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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 あり得ない盛り上がり方を見せる、最終回前としては理想的すぎる第23話。ここ2週くらいダラダラと文句ばかり書き連ねてきた気がするが、今回のこの展開のためなら全部許す。長井監督、偉そうなことばっか言って本当にすみませんでした。そして今回のコンテは細田直人! 細田さん、あんたやっぱすごい人やで! 今回は短い中で何回か泣きそうなくらいキたシーンがあったので、それを中心にまとめたいと思います。

 色々と書かなければいけないことがある気がするが、個人的に最初に触れずにいられないのは、テレスティーナさん大変身だろう。作画の連中はどこまで遊べば気が済むんだというくらいにブサイクに大変身したテレスティーナ・木原さん。中の人もノリノリのゴミクズっぷりで、御坂との乱闘シーンは、あたかも1クール遅れでやってきたベアトリーチェvs縁寿の第2戦目のごとく。木山先生との対話の中で少しずつが切り替わって「キャリアウーマンから下衆野郎へ」という転換の演出が鳥肌もの。マーブルチョコで初春を茶化しつつ、ドサリとファイルを落とすシーンの絶望感がたまらない。今回ワンパンチ目を入れられたのがまずこのカットでした。もちろん、そこからの繋ぎで木山先生をボッコボコにするテレスティーナのシーンも細田節全開の見事なもの。はらりと落ちる髪の毛が彼女の悪辣さを否応なく際立たせる。

 そしてセンスの欠片も無いパワードスーツに身を包んだテレスティーナさんは絵面だけ見たら完全にギャグな上、実力的にもそう大したもんでもないと思うのだが、ここで登場するのは当然のキャパシティダウン。前半戦(レベルアッパー編)で御坂の全力バトルはやってしまっているので、当然後半のクライマックスはハンデ戦だ。能力者は全く戦えなくなるというチート兵器の投入がこうも自然なのは見事で、御坂の叫ぶ「スキルアウトはモルモットじゃない!」の台詞も、黒妻の存在がうまいこと御坂の怒りのモチベーションとして機能している。あのエピソードが無かったら、ここまで自然に御坂vsテレスティーナは演出出来なかったろう。また、キャパシティダウンが能力無しには何の影響もないという都合のいい設定もありがたいところ。もう、最終回は自慢のバットでキャパシティダウンをぶち壊す佐天さんの勇姿が楽しみですね! 佐天さん嘗めたらあかんで。彼女(の中の人)は東邦星華高等女学院の野球部で6番を打った実力者なんだからな! まぁ、アンチスキルの人達がやってくれるとは思うんだけど。

 2つ目のトピックスは、ここ2週間ずっともやもやしていた初春を中心とした関係不和のこと。ぐしゃぐしゃと身も世もなく泣き叫ぶ初春を止めたのは、決意を込めた黒子の一発。黒子が歩み寄るカットの時点で「行くね!」というのは分かるのだが、炸裂するのは史上最も爽快な平手打ちのシーン。そうだよ、黒子はいつでも正しかった。今週だってずっと正しかった。「早くジャッジメントの初春に戻れ」とは、中学生とは思えない含蓄に富む一言であります。もちろん、初春が起ちあがったあとにさりげなく挿入された右手を押さえるカット(そしてそれを見てほほえむ佐天さん)も実に意義深い。こういう細かい演出が入ってこその友情物語ですよ。殴ってすっきりするだけじゃないのが、黒子の本当の良さだと思います。ぐっと握る黒子の拳が、今回の2つ目のポイント。

 テレスティーナの暴走が学園都市を震撼させ、次第に集まり始める情報と意志の力。暴走しかけた御坂を止めたのは、力が無いからこそ全てを見渡すもの、佐天さん。普段は振り回されてばかりの彼女の一世一代の説得に、御坂は素直に応じることが出来た。そして自然に繋がりを取り戻す4人の関係性。黒子ビンタだけで物事を片付けないあたり、佐天さんの気遣いが伺える。また、上からの命令で動けないはずのアンチスキルすらも、佐天さんの一言で動き出す。まさか、ここであの補習エピソードが活きてくるとは。鉄装さんもなんだか嬉しそうです。婚后さんは……なんでこんなとこで出番が? 結局何したかさっぱり分からないあたりが流石ですけど。レベル4だから結構強いんでしょうねぇ。音もなく突如病室に現れたのが彼女の能力と関係しています。いや、嘘ですけど。そういや、固法先輩の役目って炊き出しだけなんだろうかね。

 そして全てが集うラストシーン。御坂さんのスタンバイのカットは、現在のエンディングで流れているワンカットに色をつけたもの。こういう阿漕な演出ってのは単純だが効果的で、一種のバンクの役割を果たす。キュッと引き揚げられる短パンにいいとこ持って行かれるとは思ってませんでした。2週続けてフェードからのエンディング入り。こういう盛り上げ方、大好きです。

 そして次回はいよいよもっての最終回。今週より盛り上がることが出来るか、っていうのが唯一の不安だけど、御坂がどれだけ格好良く締めてくれるのか、木山先生に幸せは訪れるのか、佐天さんは活躍出来るのか、黒子は最後にどんなオチを用意してくれるのか、テレスティーナさんはどれだけみっともない負けっぷりを披露してくれるのか。楽しみで仕方ないです。

 最終回のタイトルは「Dear My Friends」。1期エンディングが流れること確定で、半年見続けた視聴者に対する大団円のお約束演出。刮目して待つ! 

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