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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「ケムリクサ」 4

 武田羅梨沙多胡みたいな名前のキャストがおったな? 声優業界の名前も随分カオスになってきたが……確認したらフィリピンとのハーフだってさ。なるほど、中島愛は時代を先取りしてた訳やな(他にもおるやろ)。

 さて、一応話題作と言っていいのだろうか。個人的に「けもフレ」に大した思い入れがないので完全に対岸の火事で見ているが、一応一連の騒動について最低限の話くらいは知っている。現代アニメ業界というか、現代オタクの様々な歪みが表出するエグい顛末やなぁ、と思いながら見てはいるが、ぶっちゃけ割とヒいてるし、事なかれで終わってしまえばいいと思ってるよ。

 で、そんな中でのたつき監督の新作なわけだが……うん、まぁ、けもフレだな。新規のけもフレの雰囲気が変わっているので、やはりこちらの映像は懐かしさを感じる。そして、「確かにけもフレの1話の時もこんな印象だなぁ」と思い出せる。つまり、あんまり興味を惹かれない。だって映像としては最低限のものだしなぁ。フラッシュアニメに毛が生えた程度のクオリティなので、求めるべきは映像部分よりもシナリオ部分のはず。その部分が1話目だけでは何もわからないので評価のしようもなく、だったら映像が弱い分、他のアニメには見劣りするよね、というだけの話だ。まぁ、それならけもフレ同様にここから「気になる」何かを展開できるかどうかって勝負になるが。

 雑な分類だが、個人的にけもフレの面白みというのはそのギャップ部分にあったと思っている。ソシャゲ発信で頭の悪そうなキャラものコンテンツのガワを被せておいて、その中では「ヒトがいない奇妙なジャパリパーク」の物語が熱もなく淡々と展開していくという珍妙な構図。その間抜けな映像と不安にさせるような突き放した進行のミスマッチが最後まで興味を引き、折衷案のようなエンディングを迎えることで作品世界が綺麗に完結した。そういう意味ではやはりプロット部分の勝利である。しかし、同じような中身を展開しようとしても、今作はもう、ぱっと見からして「不穏な世界」であり、その中で「不穏なこと」をやられても大して興味は惹かれないのである。これで「進撃の巨人」みたいに映像部分でガシガシ見せてくれるならそれだけで引き込まれるが、こちらはキャラの表情すらよくわからないようなCG作劇なのだ。最初に1体目の人形が死ぬシーンとか、どんなテンションで見ていいのかさっぱりわからなくて戸惑ってしまった。15分アニメくらいで収めてくれるならこの映像でもごまかせそうだが、30分単位でがっつり中身のある話をやろうとすると、やっぱり抵抗はぬぐいきれない。

 まぁ、対岸の火事を決め込もうと言っていても、やっぱり色々と先入観はありますからね。たつき監督の世界作りの手腕は間違いなく突出したものではあると思うので、今後独自の展開を見せれば、一本立ちした作品として見られる可能性は充分にある。そうなることを願って、しばらくは黙って追いかけるしかないだろう。

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