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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 観てきました。早く観たかったんです、急がないと、ジュウオウジャーの方は放送がクライマックスを迎えてるので、どんどんテンションに差が出るような気がして。案の定、まだ元気に活動してるクバルさんとかが目に入るとちょっと感慨深いものがありましたしね。時系列で言うとバングレイ撃破後、クバル反逆前のどこかですね。まぁ、パラレルなのでどうとでも説明出来そうだけど。

 

 

(以下、一応ネタバレになるかもしれないので、未視聴注意)

 




 さて、毎年恒例のVSシリーズだ。今年は何しろ40周年記念作品であるジュウオウジャーの劇場版。嫌でも気合いが入るというもの。タイトルにも「スーパー戦隊」の文字がしっかりと刻まれ、一体どんな内容になるのだろうとワクワクしていったものである。ただ、先に大まかな印象を書いておくと、その期待は裏切られた形になる。勝手な思い込みなので自業自得ではあるのだが、実際には「スーパー戦隊シリーズ」ということで過去作と絡む部分はほとんど無かった。一応レッド総出演のシーンがあるにはあったが、ほんの一瞬だったからレンジャーキーでも事足りるようなレベルだし、導入も唐突でシナリオに必要だったとは思えない。かなり無理矢理ねじ込んだ形。だったらわざわざ入れなくてもよかったかなぁ、というのが正直な感想。やっぱり「ゴーカイジャー」から戦隊文化に入り最初に観た映画が「199」だったせいで、そのあたりの評価は相対的に辛口にならざるを得ない。

 また、過去数作の「VSシリーズ」を観てきたが、脚本の大筋は今回が一番ピンと来なかった気がする。最近では珍しいくらいに序盤からガッツリ「VS」していたのは良かったと思うが、そこからの収束性がどうにもとっ散らかっててなぁ。わざわざ大和たちをだまくらかしてまで敵をペテンにかける意味がわからんのよね。まぁ、分かりやすい「どんでん返し」として用意されたのだろうから、お子さんたちにはドキドキしてもらえると思うが……。ここ最近のVSシリーズ、特にイレギュラー過ぎる存在だったトッキュウジャーが絡む過去2作は脚本が非常に良くできていたと思うので、今回は良くも悪くも原点回帰で分かりやすいお約束を順当に重ねたデザイン。それだけに個々の繋ぎが大事になってくると思うのだが、見せたいシーンどうしがバラバラになってしまっていて、どうにもまとまりが悪かった。

 あと、これは2つの戦隊の性格を考えると致し方ないのだが、ジュウオウジャー側のスタンスが不満だ。VSシリーズは「2大戦隊」とは言っても、毎回現役戦隊(つまり後輩側)がメインになる作品だったはずなのに、今回、最終的にジュウオウジャーが忍者連中に食われてしまっている。いや、押されていたというわけではないが、あまり「ジュウオウジャー独自の見せ場」みたいなものが用意されていなかった気がする。一番の原因は、大和がどこまでも管理者気質のヒーローであり、天晴の暴走が始まると守る側に回ってしまうことだ。アカニンジャー3代共演の見せ場でも、大和は場つなぎみたいなポジションだったし、最強フォームのはずのホエールも、バズーカ役に留まったために「ジュウオウジャー側」の活躍とは言い難い。また、テレビシリーズとの兼ね合いでも、大和はまだ「問題を解決していない」主人公だったことがネックになっている。非常に珍しい事態だと思うのだが、年が明けてすでに45話を過ぎているのに、大和は父親との問題を解決せず、「戦隊メンバーにすら明かしていないこと」が残っているのだ。チームの友情を中心から支えるレッドのポジションとして、これはかなりレアケース。つまり、視聴者側も未だに大和の底を知らず、彼の非常に冷静で、大人な対応にヤキモキしている状態。そんな中で、余計にはっちゃけ回る天晴に登場されたら、そりゃぁ大和は引っ込むしかなくなるのである。

 誤解しないで頂きたいが、「大和が駄目なレッドだ」と言っているわけではない。テレビシリーズではちゃんと大和が最後を締めてくれるはずだし、「異世界からやってきたジューマン4人+人間」というポジションなら、大和が1人で抱え込んでいる今の状況も問題は無いのだ。ただ、そこに外から「同じ人間である6人」が飛び込んできた時にまで大和があれもこれも背負ってしまうと、流石にバランスは悪くなるということ。そして何より、大和が全部背負い込むと、「背負い込んでない」残りの面々が全員アホに見えること。2代戦隊のガチ抗争シーンとか、後でちゃんと種明かしされるとはいえ、観ている時にはあまり気持ちの良いものではないのである。風花が天晴を撃っちゃうシーンとか、結構ショックじゃない?

 

 まぁ、そんなわけで、全体的なシナリオラインは今ひとつだった今作だが、まぁ、散々文句は並べてますけど、個々の要素はもちろん楽しんでますよ。やっぱり「お祭り騒ぎでとにかく突っ込んでくるニンニンサイドと、処理しきれずに突っ込むしかない正統派のジュウオウサイド」というボケ突っ込みの関係性は面白い。やっぱり八雲もボケじゃないか! ということがよく分かる構成になっていて、最終的にタスクがイージーに丸め込まれてるのは可哀相という他ない。そして、どちらサイドでも最高に引っかき回してくれる追加戦士コンビが今作の殊勲賞だろう。みっちゃん、そしてキンちゃん。最近はもう「変な追加戦士をいじっておけばそれだけで話が進む」という文化が安定してきてますね。ゴーカイシルバー・キョウリュウゴールド・スターニンジャー・ジュウオウザワールドとかいう謎の系譜が描けそう(トッキュウ6号はまた別ベクトルでおかしい)。個人的にはキンちゃんの名乗り潰しシーンは今作でも五指に入る名シーンですね。

 その他覚えている範囲でピックアップしていくと、毎度の事ながらえげつない再生怪人のチョイスとかも見どころ。牙鬼幻月(ラスボス)が出てくるのはいつものことながら、むしろ最近の記憶なのでバングレイの復活の方が「やべぇ」って思った。まぁ、4人がかりで何とか処理したけども。そういえば敵陣営の話だが、今回はVSシリーズなのにそのまんまデスガリアンと対決してたのは珍しい構図よね。普通は劇場版だけのオリジナル敵勢力を用意するものだけど。おかげでアザルド様がまたも盾役に回されてたのはカワイソス。ちなみに、今回スーパー戦隊の志を引き継いだ代表は、「鳥」繋がりってことでなんとアフレコに御本人登場のレッドファルコン。つまり、アザルドの中の人は20年以上の時を経て、またここでライブマンと対決したことになるわけですよ(してないけど)。何という運命の悪戯。レッドファルコンの台詞、これまたお約束とはいえ、「命のヒーロー」はやっぱりずるいですわ。

 そして最後に、今作で中心になってしまったのはやっぱり天晴だった気がする。ラストに明かされる天晴の秘密。うーむ、こいつやっぱり……。ま、まぁ、戦隊ヒーローの世継ぎについては、キョウリュウジャーが「全員無事に100年後まで血脈を繋ぎました」っていうネタをやってるから大丈夫(ダイレンジャーも(略))。しかし、本当に相手は誰なんでしょうね。メンバーどうしでくっついたキング&アミィと違って、全員親族のニンニンジャーの場合は内部でいちゃつくわけにもいかんからなぁ。あれだけ親兄弟が口うるさく構ってきそうだと、そりゃ外で好きに女作りたくもなるかなぁ。あ、ちなみにエンディングテーマのダンス、風花がキレッキレというか、もう無茶苦茶やってくれてるのでかなりの見どころになってます。風花・霞姉ぇ・セラ・アムと並ぶと、やっぱり戦隊ヒロインは美人さん揃いやなぁ。

 あ、そうだ、ホントの最後の最後に、もう1つの戦隊ヒーローが登場したんだった。……やっぱり……9人は多いんじゃぁ……。いや、割と最近10人の戦隊もありましたけどね。ジュウオウジャーだってバードとヒューマン合わせれば(?!)8人ですからね。いや、それでもしかし……画面がガチャついておちつかねぇなぁ。一体どんな構成になるのか、想像も出来ないぞ、キュウレンジャー。

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