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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 これぞ王道、第23話。ライダーの最期、その散り様は、最後の最後まで「王」の名にふさわしいものとなった。2話連続放送となった今回、はっきり言ってヘヴィー過ぎるが、何とか勢いで書いていきたい。

 まず1本目となる23話は、既に予想済み、というか答えは分かりきっていたライダーVSアーチャーの決着。2人とも雄々しき「王」には違いないが、全ての要素を取っ払って純粋な「武力」で比べた時、そこには差があることは明らかだった。そういう意味でこのエピソードには一切の番狂わせ無しに、やらなければいけないシナリオを片付けただけなのだが、それでもこれだけのもの。言葉も無い。

 ウェイバーとライダーの別れの一幕は、全てはウェイバーの胸の内に収束することになったわけだが、そこに至るまでの1つ1つが、全てライダーの道行きを示すために用意された花道だ。最後の一策を打ち砕かれたライダーがウェイバーを臣として全てを伝えるシーンは涙無しではみられない男の子の物語。最後にさりげなく、これまでの「坊主」ではなく、ちゃんと「ウェイバー」と名前を呼んでくれたのは、臣とはいうものの、全てを伝えきった無二の「友」への最大級の敬意の表れだろう。

 ライダーの威厳が際だてば際だつほど、その最期には悲壮感もある。武器を破られ、愛馬を裂かれて地に伏す。英霊として顕現した「征服王」は、「王」としての威厳をそがれ、「ライダー」という名を奪われ、最後には自らの足でひたすらに駆ける。そこに残っているのはただ1つ「イスカンダル」という夢に生きた男の足跡だけ。ギルガメッシュも、かの男の生き様には礼をつくし、残されたたった1つの証拠たる「臣」にだけは背中を向けた。

 終わってみれば、ただ1つ弱いものが強いものに敗れたという結果が残っているだけではあるのだが、2人の王の忌憚のない対峙は、どちらにとっても最高の、生き様を示す大舞台となった。もう、このエピソードを見た後に残されるのはそれだけである。

 当然蛇足であるが、引き込まれつつも楽しかったのは、ライダーの独特の雄叫び声。なんと表記していいのか分からないがカタカナで書くと「ララララ」になるんだろうか。ああいう発生でr音を響かせて、しかもそれが滑稽でなくて勇ましさに繋がるっていうのは、多分初めて聞いた。大塚明夫もライダーという男を演りたいだけ演じきって満足したことだろう。

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