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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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Assembled Alphas 集合した頭目 (5)(R) R

クリーチャー・狼

5/5

〜がクリーチャー1体をブロックするか、クリーチャー1体にブロックされるたび、〜はそのクリーチャーに3点のダメージを与え、そのクリーチャーのコントローラーに3点のダメージを与える。

 赤のエントリーセットレアは、「灰口の猟犬(ISD)」や「ケッシグの鍛冶場主」の能力がレアクラスに膨れあがったもの。「レアのくせになんか地味」と思われるかもしれないが、ついでにプレイヤーに飛ばせる効果のおかげでこれが結構洒落にならない。5/5というステータスは単体でのブロックはそこまで簡単じゃない。それならばと2体受けしようとすると、それぞれに能力が誘発するのでブロッカーはタフネス3以下では機能しないし、6点のダメージが本体に飛んでくる。これはブロック時にも適用されるわけで、攻守にわたって常に相手をかみ続ける精神はなかなかのもの。リミテッドならばやっぱりゲームエンドが近づくクリーチャーである。ついでに「吠え群れの復活」でトランプルを与えてやると、相手クリーチャーへの致死ダメージが一気に下がって本体にも突き抜けやすくなる。構築は流石に目指せないので、開けたパックから出てきたら可愛がってあげたい。何しろ、これだけあっちこっちで触手が生えている世界のなかで、ここまでモフモフした狼がいるのは貴重なのだから(残念ながら、このイラストはプロモ版だけ)。

 




Galvanic Bombardment 流電砲撃 (R) C

インスタント

〜は対象のクリーチャーにX点のダメージを与える。Xは、2にあなたの墓地にある〜という名前のカードの数を加えたものである。

 「焚き付け(TMP)」、「集中砲火(ODY)」の焼き直し。ダメージ量は同じだが、プレイヤーに飛ばなくなった分だけ1マナ軽くなった。プレイヤーにいかないのは残念至極であるが、「ショック」と同じこの軽さは何ものにも代え難い。青にも同じような蓄積型ドローがあったわけだが、こちらのカードなら1枚目から充分過ぎるくらいに機能するのだし、2枚目以降のカード効率は目を見張る。とりあえず引きたいだけ引きまくって構わないだろう。構築環境では魔巧で3点になる「焦熱の衝動」がほぼ互角のスペック。今後の火力スタメン争いに注目が集まる。

 

Harmless Offering (無害な捧げ物) (2)(R) R

ソーサリー

対象の対戦相手は、あなたのコントロールする対象のパーマネントのコントロールを得る。

 にゃー! にゃーーーーーーー!!!! はい決定! マジック史上もっとも可愛いカード記録更新です! ちなみにこれまでは「黒猫(M15)」と名誉カードの「光らせの子(EVE)」がチャンピオンでした。しかし、一気に3馬身くらい離しての文句無しの愛らしさ。イニストラードにもまだこんな癒し成分が残されていたとは……。なんかちょっと尻尾の形が怪しいことなんて気にしない。大丈夫、にゃーん。さておき、なんとあの一時代を間違った方法で築いちゃった「寄付(UDS)」が、時代を超えて色が変わって再登場。なんで青から赤になったかっていうと、赤はコントロール変更の第2色であり、「刻印(USG)」みたいな妙なカードもあったし、割と最近でも「バザールの交易商人(WWK)」というこの呪文を使い放題のゴブリンもいたのである。で、そんな呪文が何故この時代に突然帰って来たのかは……分からない。もちろん今の時代は「Illusions of Grandeur(ICE)」なんてあるわけない。特にこの世界のギミックとシナジーを成すわけでもないし……一応「悪魔の契約」とか「黄金夜の懲罰者」あたりは選択肢になるかなぁ。まぁ、開発チームも時たまこうして「他の環境に影響を与えるかもしれないカード」をちょいちょい試験的にレアで入れてるらしいので、統率者戦とか、もしかしたらモダンとかでなにか悪さをし始める人がいるのかもしれない。これで「アクロスの木馬(THS)」とか押しつけたら芸術点高いんだけど。

 

Smoldering Werewolf くすぶる狼男 (2)(R)(R) U

クリーチャー・狼男、ホラー

3/2

〜が戦場に出たとき、〜は最大2体までの対象のクリーチャーに1点のダメージを与える。

(4)(R)(R):〜を変身させる。

Erupting Dredwolf 噴出する戦慄狼 (無色)

クリーチャー・エルドラージ、狼男

6/4

〜が攻撃するたび、〜は対象のクリーチャーかプレイヤーに2点のダメージを与える。

 登場時に何故か「両手撃ち」出来る狼。別に二丁拳銃を持っているわけではなかろうが、とにかく火の気が多い。これだけでも一応デッキによっては意味があるが、流石にこれだけで3/2だとアンコとしては寂しい。そこで変身能力の出番だ。6マナ溜めてエルドラージ化してしまえば、サイズは2倍、そして飛ばせるダメージも2倍。アタック時に何度でもお楽しみ頂けます。そりゃ強い。まぁ、6マナも払えばな。こうしてみると、この世界の変身は人狼と違ってエルドラージになってしまうために当然不可逆変身であり、ほぼ「怪物化」と同じなんじゃ……っていうツッコミが入るな。まぁ、元々怪物化も両面カードで表現しようとしてたらしいし、似るのは当然なんだけど。

 

Stromkirk Mystic 流城の神秘家 (2)(R) R

クリーチャー・吸血鬼、ホラー

3/2 トランプル マッドネス(1)(R)

〜が対戦相手に戦闘ダメージを与えたとき、あなたのライブラリのトップを追放する。ターン終了時まで、あなたはそのカードを唱えても良い。

 最近赤がグイグイ推している「瞬間的アドバンテージ」をレアリティ高めで導入したナイスアタッカー。様々なデッキで「ケラル砦の修道院長(ORI)」が活躍していることからもこの疑似ドロー能力は便利なことは証明済みだが、こちらのカードは院長と違ってサボターなのでダメージを通さなきゃいけないのがやや難しい。トランプル持ってるし、3マナ3/2なら悪くないステータスなのでリミテッドならもちろんカード1枚分くらいは得するはずだ。ただ、構築となるとどうだろう。現在あの「罪を誘うもの」ですらそこまで出番があるわけではないので、動きの不安定なこいつはちょっとハードルが高いかな。マッドネスと吸血鬼絡みのデッキが隆盛出来ればもしかしたら。

 

Vildin-Pack Outcast ヴィルディン群れの除けもの (4)(R) C

クリーチャー・狼男、ホラー

4/4 トランプル

(R):〜はターン終了時まで+1/−1の修正を受ける。

(5)(R)(R):〜を変身させる。

Dronepack Kindred ドローン群れの身内 (無色)

クリーチャー・エルドラージ、狼男

5/7 トランプル

(1):〜はターン終了時まで+1/+0の修正を受ける。

 怪物化狼シリーズ。5マナで登場して7マナで怪物化、つまりあのリミテッド環境最強と謳われた「ネシアンのアスプ(THS)」と同じ設定。アスプと違って到達は無いし、変身後の上げ幅も小さいのだが、その分トランプルとブレスという尋常ならざる貫通力を誇るのが売り。変身前でも隙あらば7点をたたき込むぞ、と相手にプレッシャーをかけ、一度裏返れば隙なんか無くても全弾たたき込むぞ、と脅しでもなんでもなく突っ込んでくる。何しろ火を吐くのに有色マナが必要無いのだ。変身してる時点で7マナはあるわけで、殴って全力パンプで12/7。そしてトランプル。これ、コモンなのは割とまずくないか? そりゃ変身するほどの長期戦にならなきゃいいだけなのだが……これの変身のためだけに「突沸の器」をぶっ込むまである。

 

Eldritch Evolution 異界の進化 (1)(G)(G) R

ソーサリー

〜を唱えるための追加コストとしてクリーチャーを1体生け贄に捧げる。

あなたのライブラリから点数で見たマナコストがX以下のクリーチャー・カードを1枚探し、それを戦場に出す。Xは、生け贄に捧げたクリーチャーの点数で見たマナコストに2を加えた数である。その後、あなたのライブラリを切り直す。〜を追放する。

 出産の殻(NPH)」をソーサリーから起動するようなカード。繰り返し運用してレベルアップを続ける「殻」のような働きは出来ないが、その分、レベルアップは一気に2段階。そしてコストはぴったりである必要も無く、かなり広範囲にサーチ出来る、一種のチューターとしても機能する。「とにかく特定のクリーチャーさえ揃えばいい」というコンボデッキからしたら一撃必殺みたいなもので、公式記事でも紹介されている通り、アリストクラッツに積んであった「変位エルドラージ」「血統の観察者」コンボの達成率がこれ1枚で大きく跳ね上がる。シルバーバレットなデッキデザインにしてしまってもいいし、マナの分割払いなので高コストクリーチャーにいち早く、そして確実にアクセスする手段としても重宝するだろう。これ、ちょっと前だったら「何がなんでも包囲サイ」みたいなアブザンデッキで5枚目、6枚目のサイとして採用されていたに違いない。スタンダードはもちろん、下の環境にも大きな影響を与えそうな一枚、どんな波乱を巻き起こすことか。

 

Emrakul’s Evangel エムラクールの福音者 (2)(G) R

クリーチャー・人間、ホラー

3/2

(T)、〜と、好きな数の他のエルドラージでないクリーチャーを生け贄に捧げる:3/2で無色の、エルドラージ・ホラー・クリーチャー・トークンを、この方法で生け贄に捧げたクリーチャーの数だけ戦場に出す。

 とりあえず何でもいいからエルドラージになっちゃおうぜ! な教義の人。こいつの手にかかれば、貧弱な植物も、カロリー溢れる「不吉な豚」でも、はたまた存在を抹消されたアヴァシン様ですら、全て一様にエルドラージに変貌する。まぁ、弱くなる取引は一切する必要はないけども。使用タイミングはこいつの命1つにつき1回だけなので、どの程度戦力をエルドラジるかはちゃんと考えてプレイする必要があるぞ。3/2ってのはまた絶妙なサイズだよなぁ。「のたうつ居住区、ハンウィアー」から出てくるのも同じトークンだ。きっと念入りに調整した結果がこの数字なんだろう。普通にデッキを組んでしまうとこの能力で「強化」されるクリーチャーは実はあまり多くはない。トークンや「療養所の骸骨」あたりで数を水増しし、「戦いは数だよ!」を体現出来る人向け。消耗戦に強いゾンビあたりのパーツ候補になるかも。

 

Emrakul’s Influence エムラクールの影響 (2)(G)(G) U

エンチャント

あなたが点数で見たマナコスト7以上のエルドラージ・クリーチャー・呪文を唱えるたび、カードを2枚引く。

 イラストはせっかくのゲートウォッチ揃い踏みシーンなのに、何故かエルドラージ応援カードである。「でかいクリーチャーを出したらカードを引く」というのは緑がたまに施すドロー手段で、「ガラクの群れ率い(M15)」や「精霊の絆(ORI)」が分かりやすいその系譜。今回は、そんな緑の血脈をグッと引き延ばして7マナのエルドラージ領域まで。「コジレックの帰還」や「ウギンの聖域」でも同じく7マナというコストが提示されているのでエルドラージにはお馴染みのものだ。流石に7マナ以上のカードなんてそんなに入ってねぇし、わざわざそのためにカード入れねぇよ、というのが普通の反応だが、そこはちょいと一考。まず、ドロー枚数が豪儀に2枚だ。そりゃノルマが厳しいんだからその分報酬は奮発してもらわなきゃ困る。プレイするだけで2ドローとは、回り始めたら超ヤバい。「世界を壊すもの」がまたアップを始めている。そしてさらに、今回の世界には「現出」というおあつらえ向きの能力も用意されている。現時点では枚数までは分からないが、例えば「不憫なグリフ」の場合、現出コストが6マナだろうが、それをどれだけ軽減しようが、「点数で見たマナコスト」が7なのは紛れもない事実。そして、それを「唱えている」のも事実。つまり、実質3マナ4マナで唱えたカードでも2枚ドローはついてくるのだ。さぁ、ちょっとは興味が湧くでしょう。エムラクールの影響を受けたダイナミック現出エンジン。生まれ変わるのだよ、いあいあ。

 

Grapple with the Past (1)(G) C

インスタント

あなたのライブラリを上から3枚墓地に置く。その後、あなたは自分の墓地からクリーチャー・カードか土地・カードを1枚手札に戻しても良い。

 ほんと、こういう小ネタが仕込まれてるから次元の再訪って好きなのよ。ちゃんと年季の入ったファンを楽しませてくれる要素が仕込まれてるのがね。カードの効果だけを見てもちょっと分かりにくいが、イラストを見れば一目瞭然、旧イニストラードの「願い事(ISD)」の後日談(?)である。あの時はただ神にすがるようにして井戸にコインを投げ込むしかなかった少女が、この度めでたく、欲しがっていた熊ちゃんを井戸の底から入手することが出来たのだ。まぁ、彼女の変わり果てた姿が「願った」ものとは思えないが……。フレーバーテキストでも「エムラクールは願い(wish)など認めない」とあり、過去のカード全否定である。ひどい。そんな風に個人的には盛り上がるカードなのだが、効果は緑版の「屍体の攪拌(GTW)」。土地を選べるようになったので一応強化版だし、この世界なら墓地を3枚肥やせるだけでも充分意味はあるはず。緑黒系の小粋な調整カードとして。

 

Kessig Prowler ケッシグをうろつくもの (G) U

クリーチャー・狼男、ホラー

2/1

(4)(G):〜を変身させる。

Sinuous Predator しなやかな捕食者 (無色)

クリーチャー・エルドラージ、狼男

4/4

〜は2体以上のクリーチャーにはブロックされない。

 怪物化狼の緑版。なんと1マナ2/1という骨太設定からスタートし、中盤にも「忍び寄る虎(10ED)」能力持ちのアタッカーとして活躍出来る。序盤から中盤までをそつなくこなせるし、各種人狼サポートの恩恵も受けられるのでデッキ内での価値は高い。「ガイアー岬の山賊」で出た瞬間にこれが裏返ったりしたらたまったもんじゃないな。そういや今回は「上弦の月の教団」が色んな色と手を組んでウハウハ出来そうやな。あいつら、人間じゃなきゃ何でもいいのかよ。

 

Ulvenwald Captive ウルヴェンワルドの囚人 (1)(G) C

クリーチャー・狼男、ホラー

1/2 防衛

(T):あなたのマナ・プールに(G)を加える。

(5)(G)(G):〜を変身させる。

Ulvenwald Abomination ウルヴェンワルドの嫌悪者 (無色)

クリーチャー・エルドラージ、狼男

4/6

(T):あなたのマナ・プールに(C)(C)を加える。

 今回のマナエルフ。いや、エルフじゃないけど。旧環境でいえば「軽蔑された村人(DKA)」と同じ枠で、変身前のステータスがちょっと優遇された代わりに、アタックが出来なくなり、変身条件がおっそろしくヘヴィーになった。そりゃま、マナクリーチャーって言うだけで充分強いんだからアタック出来なかったり、パワーアップ出来ずとも一定以上の仕事は出来る。今回は緑赤人狼が全部怪物化のためにマナを費やすので、余剰マナはいくらあっても困ることは無いだろう。それにしても、7マナか……自分がマナクリーチャーだから割を食った形だな。裏返ると色マナが出せなくなるが、そんなことぁどうでもいいし、多分7マナ出せる時点で生産マナが増えたところでやっぱりどうでもいい。純粋に、最後の一押しの肉増しのためのおまけギミックと割り切り、普段は純粋にマナソースとして頑張ってもらおう。

 

Ulvenwald Observer ウルヴェンワルドの監視者 (4)(G)(G) R

クリーチャー・ツリーフォーク

6/6

あなたのコントロールするタフネス4以上のクリーチャーが死亡するたび、カードを1枚引く。

 緑のエントリーセットレア。突然出てきた、いわゆるアブザン的条件。同じ条件設定だったのはタルキールにお住まいの「スゥルタイの剥ぎ取り(KTK)」や「鱗王の監視(DTK)」だったわけで、なんで突然ここでタフネス4? と疑問に思うのは仕方ない。だって、彼はツリーフォークだから……。そう、ツリーフォークという種族は昔からタフネス大好きな種族。元祖タフネスアタックの「包囲の塔、ドラン(LRW)」がツリーフォークの親玉ですしね。そんなわけで、彼は特に世界観とか気にせずにタフネスだけを見ているのです。手軽なところなら「黴墓のゴミあさり」に「墓モグラ」や「孤独な狩人」なんかはナイスドローソース。「溺墓の探検者」「沈黙の観察者」の青や「眠れぬ者の使者」「審問官の雄牛」の白も悪くないかも。まぁ、クリーチャーが出るときにさっさとカードが引ける「始原の賢者(RAV)」なんかと比べるとどう見てもレアとしては地味なのだが……。まぁ、でかいし、死んだらカード引けるし。

 

Bloodhall Priest 血の間の僧侶 (2)(B)(R) R

クリーチャー・吸血鬼、クレリック

4/4 マッドネス(1)(B)(R)

〜が戦場に出るか攻撃した時、あなたの手札がないならば、〜は対象のクリーチャーかプレイヤーに2点のダメージを与える。

 今回、何故かちょいちょい収録されている「手札が無ければ」という縛りを持つレア吸血鬼。いわゆる「暴勇」能力なので赤や黒に収録されているのは理解出来るが、これまであまり見なかった制限だけにちょっと不思議。マッドネスで手札を捨てることを推奨し、さらに「捨てられること」に付加価値を付けるのが目的だろうね。これまでは共鳴者ばかり集めても「肝心のマッドネスカードがない!」ってな悲しみがあったが、こういうカードを集めておけば、マッドネスでなくともカードを捨てることに意味が出てくる。とはいえ、この能力はレアとしてはすこぶる地味。4マナ4/4とでかいので別に不満は無いのだが、最後の手札として使わなければ場に出たときの2点も飛ばず、常に手札を空にした背水の陣でなければ真価を発揮出来ないってのはかなりリスキー。そこまで頑張ってもらえるご褒美も2点火力程度では、相手のブロックの前に倒れることの方が圧倒的に多そうだ(何しろこっちは手札が無いのだから相手はトリック使い放題である)。せめて187能力だけでも条件なしで撃てるようにならなかったもんですかね。

 

Gisa and Geralf ギサとゲラルフ (2)(U)(B) M

伝説のクリーチャー・人間、ウィザード

4/4

〜が戦場に出たとき、あなたのライブラリを上から4枚墓地に置く。

あなたの各ターンに、あなたは自分の墓地にあるゾンビ・クリーチャー・カードを1枚唱えても良い。

 もう、ストーリー大好き派からしたら鼻血もんの最高のカード。ついにこの2人が合流! 共闘! なんか相変わらずギサさんは憎まれ口を叩いてるけど、ゲラルフさんの素っ気ないレスまで含めてもう最高。この姉弟漫才は本当に楽しい。さて、ギサゲラルフも正式なセットでのカード化は初のこと。単体のカードだとどちらも5マナ3/4というボディだったが、今回は2人合わせてお求めやすい4マナ4/4になり、とりあえずデッキに入れやすくなった。その分能力はやや大人しくなり、毎ターン墓地から1体だけゾンビがフラッシュバック出来るように。運用するなら当然ゾンビデッキで、ついでに墓地にゲラルフ謹製の「秘蔵の縫合体」なんかがいればおねーさんも大満足。どっちかっていうと下の環境でなにか危険なことをやる可能性があるかな。縫い師とグール呼びのタッグプレイが今後どのように世界を盛り上げてくれるのか、今から楽しみである。なお、レジェンドルール的には文句無く新カードなので、統率者戦なんかをやってると「ギサとゲラルフとギサとゲラルフ」が同じ戦場に並ぶなんて可能性も。何がなにやら。

 

Lupine Prototype (狼の試作品) (2) R

アーティファクトクリーチャー・狼・構築物

5/5

〜はいずれかのプレイヤーが手札を持たない状態でない限り、攻撃もブロックも出来ない。

 テキストを英語で読むとなにがなんだかよく分からなくなってしまう能力。「can’t attack unless a player has no cards in hand」って、「えっと、手札があると……うん? 無いと? あれ? 殴れる? なに?」ってなる。正解は、黒赤サポートの暴勇と同じシステムなので、当然「誰かの手札が無くなれば殴れる」である。2マナで5/5となるとあの「マイアの超越種(NPH)」に迫り、「誘うワーム(ONS)」に並ぶ超性能。それだけこのデメリットがキツイってことだが、正確には「達成が困難」というほどではなく、「早期達成が困難」なだけ。やろうと思えば手札なんてそのうち無くすことは出来るのだから、いつかはアタック出来る時が来る。ノーハンドはリスクを伴うので出来れば勘弁してほしいが、見返りとして5/5が殴れるならそれもやむなしだろう。つまり、このクリーチャーは決して弱くない。ただ、結局早期達成が困難なため、2マナという軽さを活かす展開がほぼ望めず、結局中盤〜終盤にしか機能しないので、あんまり意味が無いよね、ってオチ。ひょっとしたら下の環境ならなにか超速で手札を空にして殴るデッキは組めるかもしれないが、まぁ、単なるバニラにそこまでして頑張らなくても良いよな。放っとけば5/5以上が殴れるって意味ならタルモでいいんだし。

 

Soul Separator 魂分離機 (3) R

アーティファクト

(5)(T)、〜を生け贄に捧げる:対象の、あなたの墓地のクリーチャーカードを追放する。1/1で飛行を持ち、本来のタイプに加えてスピリットであることを除いて、そのコピーであるクリーチャー・トークンを1体戦場に出す。そのクリーチャーとパワーとタフネスの等しい、黒のゾンビ・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。

 フレーバーを優先してそれっぽいカードを作ると、やたらテキストが面倒になるよね、という好例。理解するのがなかなか面倒だが、つまりは墓地の死体を「ボディの性能を受け継いだゾンビ」と「魂の性能を受け継いだスピリット」に分けるカードということだ。試しに「ゲトの裏切り者、カリタス」を分離してみると、3/4で生前カリタスだった風のバニラゾンビと、1/1だけど絆魂を持ってレジェンドで墓地を追放して増強能力を持つスピリット・吸血鬼が産まれるわけだ。なんかややこしいけど、「このクリーチャーは何がアイデンティティだったの?」ということを考えるのには丁度良い。そして、とにかくクリーチャーが2体出るのだからそれでいいじゃない。当然一番良いのは肉も魂も優秀なクリーチャーを分離すること。試しにウラモグを分離してご覧なさい。単なる10/10のゾンビと、破壊不能で殴るたびにライブラリを吹き飛ばすスピリット・エルドラージが出てくるよ。あれ、これ凄くない? ちなみに、今回一緒に登場した「地獄の樹」をこれで分離すると、1/1の樹が出来上がるために一瞬で相手のライフが1になるっていうコンボが既に報告されている。0/13のゾンビと一緒にどうぞ。なお、スピリットには防衛がついてる模様。

 

Stitcher’s Graft 縫い師の移植 (1) R

アーティファクト・装備品

装備したクリーチャーは+3/+3の修正を受ける。

装備したクリーチャーが攻撃するたび、それはそのコントローラーの次のアンタップステップにアンタップしない。

〜がパーマネントからはずされるたび、そのパーマネントを生け贄に捧げる。

装備(2)

 「融合する武具(5DN)」や「生体融合外骨格(SOM)」の系譜を継ぐ、「はがしたら死ぬ」装備品の新作。名前からしておそらくゲラルフさんの作なのだろうが、被験者が実験後にどうなろうと知ったこっちゃないあたり、どんだけ次元がパニックになってもブレない熱意は流石である。これだけの軽量コストで+3は破格。適当に付けて殴ってだけでもかなりの制圧力を誇る。張り替えが難儀だという欠点にしても、どうせ相手はこれが張られたクリーチャーを無視出来はしないのだ。除去するなり、何らかの方法で無力化するなりしてくるだろう。そうなれば、自分の手で殺そうが何をしようが大して変わらない。同時に複数の装備候補がいる場合には悩むこともあるだろうが、結局つけてしまえばそいつが「場で一番厄介なクリーチャー」になるのだから、さほど結果は変わらないだろう(出来れば厄介が分散するようにサイズが小さめのところに付けておきたい。起きなくなるデメリットは無視できないし)。つまり、リミテッドなら充分やりよる。構築レベルだって「幽霊火の刃(KTK)」が活躍した実績を考えればチャンスはあるかもしれない。適当な植物トークンがこれつけて殴ってきたらかなり鬱陶しいだろう。いっそ末裔トークンにつけてアンタップの問題を無視しつつ張り替えコストにあてるってのはどうだろう。

 

Geier Reach Sanitarium ガイアー岬の療養所 R

伝説の土地

(T):あなたのマナ・プールに(C)を加える。

(2)(T)、各プレイヤーはカードを1枚引き、その後、手札を1枚捨てる。

 イラストが「ガヴォニーの居住区(ISD)」に似てるな、って思ったけど、まぁ、同じ文化の建造物なんだから似てて当然か。別に一切関係は無いです。ルーターを起動出来る土地といえば構築でも採用実績がある「僻地の灯台(AVR)」もやっぱりイニストラード性。墓地に縁のある次元なのでこういう土地が各所にあるのだろう。「僻地の灯台」に比べると、色マナが必要無くなり、コストも軽くなったので起動はかなり楽になったが、その分、何故か相手にもルーターを使わせてあげるという、「知識の仲買人(RAV)」と同じ設定。うーん、これで一気に使いづらいカードになるよなぁ。彼我ともに効果が同じカードって、わざわざデッキインして使いこなすのは難しいんだ。手っ取り早いのは相手の手札を無くしてしまう、相手のドローに何らかのデメリットを付ける、ライブラリ削りデッキで運用する、なんて手があるが、マッドネスの危険性も考えると、おいそれと起動出来るものでは無い気がする。自分のマッドネス力に自信のある人向けかな。「癇しゃく」や「ただの風」みたいな軽めの呪文ならここを経由しても問題無く使えるし、これならアドバンテージソースになりうる。使いこなしたらちょっとドヤ顔出来そうな1枚。何故これが伝説でガヴォニーがそうじゃなかったのかは永遠の謎。

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