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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 うぉぉぉぉぉ! ライディーンやぁぁ!! 第5話。これがマーチングの曲になってるとはぁぁぁ! 滝セン、選曲のセンスがすげぇな。わざわざ先週敢えて曲名を明かさずに練習させてたので驚きもひとしおである。

 まるでお話のように(そらそうだ)綺麗に「弱小高校が上達して強豪校と戦う」準備を整えていることがよく分かるお話。まー、冷静に考えればどう考えてもご都合主義で、出来すぎな展開である。「それまで一切やる気が無かった吹奏楽部が、どれだけ性根を入れ替えたとしても数週間でそんなに劇的に生まれ変われるハズないし、出来るなら苦労しねーよ」というのが普通の世界でのお話であり、北宇治高校にいたっては、部員の中に未だ完全にスイッチが切り替わってないメンバーもたくさんいるのである。そんな状態で有名強豪校と渡り会えるような演奏が急に出来るようになるわけがない。また、滝センと部員の確執に関しても未だ煮え切らない状態にあり、結局あれだけの暴言を吐いて年頃の女子高生を泣かせまくっていた鬼畜顧問の滝センに対し、部員全員が心を許したわけではないし、未だ反乱分子はくすぶっているはず。久美子視点からは「みんながあの日の合奏で何かを掴み、何かが変わったのかも」という風に見えているわけだが、いくらなんでもそれで万事丸く収まるんじゃぁ、滝セン無双が過ぎるだろう。それら全て含めて「青春の出世物語」ということで受け入れてしまっても良いが、ある程度は「はいはい、ご都合ご都合」と飲み込むことも必要である。まぁ、「Free」で怜ちゃんが急成長したのと同じくらいの感じで。

 そんな分かりやすい成長ドラマへの違和感を差し引けば、今回の展開も相変わらずアツい。吹奏楽部の演奏形態なんてバリエーション無いだろ、と思っていたのだが、なるほど、マーチングというオプションもあるのか。「炎天下で重たい楽器を担いで一糸乱れぬ行進を維持しながらの演奏」というのは、私のようにこのジャンルに疎い人間にも非常に分かりやすいハードミッション。「62.5㎝の歩幅を身体に刻め」とか、そういう「無茶やんそんなの」と思えるトレーニングを繰り返し描写することにより、「この子たちも色々と無茶なハードメニューをこなしてるんだから急成長してもええやんけ」という理由付けの効果がある。他にも、久美子単体では中学時代の同級生との対話によって精神的な進歩が分かりやすく表示されているし、未だ楽器を吹かせてもらえない葉月についても、冒頭の肺活量検査のところで確実に基礎レベルが向上していることが示されている。「吹奏楽のスキルの進歩なんてアニメでどうやって描写するんやろ?」と不安な部分もあったのだが、なるほど、あの手この手で成長過程を見せることは出来るもんですね。ちなみに久美子たちの胸については……まぁ、まだ1年生だったら今後があるやろ(適当)。久美子はあの言い方だとBか。葉月、緑輝両名はAかなぁ……メインを張ってる4人のうち3人がひんぬーというのも……まぁ、放課後ティータイムと大して変わらないデスヨ。その分副部長が頑張ってくれてるし、何より高坂さんが無双出来るからこれはこれで。

 そう、今回のハイライトは演奏シーンもさることながら、何と言っても高坂さん無双ですよ。夜の下校路、久美子と2人でちょっとたどたどしい会話をしながら帰る高坂さん。滝センの話が出ると目の色が変わる高坂さん。髪をかき上げ、明らかに雌の顔を見せる高坂さん。なんやねんあの色気は。彼女は我々をどうしたいねん。軍門に下れというのか。じゃぁ仕方ないな。前回までで低音パートのイヤホン先輩(中川さん)が可愛いなぁ、と思っていたし、今回ようやく向こうから久美子に話しかけてくれたので彼女の動向も引き続き気になってはいるのだが、高坂さんの圧倒的な破壊力の前に、他の部員たちは霞んでしまうことを止められない。対抗出来るのは現時点では中川さん、それに元気溌剌の副部長くらいのもんである。でもなぁ、副部長はまだ何か闇を抱えてそうなのが怖いんだよなぁ。

 そして残された闇というと、「少しずつ一致団結していく部員たち」の描写の中に、一粒の異物として混ぜ込まれている葵ちゃんの存在である。2話目当初に予想されていたような明確な反抗こそ行っていないものの、彼女だけは、まるで「やる気のない部員」を代表するかのように少しずつ「はずれた」行動が描写されている。そのことは、部活全体と歩調があっている久美子が彼女の扱いを決めかねている描写からも分かるだろう。「今まで出来なかったことが出来た」というので盛り上がりを見せる吹部全体の中で、彼女の存在はどのようなブレーキになってしまうのだろう。滝センは相変わらずの様子なので彼女の存在など欠片も気にしないだろうが、曲がりなりにも良い空気が形成されているだけに、一度崩れた時にどうなってしまうのかは想像するだに恐ろしい。でもこのままハッピーエンドってわけにもいかないしなぁ……。

 なお、多数のヒロインが相変わらず可愛かった本編ですが、冒頭の「ひたすら息を吐き続ける葉月」が今回の殊勲賞だったことを最後に付記しておきますね。普段のキラキラデザインが引き立っているだけに、変顔が際だつのよね。あ、あとスカートから覗く膝裏の描写にも何か執念みたいなものを感じます。大変良いことですね。大変良いことですね。

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