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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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もう、とにかく凄かった、第8話。毎回凄いわけじゃない作品なので気を抜くと適当に見てしまうんだけど、今回は適当に見ても凄い回。ちゃんとしたボリュームで聞いてりゃ誰でもそれくらい分かりますがな。

 音の話よりも先に、画の話もしてしまおう。相変わらず自分色を一切隠そうとしない大沼節が全開の本作だが、今回の異質さはいつもに増して強烈だ。非常に安易な言い方をするなら「シャフトの臭いがする」ような演出方向だが、もちろんそんな単純な話じゃない。導入部では尾石達也もかくやという書き文字による締め上げ方、Aパートの激烈バトル展開では止め画の使い方がドラマを作る。引きつったように固まるフィアの悪そうな顔が、固定された画だというのに少しずつ追い詰められるサヴェレンティの心理に少しずつ食い込んでいく様子が真に迫っている。

 翻って、Bパートは「今までの激しさは何だったんや」というような緩さを持った展開。崩し気味の画に愛らしいデフォルメが画面の前と奥に存分に視聴者を揺さぶり、時折挿入される一切回りに合わせない謎のリアル系アップ画がギャグとも見える過度な安心感を醸し出す。そして最後にハッピーエンドを迎える段になると、オーソドックスな「萌えアニメ的」な緩やかな見せ方でフェードアウトしていく。わずかに30分の間でここまで振り回される演出は久し振りである。単純に奇抜な方向での演出で固めるのではなく、多方面からひたすらやりたいようにやることで、実に見事にメリハリがついたのだ。見ていて一切飽きが来ない、素敵な演出であった。今回のコンテを担当したのはイシグロキョウヘイ氏という名前だが、気づけばこの作品の1話(大沼心の全力だと思って観てた)も担当してたんだね。今後注目したい名前である。

 そして、そんなこんなで実に散漫で、油断すると置いてけぼりになってしまいそうな画面を支え、更なる高みまでかっ飛ばしたのが中の人達の大フィーバーだった。中の人目当ての人間からしたら、今回は本当に1本満足、恐ろしいまでの充実感。ビッチさんが退場してしょんぼりしてたんだけど、これだけのものを見せられたら文句の出ようもない。

 まず、この作品の座長とも言える田村ゆかりの安定した「狂気フィア」の作り方。まぁ、今更ゆかりんが何をやろうと驚きはしないが、やはりこういう方向性で振り抜いてるのを聴くと改めて感心する。そして、殺される者たち、白穂とサヴァレンティ、つまり千和とゆかち。これ……確実に喉潰れてますね。千和の絶叫のすばらしさは周知の通りだが、あれだけの長台詞でも一切オトすことなく成立させられるのは素晴らしい。そして、始めて体感したゆかちの全力投球。これだけのベテラン勢(?)に囲まれても負けてない。ゆかちは単に面白おかしいだけの娘じゃないんです。やれといわれりゃ何だって出来るんです。多分、これからも頻繁に見返す回になると思われます。

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