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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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  出オチ的生存戦略、第2話。1話で大評判になったあれ、バンクだったんですな。まぁ、あのクオリティで毎回描き下ろしてたら視認が出ちゃうし、毎回見たい気もするし。いや、1話放送後に何回も見直したから、もう慣れたんですけどね。

 何気ない朝ご飯の風景に、突如紛れ込む生存戦略。高倉兄弟はなかなかの対応力があるようで、ペンギン3羽との生活にも大した抵抗はないご様子。ただ、他人に見えないという霊的存在のくせに食事はしっかり摂る迷惑設計なので、ただでさえ楽じゃなさそうな高倉家の生活はアジ、サバ、イワシなどで更に圧迫されそうな気もする。そして、団欒の隙を突いての生存戦略からのご神託である。やっていることは妹を人質にした脅迫行為なのだが、画面があんまり緊迫感を持たないおかげで、謎のペンギン帽の所業があんまり悪辣に見えないのがずるいな。「ピングドラムを探せ!」。開口一番の命令は、一夜明けても結局よく分からないまま。命令の内容はやたら具体的になったが、「ピングドラムとは何か?」という最大級の謎が丸投げなのだ。しばらくは考察サイトとかでこの話題が飛び交うことになるんですかねぇ。

 姫が名指しにしたターゲットは、何の変哲もなさそうな女子高生、荻野目苹果。今回はまるまる1話使ってイケメン兄弟が苹果の後を追い続けるだけの話になったわけだが、画面が常に刺激を提供し続けるために30分があっという間である。こんだけパワーのある画面で引っ張り続けるってのは、並大抵の労力じゃないぞ。本当にアホみたいなパーツもちらほら見られるんだけどな……俺知ってる、下着売り場ってあんなんじゃないんだぜ。行ったこと無いけど賢いから知ってるんだ。

 構成要素としては主に3つの要素が挙げられるだろう。1つ目は、いかにも深夜アニメらしい、阿漕なエロ要素である。そりゃま、「見えない監視カメラで女子高生の日常を追う」なんてプロットなんだからエロくならないはずがないのだが、それにしたって画面の回し方が阿漕だ。執拗にローアングルから追い続けるカメラ画像に、いかにも女子校らしいあられもない姿。キャラクターデザインなんかを見ればそこまでエロくないはずなのに、他のアニメには無い、あけすけな生っぽさが出ているのは、狙い通りなのか、こちらの下衆の勘ぐりなのか。良い子のみんなは健全な目でみるんだぞ。ご丁寧に冒頭の電車パートで痴漢騒ぎが起こる前の車内掲示が「チカン,イカン」なんだよね。ピクトグラムは今日も元気です。

 2つ目の賑やか要素は、ペンギンが暴れるというファンキーな画面。ちんちくりんのペンギン(らしき生き物)がちょこちょこと歩いたり、電車の中をフリーダムに滑り回ったり、鞄に挟まれてジタバタするだけで、なんか可愛い。お姫様があれだけ傲岸不遜で訳知り顔なのに、その配下たるペンギンたちの無垢なことといったら。宇宙人だったら会話出来てもいいような気がするのに、意思の疎通が謎のカンペブックだけっていうのがね。あの絵は一体どこから取り出してるやら。訳も分からずに冠葉のいうことに甲斐甲斐しく従うペンギンたちの頑張りはもちろん素敵なんだけど、それ以外にも適当に画面端で遊んでいる様子も事細かに描かれているのがずるい。ペンギン2号はなんでデフォルト装備が殺虫剤なんだろう。陽鞠と一緒に残った3号がカツラで遊んでるのも見逃せないな。とにかく、ペンギンはずるい。ちなみに、兄弟達以外には「見えない」という設定になっているわけだが、ペンギンに貼り付けたシーバーやカメラまでもが認識から消えるということは、単に不可視の存在であるというわけではなく、石ころ帽子のように認識が阻害されるだけのようである。尻をなで回す感触はしっかり残るのに、踏んづけても気づかれないのは何だか可哀想な補正であるな。

 そして3つ目となるのが、メインとなるシナリオ、つまり今回は「荻野目苹果とは何者か」という部分なわけだ。ピングドラム所持者として付け狙われた女子高生は、最初のうちは単なる一般人だと思われていたのだが……最後に明かされた衝撃の事実、それは、冠葉たちもよく知る人物の熱烈なストーカーであったということ。床下にシートを敷いて定住するなんて、かなりの熟達者じゃないと思いつかないだろうし、生半可な覚悟で出来る行為じゃござんせんよ。そして、「一見普通、その実ヤンデレ」って、不思議と魅力的。ストーカー行為を執拗に行う女子、っていうのもポイントが高くて、最近のアニメだと張間美香さんとか、ぶっ飛んでて素敵でしたねー。これが純愛かー。思い返してみると、冒頭のアバンで「運命を信じる」と乙女チックなモノローグを垂れ流していた苹果が登場したのがトイレの個室からだったわけだが、用を足したあとの便器の中からきらきらしたお星様が流れ出したのは、なんだかすごく残念な彼女のメンタリティの現れだったのかもしれない。ペンギン踏み女王に下水女子、斬新過ぎるヒロイン配置だ。

 そして、そんな恐怖の存在である荻野目苹果こそが、ピングドラムの所持者であるという事実。これはまだ謎のままなのか、それとも彼女が所持していた謎の未来日記こそがピングドラムなのか。少なくとも彼女が単なる一般人でないのは間違いなさそうだが、サブタイトルの「危険な生存戦略」とは、彼女が邁進するストーカー恋愛のことを言っているものなのか。そして、生存戦略を高らかに歌い上げるお姫様は、この「危険な生存戦略」の礎たる日記を狙っているのか? そもそも、彼女らのいう生存戦略とは何なのか? ……うむ、分からんな。分からんけど、なんか気になるな。こういうのが、正しい「わからなさ」なんだと思います。

 このまんまいくと、「生存戦略」というタームを活用した変態恋愛の博物館みたいな作品になる可能性も出てきたかもしれない。うむ、それはそれで。だって、デスティニーですもの。でも、石田彰ボイスのキャラを相手にデスティニーはあんまりよろしくないぞ。シン・アスカが号泣するからな。

 そうそう、ついでだからまだ中の人の話をしてもいいよね。やっぱり木村昴の声はどこか違和感があるんだけど、それも含めてネタっぽいのでなんか笑えてしまうんだよな。そして、今回一気の表に飛び出した苹果役の子も若手新人で、名前は三宅麻里恵という。所属はプロフィットか。ほんと、最近プロフィットはがんがん良い駒を送り込んできおる。期待大。

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