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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「revisions リヴィジョンズ」 6

 オカルティックナインか!!!(早口アニメへの定番になりつつあるツッコミ) 一応過去ログを確認したら「オカルティックナインかよ」と突っ込んでいたアニメは「斉木楠雄のΨ難」「魔法陣グルグル」「バチカン奇跡調査官」の3本がヒットしました。意外とあるもんだな、早口アニメ。

 しかしこの密度は凄まじい。早口にしてまで無理やりねじ込んだ1話目の展開、これがなかなか興味深い。毎度のことながら「ロボットものの導入って難しいよね」という感想は出てくるものの、早口アニメのパワーで強引にその辺を吹き飛ばし、視聴者も、そして乗せられた本人すらも「理屈はいいからとにかく乗れ!」という流れにすっかり巻き込まれてしまっている。いいぞ、この勢いは大事だ。そして、何が起こっているかわからない中にも、「分からないが故の放置感」ではなく「分からないなりの気になる感」が出ている。ぼくぁこういう導入は好きよ。

 「幼馴染の仲良し五人組」とか言われると真っ先に超平和バスターズを思い出すわけですが(そしてその余波で「七星のスバル」も思い出しますが)、歳を重ねてそれぞれの生き様にすれ違いが生まれているというのもお約束だし、その中で主人公だけが「あの頃」にとらわれており、残りの面々は高校生のくせにすっかり大人になったようなふりをしているのもお約束。ただ、今作の主人公はじんたんと違って「過去に囚われてそのまま引きこもりの時間停止」ではなく、「過去に囚われてるからかえって厨二っぽい要素を残したまま自己研鑽」という斜め上のキャラ展開を見せている。いわば、あの事件の日からずっとずっと「もし学校にテロリストが襲ってきたら妄想」を続けて、そのためにトレーニングしてきたようなやつである。その発想はなかった。あからさまにウゼェはずなのに、とにかく力強い。その厨二を超えたまっすぐな妄想癖と無茶苦茶な行動力は、魅力なのかと言われればNOな気もするのだが、「こいつ、すげぇな」という感心は間違いなくある。あんなあやふやな思い出で毎日筋トレできて、面倒臭い生活を続けられるのはすごい。考えてみれば、中二病ってのは常に「人と違うことを強いられる状態」なわけで、よほどエネルギーに満ちている時期じゃないとできないのは事実だよな。

 そして、そんな妄想世界についに現実が追いつく。いよいよ訪れたカタストロフィ、終末の日に主人公は力を発揮するかと思われたが、しょせん妄想は妄想、ファイレクシア人みたいなおっそろしい敵に襲われたら、ナイフなんて蟷螂の鎌でしかない。こうして主人公の無力感が際立つことで、突如襲ってきた謎の敵勢力(リビジョンズ?)の規格外の攻め筋が際立つわけだ。単に食べるとか、ぶち殺すっていうなら「おっかない敵」で片付くのだが、一部の人体サンプルを背中の培養槽に入れて持ち帰ろうとしてるのがマジ怖いし、ひたすらそれだけが目的ではなく、最初の一人は力加減を間違えてうっかり握りつぶしちゃったり、反撃してきたやつはイラっとしてぶっ飛ばしちゃったり、どうやら感情があるっぽいことがわかるのがかえって恐ろしい。第一次遭遇の展開としては文句なしのヒキである。

 ぶっちゃけ、映像部分は色々と気に入らないところは多い。やはりCG作画への抵抗はあり、今期だけでも数多く出揃ったCGアニメの中で突出して何かが優れているというほどでもないし、おそらくモーションキャプチャーだと思われるキャラの動きにしても、かえって不自然すぎて浮いているようなアクションも見られた。監督が谷口悟朗なんだから「ID-0」に引き続きサンジゲンが担当するのかと思いきや、今回のCG製作は白組。「えとたま」とかのCGを担当してたところ。こうしてみると、やはり同じCGとは言っても各スタジオで色々とクセがあることが分かる。ただ、日常パートでのモーションは違和感が残るものの、敵モンスターの気味の悪い動きなんかはもうこれで完璧な気がするし、謎の着ぐるみロボットの頓狂なデザインも(格好いいかどうかは別にして)色々気になる部分も多い。トータルでみれば、シナリオも映像も何もかも、今後が気になるアニメなのだ。やっぱり個人的に谷口作品というだけでも期待感があるんだよね。1話目からいきなりコンテが須永さんだったし、今回も「ID-0」や「アクティヴレイド」の時のように刺激の多い作品を展開してくれるんじゃないかと期待している。まぁ、この後も早口アニメなのかどうかは気になるが……少し落ち着いて欲しいとは思うが、やっぱり1クールに限定されて急いでるとかなのかしら……。

 中の人は、久しぶりに1回でメインキャストが全員識別できるという明快なキャスティング。そんな中で内山昂輝が珍しく単細胞なキャラを担当しており、今後のキャラ作りが気になるところ。内山・信長・斉藤壮馬とかいう横並びチームがなんか楽しそうである。女性陣は高橋李依、石見舞菜香というラインナップですね。みかこしが今後どれだけ仲良し五人組に絡んでくるものか。あとちらちら亜李ちゃんの声が聞こえてくるんだけど、今回はどんな配役かしら。谷口作品での小澤亜李のポジションニング、最高なんでね。

 

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