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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「ヴァルキリードライヴ マーメイド」 5→5

 よしよし、予定通りだったな。いや、良くないな。少なくとも頭は。

 金子ひらく作品と言われて予想されるラインから大きくはみ出ることなく無事に幕を閉じたおっぱいアニメというか「なんとかして痴態を合法的に描こう」アニメ。もうこれが合法っていうんだったら199X年に核の炎が吹き荒れても問題ないレベルだが、僕はAT-Xで視聴しているから画面もすっきりだ。そして、別にこういう作品で乳首が出たからって特別嬉しい分けじゃないんだ。あくまで「画面がすっきりして視聴の邪魔じゃない」というのが良い部分。作り手側が精魂込めて作った作品なんだから、隅から隅までそのままの状態で味わわないとね。

 今作は「馬鹿だ」という一言で片付けてしまえば簡単であるが、最終話までちゃんと見ると案外お利口な馬鹿である。ラストの戦闘シーンは時間こそ長くないものの、マクロスもかくやという見事な演出で様々なアホギミックが無闇に格好良く描かれており、今作の「武器=女の子」という設定が遺憾なく発揮されている。レディ・レディの最終的にフェニックス形態になる合体メカニズムなんかは画面映えするものだったし、その他の火器やドレスなどの描画も実に細やか。話数によってかなりクオリティに差があったが、そういうアニメ的にまっとうな部分でもちゃんと楽しめる要素はあったのだ(なお、乳首は出ている)。

 ただ、言ってしまえばそこで終わりというのもまた事実。シナリオラインはなんか見たことある気もする平坦なもので、濡れ場が間に挟まらずに淡々と描かれていたなら退屈になっていた可能性もある。「頭のおかしい要素で固めれば普通のシナリオでも笑えるやん」というコンセプトだったとしたら特に文句をいう筋合いのものではないが、これだけ脳が湧いてる設定にしたんだったら、さらに突っ込んで設定をいじり倒しても良かった気がする。巨大化回なんかはマジで狂気と紙一重のところ(ややアウト目)だったので、ああいう吹っ切れた阿呆が連打されれば似たような作品が並ぶ「おっぱいアニメ業界」でレジェンドになれた可能性もあったのだが。メインシナリオが安定している分、そのあたりでの冒険はちょっと少なかったかもしれない。

 でもまぁ、そんなに革命的なものを求めるようなジャンルでもないしなぁ。あえて注文を付けるなら、最終話に至ってはついに「もうこれどこをどうひっくり返してもエロアニメでしないじゃん」っていうところまで行ってしまっていたので、「一応放送される作品なんだから、ダイレクト過ぎないギリギリのところでの馬鹿エロ展開を見せて欲しかった」というのはある。「そういうの」が見たい人はさっさとエロアニメを見ればいいだけなのだから、わざわざ「一般セールス」に乗せて出す作品っていうカテゴリの線引きが欲しいのである。いや、これを視聴してる時点でガタガタぬかすな、と言われれば返す言葉はございませんがね。

 個人的に一番気に入っているポイントは、ラスボス・百華役の原田ひとみ。オープニング歌唱でも相変わらず「よく似た親戚」っぷりを発揮しているダチャーンだが、今作の百華はまた新しい形での魅力をアピールしている。いや、貧乳なだけじゃなくてね。普段のツイッターやらなにやらで問題児扱いされることが多いダチャーンであるが、こうしてまっとうに(?)お仕事しているのを聞くと、やっぱり役者としては図抜けたセンスを持っている人だと思う。「違う声」の作り方がホントに上手いんだよなぁ。

 その他、今作には本当にたくさんの女性キャストが参加し、その殆どが喘ぎ声を聞かせてくれていますので、未来のスターを探すのには丁度良い作品かもしれませんよ。どっち方面でスターになるかは知らないけど。

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