよ。

 ちなみに、オープニングに合わせて今回エンディングも変更されています。実写ベースの背景の中に自然にキャラクターが溶け込んでいるビジュアルはなかなか気が利いている。アメリカンな雰囲気とアニメキャラの馴染み方がなんとも面白い。 

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 夏だ! 水着だ! いちゃいちゃだ! な第12話。ただし、基本的にこのアニメはそこまでエロを求めて観る作品ではありません。っつうかリナの場合は普段からやたらと露出が多い格好してるし、今更水着でも大して変わりません。毎度毎度シリアスな内容を平易な英単語1つで表すのがこの作品のサブタイトルで、今回「ストーカーズ」だからてっきりヒーローマンに忍び寄る包囲網の話がメインなのかと思っていたら、なんとストーキングされるのはうら若き2人の初逢い引きであった。

 万全の準備を整えて約束のデートへ出陣するジョーイ。何とかホリーに感づかれずに家を脱出し(たと本人は思い)、めでたく2人きりで街中へ。しかし、ジョーイの回りの人間はお節介焼きというなの出歯亀ばかり。その先陣を切るのが、自称親友のサイなのが一番の問題だ。彼の今回の様子を見る限り、サイ自身は別にリナに気があるわけでもないし、純粋にジョーイを応援しようという気があるみたいだが、それにも増して「ジョーイだけじゃ何も出来ないだろう」という余計な親心が勝ってしまい、さらに単なる野次馬根性が勝ってしまう。普段が割とさばさばした人間なだけに、こののぞき魔根性はいただけませんぞ。

 そして、それに何となくついてくることになっちゃった教授。彼の場合はそこまで興味があるわけではないのだが、なし崩し的にサイに引っ張り込まれる形に。望遠レンズに集音マイクなど、ストーカー用品もおそらく彼の用意した設備なのだろう。ほんと、無駄な科学力のみが集結する男。これで教師だってんだから、合衆国のハイスクールはどれだけフリーダムなんだか。

 そして、最も来てはいけない人間、それが「破壊神」ホリー。「弟の初デート、ぶっ壊さずにいられるか!」とは素晴らしい兄弟愛ですが、サイのファインプレーでギリギリ制御。まぁ、ちらほらと見える表情からは、弟の成長を喜んでいるようにも見えますよ。

 水着を披露した海辺では、何故か担任のコリンズ先生も合流。サイが女役、ホリーが男役という謎のアフレコステージなども堪能しつつ、食事にウィンドウショッピングと、手慣れた感じでデートは進む(ジョーイが選んでる服が今着てる奴と完全に同じだったのは何なんだろう。のび太か)。もう、ここまで来た時点でサイの「ジョーイだけじゃなにもできねぇ」という心配事が杞憂だったことは確実なのだが、ストーキングはおさまらない。意外にも早い時点で追っ手に感づいたジョーイは、男らしくもこれをまきにかかる。普段は気弱だけど、せっかくの初デートは流石に全力で成立させたいらしい。

 しかし、折角追っ手をまいたにも関わらず、テレビからは非常な召集の合図。物わかりがいい、というか多少出来すぎた出撃命令をリナから出され、のこのことDr.ミナミの罠にはまりに行くジョーイ。彼の中で、ヒーローマンの正体をバラしちゃいけないという危機意識はどの程度のものなんだろう。今回の行動を見る限り、そこまで衆目を気にしてないような気もするんだよね。

 何はともあれ、今回はタマ以来のデカブツとの大バトル。多分ゴゴール戦なんかよりも画的には盛り上がるシーンで、どこぞのエレクトロマスターばりの電磁力で鉄骨に張り付くなどの小技もみせたヒーローマンがあっさりと勝利。たかだか工機ごときに負けるヒーローではないのですよ。ちょっと気になったのは、Dr.ミナミはどの程度今回の作戦を「本気で」やろうとしていたのかという部分。確かに噂の「ゴースト」をたたきつぶしたともなればそれなりに注目は浴びようが、そもそもその理由が「暴走したから」なわけで……今回はその「暴れっぷり」がテレビに映っており、悪評ばかりが広がりそうな気がするんだけど。登場時は物々しかったドクターも、なんだか微妙に小物臭が漂ってきています。

 そして、一応いちゃいちゃ回だったということなので、実に無茶苦茶な観覧車デートで一日が終わる。ヒーローマンの便利な使い方ですね。電気絡みなら何でも出来るのか、お前は。そして、あの乗り方はロマンチックとかいう以前に、怖い。あの高さならちょっと風が吹いただけで死ぬぞ。いいのかジョーイ。まぁ、リナは満足してくれたみたいなので、男の子としては合格点なんでしょうか。

 しかし、ヒーローとしては問題有り。あれだけ派手に動いてしまっては、やり手のエージェント・ヒューズが見逃してくれるはずもなく。来週は急転直下の逃亡劇? ほんと、この作品は退屈する暇も与えてくれないねぇ。 

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 タイトルが無駄に恐ろしい第11話。確かにジョーイたちにはとんでもない災難が降りかかっているが……タイトルと「横暴な姉」というファクターから、何故か「PSYREN」を思い出しました。アゲハとジョーイは流石に被りません。

 前回流れでリナからデートのお誘いを受けたジョーイ。朴念仁のようにも見えていたのだが、いざ誘われたらそわそわするのはきちんと男の子。普段のようにリナに振り回されっぱなしではまずかろうと、プランを練ってみたり、財政状況を危惧してみたり。しかし、男をあげようと苦心しているジョーイに降りかかった「メナス」は、5年前に別れた放蕩娘、姉のホリーとの再会だった。

 ……いやぁ、いいキャラですよ、ホリー姉さん。例によって「ものすごくテンプレ臭いアメリカ人像の1つ」ではあるのだが、言動が一貫していて、しかもジョーイの回りにはあまりいなかったタイプの豪放磊落、明快な意志が表出してくれるネジのはずれた性格。パンクなファッションも素敵で、ライトパープルを基調とした衣装は、常に半ケツはみだした腰履きパンツが実にセクシー。ジョーイ君、いい兄弟をお持ちで。

 そして、そんなホリーに振り回される展開がメインなので、今回はやたらめったらカットの繋ぎが気持ちいい。エージェントヒューズの朝の様子とクロスオーバーして緊迫感を煽る登場シーンもそうだし、玄関、風呂、私室と暴れ回る様子もポンポンと小気味良く、ジョーイの苦労が伝わってくる。そして何故か、本来なら新キャラの見せ場になるはずのシーンなのに、白濁液を浴びたりシャワーシーンを披露したりと視聴者サービスに余念がないジョーイきゅんがどうにもやるせない。いやいや、女性の新キャラが出てますから!

 そんなジョーイのご家庭のドタバタと関係ないところで確実にストーリーを進めてくるのが、虎視眈々と地位向上を狙うDr.ミナミと、そのドクターにあっさりと接触を果たしたエージェント、ヒューズ。このあたりの展開の速さは流石としか言いようがないが、ヒューズは「Mr.ゴースト」ことヒーローマンとの初顔合わせまで果たし、そしてDr.ミナミがセントラルシティーで復興作業に従事していることに何か裏があるという。曲者2人のあいだの密約は、ヒーローマンたちにどのような影響をもたらすのだろうか。余談だが、2人が笑顔でわかれる際にお互いに「タヌキめ!」と毒づいているのだが、英語だとこの場合タヌキじゃなくてキツネなんだよね。いや、どうでもいいですけど。

 そして、今回よく分からないクライマックスとして用意されていたのが、なんとホリーの演奏シーンである。「昨今のアニメならばギター少女くらい描かなくてどうする!」という妙な気概でもあったのだろうか。普段の破天荒な言動からはちょっと想像出来ないようなメロウナンバーでしっとり聞かせてくれるホリー姉さんにはホレてしまいそうですよ。演奏シーン自体も実によくかけていて、弦の揺れからチョーキングの手の動きまで、他の並み居る「音楽もの」に負けないくらいの説得力に仕上がっていました。質素な感じではるのだが、個人的にはどこぞのデッドモンスターの演奏シーンよりもこちらの方が好きですね。

 次回、いよいよリナとのデートに出発! 今週登場できなかった分、リナが大活躍する! ……予定。水着姿を披露するリナ、思ってたほど胸がでかくなかった!

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 心機一転、ジョーイさんマジパねぇ第10話。あっという間に3ヶ月が経過するというのはちょっと驚きだけど、3ヶ月経ってもまだサイがボードに乗ってるのはどうかと思う。流石に怪我は治ってるだろうに。若いんだから歩け歩け。

 「タマ」こそ残っているものの、何とか平和を取り戻した世界。町の復興も賑々しく、ジョーイたちは日常に戻っている。しかし、うかうか日常に戻ることが出来ない人達も少なくない。最もピリピリしているのは、当然のアメリカ政府。スクラッグを殲滅させた謎の存在「ゴースト」の正体が分からないことには、枕を高くして寝ることは出来ない。そして不穏なミスターヒーローの噂。ありがたいには違いないが、見方によっては遠回しに自分の力を見せつける示威行為のようにも受け取れる慈善事業の数々に、政府も具体的な策を持ち出すことが決まった。

 憤懣やるかたないのは、デビュー戦の機会を逸して赤っ恥をかかされたDr.ミナミ。折角の新兵器も今では単なる穴掘りマシン。自尊心と現実のギャップにイライラは限界値。その怒りは、全てを台無しにした「ゴースト」へ向けられている。

 そしてそんな敵対勢力を知ってか知らずか、教授は今ヒーローマンの試験と調整に余念がない。「そんなすげぇアスレチックみたいな訓練施設が作れるなら、もう少し才能を活かす場所があるだろ」とは思ってしまうのだが、本人はそこそこ楽しそうだ。アメリカは広いからあのくらいの廃工場は自由に使っても構わない……わけないと思うけどなぁ。

 そして、今回最も衝撃的だったのは、既に人間としての姿を失ってしまったウィルの決断。「この姿では俺の居場所はない」というのはもっともな意見ではあるのだが、彼だって純粋な被害者だ。出るところに出れば保護と理解を得られなかったものか。あの調子ではどこぞの寒村で隠居生活、というわけにもいかないだろうし、どこへ行っても逃げ場が無い気がするのだが。下手したらスクラッグの残党として政府に追われる可能性まであるしなぁ。潔くリナから離れたのは男前だが、短絡的に考えずに可能な共存策を模索して欲しかったところではある。ニックについては誰も回想すらしてくれないので、個人的には凄く切ないです。

 そんなシリアスな問題を抱えた連中と一段違うところにいるのは、兄を失って傷心かと思われたリナ。今回のサブタイトルは「アプローチ」で、先週の次回予告の段階では「政府筋の人間や秘密機関なんかがヒーローマンに肉薄するという意味だな」と解釈できた。まぁ、それも意図としてはあたりなのだが、どちらかというと今回のメインはリナがひたすらジョーイに迫るという、何とも平和な「アプローチ」である。ジョーイの見事なフラグクラッシャーぶりも惚れ惚れするが、普段の生活からあんなにエロい格好をしているくせに、いざとなると案外奥手なリナが何とも可愛らしい。あの格好で授業受けたりしてるんだよなぁ……アメリカンガールおそるべし。

 そして最後は、有り余るヒーローの力を何とか復興に役立てようと無償の労力を提供し続ける主人公、ジョーイ。彼の行動理念は実はデントンと同じで、「自分にしか出来ないことがあるなら、やらないことはいけないことだ」という滅私奉公の精神である。デントンは「復興なら他の人間でも出来るが、スクラッグのような勢力に対する備えはヒーローマンしかいないのだから、ヒーローマンは純粋な戦闘兵器として洗練されるべき」という考えで、ジョーイは「もう戦闘はしなくていいのだから、そのパワーを人のために活かすべき」という考え。どちらも正しい考えではあるが、流石に「夜中に突然現場の仕事が終わっている」は迷惑になりゃしないか? 瓦礫の撤去や地ならしならまだ許せるけど、流石に誰が組んだか分からない作業足場は使う気が起きないだろう。そもそもジョーイは作業用の足場設置なんて専門技術、どこでマスターしたんだろう。本人の台詞からすると建築関係の仕事を志している様子もあるのだが、流石にあのレベルの数学を勉強しているガキが出来ることには見えないのだが。ジョーイきゅんは黙って喫茶店でウェイトレス(?!)をやればいいと思うよ。

 リナの誘拐とかあった割には、放送開始以来最も平和だったエピソード。きっちり後日談を描いて今後への繋ぎをまとめるそつの無さと、複数のファクターを一気に持ち上げてシナリオを加速させるテンポの良さは相変わらず。次はどっちの方向に転がるのか、Dr.ミナミの暴走にご期待下さい。まぁ、次回はジョーイの身内の話みたいだけどね。 

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 完 全 決 着! な第9話。全く予想外のことは起こらない展開なわけですが、このスピード感は他の作品には無いこのアニメの売りであり、悩みの種でもある。もう少しラストバトルにけれん味を持たせても良かった気がするんだけどねぇ。

 前回ぶっ飛ばされたジョーイが、何故か冒頭で1回だけ復活。しかし、「ヒーローマンはジョーイが操っている」という見たらモロわかりの事実を看破したゴゴール様のテンションは高く、とどめとばかりに全力パンチで今度こそジョーイをぶっ飛ばす。「第1部完!」と高らかに勝利宣言するゴゴール様だったが、何のきっかけなのか、ヒーローマンが暴走。デューオっぽかった外見に更にファイアーマンの要素も加え、圧倒的な膂力と暴力でもってゴゴールをフルボッコにしてしまう。

 とどめにアイアンクローからの首へし折りというおよそヒーローとは言えないフィニッシュホールドに入ろうとしたヒーローマンに対し、意識を取り戻したジョーイは必死のストップをかけ、すんでの所でヒーローマンは意識を取り戻す。後は完全に事後処理の流れで、改めてブラスト一閃、哀れゴゴール様は居城の塵と散った。Dr.ミナミの思惑を見事に裏切るデントンの運ゲープレイも見事にきまり、核の炎もかくやという大爆発の中でも、4人はあっさりと帰還。やっぱりアメリカ人のヒーロー補正は伊達じゃないね!

 とまぁ、勧善懲悪のお手本のような筋立てだったわけだが、バトルシーンがそこまでバリエーションをもっておらず、今回目玉となる暴走シーンも静止画メインであまりアドレナリンがでない構成になっていたので、一つの結末としては「まぁ、こんなもんか」というレベル。怒りにまかせて首をへし折ろうとすると「君は僕のヒーローなんだから!」という乙女チックな理由で制止したのに、最後に自分の命令で顔面がひしゃげる程の拳骨ならぶち込んでいいという英雄観もなんだかよく分からない。いや、多分あのまま暴走していたらヒーローマンが悪の心に魂を売って暴れ回っていたのだろう。ジョーイにとって、あくまでヒーローマンは「白いひと」でないと駄目ってことだな。

 暴走によって見事な勝ちを拾ったおかげで、一応今回のMVPはヒーローマンということになるはずなのだが、何故かインパクトが強かったのは勘とセンスのみでタマを止めてしまった教授の方だろう。キーボードなのかどうかもよく分からないインターフェースを初見で操り、「彼らの技術体系に触れたことがある」とはいうものの、あれだけ巨大な施設と兵器をコントロールするシステムを曲がりなりにも操れてしまうというのは、ひょっとしたら天才の片鱗なのかもしれない。そもそもコントロールルームに移動するエレベーターを使えた時点で驚きだ。

 そして、そんな一般人の活躍の陰で完全に割を食ったのがDr.ミナミ。先週出てきたでっかい手はどこで使うのかと楽しみにしていたのだが……結局彼の秘密兵器もお披露目前にお蔵入り。今後は彼を中心に物語が進むだろうし、リベンジに期待したいところですね。そしてゴゴールの残した落とし種と、それを回収した謎の人物……たかが10話では終わらせねぇよ!

 ところで……ウィルはあのまま日常生活を送るのかい?  

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 でかいタマを止めるには、でかい腕が欠かせない第9話。流石やDr.ミナミ! アメリカ人の考える作戦はやっぱり世界一やで! ……見た瞬間はロックマンワールド版のワイリーマシンを思い出したけど、後で考えたら「突撃の地鳴り/Seismic Assault(10ED)」の方が近いかもしれません。

 で、そんなこんなでいつのまにやら最終決戦の様相の今回。大崩落を起こした割には、ヒーローマンのおかげでジョーイが無傷。お兄ちゃんが頑張ったおかげでリナも無事でした。息を吹き返したジョーイが「リナー! ウィルー!」って呼んでるのが何とも薄情な気がして切なくなりました。……ニックの名前も呼んでやれよ……あの崩落だったら、ニックもウィルも生存率は大して変わらないだろうに。

 とにかく生き残ったジョーイは、女の子を放置して奥へ進むという外道な選択をしつつ、サイ達と合流する。サイと教授は強化版の音波発生装置のおかげで何とか雑魚スクラッグからは逃れられていたわけだが、今になって思うと、スタート地点でジョーイ達と分かれたのは何でだったんでしょうね? どうせ進入時点でウィル&ニックもタマの生産ラインもどこにあるのか分からなかったから、単純に捜索範囲を広げる目的だったのかしら。いくら自分の開発したマシンに自信があると言っても、手製の武器だけで単独行動を取る気になる2人の無謀っぷりには惚れ惚れします。実際、雑魚には効いてるのも凄いけどさ。パワーアップさせた効果はあんまりわからんなぁ。

 しかし、いくらパワーアップしてもラスボス・ゴゴール様にはそんなものは通用しない。騒音をがなり立てるだけの2人を軽くあしらうと、「交渉など無意味」と悪役らしい台詞を吐きながら2人をひねり潰そうとする(ビーム兵器を使った方が楽だと思うのだが、ゴゴール様は持ってないのかしら)。そして、ピンチに駆けつけるのが真のヒーロー。殴るしか能がないヒーローと、眉毛ビローンが特技のラスボスによる、珍妙バトルのスタートだ。

 正直言って、今回のバトルはあまり面白くない。ゴゴール様の変身はこの手のバトルものでは王道だけど「あと2回変身を残しています」とかいう注釈もないので意味が分からないし、羽根をはやしてヒットアンドアウェイを主軸に戦うファイトスタイルは、正直言ってラスボスらしさがない。その戦法は、三下臭がプンプン漂ってきますよ。だって飛翔の蝙也の技ですよ。ボスキャラなら堂々と殴り合いましょうよ。しかも、スピードで上回ったから勝ち! みたいなことを言ってるのに何故か自分から触角を伸ばしてパワー勝負を挑んでみたり、挑発した割にはジョーイにあっさり追い抜かれたりと、ボスキャラならではの見せ場がいまいち映えてこない。ジョーイのアクセラレイトもスロー画面だとなんかもっさりするし、「ジョーイがシールドで反射」→「ヒーローマンがリバウンド取ってパンチ」っていう作戦もゼルダの伝説の鬱陶しい中ボス戦みたいなイメージだ。そりゃま、この作品でみんなの度肝を抜く作戦勝ちなんてものは期待してないけど……普通に戦ってくれれば画面の質は低くないと思うんだけどなぁ。勿体ない。

 まぁ、流石にワンパンチで死ぬようなみっともないことはないので、次回のゴゴール様大反撃に期待しましょう。ヒーローマンが怒りに身を任せて暴走……って、彼はジョーイが失神しても機能するのか。そしてジョーイが倒れたことで発憤するような感情があるのか。これまでそのあたりのディティールはちょっとぼやかして描かれていたので、来週の展開は引っかかりを覚えつつも、気になるところではあります。でも、やっぱり気になるのはDr.ミナミなんですけどね。出撃、でっかい腕!

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 やっぱりヒーローマンの操縦方法が気になって仕方ない第7話。小声で「ひ〜ろ〜ま〜ん、あた〜っく」っていいながらチョン押しだしとちょっと弱めの攻撃? ストⅠのコントローラーかよ。まぁ、この手の作品でコントロール系統に突っ込み入れるのは野暮ってもんですけどねー。ジョーイはどの程度自覚的に操れてるんでしょうか。

 大きく分けて2極の戦いが描かれた今回。まずはホワイトハウス内での大統領とDr.ミナミの駆け引きから。登場時は「どこかの秘密結社の回し者? それともスクラッグの変身?」などと色々と想像をかき立てられた超絶怪しげ博士だが、その正体はなんと軍の一員。タマの破壊力・支配力に惚れ込み、みすみす破壊してしまうのではなく、何とか軍備に取り込めないかと大統領に打診する。軍の全力をもってしても一向に止められない正体不明の存在にそんな期待をかけるだけでも狂人の考えであろうと思っていたら、なんと大統領もまんざらでないご様子。いやいや、どう考えてもコントロールする目処は立たないだろ。これだからアメリカ人って奴はよう。「合衆国は常に世界のナンバーワンであり続けなければならないのです」って、お約束だけど酷い台詞だよな。ホワイトハウスを犠牲にして、国家の選択はどちらへ傾くのか?

 そして、メインの戦いは無謀にも本拠地に殴り込みをかけたジョーイ軍団とウィル&ニックによる本戦。進入経路は教授の発案した下水を進行するというもので、こうやってみるとスクラッグの監視システムも案外杜撰。まぁ、まさかあの状態から単身乗り込んでくるドンキホーテがいるとは考えないだろうが、発見されたのは割と中枢部(タマの生産工場?)付近まで進入を許した時点だった。無敵に思えたスクラッグも、案外こうした慢心から足下を掬われたりしてな。まぁ、ボスのゴゴール以外は全員雑魚扱いだから、あんまり組織としては完成してないのかもしれないけど。

 すったもんだの末に進入に成功したジョーイ達の目的は3つ。優先順に「タマの停止」「ウィルたちの救出」そして「中枢部の破壊」。最優先事項が友達の救助じゃなくて国家を脅かすタマの阻止っていうあたりがクールね。この状況で誰もリナの心情を慮ってくれないのは、逆に潔い。そして、戦力になるのはヒーローマン1体だけで、残りは「女」「子供」「デスクワーク専門」「けが人」の4名と、全く期待できない面子というのも素晴らしい。どこまで現実を見てるんだ、デントン。

 ただ、ヒーローマンを使っての戦闘にも慣れてきたのか、1話2話の時点ではあれだけ恐ろしい暴虐ぶりを披露した雑魚兵士のビームも、最近では絶対に当たらないこけおどし仕様になりつつある。そして満を持して登場したウィル&ニックコンビについても、前回はウィルVSヒーローマン、ニックVSサイで互角だったのに、今回は何故かヒーローマン1体で2人を手玉に。一体どんな変化があったんでしょう。そして教授の思惑通り、ヘルメットを外して洗脳から2人を開放する。が……

 ここに来て、実に清々しいニックの反乱。いいですなぁ。こうやって三下ポジションのヘタレキャラが増長するシーンってのは、とても共感が持てます。実力では上だと思われたウィルの方が、憎きジョーイを前にしながら妹パワーで簡単に瓦解してしまったおかげで、ニックの晴れ晴れとした悪役っぷりには胸がすっとしますよ。声が陶山章央ってのがたまらんわぁ。このまま神武に乗って突撃かけようぜ!

 しかし、残念ながらこの作品はあくまでヒーローマンが主人公。眉毛ウィップというギャグとしか思えない武器で必死に抗ったニックは、哀れ生成途中のタマの下敷きに……放送後提クレバックの映像(遺影?)を見ると、確実に死んでしまった扱いです。嗚呼、ニック……こういうキャラにはもう少し活躍して欲しかったなぁ。最後の最後に復讐に燃えたラスボスとして登場したりしてくれないものだろうか。メインキャラだったのに7話で退場とか、浮かばれねぇよ。

 今回も相変わらずハードかつスピーディーで退屈してる暇も無い展開。メインのエピソードもさることながら、冒頭に挟まれたウィルの回想ではアメフトを通じて形成されたサイとの確執やジョーイへの屈折した思いなども描かれ、バックグラウンドも盤石の状態です。ニックのこともあるのでこの先ウィルが手を組めるかどうかは微妙なところだとは思うけど、スクラッグの力を手に入れたゴキブリ怪人が悪の本拠地を叩く設定って、完全に仮面ライダーですよ。「ウィリアム・デイヴィスは改造人間である!」って……バッタも嫌だったけどゴキは更にキツいな……

 今週の最大の萌えポイントは、足音立てて怒られて困り顔のヒーローマン。「うるせぇとか言うなら収納してから進めばいいのに……」と正義のヒーローも不満げ。言葉を発しないキャラなのに、どんどん表情豊かになっているのが愛らしくて仕方ないです。 

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