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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「緋弾のアリアAA」 5→4

 色々と惜しい作品。風穴はあかなかったけど、変な引き笑いみたいなものは要所で起こってましたね。あとちょっと頑張れば、良い作品だったと幸せな幕引きになったのかもしれないが……やはり、どこまでいっても「緋弾のアリア」であった。

 元々1期目の印象は全く良くない状態であり、今回、スピンオフ作品のスタートということで、「スピンしてオフっちゃえば意外に良いものが出てくるのでは?」という期待があった(と、新番チェックでは書いている)。そして、実際に「意外と良いもの」は出てきたのだ。感想を書いたのは4話目だけだが、レズレズ一直線のバトル内容はキャラもぶっ飛んでいたのでかなり楽しかった。具体的には志乃さんや鳥取様が頑張ってくれる話数、7話8話あたりは本当に馬鹿馬鹿しいし、いい感じの狂気もあったので楽しませてもらった。まー、私が基本的に百合というだけで肯定的だってのもあるけど、志乃さんのキャラの尖り方は掃いて捨てる程ある百合キャラの中でもなかなかに際だっていて良かったと思うのです。そこにツンの要素を絡めて「ヤンツンデレ鳥取お嬢」というフィールドを開拓した高千穂さんだって、なかなか見どころのあるキャラだ。こういうキャラの個性を活かして物語がまわるのであれば、世に百合アニメは多けれど、それなりに爪痕を残すことが出来ていただろう。

 ただ、繰り返しになるが、やはり今作は「緋弾のアリア」だったのである。普通、アニメってのは力を入れるべきエピソードに作画リソースを傾けるものである。そして、銃の扱いに長けた「武偵」というよく分からない存在が主人公であるなら、力が入るのはバトルシーンのはずだ。それなのに、何故か今作はバトル回になると格段にスペックが落ちるという謎のリソース配分になっている。いや、それ以外の回が特別良いというわけでもないが、何故かバトルが軒並みショボい。いや、ショボいを通り越して何してるんだかよく分からない。高千穂戦の展開もシュール過ぎて頭がグラグラしたし、ラストの水蜜桃の展開もそれまでの世界観から逸脱していて何を伝えたいのかが分からない。せっかくあかりがチートキャラなのだから、そのあたりの技能を存分に活かせば良かったのだし、ハードにするならばもっとガンガン銃撃戦をやって、メインキャラの1人か2人殺すくらいの勢いでも良かったはずなのだ。しかし、何故かバトルがギャグパートと紙一重なのである。さらに、バトル展開の理屈のこね方も1期に続いて「なんじゃそれ」という妄想設定が多い。武偵の設定自体が割と危ういが、そこにあかりのチートスペック、そしてそこから繰り出される謎の暗殺拳に至るまで。その突飛さは描き方次第では大きな武器になったかもしれないのだが、やっぱり本作では「なんじゃそれ」。シュールな作画と相まって変な笑いには繋がったかもしれんが……。

 まー、元々あかんと思っていたものと同じ作者が書いた作品なんだから、シナリオ部分で大きく質が向上するってことはないわな……でもまぁ、1期よりも「楽しむ部分」が明確に出来たのだから、素直にその部分をプラス成長だと見てもよいのかもしれない。今作からさらにスピンオフすれば、もっと面白くなるかもしれませんよ。その時は是非、「鳥取においでよ! 高千穂さん」、もしくは「志乃さんの足下はあかりの私物で埋まっている」とかで。

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