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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「牙狼-GARO- 炎の刻印」 4

 なんとも意外なところから現れた新作アニメ。まー、最近はCG技術の発達のために、アニメと特撮の境界も徐々に曖昧になってきてはいるのだけども。こうしてシームレスに繋がっちゃった作品ってのは、日本国内では珍しいのではなかろうか。

 元々の特撮作品の方は未視聴である。好きな知り合いがカラオケでこれの歌をよく歌うもんだから映像は何度も見たことがあるし、それを見るたびに「うわぁ、すげぇな」とも思ったのだが、知った時には既にシリーズを重ねており、特撮は東映のせいで週に5本も10本も観なきゃいけない時期が続いていたので、結局スーパー戦隊シリーズどまりで、それ以上を開拓しようという意欲が湧かなかったのである。そのため、本作に触れるのがこのアニメーションで初めて、というなんだか不思議な出会いになった。

 ぼんやりと映像イメージだけを知っている状態でアニメを観ると、やっぱりちょっと違うかな、という気はする。バトルシーンに入ってからのCGワークは確かに一緒なのだが、「実写に挟まれるCGバトル」と「アニメに挟まれるCGバトル」では、仮に全く同じ映像だったとしてもイメージは変わってくるだろう。今作はそのあたりの差分を減らすためにアニメのキャラクターデザインも多少等身は高くしてあるが、それでも「実写からの導入」との差ははっきりしている。もちろん、違うから悪いというわけではない。1話目を見る限り、やや癖のあるキャラクターデザインも意匠としては面白いし、決して見づらいということはない。むしろCGパートとの繋ぎという観点から見ればよく出来ている部類である。実写作品とはまた異なった形で、新たな「GARO」の世界を描くという目的自体には期待してもよいのではなかろうか。

 ただ、そうした前提をおいた場合には期待する部分も少なくないのだが、これ単品のアニメ作品としてみた場合、そこまで強いセールスポイントがあるとも思われない。ぶっちゃけ、最近のアニメならそこまで珍しくないクオリティである。どうしてもこうした実写に繋がる作品というとマーベルのアニメ化作品(「スパイダーマン」とか、「ブレイド」とか)にイメージが近くなり、残念ながら今まであの手の作品で面白かった記憶が無いのである。海外作品だと「日本のアニメ」に慣れてしまっている身には違和感が先立ってしまうせいなのだろうが、「結局お話はいつものアメコミだろ」ってな事になってしまうのも、盛り上がりに欠ける理由であった。本作は純正国産作品なのだからそうした懸念は必要ないのだが、今のところ中心となる筋立てが「単なる特撮だろ」であり、「これからどうなるんだろ?!」という期待には繋がらない。単純な「正義のヒーロー」だけのお話では、これだけ「物語」で溢れかえっている昨今のアニメ業界において、抜きんでることが難しいのである。

 とはいえ、あくまでこれは1話目を見た時点での雑感でしかない(いや、新番チェックは全部そうだけども)。脚本は小林靖子ということなので、何か一捻り、二捻りくらいした、新鮮なドラマを見られるかもしれないという期待もあるのだ。しばらくは黙って視聴して、新たなアニメヒーローの誕生に繋がるかどうかは見守っていきたい。なお、1話目の感想は「やっぱり賢雄さんは飄々としたキャラからのギャップが格好良すぎるよなぁ」である。あの声で口説かれちゃぁ、オチるしかないわなぁ。

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