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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 精神にくるのはやめてくれ、第7話。誰や、オレらの夏休みの生活をどこかで盗撮してるのは。7月が終わったってレベルじゃねーぞ。

 ホント、ネット環境が充実してからというもの、世界というのは本当に狭くなった。何しろ、適当にブラウザを開いているだけで1日が終わるのだ。いや、マジだぜ。後になって振り返ろうにも、自分が何をしていたのかさっぱり覚えてない空白の時間が大量に散らかったりする。ぼんやりしてたわけじゃない。何かを見ていたのは間違い無いのだ。目は疲れているし、下手したら眠気だってある。季節柄パソコンは熱を持って壊れやしないかと冷や冷やものだ。でも、それだけの痕跡を残して、自分には何も残らない。そんな空虚な時間が、一日単位ではなく、週単位、下手したら月単位で消し飛んでいく。これがニートの救いがたい生活である。まだ学生という免罪符を持っていたもこっちも、夏休みという膨大な時間を前にしたらニートと同じなのだ。こうして、若さというのは刻一刻と失われていくのだ。やめて! 本当にそんな現実見たくない! なんやこの苦行アニメ! ブラウザ開いてる間の時間の経過がなまじっかリアルだから救いようが無いわ!

 辛うじてもこっちと自分の差異を見いだすとしたら、私はまかり間違っても動画サイトで生放送をやろうなんて考えもしないということだ。もこっちの無駄なアグレッシブさは本当にどういう衝動なのだろうか。見習いたくはないが、全く共感出来ないので恐ろしいのである。まぁ、流石に実際生放送を始める前にブレーキがかかったのだからセーフかもしれないが……ライブカメラを買うところまでは行くんだよな……可哀想な子……

 オクタならイベントに行くというのが代償行為として空虚な時間を満たす1つの手段かもしれない。それが普段なかなかいけない握手会なんかだと完璧だ。今回はいつものように痛々しいエピソードのつなぎ合わせには違いないが、実は握手会のくだりはもこっちは何一つ悲しい目にあっていない。むしろ見事なプロ根性に支えられ、予想以上の幸せにすら巡り会った。まぁ、だからこそその後の家族との一幕がどん底に見えるのかもしれないが。弟はもこっちの痛々しさを重々承知している。お父さんもこないだ夜中に娘がマッサージ器で昇天しているのを見つけてしまった。残された最後の砦はいつも美味しそうなご飯を作ってくれるお母さんだけだったのだが……救えねぇ。またこうしてもこっちの無駄な創意工夫へのアグレッシブさが仇になったのね……あそこまでがっつり作業しといて、なんでイヤホンジャックの差し間違いに気付かないんだよ……そして、声優好きだったら多分スピーカーから自分の声も一緒に聞こえてきたら盛り上がる以前に挫けると思うよ……なんやねんあの力作音声は……。

 今週のまとめ:鳥ちゃん1人で頑張ってた。やっぱり男性声優ってこういう引き出しの多さがあってこそだよなー。

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 エンディングなんやねん!(2話連続3回目) 第6話。もう、徹底的に下劣な方向に持っていくこのスタンス、素晴らしい統一感だと思います。「君がいた夏は」の「君」ははたして誰なんでしょうかね。

 ド外道安定だが、今回はある意味もこっちが一番幸せになった回と言えなくもない。そして、冒頭で目の下のクマが消えていたもこっちは多分今までで一番美少女。本人の勘違い満載の調子乗りも、アニメの画面的にはあながち嘘でもなかったはずなのである。そして美少女になったということは、それが一切クッションを挟まず全て性的な方向に繋がるのがもこっちクオリティ。「綺麗になった」→「ヤれる!」という恐ろしい直通経路。おかげで、一切のぼかしも規制も入れない状態で本番シーンが描かれるという恐ろしいアニメになったのである(決して嘘はついてない)。「S!E!X!SEX!」!いず様でかい声で何ゆーてはるんですか。いいぞもっとやれ。

 しかしなぁ、ちょっと調子に乗ったとはいえ、やっぱりもこっちの目標としているポイントって謎だよなぁ。全てをなげうったオタク男の場合は、たとえポーズでもなんでも「二次元は最高だぜ!」を決め台詞にして、リア充が荒ぶるイベントからは極力距離を置くように動くはずなのだが、何故かもこっちは機会が一切無いはずなのにちょいちょいそういうイベントに絡みたがる。「一緒に行く相手も見つからないままに花火大会当日を迎えてしまった」って、当たり前やん! オレらずっとそうやん! 今更何を言ってるんだ! まぁ、「女子高生1年目」に並々ならぬ期待と決意を持って挑んでいるのでその現れなのだろうが……もう少し身の程をわきまえた言動を意識してほしいものである。何がどうなったって1日で世界は変わらないんだよ! 徹夜明けで風呂入ってない夏休み前ならなおさらだよ! 蟻が寄ってきただけでも感謝しないと! しかし、実は2杯目のコーラを買うまで、あの最初の1本が蟻を集めた理由だってことに気付いてなかった。一応あのくだりが伏線になってたってことに。ダイエットコーラでも蟻って寄ってくるものなんだろうか? 人工甘味料って栄養価が無いわけで、蟻の嗅覚では反応しない気がするんだけどね。まぁ、もこっちは蟻もたかるくらいいい女だったってことで良しとしよう。朝一で弟から「なんか汚ねぇ」って思われるくらいに。流石に自分の姉の第一印象が「なんか汚い」だったら幻滅するな……まぁ、馬鹿だから仕方ないな……

 結局、女性ホルモン云々はBパートに入るころには無かったことになり、後は転げるようにして今作でも屈指の最低な(もしくは最高の)オチへ。図書館のくだりなんかは別にいらなかった気もするが、オチは予想の斜め下を行っていたのでなかなかクるものがあった。てっきり「思い出の屋上だから優ちゃんが彼氏連れてきてどん底」っていう流れになると思ったのだが、どちらかというと、人としてより救いようの無い方向に行きましたね。あの男子中学生たちは見知らぬ女子高生のおねーさんのことをどう思ったのだろうか……男子が2人いたことを考えると、あのままもこっちもエロ漫画展開に突入出来たような気がするのだが……そこには一切気が回らないあたりは流石である。なんか色々もやもやうずうずするシチュエーションでした。ちなみに、今回のコンテ担当してたの、女性ですよ。それも想像するとうずうずするな!

 今回個人的に愉快だったシーンは、冒頭でいつものように完全スルーで話している女生徒の中を、もこっちが平然と通り過ぎるシーン。4人で輪になって雑談をしている真ん中を突き抜けるが、誰にも気にされないもこっち流石。そして、何が凄いって、翌日の同じようなシーンでは、雑談の輪に男子が交ざっているのだが、その場合にはもこっちはちゃんと他人の後ろを通るのである。男の前を横切る勇気が無いのである。何この(堕)天使。

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 エンディングなんやねん! 第5話。この突っ込み既に2回目やんか! 力の入れ方がいちいちおかしいアニメだな……これ、カラオケに入ったらみんなで歌ってもいいかもしれない。

 これまでのもこっちは「いやぁ、ぼっちに典型的な思考パターンだし、本当に駄目だナ〜」と笑って観られる部分も(部分的に)あったものだが、今回はAパートBパートともに、「何故そうなる……」という超次元発想に基づいているために、完全に異物として存在していた。共感が低いのである意味ギャグとしては観やすくなっているのだが、ただでさえ残念だったもこっちがますます残念度を増すことに……コミュ障の人間って、「正しいコミュニケーションが取れない」だけであって、「間違ったコミュニケーションを取る」と同義ではないはずなのだが。まぁ、この完全にずれたアグレッシブさがあってこそのもこっちの痛さではあるのだが。

 Aパート、まずは「無口キャラ入門」から。思いついた時点でオチが分かるという切ないお話であるが、「無口キャラは話しかけてくれる男キャラがいる前提で成り立っている」という当たり前な真理を教えてくれたので目から鱗である。確かに、あいつら放っておかれたら単なるコミュ障だ。綾波も長門もそりゃコミュ障だ。うん、みんな知ってた。もこっちは怒り心頭でアイアンクローかましてくれる弟さんがいるからいいじゃない。更にカフェに挑むというぼっちには最大難度のミッションにも果敢に攻めるもこっち。このジャンルは既に過去の偉人である相生祐子氏が一大傑作を残しているのでもこっち程度の自爆では大したダメージではないが、相も変わらずこの世界の回りの人たちは良い人ばっかりなのが心に刺さる。あの店員のにーちゃん、蜂蜜まみれの床を掃除することになったんだよなー。やっぱり慣れないカフェはやめてコンビニでコーヒー牛乳を買おう。

 続いてプリクラミッション。プリクラって1400円とかすんのかよ、と一緒に驚く時点であんまり正視出来るお話ではないが、とにかく公式でアヘ顔をさらせるメインヒロインはもこっちだけ。ホントに不細工になれるこの才能……朝凪のエロシチュかよ。弟君がダイレクトにその被害を受けまくってるのがあまりにキツ過ぎる。ほんと、この姉弟の間の愛情関係って謎だよなぁ。普通に考えたら弟君は姉が大っ嫌いになってて然るべきなのだが、それでも何とかやっていけてるのは、よっぽどの人格者だからなのだろうか。部屋中に実の姉のプリクラ(アヘ顔)が散乱している状態って……萌えるようなそうでもないような……。

 そしてラストは夜の蝶ミッション。うん、頭おかしい。その発想は金輪際なかったわ。ヒトラーコピペの音読って初めてきいたかもしれない。なんでこの娘はリア充の生活全否定なのに、ああいう仕事に憧れたり、実際に行動を起こしてみる積極性を出したりするんだろう。そしてよりによってそのスタート地点が「ライター買ってつける」て。些細だよ! まずそこじゃないよ! これが、知識を蓄えているつもりで偏りまくっているネットジャンキーの実体ですね。まぁ、真っ昼間にキャバ嬢のインタビュー流してるようなマスコミがある世界なので、何が正解なのかよく分からんけども。とにかく、歌舞伎町が怖いってことは分かった。ボクも絶対足を踏み入れないようにしたいと思います。確かに、夜の木屋町は怖いです。

 結局いつものように全てのミッションに失敗したもこっち。だが、ラストで母親からの電話のフォローが入り、家族団らんが待っているというのは珍しくハッピーエンドである。あのエンディングさえなければすごく良い話になった気も……あの曲を歌ってた人、一体誰なんでしょうね。どんな気持ちで熱唱したんでしょうね。謎が謎を呼びすぎる作品やでぇ。

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 もこっちのスペックが気になる今日この頃、第4話。考えてみりゃ、黒髪ロングの物静かな女子高生なんて、オタクマインドのど真ん中を射貫くキャラじゃないですか。更に「エロい」までおまけで付いてきます。残った問題はフィジカルの部分ですよ。冒頭の悪夢エピソードからすると、乳はよっぽど無い。きょぬーの人間はうつぶせで寝るのは苦しいそうですからね(ソースは大亀あすか)。しょぼんクッション突っ込んで寝られるってことはよっぽど。更に、その後の痴漢エピソードの立ち姿をみるに、身長もかなり小さい? どれくらいのスペックなんだろう。知りたいような、そうでもないような。

 今回も的確に救いの無いエピソードてんこ盛りでお送りしております本作。斜め上の酷い出来事に、もこっちのSAN値は下がりっぱなしです。そして、その方向性こそが一番正しいというのが救いのない部分です。悪夢のお話は仕方ないとして、問題はその後の教室での一幕である。「眠い」+「欲求不満」=「授業中の淫夢」ってのもどうかと思うが、テスト中に寝てても先生に注意されないレベルってよっぽどである。更に普通のアニメだったら「寝不足のせいでテストの点が散々」っていうのがオチになるのが普通だが、もこっちの場合、テストの点なんてどうでもいいのである。とにかく他人にどん引きされるのがオチになることが運命だから。授業中に女子高生のアヘ顔って、なかなかのエロシチュエーションじゃございません?

 いや、この作品の場合、シチュエーションだけならストレートにエロいものがてんこ盛りなんですよ。「痴漢に憧れる少女」とか、「憧れの下着を買いに行くJK」とか、そのままのルートでいけばエロ漫画のシナリオが軽く2,3本は出来上がるくらいの密度でシチュエーションは揃っている。「ちゅーぶら」なんてアニメもありましたしね。しかし、ただ1点「主人公がもこっちである」というだけで全ての下準備が台無しに。おかしいなぁ。電車の中で言ってること、妄想してることなんかは全部エロいことのはずなのに……優ちゃんだったら余裕でエロいはずなのに……「優ちゃん部分だけ取り出してエロいアニメとしてみる」というのも、ある意味正しい楽しみ方なのかもしれませんよ。もしそれが出来ないのだとしたら、あとは「もこっちのエロクナイ可愛らしさ」を楽しむ以外にはない。何が流石って、1680円のパンツを失ったことを「大きな痛手」と言ってるのに、その心の傷を癒すために何倍もするBLゲームは何の迷いもなく買えてしまうところ。しかもBLはそこまで好きじゃないって言ってるのに。はたして、「そこまで興味が無い」女子はBLゲーで癒されるのだろうか。まぁ、結果的に最高に最悪なラストになってましたけどね。もこっちのお父様、一体どんな気持ちで娘を見ていたのか……成長を喜んで……はいないだろうなぁ。次の日からどんな顔して一緒にご飯食べればいいのかなぁ……その娘さん、しばらく結婚とかしないから大事に面倒見てあげて下さいね。こうしてみると、本当に黒木家はもこっち以外の要素は完璧に揃った「普通のいい家族」なんだなぁ……。「回りの人間は基本全員良い人」というこの作品のセッティングは、もこっちの残念感が際だって、よりやるせないものになってます。

 今週も、圧倒的いず様のエロ台詞が堪能出来るだけで素晴らしいお話でした。いず様だったらシチュエーションさえ揃えば「勃起もんだぜ」くらいは言ってそうな気もする。「どんなパンツはいてんの」くらいは、普通に聞く。最終的な被害者は、何故かそらまる。

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 俺たちの誇り千葉マリーンズ、第3話。千葉押しだということに気付いたのが実は先週だったのは内緒だが、今週はクラスの下駄箱やらなんやらで大量にマリーンズ選手が登場。下駄箱の隣が大松、その他にも大塚、山本などの名前も並んでいた。ちなみに日直の名前が「渡辺/金澤」だったので「金澤って今ソフバンじゃね?」と思ったら金澤違いだった。すまんな、捕手は後ろの方全然覚えてないわ。ちなみに「渡辺」という表記を見て何故か真っ先に「こんなところに渡辺正人が!」と思ってしまったのは謎。違う、そっちじゃなかった。

 さておき、今回も着実に命が削れるポイントを狙ってくるお話。特にAパートの忘れものエピソードは本人も血反吐を吐くくらいのダメージ量だったわけだが、想像するだけで恐ろしくて全身が悪寒まみれである。もこっちは残念ながら黒木のバスケが出来るほどの能力は無く、ステルス桃子のようなギフトも存在していない単なる喪女なので、どれだけ能力を発動しても、すぐ先生にばれる。いちいち先生の言ってる台詞が「お前の常識を押しつけるな!」と(理不尽に)切れたくなるものばかりで本当にいたたまれない。そして一番辛いのは、騒ぎが起こった後に、フツーにとなりの男子が教科書を見せてくれるということである。基本的に、もこっちは一人上手なだけで、別にいじめにあったり、回りから嫌われたりしているわけではない。あくまで奇行に走ったらどん引きされるだけの存在。別に「教科書忘れたから見せて」といえば、何の問題も無く見せてもらえるのである。しかし、それでも「見せてなんて言えやしない」と自ら道を閉ざすのがぼっち流なのである。人と話すことなど言語道断なのである。いいじゃない、現代文なんてノートさえ取っておけば後で復習出来るんだしさ。

 「一人上手なぼっちマインド」が更に痛々しく出てくるのが次の雨宿りエピソードである。ネット巡回が日課なので本当かどうかもよく分からないコミュニケーションのハウツーだけは知っている(つもりになっている)のも引きこもりのメンタリティの問題点。おかげで「何か小粋なことを言わなければならない」「下ネタなら万人が笑う」などなど、確実に実践編が存在しない知識でタクティクスを形成する。おかげであの有様である。自分とは生存レベルが違い過ぎる人類との対話は、どんな知識を動員したところで成立するはずがないのである。自分では普通の言葉を選んでいるつもりなのに聴衆がざわついたりするのである(実話)。心折れるとはまさにコレ。いや、もこっちのはずしっぷりはやはり堂に入ったものではあるのだけども。そして、こちらのお話でもやるせないのが、やっぱり相手になってる男子学生が良い人であるということ。普通の漫画アニメだったらここまでされたら完全にフラグなんだけどなぁ……。

 Bパートに入ると、今作唯一の外界との接点、弟の智貴との絡み。こちらも「姉弟もの」と考えれば色々と刺激的なシチュエーションが多かったはずで、中の人を考えればそのまま人生相談につながってもおかしくないようなお話なのだが、全力で後ろしか向かないもこっちにかかればこんなもの。でも、やっぱり弟君は優しいよね。あんな姉だから放っておけないってのはあるのだろうけど、あそこまでやられてもまだ理解者ではあるんだ。家族の絆は大事だね。いや、あんな姉だけは欲しくないけども。せっかくちょっと良い話風で、土日寝込むオチで軽めに決まったかとおもったところに、安定のゆうちゃん爆弾。いや、そりゃそうなるって分かってましたやん。送信する前から察してたやん。しかもゆうちゃんメール返すの遅くね? まる1日後にあんな返事って、ひょっとして1日中心理テストの答えを必死に考えていたのだろうか。あ、ちなみに私の結果は「非処女」でした。奪われてたかー。

 今回は、なんだか久しぶりに大沼イズムが戻ってきたな、という細かいギミックに溢れる切り替えの早い演出が楽しい回だった。コンテ担当は玉村仁という名前で、大沼さんとの繋がりはそれなりに強いみたいなので、彼の演出方向は分かった上でのお仕事だろう。「黒板ネタ」って久しぶりに見たし、最初の下駄箱のシーンのいじり方や、遠景で舞台風の視点を多用するスタイルなんかも「ぱにぽに」時代の方向性なんかが思い出される。最近新房組でこういうガジェットにまみれた演出方向が減っているので、なんだか懐かしく見させてもらった。個人的には、こういう工夫が色々詰め込まれてる方が好きだな。

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 エンディングなんやねん、第2話。え、これひょっとして毎週変わるの? いや、流石にいず様が歌うヤツがメインだとは思うのだが……でもそれなら今回変える意味もよく分からないよな。いや、面白かったけども。

 1話は顔見せ的エピソードだったので満遍なくもこっちの痛々しさが表れる程度で済んだわけだが、今回からは少しずつ具体的なシチュエーションのも切り込んでおり、よりいっそうSAN値が削られるお話に仕上がっている。もういっそのこと淡々とやってくれりゃいいのに、相変わらず演出面がこなれていていちいち迫力があるのがまたキツい。今回のコンテは神保昌登氏だよ。改めて2話目って大事だな、というのがよく分かるお仕事ぶりでした。今回で方向性が決定づけられたな。

 しかし、一応アニメのもこっちは「原作よりは恵まれていて可愛い」という評判もあるようだ。まぁ、アニメキャラになって線もソフトになっているし、声が付いて動くだけでも多少印象は違う。正直、私も容赦無く「もこっち可愛いやないか」と思ってる人である(漫画版では決してそんなこたぁ無い)。やっぱり声かなぁ。まぁ、作画リソース共々一番魅力を注がれているのは妄想パートなわけだけども。あれってDVD化したら規制がはずれたりするやつなんでしょうか? ……いやぁ、別にいいや、あれは。現時点でいず様が容赦無く下ネタをぶちかましてくれているので、それを聞いているだけでも割と満足してるんです。ちなみに、一番中の人にリンクした瞬間というのは当然歩道橋で女子生徒のスカートの中身を覗いた時なわけだが、何故だろう、いず様の百合営業ってあんまりそういうことしないイメージがある。スカート除いたりおパンツに価値を見いだすのはダチャーンの方の百合営業。いず様はどちらかというと精神的にプレッシャーをかけて籠絡するタイプの百合。彼女からみてもこっちってどういう風に映るんでしょうね。

 いや、中の人の話題はさておくとして、今回はキーとなるキャラが2人登場した。1人は何故か無駄に杉田ボイスのデブ、初芝君。彼はこの後登場するチャンスはあるのでしょうか。無くてもいいけど。そしてもう1人は、花澤ボイスの旧友、優ちゃんである。いやぁ、優ちゃんええ子やね。ここまで良い子だともこっちの友達になれる権利があるわけだ。最後にオチが待っていたとはいえ、デートの日のあいだはもこっちも幸せだったわけで、これはこれで良いお話だったのではなかろうか。本人は卑下しまくるけど、私服もこっちは割と可愛いと思うんだよね。あとはまぁ、結局性根をたたき直さないとどうしようもないけども。無駄に下ネタの語彙だけは豊富になるのがありがちな現象であるが、妄想の方向性がM寄りだったのは彼女の嗜好なのだろうか。単純な厨二だったらテロリスト占拠妄想とかにすればいいわけで、ああいう逆境型を狙うあたり、面倒臭いことこの上ない。いや、気持ちは分かるんだけども。んー、やっぱり近くにいたらいやかな……。

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 年の瀬に重たい! 未放送話数。「ココロコネクト」は1話単位で観ても色々と考えるべき部分が多いヘヴィな作品なのに、それをワンエピソードとはいえ一気に4話。処理しきれずにパンクする。理想的には1話ずつじっくりやりたかったよ。でも、怒濤の展開で一気に観るのも、それはそれで強烈で良いのかも。

 流石に内容が多すぎるので一気にまとめることは断念して、もう、気になった要素をピックアップしていくだけにとどめておく。まず、シナリオラインのメインとなったのは、文研部でもっとも深い闇、伊織のお話。本放送でラストを飾った「カコランダム」でも最後は伊織の話で、あのときには母親との関係性に焦点が当てられていたわけだが、今回はそれよりも根源に立ち返り、彼女の人間性そのものを突き詰めることになる。「二人目」を退けて舞い戻ったふうせんかずらの手によって起こった現象は「感情伝導」。ランダムに思考がだだ漏れる上に、漏れた相手までがきちんと分かってしまうという、実に嫌らしいセッティング。これでエロいことが起こって大変だー、と思っていたら、伊織の場合にはこれまでずっと抱え込んできたキャラとのギャップという面でどつぼにはまっていくことになる。

 ぶっちゃけ、「自己抑制の利かない本音の吐露」という意味では「キズランダム」の時に起こっていた欲望解放とリスクは大差ない。むしろ今回はメンバー以外の人間に影響することがない分だけ易しいともいえるのだが、こと伊織に関しては、発生頻度が高い上にリアルタイムで解決されるために言い訳がきかない今回の現象の方が致命傷になったようである。次第に崩れていく「永瀬伊織」の人格と、それをどこかピントのずれた視点で修復しようと試みる他の4人の関係が何とも痛々しい。15話の時点では本当に救いようがなくて、一体どうやったらここから持ち直せるんだろう、と胃がキリキリする思いだった。だが、実際にはこういうときには外部から茶々がはいることで何とかなってしまうもの。今回華々しく乱入者としてデビューした瀬戸内さんの暴走のおかげで、捨て鉢になっていた伊織は強引に4人の下へと引き戻され、最終的には「永瀬伊織復活!」宣言にまで一気になだれ込む。まぁ、最終話の不良達の行動とか、その後の暴れ方なんかはどう考えてもお話として盛り過ぎだし、ご都合主義以外のなにものでもないのだが、今作は「カコランダム」あたりからシナリオラインの拙さは割と露呈してきていたので、このくらいのぬるさでざっくり処理されるのが無難な落としどころだろう。「どないやねん」と突っ込まれるような脚本でも、今作の最大の見どころである青臭くて生臭い感情部分をしっかり見せることが出来れば、アニメとしての際だちは充分楽しめる。

 今回伊織がどんどん落ちていく様は、非常に共感が持てるし、絶望的なまでのすれ違いぶりは心苦しくなる。「誰も本当の自分を分かってくれない」なんていうのはいかにも思春期に抱えていそうな悩み事であるのだが、こと伊織の場合、「他人に合わせて生き続ける」という自分のスタンスに対してはチクチクと悩み続けていたことだったし、太一と出会って以来、そんな自分に嫌悪感を持っていたのも事実。更に、信頼出来ると思っていた仲間達にまで「キャラと違う」という文句を繰り返されてしまっては、参ってしまうのは仕方ない。本来ならばそんな伊織の心情を察して姫子あたりが素早く渇を入れるべきなのだろうが、今回は現象が現象なだけにみんな戸惑っていたのだろうか、ギリギリになるまで、太一も姫子も「そんなの伊織のキャラじゃない」「昔の伊織に戻ってくれ」と、一番言ってはいけないことを再三言い続けてしまった。「キャラつくってんじゃねーよ」という瀬戸内さんグループの台詞の方が、まだ彼女にとっては救いの手に見えた可能性すらある。いざ問題が片付いてみれば、結局は太一と姫子が「もうどっちでもいいじゃん」と投げっぱなしにしたことが最大のきっかけになったようだが、直前に唯が言っていたことと、最後に太一が言っていたことは実質的に何も変わっていないのに、太一の台詞にだけ伊織が反応するのはなんかずるい気がした。直前の姫子の赤っ恥劇場のおかげなのかな。

 とりあえず、今回の最大の功労者は瀬戸内さんということでファイナルアンサー。今後は不良グループと連んでいる良い子の瀬戸内さんや、彼女の企みで捉えられた伊織、姫子らの薄い本が厚くなることが確定している。もしくは、瀬戸内さんが長い茶髪の先にミョルニルハンマーを装着して振り回す話かもしれない(中の人繋がり)。

 その他のサブキャラとしては、今回も藤島さんが遠慮無用の大活躍。あの子は単なる女子高生ではないな。将来何かでかいことをやる奴なのかもしれない。世界平和のためのロケット打ち上げたり(中の人繋がり)。ただ、出来れば距離をちょっと置いてお付き合いしたいタイプ。そして、今回一番笑ったシーンはごっさんがサックスを演奏してたシーンだったりもする。

 メインのメンバーでは、野郎2人は置いとくとして、相変わらず3人ともキレキレの活躍。「感情伝導」なんて能力がツンデレ2人を擁した文研部に導入されたら、そりゃ盛り上がらざるをえない。唯の非常にシンプルなツンデレっぷりは容赦無く可愛らしい。次第に男嫌いを克服していっているようで、割と自然に外部と接触できるようになっていたり、本気の空手で暴漢を打ちのめしたり、5人の中で一番まっすぐ成長してるのって唯なんだろうな。また、今回の主人公、伊織はクライマックスの感情爆発のシーンが見どころ。仲間を傷つけられてブチ切れた暴走モードの時のドスの利いた声や、全てをぶちまけて泣きわめくシーンなんかがたまりません。久しぶりに良い豊崎劇場が楽しめました。

 そして、豊崎に真っ向から対抗する沢城みゆき大女優。もう、姫子さんがね。いなばんがね、デレばんがね。なんだあれ、なんだみゆきち。なんだ姫子! 姫子さんのおかげで心残りなく年が越せそうです!

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 終わった? 終わった、最終話。まぁ、残った話数はまだどこかで作られることになるらしいので、とりあえず、今回のお話はこれでおしまいである。

 「あ、それでいいのか」というくらいにあっさりと片付いてしまったのは、過去の2エピソードとは随分印象が違う部分。これまでずるずると引きずってきた伊織の家庭事情についての話だったので、そう簡単に片付くわけが無いだろうと思っていたのに、蓋を開けてみればこれまでの諸問題の中で一番あっさりと片付いているのだ。そういう意味じゃ正直拍子抜けではあったのだが、どうも、問題解決直前のふうせんかずらの動きがどこか奇妙だった気もするので、案外奴が陰で動いた結果なんじゃないか、なんて邪推も可能だったり。

 「家庭の問題は母子の勘違いが産みだしたものだった」というオチだけを切り取ると、確かにしょうもない。ただ、そのことを切り出して確認するための段階を踏むのが今回のエピソードだったわけで、そこまで行くことが出来た伊織の精神的成長が、今回の1話に現れていると見るべきなのだろう。必死に(勘違いとはいえ)他人の望む自分を演じ続けてきた伊織。他人の顔色をうかがい続けていたせいで、自分の人生において「他人」は警戒すべき存在にしかなっておらず、誰かを信頼するということが出来ないでいた。次第に打ち解けはじめた文研部内においてもその基本姿勢は変わっておらず、このたびの時間退行で記憶がフラッシュバックすることも重なって、これまで抱え続けてきた悩みは、更にふくらんでいた。

 それを打ち破るための「信頼」の現れが、前回の義文たちのエピソードであり、それを見ていたからこそ、伊織はついに最後の一線を越えることが出来たのだろう。太一との関係性はもちろんだが、お互い腹を割って話すことが出来るようになった姫子とのつながりも同様。まさに「この五人がいれば」こそ、彼女は長年の問題を打開することが出来た。これまで13話もの間くすぶり続けてきた伊織の過去についての問題は、今回をもって完全に浄化されたものだと思われる。まぁ、あのかぁちゃんの性格を見ていて、今まで何を悩んでたんだ、という気がしなくもないが。「あんな声が出せるなんて」って、そりゃぁ出せるでしょうよ。田中敦子なんだから。今期アニメのキーワードは、「田中敦子が本音をしゃべったらハッピーエンド」。

 まぁ、ふうせんかずらの登場のタイミングとか、流石に今回のエピソードはちょっとご都合主義が先んじていたかな、という気はするんだけどもね。「キズランダム」までは問題の解決の仕方に常に痛みを伴っており、それなりに生々しさを感じさせるものだったおかげで魅せられる部分があったが、今回は「お話のためのお話」みたいで、ちょっと肩透かし。まぁ、こんだけややこしい話を書いてりゃ、1回くらいこういう展開もあるでしょう。冒頭でくるくるはしゃいでたロリ唯が可愛かったから、今回はそれで良いのです。

 強いて心残りをあげるとするなら、結局姫子さんが時間退行であんまり被害を受けていなかったことかな。あの子こそ過去を突っついたら色んな黒歴史が転げてそうで面白いと思うのに。ロリいなばんをもっと見たかったのに。どうも「キズランダム」でやりたい放題やっちゃったせいで、ラストエピソードは彼女の影が薄かった。あんだけ幸せそうな顔されちゃ、いじりづらかったかねぇ。

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 どっちかっていうと今回の事件の方が「キズランダム」だよね、第12話。時間退行で間の悪いタイミングまで遡ると綺麗にその時期のトラウマまで蘇るって、流石にキツすぎないか? たとえばちっちゃい頃に「明日はクリスマスだー」みたいな時期に戻ったら、「え? 明日サンタさんこないの? なんなの?」ってなるんだろうか。「2人目」はざっくりしてんなー。

 毎度のことながら、同じ事件の中でも1人1人について個別にトラウマを刺激し、それを1つずつ解決していくのがこの作品のお約束。前回からのターゲットは、改めて唯さんである。結局、一番直接的に厳しい過去を持っており、それを現在でも引きずっているおかげで、唯が絡む事件が一番分かりやすくヘヴィーな内容になる。それだけに外野からも理解がしやすく、ある意味「解決しやすい」問題ともいえるのだが(もちろん、リアルで性暴力被害にあった女性がそんな生半可なもんじゃないとは思うが)。少なくとも、とにかく己をひた隠しにしている伊織の問題や、完全に内面的な性格から現れていた姫子の問題に比べると、回りから認識しやすいという差異はあるだろう。

 唯が可哀想だったのは、過去の自分と現在の他人という、2つもの面倒を一気に抱え込んでしまったこと。よその町にいるはずの三橋さんが何であそこまで執拗に唯に絡んできたのかはよく分からないが、多分、武道一直線の彼女は、本当に修造なみの暑苦しい性格なんだろう。過去の自分のライバルが落ちぶれた(彼女視点で)のを見て、怒りも覚えただろうし、「救ってやらなければ」という義憤に駆られた部分もあるのかもしれない。だからこそ、最初は強くあたっていたのに、途中からしおらしくなって頭を下げにきたものと思われる。まぁ、ああいう思い込みの激しい人間を相手にするといつだって疲れるのは間違いないだろうが、今回の唯はタイミングが悪すぎたんだろう。

 そして、そんな唯の「今」を支える役割を任されたのが青木義文さんである。「脳天気に生きる」ことを人生の目標として掲げたというよく分からない御仁だが、少なくとも5人の中ではもっともシンプルであるし、それだけに軸がぶれずに分かりやすいキャラクターである。ただ、それは「平凡であること」とは一線を画しており、「脳天気であること」に対する情熱は誰にも負けない。一時は過去とのせめぎ合いの中で悩んでいたようだが、「とりあえず今は今のことを考えるのだ」と決めた瞬間から、自分の今を楽しむために即行動。彼が一番やりたかったことは、とにかく一番大切な唯のために出来ることを全力でやることだけだ。高校生の財力では新幹線代だって馬鹿にならないだろうし、時間的にもなかなか厳しいはずなのに、そこには迷いもなく、一気に走る元カノの家。そして、一目見ただけで満足して帰ってくるという、この散らかった計画性。回りから見たら本当にぽかーんな状態なのだが、「青木だったらやりかねないか」という不可思議な説得力がある。結果として、それが唯の心を解かすことにもなったのだ。すげぇな、義文。

 最初の「ヒトランダム」では、唯の抱えた悩みを太一が解決してみせた。しかし、それはあくまでスタート地点であり、今回の唯の頑張りがゴールだったとしたら、それはやっぱり義文がゴールだったということになる。一時は「太一が全てを解決したことに嫉妬すら覚えていた」という義文だが、事ここに及んで、唯に対する思いは完全に打ち勝ったということだ。まぁ、2人の女に挟まれてぐらぐらしている最近の太一は本当に頼りないので……当たり前っちゃぁ当たり前なのかもね。とにかく、これで2人の問題は全解決かしら。

 次回予告から見るに、残された大きな問題は伊織のことがある。今回も家庭のことを問われた伊織が顔を背ける描写があったが、一度は解消されたと思われていた伊織の家の問題も、まだ何か残っているものがあるようだ。はたしてどうなることだろう。アニメも放送的には次回が13話で終わりのはずなのだが、なんだかよく分からない構成になっているみたいなので先行きが見えてこない。今回、この時期にオープニングが変わったのは例の騒動の影響もある気がするが、本編中の作画が崩れていたのは流石に気になったのでね。せっかくのクライマックス、唯の顔がなんか微妙だったのがなぁ。

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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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