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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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この世界はロリっ子中心、第3話。前回まで冷徹非道に敵国を叩いていた軍人さんが、お姫様を前にすると急にやさしいお兄ちゃんになっちゃうのは、この世界の理を体現しているように見えるぞ。ホント、村田蓮爾ワールドのロリっ子は可愛い。前作のアルも容赦無く可愛かったし、「シャングリ・ラ」の3大ロリの破壊力も抜群だったし。

 さて、今回はこれまでのような戦争シーンはあまり登場せず、崩壊してしまった一国家をどのような心情で復興させるか、という気構えを問うとともに、「空賊」という存在を少しずつ明らかにしていくエピソード。前作で馴染んでいる人間からすると当然のように受け入れられる大量のヴァンシップ乗りたちのコミュニティも、冷静に考えてみると、なんやらよく分からない集まりには違いない。そのイデオロギーも分からないし、どの程度の技術を擁した、どの程度の戦力なのかも明示的ではないだろう。それを、ファムたち内部の人間ではなく、ミリアという外部からの目を通して観察させ、中立的な視点から解説していく。

 国を滅ぼされ、流浪の身となったミリアから見れば、命の恩人たる空賊たちも、野蛮な盗人には違いない。国の威信でもあった巨大戦艦は解体されて部品として売られていくし、姉との想い出の品も火事場泥棒的に処理されてしまっている。ミリアは決して頭の悪い女性ではないので、それが仕方ないことであるし、自分が口出し出来る問題ではないことくらいは分かっているだろう。分かっているだろうが、それでも姉の無念、父の無念を思えば、黙って見ていることが出来なかった。細腕1本で何とかしようと駄々をこね、自分の世界を殻で囲ってしまいたかった。

 ここで空賊たちがあきれ果てて彼女を見捨ててしまえば、それはそれで話は簡単だったかもしれない。しかし、ファムはミリアの必死の様子を見て、決して見捨てたりはしなかった。リリアーナやトゥラン王との約束のこともあるだろうが、その本心は、親を失い、居場所を失ったミリアの姿を、「空賊のない自分」と重ね合わせてのものであろう。もとよりファム自身も身寄りが無いはずの子供。誰かの善意で救われたのならば、その善意は他の困っている人間に向けられるべき。ファムのまっすぐな姿勢が、ミリアの頑なな心を次第に解きほぐしていく。心の傷を癒すまでには至らないだろうが、彼女に新しい家庭の断片でも与えられたのなら、それは意味のあることだったろう。

 戦争描写が少なかったおかげで、綺麗な画面でゆっくりとこの世界のあれこれを堪能することが出来た、ようやく訪れた日常回。別に戦艦がゴウンゴウン動かずとも、ただ空を駆ってくれればこの世界の美しさは確認出来る。いささか説明不足の感も残っている人間関係だが、1人1人の心情を分解し、少しずつ画面に落とし込んでいけば、次第に理解は追いつくだろう。掛け値なしで安心して見られる1本だと思います。ロリっ子ファイト。

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