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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?」 4→4

 改めて、「やっぱりこのタイトル駄目なんじゃないですかね?」。どう考えても、このタイトルでやりたかった話じゃないでしょ。センスの良し悪しは分からんけども、少なくともタイトルで損してる部分は多いと思うよ。

 正直、あんまり刺さらなかった作品。特別何が悪いってわけでもないのだが……なんか、普通。一番気になったのは、最初の段階で「これはクトリが短い人生を頑張って生き抜いた物語だよ」って言っちゃったところかなぁ。いや、しばらく見てれば最終的に悲劇になっていくってことは嫌でも分かるんだろうけども、最初から「さぁ! この可愛い女の子が死ぬんです! 可哀相でしょ!」って言われてしまうと、何だか身構えてしまうよね。「この子はどんな人生を生きるんだろう?」よりも「この子はどんな死に方をするんだろう?」っていう見方になってしまうので、「悲劇」と言われても物語がすんなり入ってこない。ここまで事前に煽ってたんだからよっぽど壮絶な物語になるのかと思ったら、どこもかしこも想定の範囲内の出来事だったしなぁ。

 いや、この世界設定事態が既に想定の外なのだから「想定内」ってのも変な話なんだけど、結局、「女の子が一途な思いを貫き通すために限られた命を精一杯燃やす話」というくくりにすれば、まぁ、セオリー通りの筋立てでしょう。セオリー通りが悪いとは言わないが、わざわざこの「終末」という独自の世界を作り、絶滅した人間の設定とか、レプラカーンの設定とかを作った割に、「まぁ、女子供の死って理不尽で可哀相だよね」っていう一点にまとまってしまってるからね。確かに女子供の死ならば悲劇の題材だけども、この世界って「死ぬための子供」が作られてしまってるわけでなぁ。どっちかというと世の無常を恨むよりも、こんな設定作りやがって、っていう方に義憤が向かっちゃうのよね。やっぱり「悲劇ですよ」って最初に口に出して言っちゃうのって、あんまり賢い方策だとは思わないわ。

 女の子や子供はそれなりに可愛い。特にメインヒロインのクトリはしっかり作り込む意識があり、髪の色なんかも含めて、良い「メインウェポン」になっていたと思う。個人的に「女性の髪型が変わる」っていうお話が好きで、「エウレカセブン」のエウレカとか、そういうのを見るだけでもちょっとキュンとくるので、髪の毛の色の変化で死期を感じさせるクトリの描写は割とクるものがあった。まぁ、最終的にはあんまり細かいトコは関係無くなっちゃうんだけども……。ただ、子供連中のキャラはあんまり個体差を上手く出せてなかったので、「可愛いクトリとその他大勢」みたいな処理になってしまっていたのが勿体ない。ちゃんと個々の「人生」が見えてこその悲劇なのであるから、やっぱり十把一絡げで「みんな幼児」だと悲壮感が薄れてしまうな。あと、やっぱりよっぽどのことがない限り、子供役にリアル子供のキャスティングを任せる必要は無いと思うんだよね……ギャーギャー騒ぐだけのモブとか賑やかしならいいんだけど、小難しくて子供らしからぬ台詞を言う場合はやっぱり「読まされてる」感じが強くなっちゃうからな……。

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