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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「一週間フレンズ。」 6→6

 終わってしまったなぁ。いや、ここから先で何をやれるかって言われても、多分何も思いつかないから終わってしまってよいのだけども。藤宮さんに会えなくなるのがちょっと寂しいです。

 正直、メインのネタの比重を考えるなら、九条の登場前、大体夏休みくらいでこの作品は完結していた。「一週間でリセットされる記憶」というメインプロットが持ち出され、それが機能し、「治癒していく過程」を真っ直ぐに描いたのはそのあたりまでだからだ。別に10話以降が蛇足だったなどということではなく、1つの物語としての帰着点は、おそらくあそこだったんだろう、ということ。最終回視聴後すぐに原作コミック既刊分を読ませてもらったけど、コミックがこれだけ続いていることに一番驚いているのは作者自身のような気がするし。そこまで長く引っ張れるようなシナリオラインではないのだ。

 「問題を抱えた女の子を相手に、ただひたすらがむしゃらな男の子が突っ込んでいく」というだけのラブコメ。それが本作の中身であり、「そう言われると大したことないな」と思えるかもしれないが、実をいうとこういう作品って昨今のアニメでは本当に少ない。「女の子のために頑張る男の子」像っていうと大体バトルとかが絡んできてしまうし、日常的なラブコメというとどうしても少女漫画のヒロイン視点からの作品ばかりになる。「男主人公+恋愛」というと、何故かハーレムものになってしまうのが現代日本の抱えた深刻な病状であるのだ。そういう時代に、この作品は本当にただただプレーンな味わいのラブコメを、遠慮なくやってくれた。ぽわぽわして淡いデザインもこうした緩やかなラブ風味にしっかりとマッチしていて気持ちよかったし、この絵だからこそ藤宮さんはあそこまでのピュア・ヒロインとして成立したのだと思う。生い立ちが特殊とはいえ、普通に考えたらあそこまで純粋培養な高校二年生女子って、「カマトトぶりやがってよぉ!」と言われるのがオチだ。藤宮香織だったからこそ、それをはねのけて存在し続けることが出来た。まぁ、簡潔にまとめると「藤宮さん可愛い」なんだけど。

 その他、今作きっての聖人君子である将吾の、無償の愛。今作きっての問題児である山岸さんの、阿漕過ぎる天然模様。今作きっての可愛い奴九条の、意外な素直さ。今作も、疲れた心に優しい「悪人のいないアニメ」なのである。だからこそ、本当にだからこそ、長谷の野郎の要所での弱腰には本当にイライラさせられたわけだが。今作で一番頑張っていたのはそりゃぁ長谷なのだろうし、彼がいなかったら物語は始まらなかったのだから、今作の立役者といえば長谷しかいないのだが、どうにもピンポイントでイライラさせられることが多くてなぁ。そんな彼だからこそ、こうして長きに渡る藤宮さんとの対決が成立していたとは言えるのだが……。彼が本当の男を見せていれば、より爆発度合いの高い、完全リア充ラブコメが楽しめたかもしれない。幸い、原作コミックの方はアニメとちょっと違う展開になっており、「お、長谷の心無い態度が改められてるやん」と思ったら、5巻の最後でもう一回心折れそうになった。……しっかりせぇや長谷よぅ……。

 というわけで、「主人公には色々イライラさせられたけど、ヒロイン勢可愛いし、お話もじんわり楽しめたのでOK」ということで。マイベストヒロインは……やっぱり藤宮ママンかな! あ、藤宮さんももちろん可愛いですけどね! 雨宮天のヒロインデビュースタートダッシュとしては実に良い舞台でしたね。(ブレイドアンドソウルはまぁ……)

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