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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ラダさんェ……第18話。お話は動いた。動いたはずなのだが、なんだろう、これまでの蓄積から動いたものではないように見えてしまうのは。

 サブタイトルになっている「学園防衛戦」は前半に劇的な終戦を迎える。前回、スルガの超遠距離射撃すら余裕で耐えて見せた鉄壁のクレイン君。その堅さは想像を絶するものであり、タイマン張ってるイズルも攻め手を見出せずに押される展開。このままでは劣勢になるところだったが、何とかアサギが雑魚を殲滅し、戦局は2対1の構図へ。近接戦闘を得意とする2体のアッシュに並ばれ、流石のクレイン君も劣勢に。最終的には実体剣をずぶずぶと埋め込まれ、あげく2度目のスルガインパクト+本作2度目のローズスリー外装爆撃を喰らい、見事犠牲者第1号として墓碑を刻むことになった。相変わらず戦闘は手に汗握る展開で、特に今回は地上での近接戦という非常に珍しいシチュエーションだったため、これまでにない描かれ方のアッシュが実に凛々しく、正しい方向性でロボ戦の魅力を見せつけてくれた(今回も監督コンテ回)。クライマックスとなる容赦無いザクザク地獄も、「そりゃ勝つためにはそうでもしないと」という切実さが伝わって来て迫力満点。ただ、その迫力が見事だったために、その後のだめ押しが本当に必要だったのかどうかがよく分からなかったんだけどね。2人がかりで地面に転がしてザクザクやってたんだから、たとえクレイン君が「なんのこれしき!」と強がっていたとしても、早晩沈黙することになっていたとは思うのだが(そもそもウルガル兵器のコクピットってどこにあったんだろうね)。優勢の状態から、更にローズスリーや新兵器である長距離砲を破損してまで死体蹴りをする必要があったのか。そりゃリンリンだって怒るわ。まぁ、イズルとアサギの機体のエネルギー残量に不安があったのかもしれないけどもね。

 結局、終わってみれば敵幹部1人を殲滅という大きな戦果を得ながらも、新兵器の損失、爆破によるゴールドフォー、パープルツーの大破、その他3名も機体は満身創痍と、現在元気に動けるのはブラックシックスただ1体という大ダメージ。まぁ、ウルガル相手だったらこのくらいは普通に覚悟すべき範囲内という気もするけどねぇ。多分ピットクルーの皆さんが一晩で何とかしてくれるさ。……ローズスリーの修理って、物理的な面だけを考えても恐ろしい作業工程になる気がするな……。次週アンジュ1人大活躍とかいう展開にならないもんでしょうかね。おまけにパトリック君もつけよう。

 そして、地球軍がしばらく動けないとなると、空気を読んで時間をくれるのがウルガルの優しいところ。ジアート閣下がわがまま放題なおかげで、回りの幹部もテオーリアさんも何していいのかよく分からない状況。ルティエルさんが「私が次行こうか?」って言ってるのに、ルメスさんの「まぁ落ち着け」の一言で侵攻戦がストップするという、何とも間抜けな状態である。しかしまぁ、今回のこのちぐはぐな様子は、あくまで地球人とウルガル人の性質の違いを明確にするためのお膳立てである。ウルガルの皆さんはしきりに悩んでいたが、「自己犠牲を伴う全体保存の戦略をとる」という特性がウルガルとははっきり違うらしい。それを表すためにイズルたちは総力戦でクレイン1人を撃破したし、ウルガル側は各々の思惑がぶつかり合ってちぐはぐな動きになっているということだ。更にその「個の優先性」を顕在化させるため、ラダさんは見るも無惨な生け贄にされてしまった。まさかこんな方向から幹部が減ってしまうとは……うぅん、なんかすげぇ間抜けだけど、「ウルガルはあくまでわがまま連中の集まり」という側面と、「ジアートさんは本当に冷血だし、何考えてるか分からん」という面をアピールするための犠牲となったのだ。……中の人は残る1役に集中できるようになって何よりだよね!

 ただ、今回対比的に描かれた特性については、なんだかすっきりしないものが残っているのも事実である。生物種としての生存本能を大前提として考えると、たとえどれだけわがまま勝手な種族であっても、全体保存の生存戦略を採ることは生物学的にも明らかな事実。ほ乳類はいうに及ばず、鳥類、魚類ですらそのような傾向が確認出来るはずなので、「本能を優先すると自我が全体に勝る」というウルガルの特質は非常に奇異に映る。もちろん宇宙規模の特異点であるから地球の常識に照らし合わせて考える意味はないのだが、もしウルガルがそのような「徹底的な利己精神」を特質としているなら、ルメスさんがジアートに仕えている様子すらおかしいように見えてしまうし、そもそも幹部連中のような組織だった国家運営すらままならないということになってしまう。あくまでジアート様が異端なだけならば話は分かるが、数億年も文明形成で先んじたはずのウルガルが地球人の一挙手一投足に「珍しいサンプルだ!」と面白がっているのはちょっと違和感がある。まぁ、残念ファイブの連中は地球側から見ても充分おかしな連中ではあるのだが……。

 今週の結論・ボクもリンリンからアメもらいたいです。

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