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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 殺し合えー、第5話。幸か不幸か、今週は新たな犠牲者を出さずに済みましたね。先週のルーラさんの尊い犠牲に感謝しなければ。

 今週はより視野を広げて、残ったメンバーの関係性を作っていくお話。その中心になったのはシスターナナ。彼女とそのパートナーであるウィンタープリズン(以下WP)は今回変身前の姿が公開されたが、なんと2人はSW&ラピュセルコンビと同様、リアル世界でもパートナー関係であった。WPの方は男性なのか、それとも男装の令嬢なのかはよく分からなかったが(多分シスターが「魔法少女にしてあげたい」と願ったのだから、普通に考えたら女性なんだろうな)、シスターが彼女(?)に全幅の信頼を置いていたのは間違いないし、加えてWP側もシスターを心から愛しているのは事実のようだ。

 そんなシスターの性格設定は、この手のデスゲームでは必ず1人はいる「ろくに対策も考えずに博愛の理想論を唱えるヤツ」である。どうもキュアフェリーチェと同じ声のせいで「純真無垢」なイメージが付きまとってしまうが、実際にはリアルでは社会人になっている年齢に見えるので、こちらは単に現状を飲み込めない残念な子というだけのようである。片っ端から他の魔法少女とコンタクトを取って「仲良くしましょう」と訴えていくが、そんなことをしても反発されるか、利用されるかのどちらかしかない。案の定、最初に会ったトップスピード(以下TS)&リップルコンビとは上手くいかなかった。TSの方は楽天家なので脈が無いわけでもないのだが、リップルはどうにも人間不信の気があるようで、シスターのお花畑な理想論に露骨な嫌悪感を示していた。まぁ、駄目なものを駄目とはっきり言ってあげる分、まだ対応としては優しいのだろうけど。今回TSの出番はここだけだったが、「あと一ヶ月は生きなければいけない」という意味深な発言はちょっと気になるところ。彼女も彼女でリアルに色々と抱えてるんでしょうね。

 次にシスターがコンタクトを取ったのが、現在はカラミティメアリ(以下CM)とつるんでいるマジカロイド44。こちらはCMさんも太鼓判を押すほどの「クズ」であり、天然お馬鹿なシスターのことをばっちり利用しようと考えている。ただ、マジカロイドの不思議なところは、決して生き残り合戦の駒として利用するのでなく、リアルマネーの稼ぎ先としてシスターを囲っているというところ。まぁ、まだ問題が起こる前からこの関係性は続いていたわけで、マジカロイド側としてはなるべくシスターにも生き残ってもらいながら、自分が最大限に稼げる方法を模索したいところなのだろう。ついでにCMともつるんでおけば、現実世界のアングラなお仕事でキャンディもマネーも稼ぎ放題である。そういえば「困っている人を助ければ、それが善人であれ悪人であれキャンディは手に入る」っていうシステムが明かされたわけだが、もう、こうなると運営側が何を思って魔法少女システムを立ち上げたのかはさっぱりわからねぇな。元々善意だけのものではなかろうが、本当に単なるゲーム感覚なんでしょうかね。この町の住人もとばっちりでこんな目に遭わされていい迷惑である。

 シスターが面会した3組目の人物は「森の音楽家」クランベリー。CV緒方恵美というミステリアスなキャラだったが、蓋を開ければなんと単なる戦闘狂。俺より強いヤツに会いに行きたいがために魔法少女業を営んでいるという変わり種だ。つまり、運営側のひでぇ提案などなくとも、コイツは放っておいたら魔法少女狩りを始めた可能性があるわけだね。これまたデスゲーム設定ではありがちな、「ルールとか生き残りとかどうでもいいから人を殺して楽しみたい」枠である。まぁ、闇討ちとか毒殺とか、そういう卑怯な手段に出ないだけまだマシではあるか。当然シスターとの交渉は決裂。WPとの白熱のバトルの末に水入りとなった。クランベリーの恐ろしいところは、この町で最古参の魔法少女という特権的立場のためなのか、ファヴと直接つながってルールに干渉出来そうなところ。口先だけ「コネがある」とか言っていたマジカロイドとは訳が違い、ファヴの口からあっさりとシスターの能力を漏洩されたりしている。ファヴははっきりと今回の騒動を「ゲーム」と言っている。となると、やっぱり魔法少女システムの目的って単に嫌らしい殺し合いを白熱させることが目的ってことになるのかね。キャンディ譲渡ルールとか、明らかに殺し合いに向かうように調整してるしなぁ。クランベリーは、損得だけで動かないところを見込んで運営側が囲ったスイーパーってことなんだろうな。

 こうしてシスターの思惑はほぼハズレ。最後には新人魔法少女のハードゴア・アリスとも接触したが、残念ながらこちらは全く話が通じずに終わってしまった。謎の幼女は、ひたすらSWだけを追い求めているようなのだが、魔法少女どうしでそんな因縁ってあるもんなんですかね。SWなんて魔法少女になってまだ間もないはずなのだが……。ちなみに、当のSWさんはというと、こんだけピンチな状態が吊り橋効果をもたらしているのか、幼馴染みのラピュセルのことが気になってラブモードに発展中。表面的には百合だけど根っこの部分では正統派の中学生カップル。いいのか、悪いのか……まぁ、颯太君、確実にその辺で死にそうな気はしますけどね。

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 たまの名字って犬吠埼なのかよ、第4話。ややこしいから風先輩の中の人と入れ替わってもらえませんかね?

 コンスタントにエグい展開の続くお話。まぁ、この状況でお気楽水着回とか単なるギャグ回なんて入るわけもないのだから、あくまで予定調和の鬱ではあるが。なかなか絶妙なところを突いてきますな。気が利いているのは今回のサブタイトル。メインでやってることは真逆なんだけど、一応魔法少女どうしで緩やかな同盟関係が結成されたり、それっぽい展開もあるといえばあるのが皮肉なところ。参加者が16人もいるとなると、どこで何が起こっても不思議じゃないね。これだけの人数の女の子が愛憎入り乱れるデスゲームを繰り広げる展開っていうと、我が心の故郷である「舞-HiME」を思い出します。そういえばあの時も参戦していたキャストが1名だけいますね。もう10年以上も前の作品だというのに……。

 さて、そろそろ世界観も見えてきたし、今一度状況を確認しておこう。ゲームのミッションは「16人の魔法少女の中で上位8位までを維持すること」。もっと短期の目標で言えば「毎週、ランキングで最下位を免れること」。分かりやすい設定ではあるのだが、「キャンディーの数」が順位を示し、そのキャンディーの取得規準がいまいちはっきりしないために一番気になる部分はかなりファジーな設定。今回のお話ではそのファジーな部分で一番「どないやねん」という要素が発生していたので、ちょっとその部分は気になる。何しろ、ダントツのスノーホワイト(以下SW)が一週間で集めたキャンディーの数は2万を超えたという。他の魔法少女達だって命がかかっていることは分かっているのだからそれなりに必死にキャンディー稼ぎをしていたはずなのに、SWから強奪したものを分配する以前に、スイムスイムの持ち数は400程度だったというのだ。あまりにもチートが過ぎる状態である。そして、キャンディーを稼ぐ方法は「善行を積む」ことであることも明言されているが、この善行の判断基準も定かではない。前回、たまの能力を使った廃棄物処理ミッションでは、能力を使ったたま以外にも、斡旋したルーラの方にもキャンディーが回ってくる、みたいな言い方をしており、さらに「これだけの仕事ならかなりの数のキャンディーが期待できる」とも言っていた。つまり、ミッションの難度や地域貢献度がキャンディーの配布数に影響するということ。

 さらに、魔法少女の削減政策が発表された理由について、ファヴは「1つの地域に16人は流石に多すぎたから」と言っており、「魔法少女は漠然と担当地域が決まっている」とも言っていた。つまり、現在16人の魔法少女たちは、かなり限られた範囲で、近隣の魔法少女に気を遣った状態でキャンディーを集めていたはずで、「自分のエリアで選択可能なミッション」にはかなり制限があるはずなのだ。そんな状態で、いくらなんでも4002万なんてとんでもない格差が生まれるものなのだろうか。担当地域の治安が全然違うとか、そういう偶然でもない限りは成し得ない比率だと思うのだが……。まぁ、それだけSWが優秀ということなのかもしれないが……。

 まぁ、一応文句はつけてみたが、ぶっちゃけ、今作においてそういうディティールは割とどうでもいい。キャンディーの数はあくまで各自のステータスを表すパラメーター程度の扱いであり、あとは個々の魔法少女がいかに他人を蹴落としていくかという陰惨な戦いを眺める悪趣味な楽しみ方がメインなのだから。今回の犠牲者は「支配者」であったはずのルーラ。良いキャラだったのでまさかここで退場するとは思っていなかったのだが、よく言われる「女の友情関係」みたいなのが一番ひどい形で表れた、何とも後味の悪い展開である。「他人にギャーギャー文句ばかり言うお局様が蹴落とされる」という大枠だけを見れば割と「スカッと」系の話としてもありそうな展開ではあるのだが、別にルーラは悪い奴ではないんだよね。前回も言っていたけど、部下をとりまとめて利益を分配する経営者としては問題のない働きをしていたわけだし、今回だってスイムスイムを重用して彼女に厚遇を与えるなど、ちゃんと部下の能力に見合った評定を下している。これまで自分が「社会的立場」というレッテルのみで苦い経験を繰り返してきたため、彼女の施す完全歩合制、実力主義の評価姿勢は厳正で、まっとうなものであったのだ。

 そして、そんな彼女が命を落とすことになった直接の原因は、一番目をかけていたスイムスイムのまさかの造反。これでスイムスイムが彼女のことを憎んでいたことが理由ならばしょうがないという気にもなろうが、なんと、彼女の動機は「ルーラへの忠誠と憧れ」だったのである。未だスイムスイムの内面が見えていないので彼女がどのように振り切れてしまったのかは定かでないが、「立派に期待に応える仕事をしてみせよ」というルーラの命令が彼女の中で「ルーラのようになる」に変質し、さらにそこに運命の悪戯であるねむりんの一言が混ざり合い、常人には理解されない、悲劇の造反を産みだしてしまった。おそらくスイムスイムは今も変わらずルーラを敬愛しているであろうことが、この造反を薄気味悪いものに仕上げている。

 彼女が組織を率いる「新リーダー(敢えて正確に言うなら「新ルーラー(ruler)」だろうか)」になれるとも思えないのだが……目指すべき目標が目の前から消えた彼女がどこまで自分の「願い」を追いかけ続けられるのか。今後が気になるところだ。「社会的因習に縛られ、実力もない者が幅を利かせている世界」に嫌気がさして魔法少女になったルーラが、最終的には自分が最も憎んでいた「実力もなく、努力もしないくせに言いたいことだけを言っている」ピーキー姉妹に殺されてしまうという皮肉も注目に値するポイントで、現在「小悪党」の役割を一手に担っているあの双子天使も、今後はろくでもない死に方をすることになるんだろう(ルーラがいなかったら弱そうだし)。一週間に1人ずつの退場になるはずだが、片割れが落ちたあとに残された双子の絶望的な様子とかも見てみたいところだなぁ。

 他のキャラもチェックしておくと、短いシーンで強烈な印象を残していくのは、圧倒的ラスボス感がたまらないカラミティ・メアリ。やっぱりお姉ちゃんボイスの悪役はいつ見ても良いものだ。そして私が絶賛応援中のトップスピード。この期に及んでお気楽姿勢を崩さないのは大したもの。そんな彼女に不満顔でも付き合ってあげているリップルの良い人オーラにも注目。この2人の絡みを見てると、中の人的にピンク色のクマの幻影が見えていきそう。

 まだまだ残っているキャラも多いし、ここからサバイバルも勢いを増していくことだろう。「舞-HiME」同様、どんどん目から光が消えていく女の子たちの活躍を楽しみにしたい。

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 海猫があんまり可愛くないな……第3話。せっかくの猫なのに……あれ、やっぱりしっとりしてるんだろうか、つるっとしてるんだろうか。生臭いんだろうか……。地上でもあれだけの機動性でさらに水中無敵って、下手したら今回のラスボスはバジュラすら乗り越えた海猫なんじゃね?

 順調に進路を進んでいる感のある3話目。ちょっと前までニートとフリーターだった主人公カップル。かたや生まれながらの才能でオーディション突破、かたやなんでかよく分からないけどデルタ小隊の隊長に目を付けられてのヘッドハンティング。これ以上無いくらいの出世街道。しかも、前回「お互いに就職したら会う可能性が減るんじゃ?」とか思ってたら、デルタ小隊ってワルキューレの護衛専門部隊なのか。まさかの一つ屋根の下。ワルキューレも小隊メンバーも全員が仲良く暮らしておりました。ミラージュさんは軍属では紅一点なのね。まぁ、やたら女っ気の多い所帯だからあんまり違和感ないけど。料理を作ってたおかみさんのエプロン姿、おっぱい出し過ぎじゃないですかね。

 出世街道とは言ったものの、2人ともそう簡単に新しい職場で頭角を現すことが出来るわけじゃない。「ちょっと調子が上がらない」レベルのフレイアはいいとしても、ハヤテの方はそもそも飛行機にたたき込まれると酔うっていう。付いたあだ名は今期アニメでは2人目の「ゲロ」。なんでこいつスカウトされたんだか。しかし、風と仲良くなりたい君の我が儘勝手っぷりはそんな洗礼にもケロッとしたもので、座学はサボるし体育もサボる。とりあえず飛行機に乗りたいマン。そりゃ、堅物のミラージュ先生は怒りますよ。突きつけられた「最終試験」は割と易しめのハンデマッチとはいえ、ついさっきまでゲロ吐いてた奴に課す試練としてはなかなかハードだ。

 でもまぁ、主人公だからなぁ。テンションが上がってなかったフレイアの方はハヤテのピンチを見て一気に野生解放。さらにその歌を聞いたハヤテもテンションが上がってガウォークからの逆転劇。むー、もうどこをどう切り取ってもこの2人がカップルじゃないですか。三角関係が生まれる余地がないじゃないですか。フレイアは完全にハヤテのことを応援する気だし、ハヤテもフレイアの歌に運命的な相性を感じさせる。ここにミラージュさんが割ってはいる意味ってあるんかね? 先週に引き続きですが、やっぱりフレイアちゃんが可愛いからなぁ。ドヤ顔も似合うしなぁ。もう、この2人を互いに盛り立てあえるように常時同じ空間に放り込んでおけばいいと思うよ。

 

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 サブヒロイン・ミラージュさんの「油断したら突撃しそう」感は異常、第2話。わたくしあらゆる可能性を鑑みましたが、ここは突撃しかないかと!

 いい感じに進んでますね。まさか2話目でさっさとオーディションが終わるとは思ってなかった。いや、そもそもフレイアは受ける以前から終わってたわけだが……まぁ、ワルキューレに参加してからが本編だから、ここは思いっきりご都合主義だがさっさと進めるか。ご都合主義というと聞こえは悪いが、そもそもマクロスって才能がバリバリある人間が適材適所に収まって活躍する話だからな、1話目こそ「フリーターとワナビーの珍道中」だが、2話目にしてさっさと「選ばれしパイロットと選ばれし歌姫」にランクアップしたよ。しょうがない、なんか歌が凄いんだから。ちゃんとオーディションで実力を見せてくれてるし、身の丈に合わないポジションっていう印象もないけどね。そもそも我々視聴者から見たらワルキューレがどんだけの栄職なのかも定かじゃないしな。

 2話目で改めて確認したかったのは、何と言ってもフレイアちゃんの人となり。前作「F」では容赦無くシェリル派だった私ですが、今回のフレイアはかなり可愛いと思いながら見ています。1つは、キャラデザが可愛い。ランカの焼き直しみたいなデザインではあるのだが、笑ったり怒ったりで案外デフォルメになる機会も多くて、そういうときのコロコロした表情が可愛らしい。このあたりのデザイン性は「F」の時よりも好みだ。そして、中の人の仕事も割と良い。これまたランカと比べてしまうが、やっぱりスタート地点が違うんだな。まだまだ拙いのは事実だが、それでも不思議と愛嬌があって聞かせてくれる。おそらく、ランカと違って方言キャラに設定されてるのがプラスに働いてるんじゃないかな。何ともイモっぽいおねーちゃんの田舎じみた雰囲気が、声の拙さと上手く接続していて「上京してきた夢見る少女」像を形作っているのだ。まぁ、そのために今後の活躍シーンで上手く身の丈に合った仕事ができるかどうかは分からないのだが、少なくとも現時点でフリーター青年とわいわいやる分には丁度良い声だ。

 また、今作はヒロインの配置が色々と賑やかで、てっきりワルキューレで一番目立ってるあみっけがメインヒロインなのかと思っていたら、あっちはあくまでもアイドルとしてのトップなのね。スタッフロールを見る限りでは、堅物ヒロインミラージュが対抗馬になるようだ。現状だと主人公・ハヤテとの絡み方が非常に雑なのだが……今後どうやって親交を深めていくことになるのだろう。奇しくも同じ職場についちゃうみたいだし、今後の距離を考えたらむしろフレイアよりも近くなるかもしれんが。シェリルとランカみたいに「2人の歌姫」ではないので、並び立つように三角関係を作ることは出来ないんだよね。どのあたりで萌えポイントを稼ぐことになるのか……。

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どこに行くのかよく分からなくなってきた第10話。雰囲気は維持されてるし、見ていたら退屈することは決して無いんだけど……なんだろ、この捉えどころの無さは。やっぱり一番最初に不安だった「デスゲーム設定はグダグダになる」が現実味を帯びてきたのか……

 前回までのおいぬ様騒動が一段落して、次なる日記所有者とのバトルに続くのかと思ったら、なんだかそういうわけじゃない。今回はスタートしたのがいきなりみねね視点だ。しかも過去の回想で、ムルムルが介入しやがったおかげでどこまでが本当で何が伝えたいエピソードだったのかよく分からない。原作を読んでないから分からないんだけど、ちょっと調べてみたら、「未来日記」を冠する作品は何重かに用意されており、それらからつまんできた内容なのかもしれない(分からんけど)。結局みねねが過去に何を行い、今の彼女の生き様にどのような影響を与えているのかはよく分からない。彼女の生い立ちを考えればシリアスなものなはずなのに、ムルムル視点だとギャグにしかならないのがちぐはぐだ。そもそも、このタイミングでなんでみねねの心境を追う必要があるのかも見えてこない。ただでさえ秋瀬の存在のせいでベースとなる人間関係がややこしいというのに、そこに注力しないで脇のエピソードに行かれると筋が追いにくいのだ。

 確か2クールものだったはずなので急がなくていいっていう理由はあるのかもしれないけど、こういう作品の胆はいかに緊張感を維持して引っ張るかなのだから、もう少し主線を見やすくしてもらえると助かるんだけどね。一応、最終的には或、雪輝、由乃の3人に収束するようにエピソードが組んであったので、多分構成してる側は意識してるとは思うんだけどねぇ。

 でもね、すごく駄目なことだとは思うんだけど、この作品の女の子は可愛いから見入ってしまうんだよね。よく分からんエピソードのみねねも、普段の様子からは想像も出来ない顔を見せてくれたりして、不覚にも「案外可愛い子か!」と思ってしまった。完全にウェディングムードを固めつつある由乃もしおらしい様子ならば実に可愛らしいもので、雪輝が「何で好きになっちゃいけないんだっけ?」と悩みはじめた時点で「You つきあっちゃいなよ」と思ってしまう。由乃と家庭を持てば将来も安定だよ(まぁ、血の気は多かろうが)。

 そして、何回か書いてるけど、やっぱり相沢舞の演技プランが楽しい。ここでしか聴けないテンションなのに加えて、今回はコロコロと表情を変えてくれたので、これまた新鮮な部分を楽しむことが出来た。今作はメイン二人の中の人とかムルムルの中の人とか、新人もたくさん頑張ってるし、そっち方面でも興味深い作品ではあるんだよね。

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ところで宅配便屋さんはどこに行ったんだろうね? 第7話。細かく見ると色々と謎な要素が多いんですけどね、そういうところをつつく作品じゃないってことは分かってるのでスルーしましょう。きっとすごく忙しい配達の最中だったんだよ。

 VS 5th戦は割とあっさり終了。鳴り物入りで登場した割にはちょっと尻すぼみだったような気がしないでもないが、しょせんは幼稚園児である。あんまり頑張られてもどんどん嘘くさくなるばっかりだし、このくらいのバランスが丁度良いのかもしれない。やってることは色々とエグかったけど、礼佑が取った作戦って、全部「持たざる者」の作戦なんだよね。いや、どうやって幼稚園児が毒ガスや毒物を手に入れたのかは知らないけどさ。全て奇襲や奇策ばかりで、正面から挑んだら敵わないことは知っている戦い方。そして、色々やっているようには見えるけど、実際は毒物関係が2回、電撃が2回と、そこまでバリエーションが多いわけでもない。そう考えると、「ものすごく頭の良い幼稚園児がゲーム感覚で挑んだ殺し合い」としての加減は絶妙なものである。真っ直ぐ挑もうとすると、冷静な突っ込みどころ、「もう、由乃と雪輝はそのガキふんじばっておけよ」があからさまになってしまうので、こうして少しずつ遠回しなバトルを続けるくらいが、ギリギリ譲歩出来るポイントなのだ。

 そして、このくらいの「嘘だろうけど、何となくホントだったら怖い」くらいの殺し合いって、割と楽しい題材だ。武器に使うのが金槌やナイフ、バトルフィールドも単なる一軒家の中で、階段を挟んで上下で対峙したり、やろうと思えば自宅で実践できそうな殺し合い。「生活に近い生き死に」って、厨二じゃなくても一度は妄想してみる題材だしね。JOJOでいうなら第4部のような怖さ、そういうものが上手く出ていれば、題材としては割と面白いバトルではなかろうか。

 ま、実際は前述の通りに今ひとつ分からんポイントもあるにはあるのだが、そうした「事件の小ささ」は、学校爆破テロや新興宗教一斉催眠事件よりも面白い題材だった。狭い自宅で戦ったことで、雪輝と由乃の関係性も、不自然でない程度には近付くことも出来たしね。ミニトマトの重さまで覚えてる嫁さんを貰ったら色々と不便は多い気がするけどさ……

 そして、今回はやはりなんといっても礼佑役の真田アサミが良い味を出していた。パペットも使って1人3役での幼稚園児役。アサ姉の使いやすさは、やっぱりこの辺の役どころに現れる気がしますね。良い年の取り方をしているなぁ、と。

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ママさん素敵ね、第6話。何故あの母親に育てられたのに雪輝はあんななんだろう。もう少し社交的な子に育ってもおかしくないと思うのだが……

 今回は前回までと打って変わって、バトル要素が全く無い状態で日常(?)を描いた回。考えてみりゃ、日記バトルって9thみたいな危ない奴がいなければ、持ち主同士が積極的に引き合う理由もないんだよね。もちろん、生き残りのために積極的に他者を間引こうとする奴がいるのは当たり前だろうけど。スタンド使いみたいに引かれあうとかいう設定ではないので、自分の意志で近付いてくる危ない奴だけがアクセスしてくるって寸法だ。

 そう考えると、今回登場した子供さん(5thらしいけど)が、何故たまたま天野家の世話になることになったのかは謎だ。幼稚園児程度の人間じゃ、どれだけ謀略を巡らせようとも自分を養ってくれる人間までは選べないような気もするのだが。今回奴が天野家を訪れたのはたまたまなのか、それともまだ明かされていない日記の性質が、そうした運命操作の能力に長けているのか……まぁ、何にせよあのくらいの歳の子供に「日記を使った生き残りバトルに興じてくれ」って言われても分からない気がするけどな。なんか歳に似合わず利発そうなお子さんだー。声が真田アサミだからか。

 でもまぁ、そんな新キャラよりも、個人的に気になるのはママンの方なのさ。良いキャラのおふくろさんじゃないか。CVは三石琴乃のイメージだけど、実際はぱぷりおん・水原さん。同時期にあんなナイスなママン役とシルシル役やってるのが楽しい。水原ボイスだと自然に気っ風の良いまっすぐなお母さんになりますね。おかげで由乃の魔の手にかからずに済んだし、公認になっちゃったんだから、もう雪輝も既成事実を作って観念するしかなさそうだぞ。

 そういや、今回のCパートはサイドストーリーでも何でもなくて、アナザーストーリーでしたね。いや、あれをストーリーと呼ぶのかどうかは知らんけど。ムルムルは何がしたいのよ。そして、何でアニメ界ってカツオを釣り上げると必ず静止画になるのよ。ソースは「超電磁砲」。

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本当にろくでもないっ!! 第5話。不覚にもあの台詞には笑っちまったよ。先週前半までは12th強そうだったのにねぇ。

 正直言うと、「能力バトルもの」としてはそこまで面白いもんじゃないこの作品。今回の最大の眼目である6thとの決戦についても、「いや、そんなあっけなさ過ぎるだろ……」という尻すぼみの決着だし、未だに日記の能力や制限がはっきりしないせいで、何を中心にバトル要素を見たら楽しいのかも分からない。決戦のシーンでは、雪輝が投げた鞠がなんか必要無くて、単にダーツ投げてもささってたんじゃないか? 6thの能力はあくまで「信者の見たものが見える」だけなんだから、誰がどこを見てようとあのダーツは避けられなかったろう。そもそも、あのサイズの巻物にダーツが刺さっただけで負けって、最初から圧倒的ハンデ戦じゃねぇかよ。そして由乃のチート能力もずるいな。

 などと、色々と首をかしげる要素は有りつつも、それを勢いで見せる構成と細田さんの全力を注ぎ込んだ凝った動画は非常に見応えがある。今回はエロありグロありの頑張った画面になっていたし、特にエロ方面では開けっぴろげになりつつも細やかな焦らし方で見せる阿漕さがたまらない。ま、こんなんばっかやってるからアニメって深夜の文化なんだけどさ。

 そして、謎サプライズが提供されたのはCパートのムルムルさんコーナーである。クレイアニメなんて「まなびストレート」以来ですよ。しかも完全捨てキャラであるはずの12thのエピソードがあれで描かれてるんだから、確実に間違った労力の割き方。だがそれがどこかズレたムルムルコーナーの超越性を表しているとも言える。本編のシリアスエログロとのギャップも気持ちよくて、全ての要素をまとめ上げてきちんと1シリーズとして完結している。うむ、よいアニメだ。

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案外スピード落ちてない、第2話。バトルアクションでは充分に見せながら、着実に設定説明を重ね、メインキャラの掘り下げも進んでいます。これ、案外いい流れになってるんじゃなかろうか。

 多分この辺はコミックスで読んだんだと思うのだが、すっかり忘れているので初見な気分で楽しく見られております。今回登場した雨流みねねもなかなか強烈なキャラクターで、もう日記がどうとか、未来がどうとか言う話は関係無しで強い。日記所有者だけでの過酷で孤独な戦いが巻き起こるのかと思っていたら、2話の時点で早くも学校全体を巻き込んでの大規模テロリズムですよ。どういうことですか。ここ最近、こんだけ学校で暴れ回ったのなんてどこぞの多脚型古きものぐらいですよ。これ、来週以降雪輝は完全に重要人物として回りからマークされるよね。あんだけおっかない異常者に目の仇にされたわけだからね……ここまで有名になっちゃったら、正体探し云々もうやむやな気がするぞ。

 今回の見どころは大きく2つ。1つは、2話目でもがっつりディティールまで描き込み、徹底的に「細かい動き」の楽しさを見せてくれる細田さんのコンテワーク。特にこの作品の売りの1つであろう、由乃のちょっとぶっ飛んだ表情や、雪輝の恐怖に怯える表情なんかが少しずつ変化する中間段階が、いちいち「動き」として見えるようになっているのがこだわり。もちろん、その他分かりやすいモーションの取り方も、いかにも細田さんらしいうねっとした動きが癖になります。このまんまのペースで走り抜けられれば凄いんだけどね。

 そして、今回最もびっくりしたのが、実はみねねの中の人であった。今作は雪輝の中の人である富樫美鈴や、由乃の中の人である村田知沙など、若いキャストが基盤を作っている点も注目に値するのだが、今回登場したみねねについては、最初に聞いても誰だか分からんかった。というか、エンドロールを見て「相沢舞なん?!」と驚いても、まだちょっと信じられないくらい。うーむ、こういう引き出しもあったのか。ラジオで地の声を聞いたりしない役者さんの場合、ベースを知らないからちょっと方向性をいじられるとすごく新鮮になります。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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