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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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<多色>

 

Adriana, Captain of the Guard 護衛隊長、アドリアナ (3)(R)(W) R

伝説のクリーチャー・人間、騎士

4/4 会戦

あなたのコントロールする他のクリーチャーは会戦を持つ。

 今回の主人公。ブレイゴを暗殺し王位を簒奪したマルチェッサははっきりと分かる「逆賊」なのだが、残念ながらパリアノの一般市民にそのことは伝わってない。元々影の権力者として裏世界から地ならしを続けていたマルチェッサは、最後には力業で押しきったわけだが、それでも暗殺を問題にされるような状況ではなく、簒奪も立派な「継承」となり、その地位を不動のものとした。しかし、そんな非道な行為を認めず断固として戦う意思を見せる「正統王権派」も存在している。その最右翼がこの護衛隊長というわけだ。彼女が圧倒的政治力を持つマルチェッサにどのようにして挑んでいくのか、今後の戦いは要注目。まー、どう考えても正攻法でしか押せないこのおねーちゃんよりも、陰謀暗殺やりたい放題のマルチェッサ姐さんの方が上手に見えるが……市民の中にマルチェッサへの不信感、不満感がどの程度満ちているかが勝利の鍵だろうな。「女騎士隊長」っていうだけでチンポに弱そうなのは悩ましい。そんなエロヒロインのアドリアナさんだが、実力は本物。4/4会戦なので殴った時点で5マナ5/5だし、乱戦になればその腕力は跳ね上がる。また、乱戦を生み出すために各地に送り出す戦力も全て会戦持ちになるため、暴れだしたチームアドリアナは誰にも止められない。同じボロスカラーでも、支援先が偏っていた老害や、下準備がないと何もしてくれない自称・覇者さんは爪の垢を煎じて飲んでほしいところ。やっぱりこの並びにしちゃうと「5マナのボロスレジェンド」ってネタ臭強いよね……。マルチェッサさんの毒にやられてアヘっちゃうアドリアナさんの薄い本を早く。

 

Akroan Hoplite/アクロスの重装歩兵(THS)」 U

 普通のセットならば各色の組み合わせ(ギルド)の有り様をもっとも分かりやすく表現するのがこの対抗色アンコなのだが、今回はそこまではっきりと色によるアーキタイプがあるわけではないので、何となく「らしい」カードが選ばれれている。ボロスは見ての通りに「並べれば強い」。ただ回りにはこれの上位種みたいな動きを簡単に見せる会戦能力もあるので、慌ててとる程のもんでもないだろう。

 

Ascended Lawmage/上昇する法魔道士(DGM)」 U

 鉄壁の安心クロック。呪禁持ちなので普段なら「装備やオーラの土台に最適」と書くところだが、残念ながら白は今回あまり強化エンチャントを擁していない。代わりにサポートとして使えるのは秘策カードだったりするので、こいつ1枚をあの手この手でサポートしてやるデザインはより具体的なビジョンが必要。なるべく序盤から計画的に。

 




Carnage Gladiator/殺戮の剣闘士(DGM)」 U

 ラクドスカラーのマルチはなんとも絶妙なところからの再録だ。「ドラゴンの迷路」当時は速いデッキが全否定だったせいでなかなかこんなカードに触る人間もいなかったが、さらに遅くなるであろう多人数戦の世界ではどうだろうか。ブロック関係無しに突き抜け、さらに望もうが望むまいが付与される余計なルールはあっという間に世界に影響を与える問題作。使いどころは多いだろうが、自分が被害者にならないよう、細心の注意が必要だ。

 

Coiling Oracle/とぐろ巻きの巫女(DIS)」 U

 シミックも特に色のコンセプトを押し出すというわけではなく、シンプルに強くて愛されるカードを展開。アドバンテージの権化のようなカードで、しばしばコモンレベルじゃねーだろ、と話題にもなったが、案の定のアンコモンである。「蛇・エルフ」っていうクリーチャータイプが実にキモく、流石のシミックって感じがするな。

 

Daretti, Ingenious Iconoclast 巧妙な偶像破壊者、ダレッティ (1)(B)(R) M

プレインズウォーカー・ダレッティ

<+1>: 1/1で防衛を持つ、無色の構築物・アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。

<-1>: あなたはアーティファクトを1つ生け贄に捧げても良い。そうしたなら、対象のアーティファクトかクリーチャーを破壊する。

<-6>: 墓地か戦場にある対象のアーティファクトを選ぶ。それのコピーであるトークンを3つ戦場に出す。

【3】

 コンスピラシーに収録されるプレインズウォーカーの数は決まっているわけではないようで、前回は「ダク・フェイデン(CNS)」1体だけ。今回はケイヤとこのダレッティで2体である。普通のセットのように色ごとのバランスなんかも大して気にしなくてもいいのか、白黒と黒赤というやや偏った配分。他のレジェンドも赤・緑・ボロス・マルドゥ・スゥルタイと並び、随分雑多な印象。こうしてみるとやたら黒が多いのはたまたまなんだろうか。さておき、そんな新規のPW枠に選ばれたのは、統率者2014から2年という短いブランクで早くも再登場となったダレッティだ。脇の製品から生まれたキャラがこうして脇の製品とはいえ早々に復活したのはなかなか珍しい。まぁ、同じセットにはナヒリとニクシリスさんという正規品に新出した連中もいるわけだが。ちなみに、私の持っているダレッティの印象というと「マジうざい」である。能力がルーターだったのでカードの選択に時間がかかり、さらにリアニもあるので手札のコントロールが非常に面倒。あまり多人数戦向きの統率者PWでは無かった気がする(まぁ、だからってシンプルなフレイアリーズがよかったかと言われるとそうも思わないが)。今回はそんな前身についての反省があるのか、コストを1マナ軽くしてシンプルな使い心地。自分を守るプラス能力は簡便な防御用機械人形の工作。3マナ・忠誠3・プラスでトークンというパッケージは構築でも大活躍中のニッサと全く同じもの。軽さが正義、そしてそこから生き残れるなら大正義だろう。そして、ニッサは生み出したトークンをさらに増強して戦力へと変えていくが、ダレッティはより直接的に相手クリーチャーをぶっ殺しに行く。自分で作った護衛人形を相手に叩きつけるだけでクリーチャーを1体抹殺出来るのはかなりヤバくて、事実上、2ターンかければコストを一切払わずにクリーチャーを処分出来る。前もってアーティファクトを1つ用意しておけば、出たターンにすぐ暗殺業を行えるのだ。流石に黒マナをその身に宿しただけのことはある。小マイナスの1というコストはかなり破格なので、アーティファクトをそれなりにフィーチャーしたデッキならば、(あと色さえあえば)ほぼフルスペックで活躍してくれるのは間違いない。下手したらレガシーレベルだってワンチャンあるかもしれない。統率者戦その他でもさぞかし楽しい働きを見せてくれるだろう。奥義については癖が強いので積極的に狙っていくのは限られたデッキになるだろうが、まぁ、これで「ワームとぐろエンジン(SOM)」や「荒廃鋼の虚像(MBS)」でもコピーすればゲームは終わるからな。個人的なオススメは、「先駆のゴーレム(SOM)」のトークン3体出現かな。いや、なんか楽しそうじゃん。

 

Dragonlair Spider/ドラゴンの巣の蜘蛛(PC2)」 R

 初出はプレインチェイスだそうで、そりゃしらんわ、っていうカード。書いてることは無茶苦茶。ステータスもそこそこだけどとにかく誘発能力がイカレている。このイシュカナさんで盛り上がってる御時世に、「もっと簡単に出せるよ」とドヤ顔で迫ってくるのだ。なんだこいつ。まぁ、あくまで多人数戦限定ではあるが……。それにしても、ドラゴンの巣に蜘蛛がいる意味ってなんなんでしょうね。巣を張っててもドラゴンの住んでるところに餌なんてやってこないような。

 

Duskmantle Seer/ダスクマントルの予見者(GPT)」 R

 こちらはラヴニカから、ディミーアのなんかよく分からないけど偉そうな人が再録。ちなみに元々神話レアだったのだが、特に環境で活躍したという話も聞かなかったために、今回はレアに格下げされての収録。こうしてみるとなるほど多人数戦用のギミックに見えなくもない。旧コンスピの「協議」能力っぽくもあるしね。みんなしてカードが引けるからヘイトが下がるのか、ライフが減るかもしれないので嫌われるのか……4/4飛行の時点で好かれるわけないか。みんなでカード引こうぜ!

 

Gruul War Chant/グルールの戦唄(DGM)」 U

 グルールカラーの多色アンコ枠がクリーチャーじゃないってだけで割と驚きだが、このカードってのもまた驚き。一見地味に見えるが、2つの効果が重なってファッティの迫力が大きく増す1枚。1対1の対戦ではマジでゲームを決めるカードになったものだが、多人数戦での扱いはどうなるか……いや、強いだろ、これ。

 

Juniper Order Ranger/柏槙教団のレインジャー(CSP)」 U

 絶妙な渋さ、なんとコールドスナップから、初の再録となるカードが引っ張り出されてきた。その理由は能力を見れば分かりやすく、セレズニアカラーの「横に並べる」を全力で応援する1枚だからだ。コールドスナップはまだまだ発掘されてない面白カードが眠ってる気がするね。

 

Kaya, Ghost Assassin 幽霊暗殺者、ケイヤ (2)(W)(B) M

プレインズウォーカー・ケイヤ

<0>: 〜か対象のクリーチャーを追放する。あなたの次のアップキープの開始時に、そのカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。あなたは2点のライフを失う。

<-1>: 各対戦相手は2点のライフを失い、あなたは2点のライフを得る。

<-2>: 各対戦相手は手札を1枚捨て、あなたはカードを1枚引く。

 初登場のゴーストバスター、ケイヤさんのご登場である。あのブレイゴ御大を暗殺した張本人であり、確かな腕前の霊的もめ事解決屋さん。プレインズウォークの他に様々な術を使いこなすようだが、この次元で一体どんな活躍をし、他のプレインズウォーカーと遭遇したらどんなトラブルが起こるのか。今から楽しみですね。個人的には是非ラヴニカに飛んでテイサと会談してほしい。色も同じだし、幽霊に悩まされてるテイサの相談にのってくれそう。

 さておき、そんな新顔は何ともトリッキーで斬新な能力設定になっている。過去にも「プラス能力が無い」PWは存在していたが、どこぞのおかしくなっちゃった狂乱の人は、そのまま忠誠度を減らし、散っていく運命を与えられたPWの顔をした使い捨て消耗品。まぁ、当時はボーラスさんから見たらマジでそんな感じだったんだろうけど。しかし、立派な個人事業主であるケイヤは違う。労働で疲れたら、自分の意志で休憩してエネルギーチャージ出来るのである。これにより、クリーチャーブリンクさせるマン、チュルチュルライフ吸うマン、チュルチュル手札吸うマンとして運用し、エネルギー残量が減ったら休暇をもらってリフレッシュ。決して奥義なんて大それたことはしないが、ずっとコンスタントに働き続けられる勤労意欲に溢れた御仁なのだ。脇に「ギデオンの誓い」とか置いとくと24時間戦えそうでナイス。これまでとは違った使用感なのでどうなるものかは使ってみないと分からないし、あくまでハンドやライフをピンポイントでいじるだけなので直接的な影響力は乏しいが、そのスタミナの高さで色々と楽しい夢は見せてくれそうではないか。地味に相手クリーチャー1体は無効化出来るのが強いな。

 

Knights of the Black Rose 黒薔薇の騎士 (3)(W)(B) U

クリーチャー・人間、騎士

4/4

〜が戦場に出たとき、あなたは統治者となる。

いずれかの対戦相手が統治者になるたび、そのターンの開始時にあなたが統治者であったなら、そのプレイヤーは2点のライフを失い、あなたは2点のライフを得る。

 ここにも王位を持ってきてくれる人が。5マナ4/4キャントリップの時点で充分合格だし、さらに、他の気短な連中と違って万一王位を簒奪された際のアフターケアがついてくるってのが騎士らしさ。本音をいえばアフターケアを気にするよりも簒奪されないように守ってくれよ、とは思うが、ずっと王位にしがみついていても命が危なくなってしまう。こうしてほどよく譲位しつつ、その傍らで副業に精を出して相手を締め上げていくのが正しい為政者の在り方ということなのだろう。なかなか嫌らしい設定ではないか。どうも、こうしてみてるとオルゾフカラーが生臭い都市次元のあれこれに噛み合って活き活きしてるように見えるな。

 

Levold, Emissary of Trest トレストの使者、レオヴォルド (B)(G)(U) M

伝説のクリーチャー・エルフ、アドバイザー

3/3

各対戦相手は、各ターンに2枚以上のカードを引くことが出来ない。

あなたかあなたのコントロールするパーマネントが対戦相手のコントロールする呪文や能力の対象になるたび、あなたはカードを1枚引いても良い。

 いかにも統率者戦にいそうな、性格の悪さがたまらない1枚。ちなみに「トレスト」はこのフィオーラ次元の地名であり、同じ名前を関したクリーチャーには、旧コンスピラシーにも参戦していた「トレストの密偵長、エドリック(CNS)」がいる。なるほど、ろくでもない性格の連中なのはよく分かった。上の制限能力は他のプレイヤーから多くの夢と希望を奪い取り、鬱陶しいからといって始末しようとすれば容赦無くアドバンテージをかっさらっていく。さっさと除去される存在だろうが、相手が少しでもイラッとしたら勝ちなのだ。そのコストの軽さを考えると、真の戦場はコンスピラシーではなく統率者デッキになるんじゃなかろうか。何しろスゥルタイ3色では初めての、3マナ統率者なのだから(過去のレジェンドで最軽量は「血の暴君、シディシ(KTK)」の4マナ)。

 

Pharika’s Mender/ファリカの癒し人(THS)」 U

 ゴルガリカラーは圧倒的安定感が魅力の骨太アンコモンが再録。決して損はさせません、の精神は本当に安心出来る。ドラフトは例によってピンキリのデザインになるため、フィニッシャーとなる1枚が回収出来ればそれだけでデッキの肝としてのお仕事が可能だ。片手間程度で墓地を一掃していく「焼き払い」には注意。

 

Queen Marchesa マルチェッサ女王 (1)(R)(W)(B) M

伝説のクリーチャー・人間、暗殺者

3/3 接死 速攻

〜が戦場に出たとき、あなたは統治者となる。

あなたのアップキープの開始時に、いずれかの対戦相手が統治者であるなら、1/1で接死と速攻を持つ、黒の暗殺者・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。

 眼の上のたんこぶ、幽霊ジジイブレイゴの殺害に成功した「黒薔薇」のマルチェッサさん。この度見事に彼女はパリアノのトップに君臨する事に成功し、史上6人目の「Queen」の名を冠する伝説のクリーチャーとなった。他の5体が気になる人は勝手に調べてね。うち1体は当然「スリヴァーの女王(STH)」だけど。そんなマルチェッサは、かつて登場した際にはグリクシスカラーで青をその手にしていた。旧コンスピでは廃位能力がイゼットに与えられていたためにそのような措置になっていたが、今回、統治者を巡るあれこれはこのマルドゥ3色に多く与えられているため、彼女自身のカラーリングとしては青から白にチェンジ。まぁ、これまで裏社会のボスだったところを、公的に地位を得たことの証明だと見ればいいんじゃなかろうか。速攻や接死を持つといういかにもマルドゥらしい設定に加え、さらに他人が統治者である場合はガンガン暗殺者を送り込んで転覆を狙う分かりやすい野心。本人の耐久力はあんまり高くないのだが、これだけのプレッシャーをかけられたら他の統治者はたまったもんじゃないだろう。マルチェッサが居る間は彼女が王座に座ってていいや、ってんで、大人しく受け渡してくれるはずだ。まぁ、その間、どのプレイヤーも陰で彼女ののど元を狙うナイフを研ぐことになるわけだが……実に見事にフレーバーが再現されてますね。しかし、ドラフトがここからスタートしたとして、マルドゥ3色で固めるのは難しそうだよな……。

 

Shipwreck Singer/難破船の歌い手(THS)」 U

 ディミーアアンコもテーロス次元からの復帰。使嗾能力なんていかにもそれらしいキーワードが生まれた世界で、愚直にこれまで通りの挑発能力を駆使する苦労人。しかし、下の能力の及ぼす影響力は多人数戦だからこそ尋常じゃない。1体立っているだけで様々なプレイヤーの疑心暗鬼を引き起こせるはずだ。

 

Stormchaser Chimera/嵐追いのキマイラ(JOU)」 U

 なんとイゼットカラーも再録カードはテーロス出身。今回はかなりのテーロス贔屓。ただ、このカード自体はそこまでテーロス風味が強いわけではない。さらに言えばあんまりイゼット風味もない。生き残れれば地味に占術の効果が積もってくるが、今回は色々と世界の動きが激しそうな中、いくらか地味なこのカードが生き残る隙間が与えられるかどうか。

 

 

 

<無色>

 

Bronze Sable/青銅の黒貂(M15)」 C

 かつて「黒貂ビート」という謎のフレーズを使ったことがあるのは私です。フレーバーに長々と書かれる「テーリアス」が懐かしい。

 

Hedron Matrix/面晶体のマトリックス(ROE)」 R

  is サイズ isパワー。コストは膨大だが、それに見合った大雑把な修正値を実現出来る1枚。今回は緑も白もそこそこアーティファクトをケア出来るので過信は禁物だが、やっぱり装備品の強さってのは変わらないだろうよ。

 

Hexplate Golem/六角板のゴーレム(MBS)」 C

 フレーバーテキストが「背教の主導者、エズーリ」なのが今は昔で涙を誘いますな……。

 

Horn of Greed/貪欲の角笛(STH)」 R

 みんなで大雑把に幸せになろう系アーティファクト。自分1人で得するのが難しいのであんまりニーズは無さそうだが、どうしても引きたいキーカードが1枚だけある、とかなら。ちなみに「芽ぐみ」なんかで追加の土地を「出す」行為は「プレイ」ではないので注意。

 

Kitesail/帆凧(M13)」 C

 初登場したワールドウェイクではコモン、次に基本セットでアンコに格上げされ、今回は再びコモンに戻ってきた。コストもほどほどで使いやすい装備品なのだか、小利口なその効果故にどうしても採用率が上がらず、24枚目、25枚目になってしまうことも多い1枚。今回は飛行戦力のラインナップがゲームを左右しそうなので、いくらか評価は上げ目でいいんじゃなかろうか。

 

Opaline Unicorn/乳白色の一角獣(THS)」 C

 痒いところに手が届く色マナサポート。どんな色がどんな手からでも他の色に触れるため、重めのカードのタッチには最適。「ユニコーンが引けてればー」は「テラリオンさえ引けてればー」と同じくらいにドラフト後に聞こえて来そうな台詞である。

 

Platinum Angel/白金の天使(M11)」 M

 神話としての再録は3回目。随分板についてきましたが、普通レア時代を知ってる身としては「大して活躍もしてねぇのに」っていう気持ちの方が強いですね。アヴァシンで守ったり、ブルーナで戻したり、昨今の天使とのコンビネーションは見てみたいかも。

 

Psychosis Crawler/精神の病を這うもの(MBS)」 R

 実は統率者デッキでの再録経験もあるので、初再録というわけではない。多人数戦で楽しそうな能力ではあるのだが、なんでこいつがファイレクシア原産のホラーで、アーティファクトなのかは未だにピンと来ない部分がある。

 

Runed Servitor/ルーンの苦役者(ORI)」 U

 前作コンスピラシー、モダンマスターズ、そしてオリジンと、様々な方向から再録要請がかかっているので、今や「何となく入れておける無難なアーティファクトクリーチャー」枠の大定番と化した1枚。こうしてみると、一応あんまり世界観に縛られないネーミングだったのはラッキーなのかも(初出はゼンディカー次元である)。

 

Spy Kit スパイ用具 (2) U

アーティファクト・装備品

装備したクリーチャーは+1/+1の修正を受けるとともに、本来の名前に加え、全ての伝説でないクリーチャー・カードの名前を持つ。

装備(2)

 今回アーティファクトで新規のカードはこの1枚だけだが、思わず笑ってしまったなかなかナイスな1枚。過去に全てのクリーチャータイプを与える装備品(「ルーン刻みの鍾乳石(LRW)」)は存在していたが、今回はそのコンスピラシー風味とでもいうべき代物。基本的に、このカードが意図している「カード名を参照するカード」は策略カード、特に事前に名前をセットしておく秘策カードだ。今回はそれらのカードがコモンで手に入り、この装備を付けておけばどさくさに紛れて秘策カードの恩恵に与ることが可能となる。ちょっとしたおまけ程度の効果だが、基本となる「2マナ2マナで+1」は充分使える能力なので、リミテッドでもそれなりに出番はあるのじゃなかろうか。しかし、何と言ってもその素っ頓狂な効果は他のセットのカードと組み合わせた時に色々と見たことのない状況を生み出す。最近で分かりやすいところなら、これがついたクリーチャーは「夜深の死体あさり」という名前を持つため、「墓ネズミ」と合体しようとする(実際には裏面がなくて合体出来ないため、ネズミと一緒に追放されて帰ってこない)。相方が「キスクー・ドレイク(VIS)」なら、何の問題も無く「ヴィーアシヴァン・ドラゴン(VIS)」に変身可能。あらゆるクリーチャーと同じ名前なので、これに「残響する真実(DKS)」を打ち込むと全部のクリーチャーが戻る。「独占市場(MMQ)」が出ていると今後一切クリーチャー呪文が唱えられず、万一「撲滅(BOK)」でも撃たれようものなら、ライブラリから全てのクリーチャーが吹き飛んでしまう!! 個人的に一番気になるのは「_____(UHG)」の扱いがどうなるかってことですね。いや、マジでどうでもいいけど。

 

Dread Statuary/戦慄の彫像(WWK)」 U

 ゼンディカー出身の廉価版ミシュラランド。コストは重めだが、やることが無くなった最終盤になけなしの戦力を捻出出来る非常電源みたいな役割を果たせる。一応無色なので今回メインの除去になるであろう「大逆」に引っかからないってのは地味な加点要素かも。

 

Evolving Wilds/進化する未開地(BFZ)」 C

 「広漠なる変幻地」名義はM11以来使われていないのだが、何が差を生み出しているのかは謎。今回はコモンにそれなりにマナソースがあるので、全体的に色が広げやすそうやね。

 

Exotic Orchard/風変わりな果樹園(CON)」 R

 アラーラ次元から出張してきた、相手頼みの「反射池(SHM)」。混戦模様の多人数戦なら、事実上、ほぼデメリット無しでの5色土地になるのでそりゃもう強い。まぁ、統率者戦なんかはもっと手軽で確実な多色土地は多いんだけどさ。余談だが、イラストに描かれているのは、バントの土地に突然エーテリウムの混じったエスパーの樹が生えてきたところで、コンフラックス(衝合)が起こりかけているアラーラの混沌とした様子が面白い。当時はコンフラックスするにあたって、どの次元に何が出てきたか、なんてまとめ記事を書いたっけなー。

 

Rogue’s Passage/ならず者の道(ORI)」 U

 オリジンにも再録されていたので割とお馴染み。今回は統治権強奪の任務があるので、いつも以上に使い道が多そうなカードだ。適当に置いといて、ラストのタイマン勝負のときにいきなり火を噴いたりしそう。

 

Shimmering Grotto/ゆらめく岩屋(M14)」 U

 「進化する未開地」に合わせてこちらも再録。もうあの手この手で多色化が可能。ちなみに基本セット再録のタイミングでレアリティがアンコに格上げされていた。過去にコモンでゴロゴロ流れてた時代を知っているとふざけんな、って気になる1枚。

 

Throne of the High City 高層都市の玉座 R

土地

(T):あなたのマナ・プールに(C)を加える。

(4)(T)、〜を生け贄に捧げる:あなたは統治者となる。

 最後を飾る土地は、直接統治権を引っ張ってくるシンプルな能力。他のカードではコモンでも手軽に統治権を手にできるカードがあるため、わざわざレアで、しかも生け贄に捧げてまで統治権を取ってくる意味は薄いように見えるかもしれないが、このカードには大きな長所がある。それは、このセットでは唯一、インスタントタイミングで統治権を獲得出来るカードなのだ。他のカードも複数組み合わせれば出来なくもないのだが、単体でインスタント起動出来るのはこれ1枚。そして、世界には「ターン開始時に統治権を持っている」ことをトリガーとしているカードがあり、対戦相手側に「ターン終了時に統治権を持っていること」をトリガーとするカードもある。それらを微調整してベストタイミングで持ってくるのは、このカードだけに与えられた特権だ。まぁ、決して軽いコストではないのでそこまで宣伝してもペイするかどうかは定かでないが、「統治者狙いデッキ」が出来たのなら、充分その名にふさわしい活躍をしてくれるのではなかろうか。

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