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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「アイドルマスターシンデレラガールズ」 5

 がっしりどっしりアイドルアニメ。初めて接するコンテンツのはずなのに、なんだか初めての気がしない、懐かしい何かに出会った気がします。

 世はまさにアイドルアニメ戦国時代。様々なメディア・方向からアイドルがプロデュースされ、今や「プロデューサー」ってのが一般名詞扱いになりつつあるレベル。そんな時代の先駆けとなった存在といえば、やはりなんといってもアイマスなのである。歴史を調べると、ゲームとしてのアイマスが始動したのは奇しくも丁度10年前の2005年であるらしい。アニメアイマスは4年前、そこから世間はソーシャルゲームの波が押し寄せ、アイマスもモバイルへと進化を遂げて今に至るわけだ。この間に、大きく「ラブライブ」「WUG」「アイカツ」などのアニメが展開されてきたわけだが、やはりそのどれもが全く異なる方向性でオリジナリティを発揮しており、アイマスにははっきりとした「アイマスらしさ」が出ているのが興味深い。

 本作は、公式ページを見る限りアイドルは14人が紹介されている。元祖アイマスよりも多い人数であり、参考までにあげればμ‘sが9人、WUGは7人。元々数が売りのソシャゲであり、これでも絞り込んだ結果なのだろうが、それでも大層な人数である。こんなもん、どうやってアニメにとりまとめればええねん、と不安になるファンも多かったのではなかろうか。しかし、いざ蓋を開けてみれば、何とアニメ1話ではわずか2人の話が延々進行することに。この構成はかなり意外だったが、私のような全くの初心者でも何の抵抗も無くすんなり入っていけるのだから、非常に親切で、的確な導入といえる。監督の高雄統子という人は元々のアイマスアニメでも構成を担当していた人らしく、「アイマス」というコンテンツのどのあたりに魅力があり、何を売り出していくべきなのかはしっかりと理解しているようで、この「地に足をつけた」スタートは、決して派手さこそないものの、充分な導入になっている。この方向性なら、ゲームも背景も何も知らない初心者でも安心して追いかけることが出来そうだ。

 今作は他のアイドルアニメに差をつける必要があるのに加え、更に本家アイマスとも差別化を図らなければならないのが難しい部分。全くの別作品ならば絵も違えば世界も違うのだからそこまで悩まずとも自然に差別化は図れるだろうが、元祖アイマスとの差別化はなかなか難しい。デザインが一緒、世界も(どうやら)一緒。一体何をオリジナリティとして押し出せばいいのか。1話目を見ればその答えは一目瞭然であり、当然のことながらタイトルに冠された「シンデレラ」という要素を強くすることで、「憧れの高みであるアイドルという夢を実現させる物語」として構成されている。元祖の方は、程度の差こそあれ一応は職業アイドルとして成立して以降の話であり、今回のような「シンデレラストーリー」とはまた違っている。「シンデレラ」というテーマ性はそうしたメインプロット以外にも細かく配されており、冒頭に出てきたガラスの靴のモチーフは分かりやすいし、執拗に描かれる「時計」のモチーフもシンデレラを想起させるのに一役買っている。もちろん、本当の「シンデレラ」ならば時計が12時の鐘を打つのは「終わり」の合図であるが、本作はどうやら「止まっていた時計が動き出す」「時計が進み、ヒロインたちは本当の姿を発揮する」という構成になっているらしい。今回登場した卯月は、時計の鐘が鳴り、アイドルとしての仕事が始まる時間を今か今かと待ち構え、渋谷凜の方は、鐘が鳴り、日付が変われば新しい自分の姿に挑戦することになる。こうして全体を統括するモチーフで個々のヒロインを彩ることによって確固たる「シンデレラ」を形成しており、作品の個性が打ち出されることになるわけだ。なかなかそつのない脚本である。

 当然、こうした脚本は基盤となる映像が保証されてこそ描けるもの。やはりA-1アイマスの映像は華やかでよい。オープニングのライブも賑やかだし、何気ない表情1つでもいちいち可愛らしさにこだわっている。非常に地味な出だしではあったが、それだけに1つ1つの要素がじっくり見られるで、今後の盛り上がりにも期待していきたい。

 あ、中の人の話。1話目は当然、へごってる部分を堪能するお話。やっぱりへごの声は元気になるよなぁ。アフレコ中は普段の汁気をどこに隠しているんだろう。じゅるじゅる。もう片方の凜ちゃん役の福原綾香は、事実上の初メイン。まだ何とも言い難い状態だけど、ポジションとしては765プロなら千早ポジでしょうかね。歌うと本番とか、そういう系? その他の面子も、作品のテーマに沿った若手が名を連ねていて色々と楽しみ。これまでずっとラジオで聞いていた「のじょさんのシンデレラ」がどんなものなのか、ついに見ることが出来るのかしらね。あと、また真礼が中二病キャラをやり、すみぺがロシア人をやり……いつも通りかい!

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