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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 夏休み! 毎月1日は映画の日、ということで、月が変わるまでぐっと我慢していた劇場作品を観に行くぞ。いろいろと候補はあったのだけど、1日で複数作品を観るためにスケジュール優先で作品を選出した結果、まず1本目はこちらから。テレビ版の放送が2014年ということで、3年ぶりの再会となる「ノーゲーム・ノーライフ」の劇場版だ。

 

 

(以下、一応ネタバレとかそういうやつ注意)

 




 

 

 まず一言目に言っておくことは、「思ってたんと違う」。誰だお前ら。知らないやつと知らないやつが主人公やんけ。事前情報として「まだアニメ化されてなかった部分を映画にしてるよ」と聞いていたのでてっきりアニメの続きみたいなエピソードが挟まるのかと思っていたら、なんと全然関係ない、時間にして6000年も隔たった過去の話だというじゃないか。そら知らんわ。想定してなかったわ。えー、せっかく白のかっこ可愛いところが見たかったのに~~。

 ということで、世界の基となるお話が始まるわけだが、私のように原作にあんまりコミットしてない人間は、3年も経ってるせいでアニメで観てた内容もうろ覚えだし、この世界がどんな設定だったのかもはっきりしていないので、基本的に話の筋立てが「なんとなく」進行する。「確かいろんな種族がランク付けされた上でゲームを媒介した平和な戦争をしてる世界だったような…」っていう記憶から、いきなり人死にが出て「えぇ~」ってなる。こんな殺伐とした世界だったらノーゲームでノーライフなのは当たり前ですわ。もう、よく分からないから「神がこの世界に茅野愛衣を産み落とした理由」について延々レポートを書く羽目になりそう。実際、それでもいい。

 世界設定が漠然としていて、主人公のリクが何に命を賭しているのかが(一応理屈としては理解できても感情的に)理解できないので、あとはリクとシュヴィがいちゃいちゃしているのをがんばって見守っていくしかない。あと、ステフみたいな顔したコローネお姉さんが「キッジョーイ!」って叫ぶのを楽しんで見守るしかない。いや、でも最終的にそれで正解だったと思いますよ。シナリオの機微が伝わりにくい状態だと、今作のオチ……というかカタルシス部分って割とどうでもいいんですよ。最終的に「空と白が戦ってるあの愉快な世界」になることは自明なのだから、紆余曲折を経ても最終的にどうなるかは知ってるわけだし。そうなると、たぶん一番のクライマックスはシュヴィとジブリールのバトルシーンということになる。制作側も、あのシーンが一番気合い入ってたのは間違いないだろう。そして、それまでの段階で「なんかあらすじがぼんやりしてるから、とにかくシュヴィの可愛いところだけ追いかけていこう」と思っていれば、あの大破シーンが完璧な造形で浮かび上がってくるのである。

 シュヴィという1人の少女が生まれ、生き、死んでいく物語だとするなら、本作は非常にまとまりの良い「悲劇」である。そこに集約される伏線は実は周到にはられており、エンドロールにつながる指輪の見せ方や、彼女が機能を停止する「弱点」の効能、冒頭でリクがわめいていたセリフをそのままシュヴィが踏襲して「人間らしさ」を発揮するシーンなど、ぶっちゃけ、「あらすじがピンとこない」とか思っていたくせにボロボロ泣ける。シュヴィをぼこぼこにしているのがあのジブリールというのもやるせないポイントで、下手に知っている世界が見えるからこそ、彼女のやるせなさが一層深刻さを増し、理不尽な世界と、理不尽な希望に打ちのめされるのだ。

 終わってみればこれも1つのハッピーエンドと取れなくもないわけだが、メインの2人は「結局最後まで負け続けた」という不憫な人生。どう考えてもバッドエンドである。そのくせ、機械であるシュヴィはその思いを「転送し共有」することで未来へつなぎ、リクの方も最終的にはテトというイレギュラー中のイレギュラーを通じてその思いを来世へとつないだ。なるほど、こういう「ハッピーエンド」もまたありか。

 個人的に一番印象に残ったシーンは、実はシュヴィのバトルと最後の決意ではなく、すべてが終わった後に2人の意思を受け継いだコローネのシーンだったりする。単純に気に入ったキャラだったというのもあるのだが、結局「負けて」しまった2人は、形はどうあれ、思いを成就して「ハッピーな」終局を迎えたのに対し、コローネだけは、あの場で物語が終わらず、あまりにも重たいものを受け継ぎ、それを決して蔑ろにせずに戦い続けることを決意している。その重さ、大きさが「決して涙を流さない」女王の最後の涙として残ったことが、この物語のすべての帰結のように感じられたのである。

 こうしてみると、たえず「どういう世界なの?」「結局何をやっているの?」という疑問符が飛びっぱなしでぼんやりした作品だったのだが、それでも印象深いシーンが多かったということは、「ぼんやりした」部分はあまり重要ではなく、しっかり見せたい要素を見せていた作品ということなのだろう。確かに、この話はテレビシリーズでやるよりも劇場の大画面で一気にやった方がいい話だったのだろうね。よい構成だったのではないでしょうか。

 それにしても、この作者って「クロックワークプラネット」も書いてるんだよな。なんか、人造の生命っていうテーマに変質的な愛着や拘りを感じるのだが…好きこそものの何とやらでしょうかね。

 あ、ところで、「神が茅野愛衣をこの世に与えたもうた理由」についてですが(長くなりそうなので以下有料コンテンツ)(未遂)。

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