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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。普段使ってるWordにほったらかしだったアプデかましたらフォントやスタイルがよくわからんようになった。
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「ハクメイとミコチ」 5→6

 なんかねぇ、途中で割と振り切れた作品です。かなり後の方になってからだったんだけど、突然作品世界全体がガッと入ってきた感じがあった。何でだったかわからないんだけど、ぼんやりとハクメイ&ミコチの関係性を見てたら、「あぁ、これ、いいなぁ」ってなった。ある意味百合ではあるんだけど、夫婦百合の完成形みたいな安寧がそこにあるんだなぁ。

 序盤は「これ、小人設定である意味がほとんど無いやんけ」とか、「なんで建造物とか衣類のデザインが人間と同じになるんだよ。外界との接し方や素材の収集方法を考えたら絶対におかしいやんけ」とか、設定に対していちいち無粋なことを考えて気にしてたんですよ。いや、今だって冷静に考えればおかしいと思うのは変わってないけどね。例えば火を起こすこと1つとってみても、「人間の1/20サイズの小人が焚き火を維持する」って、普通の人間の火起こしと比べたら圧倒的に難度が高くなるはずだからね。そうした部分の「なんで?」っていうのがいちいち気になっていると、この作品は楽しめない。

 もちろん、そうした部分が些事であることは、視聴を続ければわかってくること。別に作者が描きたいのは「リアリティ溢れる小さいものライフ」ではなくて「なんとなく不思議でオーガニックな世界」なんだ。普通の視聴者は多分最初からそういう部分にピントを合わせて見られるんじゃなかろうか。わたしゃ生まれ持ったこじらせのせいで多少時間がかかってしまうのだけど。とにかくそうして見ることができれば、今のところ「最もARIAに近い楽しみ方できる作品」だと思う。日常形感動アニメの金字塔である「ARIA」だが、あちらも何気ない日常の中の楽しみや感動を見つけ出すことがテーマになっており、適度なスパイスとしてお仕事の大変さとか、現実世界とちょっとずれた部分でのサプライズなんかが混じる。火星のネオベネツィアは星が違うので環境が違う。そしてミコチたちはサイズが違うので見え方が違う。そうして「少し不思議なオリジナルサプライズ」を提供してくれるのだ。その牧歌的な「近さ」と絶妙な「非現実」のブレンドがなんとも心地よい。

 キャラの配置も素敵で、冒頭でも「夫婦百合」と書いたハクメイ・ミコチコンビのバランス感が良い。最初は変なやつだと思われていたハクメイがどんどん男前要素を見せるようになり、一人の職人として立派な人物だということがわかると、それを内助の功で支えながらも、同じようなクリエイティビティを発揮できるミコチも相補的に引き立つ。この二人の、緩やかながらも刺激の多い日常が、最大の見どころ。そこにコンジュやらセンやらの一癖あるお友達が関わり、さらにハクメイサイドには職人としてのちょっとした試練も用意されていたりする。もともと「小さい人たちはどんな風にものを作って日々を過ごしているのだろう」という部分は興味を惹かれるところなので、ダイレクトに関わってくれるハクメイの立ち位置は見事だ。

 本当にずっと見続けていても退屈しないこの感じ、1本1本を見終わった後に「今回も優しかった」と満足できる充足感は、数多ある「日常もの」が成し遂げようと頑張ってもなかなか到達できない仕上がりである。最初に「これ、『クズの本懐』の時と一緒やんけ」って思っていた安藤監督特有の「コマ割りと静止画」演出も、今作の「穏やかさ」を維持するのに一役買っており、本来なら動きが少ないはずの画面に、コマを重ねて表示させることで時間の経過(重なり)を感じさせたり、何気ない切り替えでもコマのおかげで大きく見えたり、色々とアニメーションとしての付加価値が見いだせる。コマの後ろには背景映像がそのまま残るデザインなので、ルーペみたいな道具で小さなハクメイたちをのぞいて見ているような印象を与えられるのも面白い。「クズの本懐」の時は「心象芝居が多いからそのぶんの間を埋める」ためのコマ劇だったわけだが、本作では「動かずとも流れる小さな時間の表示」としてのコマ劇。何事も使い方である。他にもエンディングで付録としてついてくる小話がいちいち気になったり、細やかなところまでサービス精神が行き届いているのが本当にありがたい。エンディングで自宅のリフォームが反映された時とか、やっぱり嬉しいじゃないですか。

 最後にやっぱり中の人の話。個人的には準レギュラーにおいちゃんやらちかぺやらがいるのでそちらにばかり注目してしまうが(エンディングテーマが本当に素敵だしね)、やっぱり本作はハクメイとミコチだろう。つまり松田利冴と下地紫野。情けないことに松田シスターズはなかなか個人として認識できていなかったのだが、今回のハクメイのおかげでようやくイメージが生まれた気がする。そして確実な仕事を積み重ねている印象の下地紫野。こういう作品でいい役がもらえたのは本当に大事にしていきたいところよね。

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