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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 事実上のバンドリ、第16話。まぁ、バンドメンバーがその辺でひろった陰キャっぽい連中っていう時点で違うけども(有咲は陰キャだけど)……この手の作品でバンドメンバーの構成を一切気にせず、三人をモブで処理するってのもすげぇ展開だな。

 この世界は、基本的に物語の機微ってものに細かい配慮はしない。「なんやねんそれ」と言われても、王道ストーリーを行くために不必要な説明は基本的に省く。だからバンドメンバーも川で拾ってくるし、なんなら伝説の落ちぶれシンガーだって川で拾えるのである。出会いの妙なんてことは一切気にしないのだ。これまでの展開を振り返ってみても、「数奇な運命」を演出してちょっと出会いに雰囲気を持たせたのなんて、せいぜいキャロルの親父さんぐらいじゃなかろうか。他の連中はだいたい「偶然会ったけど便利だからそのまま」みたいな状態か、ガスがよく分からんところからコネを繋いできたかのどっちかしかないからな。まぁ、その辺にドラマは必要ないってことなんでしょう。

 前回登場したデズモンドのCVが山寺宏一、そして今回登場した伝説のシンガー・フローラが林原めぐみ。いわばナベシン監督的には「ビバップ」キャスト繋がりである。惜しげも無くキャストをつぎ込み、「この辺に登場してるキャラはとにかくすごい奴らなんやで」というのを強引かつ簡潔に説明してくれている。ガスとフローラが「若かりし頃」と「現在」を演じ分けているのを聞くのも色々と興味深く、めぐさんも年相応の役が回ってくるようになったもんだなぁ、としみじみしてしまう。

 今回の出会いがキャロチューの2人にとってどんな意味があったかと言われると正直微妙で、フローラに対して特別な敬意を持っているキャロルの方もそこまでお熱というわけでもなさそうなので、あくまでも彼女のモチベーションを高め、しっかりと音楽を続けていくことの補強程度のものだろうか。彼女たちに「音楽業界で生きていくこと」の恐ろしさを垣間見せる役割もあるにはあったが、すでに大手プロダクションのオファーを蹴っているキャロチューである。「自分たちがやりたくないことはやらない」をモットーに、ある程度自由な音楽活動を続けることは可能だろう。2人が力を合わせれば、今後どんなに悪い大人の意思が渦巻いたとしても、キャロル&チューズデイは楽しいユニットになってくれるはずだ。

 どちらかといえば、今回の物語はキャロチューのためのものではなくてガスのためのもの。これまで良いことも悪いこともひっくるめていろんなプランを展開してきたガスだったが、彼の才能の片鱗がようやくここで確認できたし、彼なりにアーティストをどのように扱うかっていう信念もうかがい知ることができた。キャロチューはこれまで一度たりともガスの手元から離れるようなそぶりは見せていないので「独立してお払い箱」みたいな展開は心配されていなかったが、ガスがことさらにアーティストの自由にこだわりながらマネジメントを続けてきた理由が改めて確認できたことで、これまで以上に信頼関係を強固なものにすることができたと見ていいだろう。単なる呑んだくれ親父ではなく、見る目もあるし、思いやりもあるおっさんだったことがわかって一安心である。

 さて、問題は今度はアンジェラの方へ。こちらもなかなか問題が尽きないわね……。

 

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