忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[2] [3] [4] [5] [6] [7]
 海は死にますか、山は死にますか、第9話。なんで翼は自分のことを「防人」と称しているのかがよく分かりませんね。ノイズの存在自体よく分かってないんだから、シンフォギア奏者を「防人」というのはちょっと違う気がするんだけど。いや、すごくどうでもいいな。

 きゃっきゃうふふは平和の証。今回は無事に仲直りを果たした響が未来ちゃんも連れて翼先輩とデートする話だ。百合百合しいシーンが見られりゃ満足かとも思ったが、中のヒトがあおちゃんだからいいムードとかにはあんまりならないな。せっかく水樹奈々がカラオケでお家芸の演歌を披露しているというのに、あおちゃんの持ってるお家芸は「奇声」なんだものな。いや、あの怪鳥のごとき絶叫はなかなか他の役者さんじゃ出せない次元の芸だとは思うけどね。歌がテーマのこの作品で一人奇声を上げるあおちゃんは最高ってことさ。

 そんなきゃっきゃうふふに流されるように、翼は心身共に完全回復。バトル要素は後輩達に任せ、自分は彼の地で復帰ライブをを行い、ついでにメジャーで戦うために海を渡る宣言まで飛び出した。なんで泣いてるのかよくわからんのだが、まぁ、別に所属事務所を海外においてワールドワイドに活動するのは誰も止めないだろうさ。プロ野球選手と違って、海外で活動するからって国内での姿が見られなくなるわけでもないし。一応、心の中の奏さんにも許可はもらったみたいだし、すっきりした翼は今後バトル要素でも何かを解放した絶大な力を見せてくれるのかもしれません。

 そんな幸せムードの裏側で、相変わらず一人苦しみ続けているのがクリス。フィーネに捨てられたのは明らかなのだが、だからといって逃げる場所もなく、疑心暗鬼の人間不振でぼろぼろの私生活。指令がわざわざ助けに来てくれたのに、今までずっと敵だと思っていた人間にはなかなか恭順出来ないようで。それでも自主的にノイズ討伐に向かってるんだから、折れるのもまもなくだとは思うんだけどね。考えてみりゃ、この娘もフィーネに騙されていた以外は基本的に「正義を全うしたい」っていう気概があるんだよね。さっさと話し合って和睦すればいいのに。フィーネさんは最近暗躍をおさえてじっとしてるけど、最後の最後で何を見せてくれるものやら。

 今回はバトルシーンも気持ちよく見せてくれるテンポの良い回だったが、シナリオが大きく動き出すのは次回あたりかな。1クールだとあっという間に終わってしまうんだけど、この作品は身の丈にあった風呂敷のたたみ方をしてくれそうですな。

拍手

PR
 割とあっさりキマシタワー、第8話。まぁ、あんまり長いこともやもやされててもこの作品は別に面白くならないだろうし、ここいらでさっさと仲直りがベターでございましょう。おかげで今回はなんだかのんびりした展開になりました。

 いや、実際にはのんびりしてたわけじゃないんだけどね。ノイズはいっぱい来たし、クリスも忙しそうだったし。でも、クリスと未来の出会いも、未来と響の仲直りも、ある意味予定調和みたいな部分なので、特にわくわくしながらみるもんでもないな、ということ。了子さんとかフィーネさんとかが刺激的なことをやってくれると予想外のことが起こって面白いんだけども。

 順番に見ていくと、まずは捨て子のクリスちゃんがたまたま未来と出会うところ。前回響との対決を見られたのも偶然だし、つくづく縁のある2人である。未来はクリスに「人としての居場所」「優しさ」みたいなものを提供し、その恩返しとして、クリスはよく分からないなりに友達との仲直りのしかたを教えてあげる。基本的に性根はまっすぐな者どうしの出会いなので、会話もストレートでわかりやすいです。さりげなく布団に全裸で寝かせているのもポイント高いですね。そうかー、脱がせたかー。

 そして、非常に都合良く現れるノイズの大群。慌てて響が駆けつけると、そこには大ピンチの未来がいるという。そして、今までノイズなんて大した特殊能力もなかったくせに、いきなり登場する「大きな音に反応する」ノイズ。なんでいきなりハイスクールオブザデッドみたいな展開になってるのかよく分からんが、ノイズ的には「歌を歌うことで戦うシンフォギア対策としての進化」みたいなものなんでしょうか。いや、そんなわけないよな、結局響には瞬殺されてたわけだしな。そもそも、今まで他のノイズはどんな感覚器官で獲物を補足してたのかも分からないんだよ。あのタコ型が他のノイズより優れていたのか、それともオールドタイプなのか、それすら分からない。何故あそこに音に反応するノイズがいたのかと聞かれたら、そりゃ「未来ちゃんが陸上部としての実力を見せつけて活躍するため」としか言いようがないのです。

 正直、とってつけたようなありがちなシナリオラインは「どうでもいいなぁ」というレベルなのだが、今回はこれまでもやもやしていた「なんで未来ちゃんはそんなに怒ってるのよ」という疑問を、完璧とまではいかずとも何となく説明してくれていたし、仲直りのプロセスでこれまで使ってきたガジェットなんかも交えてやってくれていたので、そこまで不満があるわけじゃない。むしろ携帯画面を使ってのやりとりのシーンなんかはなかなか気が利いていたし、その後の草原に寝そべってのいちゃいちゃもほのぼのしていて悪くない。響のシンフォギアが空中でどんな挙動をしていたのかが分からなくて不思議でしょうがなかったけど、とにかくすごそうに見えたからそれはそれでいい。総じて見れば、「きゃっきゃうふふしてくれてるから別にいい」という結論に。チョロいなぁ。

 今後はこの空気にクリスも入ってくることになるんでしょうよ。あれ? 翼さんは?

拍手

 ところどころ安易すぎる気がする第7話。ほんと、どう評していいのかふらふらしてる悩ましい作品なのです。

 ついに彩陽が、クリスが歌った。「私に歌わせるな!」というどこか厨二じみた台詞とともに、「歌が大嫌い」と突っぱねるクリスがいよいよシンフォギアを覚醒させる。これまでの戦いは決して歌うことなく聖遺物の力だけで戦ってきたわけだが、そのクリスがいよいよ伝家の宝刀を抜いたのだから、その威力たるや……と思ったけど、「盾か?!」「剣だ」というよく分からない問答の末に割とあっさり翼にブロックされてしまう。なんだ、大して強くなってませんやん。この世界の破壊力は歌唱力に比例しないのか。あげく、それまでの行動とどこが変わったというわけでもないのに、突如フィーネさんに首を切られてしまうという釈然としないリストラ劇。これまでもフィーネさんはクリスを道具として扱ってきた描写があったものの、それでも利用価値があったから使い続けていたわけで、ここで突然切ってしまうのもどうかと思うのだが。こないだの大臣殺害事件で開発関係が一気に進行したのかしらね。

 結局クリスは天涯孤独。自分がいったい何者なのか、ひたすら「話すこと」「理解すること」を推してくる響・翼コンビとの関係をどのように構築したらいいのか、思春期の少女のように悩みまくっている。途中で出会った迷子の兄妹に、「暴力を暴力でおさめても意味が無い」「喧嘩するから仲直りが出来る」などといった道徳倫理を学び、いよいよもってフィーネさんと話をつけに行った。さて、クリスは来週も生きて登場することが出来るのか。いっぺん三重唱をやってほしいので、ここで死ぬわけにはいかないのだけどね。

 そして、かたや「話せば分かる」と説こうとする響であるが、自分のこととなると親友との友情ですら話して分かってもらえないという。もちろん、クリスの関係との対比でこんな状況になっているとは思うのだが、「一番あったかい場所」であるはずの未来ちゃんから絶交宣言まで出されて傷心の響。親友が流した涙が、そのまま彼女の涙にシフトする演出が、互いに望まぬ別離をよく表している。ただ、やっぱりどう考えても未来ちゃんの怒り方が理解出来ないんだよね。そりゃま、秘密を作って嘘をついてたんだから怒ってもいいとは思うんだけど、その後で官僚から国家機密云々の話は聞いたわけでしょ? 響にも事情があって話せなかったことを第三者に保証されたんだから、そこは友人として理解してあげてほしいものだ。そんなにひどく怒るようなもんでもなかろうに。女の子って難しいね。

 また、今回も所々に作画が残念すぎる箇所があるなど、どうにも安定しない作品である。シナリオが安易なのはいいとしても、理解しがたいのは避けてほしいところ。先週までの流れなんかは悪くなかっただけに、今回みたいなシンプルな友情関係だけでも表出しきれていないのは口惜しいのである。了子さんのあくどさなんかは割といい雰囲気作ってるんだけどなー。全く分からない厨二全開の設定単語集をみゆきちがべらべらと独りごちるシーンなんかは、意味がさっぱり分からないけど面白いのよ。

 まぁいいや。ラストに現れたフィーネさんのゴールドクロスみたいな衣装はなかなか面白そうだし。こうなれば確実にみゆきちも歌い始めますね。「タイトルなんて自分で考えなさいな」みたいなの希望。

拍手

 ゆかちの悪落ちを期待してしまう第6話。あんだけ邪険にされてたらね、どこかで歯車が狂ってもおかしくない展開だったと思うけど……結局どこまでもいい子だったね。ゆかちが敵側に回って彩陽と一緒に歌うところも見てみたかったんだけど……

 つらい過去を繰り返さないために使命を果たすことを誓うクリスと、改めて翼と対面し、自分の中にある「人助け」「やりたいこと」を明らかにした響。目的意識を新たにしたという意味では同じであるはずなのに、2人の間にある壁は、いっこうになくならない。常に自分の利益、自分の生きる道を探し続けるクリス。それに対して、奏に救われたあの日の出来事が、響の人生に大きな影響を与え、出来うる限り他人のために動こう、という基本原理を生み出している。療養中の翼はそんな響の動きを聞き及び、あっさりと態度を軟化させていた。そりゃま、自分の不手際で怪我して退場していたわけで、その間を埋めてくれていた人間に感謝こそすれ、まだつんつんしてたら単なる嫌なやつだ。一度はわかり合えなかった2人だが、きちんと目を見ながら対話することで、「言葉を通じて」理解が得られた。翼は響にシンフォギアとはなんたるかの心得も伝授できたし、とりあえずこの2人の間の問題はクリアということで良さそうである。

 そうなると、響に残された問題は大きく2つ。一つ目は、所属情報が機密であるためになかなか打ち明けられない親友の未来との関係性。一方的に隠し立てしている状況なのだから響の側に非があるのは当然なのだが、それでもずっとこらえて見守ってくれている未来の無償の愛は見上げたもの。途中で響と翼の会談シーンを見て心くじけそうになったものの、お好み焼き屋のおばちゃんの「けだし名言」のおかげで何とか心の平静を取り戻す。だが、そんな未来の前で、ついに響は変身を見せてしまって……

 って、別にいい気もするんだけど。「ごめん、実は私変身ヒロインだったの!」っていうとんでもねーレベルの隠し事だったら、今まで怒ってたこともどこかに吹き飛びそうだし、「国家機密だったからさ」っていわれたら文句も言えまいて。いや、むしろ「そんな大きなことを秘密にしていたのか」っていうショックの方がでかいのかなぁ。びっくりするのは分かるけど、がっかりする必要は無いと思うんだけど。来週の未来の心理状態が気になります。それにしても、彼女がたまたま響と翼の対話を見ちゃったのって、いったいどこなんだ? モニターに映ってるみたいだったけど……あんなに大勢に見えるところで、国民的アイドルの入院生活が流されるのはいかんでしょ。

 さておきもう1つの問題は、生きることに必死なクリスとの関係性。かつては翼が一方的にフルボッコにされるくらいに強かったはずのクリスだが、今ではちょっと歌った響に余裕であしらわれるようになってしまった。あのときの強さは何だったんだ。そして、さらに面倒なことに、相手の女の子は脳天気に「話せば分かる」とか言い始める。そんなん、青臭い戯言以外のなにものでもない。話して分かるなら戦争なんて起きません。いらいらしながら必死に攻撃を繰り出すも、彼女のとげとげ鞭はもう響には効いてないみたいで、そのまま肉弾戦でノックアウト。がんばれクリス。そんな生ッちょろいことをほざく女子高生に負けるな。あかん、なぜかクリス目線で応援してしまうな。なんか不憫なのよね、この子。

 結局のところ、クリスが動いている理由はいまだよく分かっていない。当然そうなると、裏で暗躍してるみゆきちの目的意識も分からない。今週も適度に腹黒さをみせた了子さんだが、どうやら先の防衛大臣を始末したのは、保守派の上司が邪魔だったかららしい。首をすげ替えて、自分が動きやすい基盤を作っているのか、それともアメリカと接触して上位目標を狙っているのか。全容が見えるまではまだしばらくかかりそうだが、今のところ気になっているのは、「結局みゆきちは歌わないのか」ということである。

拍手

 みゆきち何が起こった、第5話。もう、初っぱなの登場からそのことしか頭に残ってません。やっぱり沢城先輩は本物だよなぁ。こういう役が軽々できるように留学してた訳だしな……

 今回ははっきり言って文句なし。シナリオの期待感もバッチリだし、響のちょっとおとぼけた感じもあり、後に引きそうなでっかい謎あり、大迫力のバトルあり。これだけのものが毎週みられるなら文句は何一つありません。この作品独自のセールスポイントである「歌によるバトル」も、今回ようやくまともに戦えるようになった響が、歌唱を開始した後にちょっとふらついて歌が中断する、というシーンを挟むことでうまい具合に臨場感を出している。話によるとこの作品の歌パートは、必要とあらば素材ではなくてアフレコ現場で収録しているものもあるらしく、今回はそれが端的に表れた事例だろう。あおちゃんは手放しで絶賛するほどの歌唱力ではないので、少し「リアル」を混ぜることによって臨場感が出るのは非常に良い。いや、思いの外ちゃんと歌えていると思ってますよ。実はかなりお気に入りなんです。

 そして、そんなシンフォギアの覚醒に一枚どころか5枚も10枚も噛んでそうな了子さんの覚醒が今回最大の見所。これまでは基本的に冷やかし役で、響と並んでこの作品の雰囲気を明るくしてくれていた巨乳枠の了子さん。てっきり「そういう」役どころだと思ってたのに、エラい絡み方できました。裏と表の差のインパクトがでかくて、このタイミングで、あの方法で提示されたことでボルテージが嫌でも上がる。あやひマスクことクリスちゃんの立ち位置もなかなか難しいところにあり、いったいこの作品がどこに転がるのかさっぱり分からない状態に。でも、これは面白い。この1話で一気に期待値トップクラスに躍り出たぞ。これでノイズのデザインとか、もう少し気合いを入れてくれてれば完璧なのだが……まぁいいか。今回はアクション描写も結構気合いが入ってたしね。似非カンフーをマスターした響が、ばりばりのアニメソングを歌いながら中国拳法で戦う図がシュールである。パンチキックだけならまだしも鉄山靠みたいな技もかましてたな。その技、ノイズに効くんかいな。
 とまぁ、盛り上がる見どころも多いわけだが、こんだけ無条件で褒めちぎるのは、やっぱり沢城先輩のご威光にしびれてしまったから。英語が「それっぽく」出てくることはもちろんだが、知らない人が聞いたらあの人とあの人が同じ声、とは思えないだろう。これが分かってての了子さんのキャラ作りだったわけだね。今回2役やっているのを改めて聞いてみると、実は了子さんの声は、みゆきちのキャラ作りの中では割と高め。それでも幼くなるんじゃなくてきちんと「かわいらしいおねーさん」のラインを作って、それと「妖艶なおねーさん」との対比が映えるように演技プランが完成しているのだ。やっぱりみゆきちは化け物である。これ、同じスタジオで聞いてる悠木碧さん(沢城先輩の大ファン)はずっと目がハート状態だったんじゃなかろうか。もちろん、あおちゃんの演技を見て沢城師匠も「弟子が大きくなったな!」と安心して見ているに違いない。
 そしてもう1人、彩陽もいるので忘れないように。沢城さんとは同い年なんだぞ。なんかこの2人の競演で、しかもキャラの造形までアレなので「Phantom」を思い出しますね。今回はアインがキャルにボコボコにされてますけど。あかんなぁ、このキャスティングは放送中ずっと脳汁がとまらんなぁ……あれ? 今回翼さんの出番が……まぁいいや。
 
 

拍手

 その格好ならドラゴンキッドちゃんを呼んでこい、第4話。今回は作画面も良好で安心して見られた回なんですが、今度はシナリオ的にどこに行きたいのかよく分からないという……変なアニメだ。

 前回登場したあやひマスク(仮称)は、やはり悪役だった。ノイズを産み出すという実に分かりやすい悪役アピールに加え、声もどこかチンピラじみているし、なにより装甲が禍々しい。大剣を振りかざす翼に対し、あやひマスクはとげとげしたチェーンを振り回すという、およそ主人公サイドとは縁遠い攻撃方法によって翼を蹂躙していく。その余裕の強さは、必死に歌う翼を赤子のようにねじ伏せてしまうので、何だか歌ってるのが馬鹿みたいだ。というか、彩陽歌わねぇのかよ! 歌ってよ! なんのためのキャストなのよ! いや、別にいいんだけどね。ガンダムAGEに続く悪役の彩陽も悪くないんだけど、今回はそれに加えてエンディングも差し替えられてたし……勿体無い使い方じゃない。水樹歌唱VS彩陽歌唱が画面でぶつかり合うところが早く見たいのよ。「マクロスF」でシェリルとランカが対峙から共闘したみたいな、ああいう自然な「歌バトル」の流れがさ。いつの日にかそれが叶うまで、この作品を見続けたいと思いますけど。

 そして、そんなバトルを完全に蚊帳の外で見せ付けられたのが響である。翼の禁断の必殺技「絶唱」をトラウマレベルでたたき込まれ、奏→翼と受け継がれた、命がけの忌むべきシンフォギアの呪いが、そっくりそのまま響の人生を狂わせる。幸か不幸か翼は一命は取り留めたようだが、恐るべきは「絶唱」である。あれって、歌の種類によって効果が違うってことなんだろうかね。てっきり「とにかくシンフォギアを起動するならなんでもいいから歌えばいい」くらいの関係だと思ってたんだけど……FFの吟遊詩人みたいに、パワーが上がる歌とか、防御力が上がる歌もあるのかも。だとすると、うっかり適当に選曲したら突然死ぬ、とかもあるのか。なにそれ、怖い。

 結局、あやひマスクに逃げられ、ボロボロの翼だけが残された。そして、そんな状況を見た響を元気づけてくれたのが、意地でも一般人スタンスを貫き通す未来ちゃんなわけだが、彼女の薄幸そうなキャラクターは、最終的にとばっちりで死ぬか、敵側に回りそうな気がして仕方ない。翼VSあやひマスク、響VS未来ちゃんの構図とか。これも壮絶だな。事務所で言うならシグマVSミューレ、プロフィット対大沢。これを見守る先輩が81で、司令官ポジションに青二とマウスがいる。すげぇな、これでアイムかアーツがどこかに居れば完璧だったな。

 結局、翼の鉄の意志は響に影響を与えたわけだが、その結果が「強くなるためにカンフー修行」というよく分からない方向に繋がった。エンディングロールと歌唱のバックで流れていた修行風景は、イメージ映像とかじゃなくて実際に2人でやった光景なんだよね。一体どこへ向かう気なんだか。多分翼もそんな修行はしてないんじゃないかな。ボイトレとかして歌に特化した方が強そうな気もするし。まぁいいや、まっすぐなのは悪いことじゃありません。頑張れ響。そして、頑張れ歌を歌う中の人。

拍手

 沢城先輩に手込めにされるあおちゃんマジウェッヒヒ、第3話。ボチボチ、この作品の良い部分と悪い部分がはっきりしてきたみたいですな。

 意外なことに、シナリオ面では案外統制の取れたお話になっている。「歌って戦う」という根本的なデザインのおかしさを除けば、翼が奏を思うあまりに響にぶつけてしまう感情は2話にわたって描かれてきたのでそれなりの説得力を持つし、響が戦うモチベーションに関しても、単細胞な性格が幸いしてそこまで不自然なものではない。また、響は過去になにがしかの秘密があることも仄めかされており、そのあたりへ興味を引っ張る役割もそつなくこなしている。ノイズや聖遺物についての謎も安易ではあるがシンプルで見やすくなっており、この手のオサレ能力バトルものにありがちな「何が目的で何を手段として戦っているのかよく分からない!」っていう状況にはなっていないのだ。ま、ノイズの存在については突っ込みどころは多い気もするけど、そのへんは1話で散々わらかしてもらったので良しとしよう。

 アニメの中身としても、戦闘シーンに気合いが入っているのはよく分かる。技名表示を伴った大見得を切る演出は何だか浮いている気もするのだが、がむしゃらに戦う響の壊れた感じとか、圧倒的なシンフォギアのパワーはよく出ていると思う。これにあおちゃん達の気持ちの良い演技が乗っかって、求心力は非常に高い。このままの中身で見せ場を連発してくれるなら、案外当たりの作品になるのかもしれない。

 ただ、不満が無いわけではない。一番問題なのは、現代アニメとしてはちょっとまずいくらいの作画の手抜き部分。1話からずっとキャラ作監が落ち着かず、何だか違う作品のキャラが共存しているような違和感についても気になるところだが、それにも増してバトルのような見せ場以外の処理があまりに適当過ぎる。一番笑ったのは翼がマネージャーを連れて基地の廊下を歩いてるカット。一体どんな方法で歩行しているのか全く分からない、動画のイロハも知らないようなひどいシーン。次のカットも一切動画を埋めずに動かすという紙芝居じみた処理になっており、「もう少し細かい部分に気を遣ってもらわないと……」と心底しょんぼりした。こういう些末な部分から作品を見限る人間だっているのだから、最低限のお仕事はちゃんとして欲しいものである。

 ま、今回のラストで彩陽キャラも登場し、悠木・沢城・高垣という我が心の「まじもん」3人が出揃った。この作品、中の人中心でお話を見てると面白いのよ。「高山みなみの業績に憧れてストイックに歌の道に励む水樹奈々」に憧れたあおちゃんが空気読まずに「私も歌を頑張ります!」って言って飛び込んできて、水樹奈々が「歌い手ってのはそんな甘いもんじゃねぇんだよ! お前がTWO-MIXになれるわけねぇだろ!」と叫んではねのける。それを「歌とかどうでもいいや」って高見の見物してる沢城先輩が煽る。そこに、全然違う経緯で同じ道に進んだ優等生の彩陽が登場。次回、現場のたたき上げVS音大卒。

拍手

 レズレズじゃのう、第2話。あ、そこは注目すべき点じゃないんですかね。個人的には、1話目よりも2話目の方が盛り上がっています。何故かっていうと、あおちゃんの台詞が一気に増えたから。ウェヒヒ。

 典型的な巻き込まれがた覚醒パターン。不完全な形でシンフォギアとして覚醒した響と、その先輩である翼。本作でメインとなるであろう2人の出会いは、なかなか思うようにはいかなかった。未だ明かされぬ理由で「人助け」に対して不可解な意欲を示す響に対し、大切な人・奏の遺物を所持し、神格化されたあの姿に変身する響を快く思わない翼。本来ならば助け合わねばならない2人だが、出会いのすれ違いは何ともデリケートな問題から始まっている。

 とかいうシリアスな中身の話は正直そこまで大事じゃないんだ。何が大事かって、そんな聖遺物に誘発された響が、歌いはじめちゃったことである。この子たち、戦っている間も本当に真剣に歌ってるのが真面目なんだかふざけてるんだか。変身シーンでも当然歌っているわけだが、なんだか「変身シーンのBGMを自分で口ずさんでいる痛い子」みたいでちょっと切ない。そしてあんだけダイナミックに動きながら息も切らさず歌っちゃっている図は、流石にどっか違和感もあるのだ。「歌が戦い」「歌が武器」というのがこの作品最大の売りなんだろうけど、いまんところ笑える要素にこそなれ、面白い要素としてはちょっと機能しきってないような感じ。今後本当にこれがシナリオ面に関わってくるんだったら面白いんだけどなぁ(現状では、アレが歌である必要が無いのだ。別に念仏でも早口言葉でもいいし、単に精神統一でパワーアップ、とかでもシナリオには大した差が出ないはず)。

 とまぁ、シナリオ面にはまだまだ不安要素は多いものの、冒頭でも書いた通りに「あおちゃんがとにかく騒ぐ」というのが最大の素敵ポイント。やはり巻き込まれてバタバタしているあおちゃんは良いな。悲鳴や雄叫びにもキレがあるし、緩急のついたヒロインボイスが堂に入っている。このキンキンした声が不愉快さを伴わずにスッと入ってきて満足行くキャラクターに仕上がるというのは、やはり悠木碧マジックと言わねばなるまい。そして、前回不安視していたあおちゃんのお歌だが……まぁ、アリ、かな? 完全にキャラ声歌唱というか、どこまで行っても紅白に出場したりはしない歌には違いないが、それなりに真剣さが伝わってくるし、思ったよりも作品世界を壊す要因にはなっていない。このまま水樹奈々とのコラボが実現するというなら、あおちゃん本人にしても嬉しいサプライズだ。いや、歌い手方向にキャリアを伸ばさなくてもいいんですけどね。

 歌い手方向といえば、エンディングが今回から彩陽担当曲(正規版か)にスイッチした。これはもう、夢のコラボと言わざるを得ない。オープニングをアニソン演歌の大家がつとめ、エンディングはアニソン声楽家が担当。確かに、ここまで固めれば「歌うアニメ」という看板も嘘じゃない。ここで歌っているってことは、当然彩陽キャラもそのうち出てくるってことになるわけで……別にラスボスとかでもいいぜ! 丁度どこぞのガンダムでもライバルキャラとして頑張ってるとこだし、悪役彩陽も見てみたい! 違うと思うけど!

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[04/26 な]
[04/25 な]
[04/19 NONAME]
[04/17 NONAME]
[04/17 NONAME]
バーコード