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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 歴史に残る1本になりましたね、第7話。何の歴史かって? そりゃもちろん「早見沙織史」さ。

 もう、今回はとにかくその一点に尽きるでしょう。そりゃ元々はやみんは良い役者だとは思っていましたが、これをやってのけるだけの実質的なスキルと、そこに役を載せるだけのキャパがあるということに改めて驚かされる。台詞が長いとか、早口であるとか、そういうことだけじゃないんだ。一番難しいのは、鳩子があの台詞を吐いちゃった時の感情がものすごく歪んでいて、一筋縄ではいかないってことなんだ。はっきりと本人が「なんであんなこと言っちゃったんだろう」と後悔していたことからも分かる通り、あの一幕は完全に感情的なものである。相模が見抜いていた通り、これまで安藤と鳩子の間には大きな「歪み」が生じており、鬱々としたものが積年の思いとして溢れ出んばかりに重なっていた。それが、今回の灯代との関係性のおかげで大噴火してしまい、今まで言いたかったあれもこれもそれもどれも全部が、あの場に関係無い感情まですべてはき出されることになった(爆発するときにちゃんとコンロのスイッチ切るあたりが鳩子らしい)。そうした「雑多さ」「層の厚さ」が、言葉の1つ1つにしっかりずっしり乗せられているところが実に重たくて良い。途中から涙声になり、号泣しながら叫び続ける鳩子。その「嗚咽」と「怒声」の間の絶妙な職人芸がすごい。あれほどのシーンならば多少聞きづらくとも感情面を優先して叫んでしまう芝居もありだと思うのだが、鳩子はあれだけの台詞を早口でまくし立てながら、きちんと通りの良い発声になっており、すべての台詞が理解出来るのである。「重い女」を演じることにかけては定評のある早見沙織だが、ここでまた一つ、新たな金字塔をぶち立てたといえるだろう。

 まぁ、あとあの鳩子の長台詞は、「中二病」を語る時に凄く便利だ、っていうのもある。あれをコピペで用意しておけば、世間一般の中二病関係(正確には邪気眼関係)は大体網羅出来てるし、これから中二病を目指す人達(?!)は、導入のテキストにも使えるだろう。あの長台詞、ちゃんと「鳩子はこれまでずっと、なんとか安藤について行こうと必死に勉強していたために、あれだけの知識を得てしまったのに、何の役にも立たないという苛立ちがある」っていうバックグラウンドが綺麗に表れているんだよね。そういう意味でも良い台詞。これまでジワジワとSAN値を削られ続けた鳩子がようやく一矢報いた胸のすくようなシーンである。こういう「今まで従順だったはずの女の子がいきなり牙を剥く瞬間」って好きよ。どこぞの腹パン眼鏡さんには惚れるよね。マジで。

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