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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ○「狼と香辛料Ⅱ」 6

 昨年放送された同タイトルの続編。1期目は短いながらもラノベとは思えないような設定と丁寧な進行に好感の持てた良作であった。これに続いて「とらドラ!」を見たおかげで「ラノベも捨てたもんではないな」と考えを改めた次第である。

 今回は高橋監督がそのまま続投し、スタッフもほぼ継続しての2期目だが、制作がIMAGINからブレインズ・ベースに変更になっている。どういう成り行きだったのかは分からないが、結果的には安定感が増したと見ていいだろう。

 1話目を見て一番印象的なのは、やはりその牧歌的な風景を微に入り細をうがち描いた背景美術。広大な草原の緑はもちろんのこと、薄暗い宿屋でも木の臭いがこちらまで漂ってきそうな空気感がある。近年は「けいおん!」やら「かなめも」やら、実際の舞台の丁寧なロケハンによって世界を写実的に再現する手法がよく用いられているが、1から全てを作り上げる必要がある状態での、この中世のような独特の世界構築は、一期の時から維持されている大きなセールスポイントといえる。

 また、メインとなるホロとロレンツの関係性というのも、細心の注意を払って描かれている大切なポイント。序盤の馬車の上ではお互いに相手を出し抜いてやろうと画策しながらもそれを楽しんでいる絶妙な信頼関係が演出されるし、後半のホロの故郷を巡る話では、現実を見ながらもホロのことを最大限に気遣うロレンツと、そんなロレンツに心を寄せながらも「神」であるために大きな隔たりを感じてしまうホロの2者の「ふとした亀裂」が実に微妙なさじ加減で伝わってくる。感情を耳やしっぽで伝達してくるホロが非常に愛らしく、猫派の私でも「あぁ、犬が飼いたい」と思ってしまう。しっぽモフモフだなぁ(二日酔い時を除く)。

 今回はまた色々と新キャラが出てきてややこしい商取引ストーリーに入っていくのだろうが、本筋をきちんと分かりやすく追いながら、こうした独自のセールスポイントをきちんと守ってくれればいいなぁ、とは期待している。

 キャストについては、やはり小清水ホロ。一期の銀貨事件で押しかけ女房としての地位が安定したせいか、ホロの口調もどこか大人びて落ち着いたように聞こえる。デビュー当時は高校生だったが……気付けば随分大人になったもんだよなぁ。

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