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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 親父最強伝説、第11話。なんで佑河の血族なのにあいつは特殊能力が覚醒してないんだろう、と思ったら、多分あの倫理観の欠如が天賦の才だったんだろうな……。

 佐河さん最後の抵抗。さすがにラスボスがあのまま終わるわけもなく、ただひたすら止界にこだわり続けた男は、あらゆる手段を講じて生き残りを図った。まずは自分の生い立ちを洗いざらいぶちまけることで樹里たちを説得しようという精神的な攻撃。もちろん、樹里が同情を持ってこの話に乗ってきたところで、返り討ちにしていたことだろう。しかし、樹里はすでに佐河という男の本性を読み切っていた。彼の哀願には耳を貸さず、容赦無く止界から吹き飛ばそうとする。最終的には物理的な死を与えることで終幕としようとしたが、それは爺さんに止められ、最終的には親父が引導を渡した。

 これで終わりならばエピローグに突入するところだが、それでもまだ尽きぬ佐河の執念。持ちうる唯一の残存物は脳、そしてわずかばかりのカヌリニとしての力。タマワニを糸のように伸ばし、この世界の全てを使って復活を試みる。その挑戦は半ば上手くいったのだが、最後の最後、結局は天敵である樹里の能力の前に夢半ばで果てた。残ったのは、彼の忌まわしい人生の全てを消し去るかのような、ただ一人の赤子だけであった。

 これでようやく終わりだろう。迫さんや翔子さんたちは今やすっかり佑河家とは懇意なので、戻った暁にはちゃんと事後処理をしてくれるはずだ。親父もマコトも帰ったし、あとは樹里が帰れるかどうか(そして、帰れないとしたら爺さんが残るかどうか)。帰れなかった場合、樹里はまるで佐河の意思を継ぐかのように、この止界の番人になってしまうわけか……まぁ、ここまでしっかりシナリオを紡いでいる物語で、最後の最後がバッドエンドになるとは思えないのだけども。

 わき道にそれるが、今回のお話を見ていて本作のコンセプトが何かに似ているな、と思っていたことがようやくわかった。多分、ジョジョだ。いや、時間を止める云々の話ではなくて、「2つの血族の因縁」の部分とか、ラスボス戦での形式を変えた多重構造とか、全体的なお話の構造がジョジョの面白い部分と重なるのだ。佑河家は、ちょっと品格は落ちちゃうけどもジョースター家に通じる。爺さんと樹里をつなぐ「血の高潔さ」があるし、何よりも家族愛を武器に、信念を持って戦い続ける。主人公である樹里は、時の止まった世界に入門したのち、相手の天敵となるような唯一無二の能力を手に入れた(さしずめ翔子さんはポルナレフポジションか)。

 となると、対する佐河は完全にDIOだ。鬱屈した少年・青年期の記憶を動機として、時を超えた無限の命で世界を渡り歩く事を望みとし、人間をやめたその力で世界へ君臨する。なんとなく「血の因縁」で佑河の存在を感知できたりもする。そして、最終盤では圧倒的なパワーで佑河を蹂躙しようと試みるも、最終的には一家の団結に敗北。しかし、それだけでは終わらずに最後の最後は異形に成り果てようとも、空前絶後の能力で命を吸収し、どこまでも貪欲な生への執着を見せる。悪い奴には違いないがどこか哀れで憎めない、そんなDIOの魅力に近いものを感じさせる男だった。DIOとジョースターの血の運命、それが、佑河と佐河の運命に通底するものを感じさせるのである。いや、別に

パクりだとかいうつもりは一切なく、「面白いものになんとなく関連性を見出すとそれだけでちょっと楽しい」というお話でした。

 さて、樹里さんは承太郎のようにハッピーエンドで終えることができるかどうか……(6部の承太郎がハッピーだったかどうかはさておき)。

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