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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 独尊丸以外に癒し要素が無い、助けて第19話。いや、辛うじて森厳も癒し要素といえるかもしれないが……ガスマスクのおっさんが癒しになる作品なんてたまったもんじゃないやい。

 ジワジワ締め付けが強まり、それぞれの要素が決着(というか大爆発?)に収束している感じがしますね。その中心となっているのは、聖辺ルリのストーカー連中。ブラックリスト入りしていた連中はかつてアリバイがあったということで無罪放免になったらしいが、実のところは、単に危ない連中が危ない同士でこっそり手を結び、単独犯のふりをして犯行を重ねる「ストーカー集団」になっていたというタネがあった。分かってしまえば警察の怠慢にすら見える話だが、実際にこういうことをやられると、ミッシングリンクを掴み出さないことには絶対に謎が解決しないのでけっこう厄介な作戦なのである。

 そんなストーカー集団に対抗するのが、いまやすっかりブルースクウェアの亜種に成り下がってしまっているダラーズの面々。まぁ、正確にはダラーズっていうよりも「青葉の手下連中」といった方がよいような小規模な集団だが、帝人がお家芸のネットダイブでさっさと周辺情報を集め、そこからストーカー集団の狙いを絞り込むことで逆に待ち伏せする形になっていた。静雄を襲撃するという命知らずな阿呆にもちゃんと討伐隊を派遣しており、「池袋は自分たちで守る」という肥大化した自意識がかなり顕在化している。今までの経験から「どう考えても静雄にサポートはいらねぇだろ」ということを理解してないあたりがどうかと思うけども。今回はそれに加えてヴァローナまでついてるわけでなぁ。どっちかっていうと、あのまま放っておいたらスタンガンのガキの命の方が危なかったかもしれない。

 しかし、行動があまりに早かったこと、そしてストーカー集団の中でも元締めポジションに位置する徒橋は身体能力も桁外れだったことなどが重なり、残念ながら新羅だけは守ることが出来なかった。イカれた徒橋によってボコボコにされてしまった新羅を見守るため、セルティは一時戦線離脱だろうか。杏里に送ったメールの文言がとっ散らかっていることからも、セルティの慌て方が窺える。セルティが新羅を発見するシーンは今作でも久しぶりに「おっ」と思える良い演出になっており、なんと、セルティが独白形式で一切しゃべらず、新羅のうめき声だけが漏れるという音響になっている。普段、セルティはスマホなどでしゃべってしまっているので我々視聴者も一切それに違和感を覚えなくなっていたが、実際にはセルティのコミュニケーションはずっとこの「無音のやりとり」でしかないのだ。それでも、我々ですらセルティが何を言いたかったのかはほぼ理解出来るし、彼女の心の揺れ動きがはっきり見て取れるようになっていたのは、演出の巧さと歴史の積み重ねの成せる技。あそこでセルティの心情を言葉を用いずに示したのはなかなかうまい演出方針であろう。

 さて、新羅はボコられてしまったが、徒橋が目を付けていた「聖辺ルリの周辺人物」はもう1人。それが杏里(と独尊丸)である。単なる女子高生だと思って調子に乗っていた放火担当のストーカー1人は帝人による先回りで返り討ち。しかし、徒橋はきっちり目的を遂行する。罪歌の一撃は確実に想定外の反撃だったはずだが、それをギリギリで受けることが出来た徒橋の戦闘力は侮れない。一発斬ってしまえば勝ちなのだから罪歌の方が優位なのは変わらないだろうが、どちらかというと、突然のことで杏里の情報処理が追いついていないことが問題なのだろう。

 杏里を取り巻く状態は、彼女の与り知らぬところで動き続けている。そしてその中心に位置するのは、「安心できる場所」を探し続ける竜ヶ峰帝人である。今回、正臣の目線から物語が描かれたことで、帝人の異常性がよりはっきりと確認出来た。マスクを剥がして正体を明かした後の帝人は、ずっと口角をあげて笑みを浮かべ続けていた。もちろん、待ち焦がれていた正臣との再会なのだから喜んで当然であるのだが、彼は直ぐに「まだ会わない方が良い」といって自ら「再会」すら拒否してしまっている。それなのに、顔面をボコボコにされ、自分が杏里の回りで暗躍していることを親友に知られ、凶悪犯の背中に火を放った直後であるにも関わらず、帝人は笑っているのである。もう、これは強い弱いという話ではなく、「おかしい」である。当然、正臣には重々それが理解出来るわけで、まったく予想していなかった形で友の窮状を目の当たりにすることになってしまった。正臣自身も、街をこのような姿にし、帝人を変えてしまったことに大きな責任を感じているのだろう。彼も望んでいた「再会」を拒絶し、大がかりな戦いの準備へと身を投じるのである。

 そして、それと時を同じくして動き出した最大級の問題児、折原臨也。彼の部屋に集まった面子には、無理矢理引っ張り込まれた徒橋に加え、道場にいたボーイッシュガールもいれば、あのスローンさんまで。さて、どんな鍋になることやら……。あ、波江さん白飯おかわり。

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